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IT革命の本質は、中抜きである。池尾和人慶応大学教授は、「10年、15年費やして技能を高め、給与も上がり、キャリアと認められる業務、職種が急速に減っている」という。企業、産業を問わず中間層の仕事が消滅し、象徴的にいえば、データ入力するだけの単純労働者とそれを分析する高度専門知識を備えた頭脳労働者、定額所得者と高額所得者に二極化する。中間層は前者の仕事に回らざるを得ない。最大の問題は、単純労働に就いた人々は技能を磨きようもなく、賃金も上がらず、格差が固定することにある。当然、鬱屈や無力感がたまってくる。
IT第三次産業革命はその酷薄さを見せ始めている。10年先に、互いに侮蔑、反発しながら、少数のテクノクラート的エリートが大衆を管理する陰鬱な社会が見える。
引用:週間ダイヤモンド2月10日号
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