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ギリシアのエーゲ海の東南、小アジア寄りにコス島と言う小さな島がある。西洋医学の父と仰がれるヒポクラテスの生地で、この島で医学を修め、治療を行いました。
この島の中心地コス市の広場に「ヒポクラテスの木」と呼ばれているスズカケの老木があるそうです。幹の直径は4m、中身は空洞化し皮質だけで生きていて、四方に張った太い枝は支柱で支えられているそうです。
この木はあまりに大きく古いので、いつの頃からか、ヒポクラテスがこの木の下で弟子たちに医学を教えていたと言う伝説が広まり「ヒポクラテスの木」と呼ばれるようになったようです。実際の樹齢は500年前後らしく、紀元前400年前後に活躍したヒポクラテスの時代とかなりずれているそうです。
ヒポクラテスと言えば、観察と経験が重要なことを説き、経験科学としての医学の基礎を築き、生体には自然治癒力があることを見つけ、ヒポクラテスの誓いで医のモラルを提唱しましたね。
ギリシア文明からローマ文明へと続く数百年の間エーゲ海に面する現トルコ半島南西部沿岸地域は最も学問が発達していた地域で、紀元前50年頃、ガリア地方(現フランス)を征服し実質的なローマ帝国初代皇帝となったカエサル(シーザー)もロードス島に遊学しています。当時すでに大学が存在していました。
1956年、ヒポクラテスの木より種子を採取し日本に持ち帰り実生に始めて成功させたのが、山形市の産婦人科医篠田秀男氏だそうです。
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