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国連の専門機関である世界知的所有権機関(WIPO)での議論が膠着状態に陥るなど、知的財産保護制度のあり方をめぐる先進国と開発途上国の対立が先鋭化している。
背景にあるのは、開発途上国が「目覚め」たことである。
これまで先進国主導で議論されてきた知的財産保護のあり方を、開発途上国の経済発展に配慮したものに見直すべきとの意識が高まっている。
具体的には、保護の対象を狭い範囲に限定したり、保護期間をきわめて短くしたりすることなど。これらの方策は開発途上国の多くで採用されている。
開発途上国の理論ではかれら「持たざる者」が先進国の「持てる者」と戦っていくためには、知的財産を保護せず模倣するしかない。国内産業の保護育成のためには、しかたないという考えだ。
開発途上国と先進国の対立だけではない。
最近レコード店でCDを買ったことがありますか?
中古でなく新品のゲームソフトを買ってますか?
新聞はとってますか?
ファイル共有ソフトを使ってませんか?
今時、レコード店でCDを買うなんてバカじゃないの。新聞もネットで見れば充分。と思って当然ですよね。極端に言えば「何もかもタダで手に入れる」ライフスタイルが定着してきている。
逆に音楽・映画・ゲーム・アニメなどを制作・販売している業界にとって、このままではビジネスが成立しなくなるという強い危機感を持ち、2004年5月警察を動かしウィニーを開発した金子勇氏を逮捕した。この金子氏は茨城大学大学院を終了後、民間企業に就職、2002年より東京大学大学院助手として勤務しスーパープログラマーを育てる人材育成課程で講義を担当。ソフト業界では天才と評され、プログラミングに集中するために、食事も満足に取らず作業を続けたという逸話もある。
業界側は「ウィニーは民主主義的な著作権制度を破壊する技術テロ、情報テロである」といっている。
金子氏側は「自分は単なるツールを開発したに過ぎない。悪意を持って作った訳ではない。使い方の問題だ。」と主張している。
知的財産の問題は根が深い。国家戦略から個人レベルにまで及んでいる。
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