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診察室にガンダーラの石仏像の小さな写真を飾っている。ガンダーラで仏教が隆盛した時代に造られたものであろうから、かなり昔の石仏像だ。
じっと眺めていると、実に柔和な表情をしている。しかし、男性なのか女性なのか分らない。東洋人なのか西洋人なのかも微妙だ。性別・人種が判別不能なのです。でも、この石仏像の完成度は非常に高い。全てを包み込む雰囲気を醸し出している。作者は石仏師として優秀なだけでなく、精神性もかなりの人であろうと思われる。
自分の生き方を自分で選択して決定してゆくことができる時代はいい時代だと思う。
最近、皆が選択や決定をせずにおいて、問題が起きると責任は自分の外部にあると主張する時代になってきているように思う。
自分で選択して決定していくことは案外と困難でしんどいことです。迷ったときにガンダーラの石仏像をながめると、いつも柔和な表情で包み込んでくれる。ガンダーラにいつか行って見たいと思っている。
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貧しい国々が市場を開放すれば繁栄が訪れると、アメリカ人は考えたがる。残念ながら農業に関しては、これは言葉のうえの話しにすぎない。アメリカは自由市場の理念にリップサービスしているだけで、実際には、その正反対のことを要求するワシントンのロビイストや選挙献金者に味方しているのである。
事実、貧しい国々に成長を促進する新たな機会を与えるはずだったいわゆるドーハ・ラウンドを、少なくとも今のところは葬るのにひと役買ったのが、アメリカの自国内への農業補助金だった。
補助金は産出量の増加につながり、ひいてはグローバル価格の下落につながるため、開発途上国の農業に打撃を与える。ブッシュ政権は、確か世界中の市場を自由化することにコミットしているはずだが、実際にはアメリカの農業補助金のレベルをほぼ2倍に引き上げた。
綿花はこの問題を如実に示している。補助金がなければアメリカ人が大量の綿花を生産することは引き合わないが、補助金があるおかげでアメリカは世界最大の綿花輸出国になっている。
約25000軒の富裕なアメリカの綿花栽培農家が30億ドルないし40億ドルの補助金を分け合っており、しかもそのカネのほとんどは、それらの農家のごく一部の手に渡っている。供給の増加は綿花価格を押し下げて、サハラ以南アフリカだけで約1000万軒の農家に打撃を与えている。
これほど少数の者がこれほど多くの者にこれほど大きな打撃を与えるというのは、めったにないことだ。アメリカの貿易補助金がドーハ・ラウンド崩壊の大きな原因になったことを考えると、その打撃はさらに大きい。
アメリカの頑なな姿勢の業を煮やしたブラジルが、アメリカの綿花補助金は協定違反であるとしてWTO(世界貿易機関)に提訴し、WTOはあらゆるエコノミストが下すと思われる裁定、つまりこの補助金は世界貿易を歪めており、したがって禁止するという裁定を下した。
消費がほとんど増えないなかで補助金のために生産が増大したら、農産物において典型的なかたちで見られるように、産出量の増加は即、輸出の増加となり、輸出の増加はとりもなおさず、生産者にとっては価格の低下、農家にとっては所得の低下、そして半乾燥地帯の厳しい条件の下でぎりぎりの所得で暮らしている何百万軒もの綿花農家を含む第三世界にとっては、貧困の増加となるのである。
貧困が削減され、絶望に直面する人が少なくならない限り、政治的不安定がテロを引き起こす。
ブッシュ政権が保護主義的政策を採りながら表向きは市場開放を唱えるという偽善をおこなってきたことが、事態を悪化させた。
世界的な格差社会はアメリカだけが作り出しているとは言わないが、農業部門だけ考えてもかなりの責任があると思うが。
引用:週間ダイヤモンド12月9日号
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アメリカの検索サービス提供会社グーグルが、新聞記事の検索サービスを開始した。過去200年以上の期間にわたって、欧米主要紙の記事が検索できる。これは「驚異」としか言いようが無いサービスだ。これほど古い新聞記事は、これまでは大きな大学の図書館に出向かないと見られなかった。しかも、閲覧手続きは簡単ではない。そもそもどの日付の新聞を見ればよいかが判らない。だから、事実上、今まで古い新聞記事は、利用不可能な情報だった。検索できるようになったメリットは計り知れない。
グーグルは図書館の書籍の電子化作業にも着手していて、大学図書館にグーグルのトラックが毎日のように横付けになり本を搬出し、それをロボットが撮影して電子化している。紙に印刷された情報は検索技術を応用できないが、電子化されると自由自在に検索できることの意味は計り知れない。
ここで注意すべきは、検索対象は英語の文献が中心になっていることだ。
日本が世界から取り残されないためには、インターネット上の世界言語である英語力を高めるしかない。そのためには英語を勉強する時間を増やすしかない。学生時代もそうだし、社会人になってからもそうだ。小国が生き延びるには英語力をつけるしかない。
と早稲田大学大学院教授 野口 悠紀雄氏が述べている。身につまされる思いがする。
週間ダイヤモンド10月7日号より
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通院中の患者が「アメリカに長期出張が決まったが、現在服用中の薬はアメリカに持って行って問題ないか教えてほしい」と相談を受けた。
厚労省の代表番号に電話してみた。事情を話し、関係課に電話をまわしてほしいと依頼した。待つこと数分、関係課の返事として「日本国内のことでないので、アメリカ大使館に聞きなさい。当方の関与する事項ではありません」との返事。まるで木で鼻をくくる感じであった。サービス精神ゼロ。こっちも「判りました。我が国で販売・処方されている薬なので、一番お詳しいと思いまして電話したのですが、ご迷惑をお掛けしました。おおせの通り、アメリカ大使館に問い合わせてみます」と答えて電話を切った。
アメリカ大使館に電話しても、らちが明かんだろうと思いながら電話してみた。日本語が充分に通じる職員で、「コレとコレ以外の薬は持ち込み可能です。」と回答してくれた。
たらい回し的な対応と、できる範囲で受けた相談にきちんと対応する姿勢の違いはどこから生じるのだろうか。
このブログを書き始めたのが5月中旬です。6月、7月、8月、9月は毎日書いている。自分はブログおたくか、又は強迫性格なのでしょう。それと一つ目標としているブロガーがいるのも理由ですが。
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ギリシアのエーゲ海の東南、小アジア寄りにコス島と言う小さな島がある。西洋医学の父と仰がれるヒポクラテスの生地で、この島で医学を修め、治療を行いました。
この島の中心地コス市の広場に「ヒポクラテスの木」と呼ばれているスズカケの老木があるそうです。幹の直径は4m、中身は空洞化し皮質だけで生きていて、四方に張った太い枝は支柱で支えられているそうです。
この木はあまりに大きく古いので、いつの頃からか、ヒポクラテスがこの木の下で弟子たちに医学を教えていたと言う伝説が広まり「ヒポクラテスの木」と呼ばれるようになったようです。実際の樹齢は500年前後らしく、紀元前400年前後に活躍したヒポクラテスの時代とかなりずれているそうです。
ヒポクラテスと言えば、観察と経験が重要なことを説き、経験科学としての医学の基礎を築き、生体には自然治癒力があることを見つけ、ヒポクラテスの誓いで医のモラルを提唱しましたね。
ギリシア文明からローマ文明へと続く数百年の間エーゲ海に面する現トルコ半島南西部沿岸地域は最も学問が発達していた地域で、紀元前50年頃、ガリア地方(現フランス)を征服し実質的なローマ帝国初代皇帝となったカエサル(シーザー)もロードス島に遊学しています。当時すでに大学が存在していました。
1956年、ヒポクラテスの木より種子を採取し日本に持ち帰り実生に始めて成功させたのが、山形市の産婦人科医篠田秀男氏だそうです。
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