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上記タイトルで光文社文庫より出版されている。著者はドストエフスキー作カラマーゾフの兄弟を30年ぶりに新訳した東京外大学長の亀山郁夫氏。

 最近ロシアでドストエフスキー作品が見直されてブームになっている。

 19世紀を代表する世界的文豪ドストエフスキー。かれはヒステリー性てんかん持ちであった。

 1度は国家反逆罪で死刑宣告を受けた。が時の皇帝の恩赦で免れ、シベリアでの流刑を経験している。

 ドストエフスキーの傑作「カラマーゾフの兄弟」はその連載が終わりに近づいた1880年の末、首都サンクト・ペテルブルグでは「続編がでる。その内容が楽しみだ」とささやかれていた。ドストエフスキーは最終部「エピローグ」を脱稿した1880年11月8日の3ヵ月後に亡くなった。

 カラマーゾフの兄弟は未完の小説ということになる。

 その第二の小説を著者は「空想」といっているが、説得力十分な資料・時代検証・著者の知識と想像力で予測している。読者に「なるほどなー」とうならせる。ここまで読み込めて続編まで推理できればいいなーと感心した。一読してみる価値は十分にありますよ。

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