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 本日の朝日新聞に某証券会社が「お金のゼミナール(副題、学校で教えてくれないお金の勉強その9)」と題して全面広告を載せていた。ご丁寧に新聞社に高い広告料を支払ってまで、無知と思われている読者にお金の勉強をさせて下さるのだから、その証券会社は奉仕の精神に満ち溢れた会社かと思ったら、広告内容を読んだら「投資信託の勧誘」にしか過ぎませんでした。

 けっこう上手く、練り上げた広告だなーと思いましたので紹介します。

 多くの金融商品は、株式の値上がり益をリターンの中心とする「株式型」と、金利をリターンとする「金利型」に2分できます。

 ではまず今回は、「株式型」商品から説明していきましょう。株式型は自分で個別に売買する株と、どの株に投資するかをプロに任せる投資信託に分けることができます。株式に共通する主なリスクは、株の上がり下がりによる価格リスクです。投資と言うと、つい「株のどの銘柄をいつ売買するか」といった発想に陥りがちです。しかし、株式投資において最初に検討すべき商品は、個別に売買する株式のほうではなく、投資信託であると考えます。投資信託は、自分で個別に株式を売買する代わりに、プロである資産運用会社に資産を預け、資産運用会社が、その資金を株式や債券に投資して運用を行い、それによって得た利益を還元してくれる商品です。

 ではなぜ、個別に売買する株式投資よりも、まずは投資信託を検討するべきなのでしょうか。

 例えば昨年1年間で日経平均は45%上昇しました。日経平均に連動するインデックスファンドを年初に1万円(1万円から投資できます)買って、そのまま保有していれば、全員年末には14500円くらいまで殖えていたわけです。もし同じ期間に自分で株式を売買してリターンが30%だった人がいるとしたら、この方は自分で銘柄選択をしない方が良かったことになります。なぜなら、手間と時間、そしてコストをかけて結局市場の平均であるインデックス(日経平均)以下のリターンしか実現できないのなら資金を置いておくだけで日経平均などのインデックスとほぼ同じリターンが実現できるインデックスファンドに投資した方が良かったと言えるからです。

 実は自分で銘柄を選択してインデックスを上回るリターンをだすのは資産運用しているプロでも必ずしも容易ではありません。時間に制約のある個人投資家がインデックス以上の結果をだす難しさがおわかりいただけるでしょう。だから、自分で銘柄を選択する自信がない場合は個別に売買するのではなく、投資信託という手もあるわけです。

 投資信託には運用の手法によって、「インデックスファンド」と「アクティブファンド」に分けることができます。・・・・・・・

「アクティブファンド」の選択は難しいので、これから投資を始めるというのであれば、まずは「インデックスファンド」ですこしずつ資産を積み立てることから始めてみてはいかがでしょう。

 本日のここが重要! 最初に「株式型」の金融商品に資産を配分する場合、自分で個別に銘柄を選択して売買する前に、まずは投資信託から始めよう。

 という内容です。(赤字の部分は本文ではアンダーラインで強調してあります。)

私なら、1)アンダーラインは実は自分で銘柄を選択してインデックスを上回るリターンを出すのは資産運用を本業にしているプロでも必ずしも容易ではありません。と言う箇所に入れるでしょう。

2)例えとして書かれている部分は、ウソではないですが巧妙なたとえ話ですね。個人で1銘柄だけ選んで投資しても損することもあり、殖えることもある。極端に言えばその平均値が日経平均でありTOPIXなんでしょう。

3)投資信託で最も重要な点は、コストです。手数料や為替手数料、信託報酬を計算すると、実際に手にするリターンに対してかなり支払っていることがわかります。毎年別途に支払っているわけではないので、コスト意識がなくなるんですね。

 本日の教訓!広告は広告なり。

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