| 日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 2 | 3 | ||||
| 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
| 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 |
| 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 |
| 25 | 26 | 27 | 28 |
「医者の常識は世間の非常識」という言葉がある。医者に限らず大人になるにつれて専門性が深まっていく。その世界に特有の思考回路で物事を判断するようになる。本人達にとっては当たり前に思えても、他の世界からみると頭をかしげることがある。もっともっと視野を広げて、特有の思考回路から脱却する必要があるのかもしれない。しかし、それで本当の「常識」を手にすることができるのであろうか。
昨年、医療界に激震を引き起こした「大野病院産婦人科医逮捕事件」の公判が、本年1月に始まった。刑事事件となったこと、医師法21条を根拠の一つとしたこと、何よりも逮捕されたこと、など異議を唱えたいことは山ほどある。この件は、極めて極限的での、極めて専門的な判断が必要であった事例である。
被告となった産婦人科医はできる限りの努力を尽くした、と受け取っているのが「医者の常識」であろう。これは「世間の非常識」なのだろうか。頑張ったけれどもうまくいかなかった。これが罪になるのならば医療は成り立たない。予想外の稀な状況であればなおさらである。
「医者の常識は、世間の非常識」は専門以外の世間的なことに無頓着な医者を皮肉った言葉だが、医者という専門家集団で仕事上常識になっていることに対して「それは非常識だ」とマスコミで得たにわか知識だけで断言されると空しくなる。
引用:広島県医師会速報2月5日号
固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)