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スポーツライターで二宮清純と言う人がいる。TVのCMにも出ているといえば、「ああ、あの人か」と心当たるだろう。最近文章の切れ味が鈍っているように感じていた。が粋な文章を見つけたので紹介する。
寿司屋のカウンターに座る。ビールを注文したあとはたいてい、板前さんにこう聞く。
「刺身切ってもらいたいんだけど、今日のお薦めは?」
「富山から脂の乗った寒ブリが入ってますよ。これからいきましょうか」
まあ、こんな感じである。
「今日はなにもありませんね」
無愛想な顔でこう言われたら、その場で席を立つか、二度と暖簾をくぐらないかのどちらかだろう。
プロ野球も同じである。「お薦め」が必要だ。
広島ならFA権を取得しながら残留を決めた剛腕・黒田博樹だ。
「広島以外のユニホームを着てプレーすることは考えられない」
この一言で黒田の株価は急騰した。「男気のある選手」ということで、球団には広島ファン以外からも激励メールや手紙が殺到したという。
広島の「今季のお薦め」は黒田で決まりだ。「お薦め」のない店は、いずれ客も寄り付かなくなる。
以上、かなり他球団についての文章は割愛させてもらった。
広島カープファンは「腐っても鯉」である。黒田の一言に「プロ野球人としての品格」を感じた。お前が投げて負けても、みんな納得するぞ。頑張れ。
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昨年5月、初めてこのグログに記事を書いた。飼ってた犬が亡くなり、沖縄の海に散骨してやろうと思って沖縄に飛び、帰ってきたあとに書いた。沖縄の砂浜はさんご礁の欠片からできているので、散骨してやったら砂浜に同化した。自然に戻るとはよく言ったものだ。
うつ病患者で自殺した人がいた。その患者はうちの犬をよく散歩につれて行ってくれた。印象に残る患者の一人だ。その患者からある時シャープペンをもらった。そのシャープペンが最近紛失していた。思った以上にショックだった。いくら捜しても見つからない。自分のしたことに腹が立って落ち込んでいた。
今日ひょんなところから見つかった。本の間にしおり代わりに挿んでいた。なんだか自分が生き返ったような気がした。今日は良き日でした。神に感謝だ。
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「ナニワ金融道」は全19巻、総発行部数1350万部、連載年数7年。バブル末期の1990年に連載開始、最終巻の19巻は1997年モーニング1号から16号に掲載された作品が収録されている。とにかく面白かった。高利の金融業界で地獄にはまる人々をリアルに画いていた。
作者は故青木雄二氏。1945年、京都府に生まれた。高校卒業後30以上の仕事を転々とした後、45歳でマンガ家デビューした。
連載終了後はマンガ家引退宣言をした。毎週、締め切りに追われるプレッシャーが心身を消耗させていた。
エッセイストとして著作や講演で資本主義を批判し「与党や大企業の手口に嵌るな」と持論を展開していた。
その青木氏、亡くなる数日前、「元気になったら何をしたいか」と聞かれて「マンガを画きたい」と答えたそうだ。根っからマンガをかくのが好きな人だったんですね。
2003年9月5日、享年58歳。あまりに若すぎる死でした。
マンガ日本経済入門を画いた石ノ森章太郎氏もすでに故人となっている。仮面ライダーの方が有名ですが、ジャンルは広範囲で多作家でしたね。
マンガというか劇画は日本発の文化として世界に認知されて久しくなります。
マンガからとっかかりを掴んで、より深く興味をもった分野が沢山あります。たかがマンガ、されどマンガですね。
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処方箋依存をどう考えるか。精神科だけの問題ではなかろう。
最近のネット利用率は飛躍的に拡大している。検索一発で作用、副作用全て調べられる。昔のように「副作用などありません。大丈夫です。」などと言ったら、ひんしゅく者です。患者は調べ上げています。
医者は「メリットとデメリッと天秤にかけたらメリットの方がはるかに多いですよ。」という説明で納得してもらうしかない。
よく患者から「安定剤をずっと飲んでいて大丈夫ですか?知人・友人は「早く辞めろ、ろくなことはない、記憶障害を起こすぞ。と言われますが本当ですか。」と質問される。答えに窮する。
ベンゾジアゼピン系の薬は効果が実感できるだけに、心理的依存症になりやすく、進行すれば身体的依存も形成される。依存症になれば、薬が切れて数時間から数日で、アルコールの離脱症状に匹敵するような離脱が良く出る。患者には「自分勝手に薬の中止をしてはいけない。他の身体的病気の薬を自分勝手に止めてますか?」と問い直して、説得する。
最近主流の抗うつ剤SSRIにも離脱症状はある。パキシルなどは典型である。パニック障害や強迫性障害や社会不安障害に適応されるのも抗不安効果からである。この薬案外離脱症状に悩まされる。最後の10mg1錠が抜けない。患者の性格を熟慮して「長期服用すべきである。とか当面の間服用しましょう」とか使い分ける必要があると思っている。
よく他科で向精神薬が処方してあるが、「一度も医師から薬の説明を受けたことがない」と何度も患者から聞くと、「説明していたら、診察が終わらないんだろうな」と直感する。公的病院の医師はどの科も限度にきている。昨年末某市立病院の精神科の先生にたまたま会った時に「先生、開業したらいい。今がチャンスだ」と助言してみた。「開業の意向はありますが、この病院での精神科体制を作り上げてからにしてからと思っています」と言われた。ライバルがそう遠くなく出現するだろう。
患者には選択の自由がある。H先生が地域精神科救急医療の基礎を築きたいと頑張っておられる。一区切りついたところで、開業のし時と思っております。
次回は「ナニワ金誘道」の青木雄二氏について書いて見たい。
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国立保健医療科学院が調べた勤務医の1週間の平均労働時間は70時間。厚労省が、全国の小児医療の拠点病院を調査したところ、宿直・夜勤の翌日も勤務する小児科医は全体の7割。24時間連続勤務の回数は月平均2,4回、最も多い場合で10回にも及んでいる。このような勤務実態は生命の危機を伴う。
就労している医師の中で女性の割合は全体の16,4%。これはOECDの中で統計がでている26カ国中最下位だ(フィンランド54,1%、イギリス37,7、フランス37,7、ドイツ37,6、アメリカ28,1)。医師は男女の区別なく労働をこなさざるを得ないため、当直も多く、まともに産休や育休もとれない。それらを契機に、一度現場からはなれればなかなか復職できないなど、深刻な実態がある。
絶対数が足りない上に、国が十分な費用を手当てしないため、必要な人員が配置できない。過密労働の中で、限界に達した医師が離れていき、ますます人手不足になる。仕事を続けていくためにはワークシェアができる組織作りと24時間の保育体制がとれるような行政施策が急がれる。
国は医療にお金をかけない姿勢を崩していない。いつまで医師の自己犠牲にたよる医療を続けるのか。
引用:全国保険医団体連合会
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昨日NHK・BS2で「イングリッシュ・ペイシェント」(1996年制作)を観た。
サハラ砂漠の地図製作に没頭していて、ある日洞窟を発見する。中に入り光を天井や壁に当てると、沢山の人が泳いでいる姿が画かれていた。砂漠の洞窟に「泳ぐ人」とは不思議な気がするが、塩野七生さんの「ローマ人の物語」によると紀元前のアフリカ北部は緑豊かで農作物の生産に適した気候だったようだ。そう考えると、川あり池ありでそこで人が泳いでもなんら不思議ではない。
この「泳ぐ人」は映画の最初にも出てくる。筆で何やら絵とも文字とも分らないように書き始められる。最後に頭が描き込まれてやっと、人の姿を画いたと分るが、その時点で「泳いでいる」とは分らない。
恋愛とは、愛し合う二人が自由になって泳ぐという意味にも受け取れる。戦争という過酷な背景がより、映画にコントラストをつけている。
主人公の操縦する飛行機が砂漠の上を低空で飛ぶラストシーン。その砂漠の映像がすばらしく美しかった。いい作品ですね。
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「医者の常識は世間の非常識」という言葉がある。医者に限らず大人になるにつれて専門性が深まっていく。その世界に特有の思考回路で物事を判断するようになる。本人達にとっては当たり前に思えても、他の世界からみると頭をかしげることがある。もっともっと視野を広げて、特有の思考回路から脱却する必要があるのかもしれない。しかし、それで本当の「常識」を手にすることができるのであろうか。
昨年、医療界に激震を引き起こした「大野病院産婦人科医逮捕事件」の公判が、本年1月に始まった。刑事事件となったこと、医師法21条を根拠の一つとしたこと、何よりも逮捕されたこと、など異議を唱えたいことは山ほどある。この件は、極めて極限的での、極めて専門的な判断が必要であった事例である。
被告となった産婦人科医はできる限りの努力を尽くした、と受け取っているのが「医者の常識」であろう。これは「世間の非常識」なのだろうか。頑張ったけれどもうまくいかなかった。これが罪になるのならば医療は成り立たない。予想外の稀な状況であればなおさらである。
「医者の常識は、世間の非常識」は専門以外の世間的なことに無頓着な医者を皮肉った言葉だが、医者という専門家集団で仕事上常識になっていることに対して「それは非常識だ」とマスコミで得たにわか知識だけで断言されると空しくなる。
引用:広島県医師会速報2月5日号
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昨日は節分で本日は立春だった。暦の上では本日から春である。今年は暦の上だけでなく暖冬なので、実感としても立春だ。
今日の朝日新聞文化欄に雪の割れ目から黄色い花を咲かせた「フクジュソウ」の写真が載っていた。題名は「春の魁」。フクジュソウは背丈が短く、花とのバランスは人で例えると三頭身ぐらいで、美人ではない。しかし清楚であり、たくましさとかわゆさも同時に持っている。小さな鉢植えで何気なく置かれていたりすると、いいですね。
受験生も最後の追い込みですね。風邪を引かず健闘して下さい。実は親の方がもっとしんどいんですけどね。
周囲の自然を見て何か感じるものがあれば、心にゆとりがあるので合格しますよ。
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IT革命の本質は、中抜きである。池尾和人慶応大学教授は、「10年、15年費やして技能を高め、給与も上がり、キャリアと認められる業務、職種が急速に減っている」という。企業、産業を問わず中間層の仕事が消滅し、象徴的にいえば、データ入力するだけの単純労働者とそれを分析する高度専門知識を備えた頭脳労働者、定額所得者と高額所得者に二極化する。中間層は前者の仕事に回らざるを得ない。最大の問題は、単純労働に就いた人々は技能を磨きようもなく、賃金も上がらず、格差が固定することにある。当然、鬱屈や無力感がたまってくる。
IT第三次産業革命はその酷薄さを見せ始めている。10年先に、互いに侮蔑、反発しながら、少数のテクノクラート的エリートが大衆を管理する陰鬱な社会が見える。
引用:週間ダイヤモンド2月10日号
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医師の勤務環境を改善するにはどうしたらいいか。まず女性医師の勤務環境の改善をすることが有効な策であろう。
若い医師の女性比率は20年前に比べて、倍増しているそうだ。この若い女性医師が、継続して医師としてのキャリアを続けられないとすると、医師の勤務環境はますます悪化し、日本の医療は立ち行かなくなる。女性医師の増加を、医療にとってマイナス要因と考える発言が一部にあるがそうだろうか。
女性医師が当たり前に継続して勤務できる環境が出来上がってこそ、医師全体の勤務環境が改善されると思う。現在の勤務環境は極めて異常である。
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