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女性は、月経、妊娠、出産、更年期を通して眠気、不眠と戦っている。それでも涼しい顔で仕事、家事にいそしむのだ。
妊娠すると、お構いなく胎児が安全に育つようにとばかりに、体温があがり、1日中眠たくてゴロゴロしてしまう。「脳にいく栄養を全部取られている」という心境である。母体は赤ちゃんの心地よいベットと化す。プロゲステロンの仕業である。毎月の月経前(黄体期、特に後期)にも同じような変化が起こり、妊娠のリハーサルをいや応なくさせられる。自分の中にある哺乳類としてのプログラムが勝手に起動している感じさえする。
女性はそれでも周りに気付かれない様に平静さを装うのが得意である。月経前の眠気や気分の変調は、ひと月のうち4分の1だとすると相当不利になる。「損だなあ」と思いながらも、仕方がない。この時期、女性の犯罪率も高いというから、男性の皆さんご注意を。そんな不安定な女性は、実験の被験者としても敬遠される。しかし、こうした揺らぎに鍛えられているから、男性よりも生命力が強いのかもしれない。
と国府台病院睡眠外来の渋井佳代先生が語っている。
ご苦労様と言いたい。
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