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昨年末に最終巻15巻目の「ローマ世界の終焉」を塩野七生氏が書き終えている。
1年に1巻書いているので、15年かかった事になる。大変な偉業である。
塩野七生氏は「ローマの衰亡を論じた歴史書や研究書はそれこそ浜の真砂ほども存在するが、荒唐無稽とするしかないものを除けば、多少なりともそのいずれもが正しいのである。それらを集めていけば、ローマの衰亡の要因を手っ取り早く知ることも可能なくらいに。しかし、たった1度の人生を、他人の業績を拾い歩く作業に費やす気持ちにはどうしてもなれなかった。
それで、この10巻ー15巻ではとくに、「なぜ」よりも「どのように」衰亡していったのか、に重点を置いて書くことにしたのである。
また、1国の歴史も、1人の人間の生涯に似ている。徹底的にわかりたいと思えば、その人の誕生から死までをたどるしかないという点で。」と述べている。
1巻ー15巻で塩野氏はまさにローマ帝国の誕生から死までを書ききっている。
現在のヨーロッパ情勢を考える上で、ギリシア・ローマ時代の文化・文明を理解しておくことの大切さも学ばせてくれる。
尊敬する文化人の1人ですね。
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