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『将来医療、保健の専門家を目指す学生の喫煙率を調べたところ、歯学部生は男性62%、女性35%で最も高く、患者の喫煙に関しても比較的寛容であることが、厚生労働省研究班の調査で分かった。また、女性に限定すると全学部で全国平均を上回っていた。』
さらに『将来患者を指導する立場として、学生のうちから喫煙の影響についてしっかり学ぶ必要がある』としている、とのコメントが紹介されていました。
確かに、医療系学生は将来、喫煙関連疾患を治療する立場であり、喫煙しないのはプロとして至極当然と言えます。これはスポーツ指導者や教師と同じですし、さらに厳しくて然りです。記事にも記載されている通り、喫煙する医療者は「喫煙する患者さんに寛容」というのも正しいと思います。
私はこの記事をみてまず、学生のカリキュラムとして「喫煙防止・喫煙の害・禁煙の方法」の教育がすべての学生に必要になっていると思いました。信じられないと思われる方もおられると思いますが、タバコの害がこれほど判明した今でも、医療系大学で喫煙についての授業がないところの方が多いのです。政策として、知識の強化(「喫煙と禁煙の科学」)を必須事項とすべきだと思います。
一般の方には「医療者の卵」でありながら、というご意見もあると思います。しかし、彼等もまた「普通の学生」なのです。社会における喫煙(容認)環境により、知らない間になんとなく(罪の意識もなく)未成年のうちに喫煙を始め(タバコは子どもが吸うもの?)、ニコチン依存のためやめられなくなっているのでしょう。
医療系学生の喫煙率が高いことは、喫煙する患者さんの禁煙支援がおろそかになり、医療費をさらに押し上げることになります。そして多くの税金を投入して育成した「国の財産」としての医療者の寿命も縮めてしまいます。医療系学生の喫煙率を減らすことは、日本の医療の将来を決める重大事項の1つと言えるのではないでしょうか。
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学生の喫煙率を下げる手立てとして、以下のことを提案したいと思います。
(1)小学生から高校までの継続的な喫煙防止教育
なんと言っても喫煙を始める前、できるだけ早めに正しい知識を、繰り返し、教えることが重要です。
(2)入学時オリエンテーションと高学年時に「喫煙の害・喫煙防止・禁煙の方法」を取り入れることを義務化
学生時代に専門的な詳しい知識を与え、将に吸い始めようとしている学生の喫煙開始を水際で防止することです。また、すでに喫煙している学生には、禁煙のための正しい方法を教え、ニコチン依存の程度に応じてニコチン代替療法を積極的に導入します。もちろん、「喫煙が喫煙者の自由意志ではない」こともしっかり教える必要があるでしょう。
(3)学校敷地の完全禁煙化
喫煙は「伝染」します(親の喫煙は子どもに“伝染”する)。社会の雰囲気により、若者は喫煙へ向かったり、禁煙に向かったりします。普段生活するキャンパスが禁煙になれば、若者は否応なく禁煙に向かいます(社会の禁煙化を推進する)。未成年者がたくさんいますし、受動喫煙防止の観点からも必要でしょう。キャンパスを禁煙にするのに、抵抗する人々がいます(喫煙する「権利」の前に「義務」がある)。多くは喫煙する大学職員です。彼等もまたニコチン依存のために、キャンパスが禁煙になることを無意識に恐れるのです。しかし、彼等の禁煙(体)のためにも、禁煙は重要です。
(4)社会の目を一層厳しく
KY(空気読めない)というのが流行語のようですが、「社会の雰囲気(空気)」は重要です。前述したことと相反するようですが、医療系学生が喫煙しているとき、「普通の学生」であることを認識しながらも「医師・歯科医師・ナース・栄養士の卵なのに」という雰囲気を教えることも、社会から要請されていることを実感することにつながるのではないか、と考えます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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参照記事
喫煙:男女とも歯学部生が高率 医療系学生で 厚労省調査
男女別喫煙率
将来医療、保健の専門家を目指す学生の喫煙率を調べたところ、歯学部生は男性62%、女性35%で最も高く、患者の喫煙に関しても比較的寛容であることが、厚生労働省研究班の調査で分かった。また、女性に限定すると全学部で全国平均を上回っていた。喫煙は歯周病を発症、悪化させる危険因子としても知られる。主任研究者の林謙治・国立保健医療科学院次長は「将来患者を指導する立場として、学生のうちから喫煙の影響についてしっかり学ぶ必要がある」としている。
研究班は昨年12月、保健医療分野の学部、学科を持つ大学のうち、協力を得られた医学部19校、歯学部8校、看護学部28校、栄養学部13校の学生を対象にアンケートを実施。各学部の4年生計6312人(医1590人、歯677人、看護2545人、栄養1500人)から回答を得た。
喫煙率は歯学部が最も高く54%。次いで医学部36%(男性39%、女性23%)、看護学部32%(男性47%、女性30%)、栄養学部27%(男性40%、女性25%)。05年度の国民健康・栄養調査によると、20代の喫煙率は男性49%、女性19%で、歯学部は男女とも平均を上回っていた。
喫煙者を対象に、ニコチン依存症の指標となる質問をしたところ、「起床後30分以内の喫煙」をすると答えた学生の割合は医58%、歯53%、看護29%、栄養24%。他の質問でも同様の傾向で、医歯学部生の喫煙者にニコチン依存症が多い可能性があるという。
一方、自らの喫煙について「保健、医療を学ぶ学生の立場上喫煙してはならない」と答えた人は、医、歯、栄養の各学部で6割を超え、将来の専門家としての自覚は高かった。だが、患者の喫煙に関し「患者の自由意志にゆだねるべき」と回答したのは、栄養学部が16%と非常に厳しい態度を示したが、医、看護学部はそれぞれ32%、歯学部が47%だった。【大場あい】 毎日新聞 2007年8月20日
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がん対策基本法を受け、政府ががん対策の基本計画をまとめました。がんで亡くなる人を2割減らすのが目標だそうです(朝日新聞記事はこちら)。
がんの対策は、(1)予防、(2)治療、(3)緩和ケアだと思います。(2)や(3)は利害がなく、話しが進んだようです。
しかし、最も大切な(1)予防については、どうなのでしょうか。5月8日の毎日新聞に、柳沢厚労相の発言が掲載されています。「喫煙率:数値目標設定に難色 柳沢厚労相」。
柳沢厚労相は8日の閣議後会見で、たばこの喫煙率を減らすための数値目標について「数字が個人の振る舞いと関係ないところで取りざたされるのは「まずい」と述べ、設定に難色を示した。
なぜ喫煙率低減の目標を国として定めるのは「まずい」のでしょうか。がん対策と喫煙対策が表裏一体なことなど、小学生でもわかります。なぜこの人たちにはわからないのでしょうか。
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タバコを吸うと必ず人が死にます。厚労省研究班から「喫煙で寿命3.5年短縮=禁煙すれば延長効果」という時事通信の記事がでたばかりです(5月9日)。
たばこを吸う男性は、吸わない男性よりも40歳以降の余命が3.5年短いことが9日、厚生労働省研究班(主任研究者・上島弘嗣滋賀医大教授)の大規模疫学調査で分かった。たばこの健康への影響に関してはさまざまな研究があるが、日本人の寿命との関係が明確に数値で示されたのは初めて。・・・たばこを吸わない男性の40歳時の平均余命は42.1年なのに対し、吸う男性は38.6年と、3.5年の差が開いた。・・・禁煙による寿命延長効果が示された。
柳沢厚労相の言い分では、「タバコを吸うのは個人の意思だから、喫煙率低減の数値目標を設定するのは問題がある」ということです。
タバコを吸うのは「ニコチンにより吸わされている」だけ。個人の意思はありません。喫煙者の意思では、自由に喫煙をコントロールできません。たとえば、職場・飲食店・道路上が禁煙になっても、我慢できないか、そこで我慢してもどこかタバコを吸う場所を探しています。1日たりともタバコを吸わない日を作ることはできません。
人の命や健康は、1人でもとっても大切なものだから、もちろんタバコ税などとは比べ物にならないほど大切なものだから、国民の健康を預かる部署として、がん対策のための喫煙率低減が必要なはずです。その目標を設定することすら柳沢厚労相には「まずい」のです。
結局、がん対策の基本計画に、喫煙率低減の目標設定すら、なされませんでした。
JTと一身同体である財務省出身の柳沢厚労相では喫煙対策はできないです。「女性は産む機械」発言をしたこの人に「健康を預かる」部署はあわない。まさか「喫煙者はタバコ税を納める機械」とでも思っているのではないでしょうね?。
突き詰めれば、健康増進法に違反していることを知りながら、国会会議室すら禁煙にできない自民党政権では、喫煙対策などできるはずはない(政権交代しかない)、というのが私の考察です。
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JTは「D-spec」と称するタバコの臭いを低減する技術を高らかに謳っています。
(JTたばこ事業本部長):たばこを吸われない方々のご要望にもお応えしていくことが非常に重要なことだと考えています。世界に先駆け JT が開発した、「たばこのいやなにおいが気にならないたばこ」、いわゆる その答えの一つです。
⇒世間から「タバコの臭いがいや」と言われるから、臭いを隠すためのタバコを開発しました、これなら社会で自由にタバコを吸わせてくれるでしょう、ということですか。
社会もタバコの本質は「臭い」ではなく、「毒性」であることに気付く必要があります。
D-specには臭いを低減するため、さらに多くの添加物が入っているかもしれません。それを燃やしていますから、化学物質はさらに多くなっているかもしれません。何もわかりません。何せ何を混ぜているか、何も公開しない会社ですから。
ところが、同じ文書にこのように書かれています。
(JT医薬事業部長):医薬事業を行う私たちは、命に直結したところで仕事をしているという強い責任感、高い倫理観、使命感を常に意識し続けなければならないと考えています。・・・われわれ全員が自分たちの仕事が人の命に直結している、責任を持った立場なんだということを全員で心に明記しなければならないのです。
(JTたばこ事業本部長):喫煙と健康問題については・・・科学的根拠が裏づけられていない点などについては、意見をきちっと申し上げたいと思います。
⇒これまで多くの科学的論文が発表されています。もちろん喫煙の害の程度については、いろいろなデータがあるからこそ、メタ解析が行われ、それでもやはり喫煙の害はあると結論が述べられているのです。都合のよい論文を“JTお雇い学者”に書かせて、それをもって喫煙の害は明らかでないと述べているに過ぎないのではないでしょうか(週刊東洋経済2007年3月24日号「不都合なたばこの真実がんの嘘」にも指摘あり)。
(JTたばこ事業本部長):JT は、本当に真面目な企業だと思いますよ、本当に。
⇒年間11万人の日本人が亡くなっています。発がん性物質が60種類も検出されます。こんなものを平気で販売する会社がどうして「真面目」なのでしょうか。
(JT医薬事業部長大久保氏):そうですね。嘘をつかない、正直というのは、JT という企業全体が持っている美風だと思います。
(JT食品事業本部長):ディライトファクトリーである以上は、まずは正直であること。次に透明性を上げていくことが必要です。
(JTたばこ事業本部長):繰り返しになりますが、たばこを吸われる方と吸われない方との共存を図るため、さまざまな角度から積極的な取り組みを行っていくことが必要だと考えています。
⇒やはり信用できません。喫煙者の体を害してまで、依存性のある毒物を売って儲けた札束の中で笑っている役員の顔を思い浮かべてしまいます。
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「タバコ、吸っていいですか」
となりの人から聞かれたとき、どうされますか。これまでは「いやだな~」と思いながらも、「あっ、どっ、どうぞ」と答えていた人が多かったことでしょう。
最近は「いえ、私はタバコがきらいです」と言う人も増えてきました。タバコの煙は有害で、受動喫煙で死亡させられることすらあるわけですから、きっぱり断って何の問題もないと思います。
職場の上司などから言われたとき、なかなか断りづらい環境にあります。このように断りにくい状況でも、「吸ってもいいか?」と半ば強制的に質問することを「スモークハラスメント」という人もいます。
そもそも「タバコ、吸っていいですか」、この質問そのものがナンセンスなのです。
タバコの煙は有害で、受動喫煙で病気が起こることがはっきりしています。
「タバコ、吸っていいですか」とは、「あなたを傷つけていいですか」とか「あなたを病気にしていいですか」とか極論を言えば「あなたを殺しても構いませんか」と聞いていることと同じではないかと思います。
病院において、患者さんから「タバコ、吸っていいですか」と聞かれたとき、医師ならどうするか。医学的知識をしっかりもった医師なら、きちんと禁煙の必要性を説くでしょう。誤った知識しかない医師であれば「タバコくらい吸ってもいい」と言うでしょう。どちらが正しい対応か、一目瞭然です。
「タバコ吸っていいですか」、この質問はナンセンスです。ナンセンスであるということが当たり前の無煙社会が、安心安全な社会のための1つの条件だと思います。
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週刊東洋経済2007年3月24日号に「不都合なたばこの真実がんの嘘」という特集がでました。
この中で、JT常務執行役員が述べた記事があります(58ページ)。
「・・・本当に喫煙者率が減ると医療費は減るんでしょうか。私は医療費は増える可能性のほうが大きいと思います。たばこによる超過医療費は1兆3000億円と試算されていますが、では、もし禁煙して病気にかからなくなりました。長生きしたとします。そうだとすると、長生きした期間に当然何かの病気になりますよね。年金も当然かかりますよね。さっきの超過医療費の計算に潜在的節約分は入っていません。・・・」
彼は「節約分」と言っています。ここにJT考えのが透けてみえます。
JT曰く:タバコを吸って喫煙者が早死にするとします。そうすれば、国は年金を払わなくてよくなるから「年金分」を節約できるでしょう、というお考えです。逆に言えば、喫煙者が減ると、高齢化が進み年金負担が増える、となります。
人(喫煙者)の生命や健康をどう考えているのでしょう。
喫煙者からみればどうでしょうか。仮に1日20本、30年間喫煙したとすれば、320円×365日×30年=350万円タバコ代金として支払います。そして年金保険料も当然支払います。
それで、喫煙して早死にしても、JTは、国のために年金を「節約」したからいいじゃないか、あなたが「自分の意思で」吸ったタバコ、病気になったのは「あなたの責任です」ということです。
タバコには、タバコをやめられなくするような添加物が加えられ、喫煙者の禁煙を妨げています。
損をしている被害者の1人が喫煙者自身です。一番得をしているのはタバコ産業と財務省です。命を削って、この人たちを潤す必要はありません。タバコはやめましょう。
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「他人にタバコを勧める」ことについて考えてみました。
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タバコの煙はたいへん有害です
タバコを吸うと、いろいろな病気が起こり、早死にします
タバコを吸い始めると、簡単に依存症になり、やめられなくなります
タバコを吸う人は、周りの人を知らず知らずに傷つけています(受動喫煙)
このように悪いことばかりのタバコ。人は何故、他人にタバコを吸うように言うのでしょう。
宴会の席:「お前、タバコくらい吸えよ」、「禁煙なんてやめたら~っ」、「1本くらいいいだろう」
高校で友人から:「1本吸うか」
大学のコンパかっこいい先輩から:「あんたも吸う?」
タバコを勧めている人は、おそらく「人を傷つけている」という罪の意識はゼロでしょう。しかし、この1本。吸い始めた人にとっては、一生を左右する出来事です。ニコチン依存になり、一生吸い続け、タバコの犠牲になる人が出てきます。毎年300人の喫煙者から1人犠牲者がでています。
他人にシンナーを勧める人はいないでしょう。シンナーは体に有害で、依存性がある。「お前もシンナー吸えよ」なんて一般社会ではありえません。
なぜタバコを吸うように勧めるのでしょう。タバコくらいいいじゃないか、という「社会全体の誤解」があるからだと思います。
タバコを吸うと早死にします(Smokers die younger)、タバコは人を殺します(Smoking kills)
タバコは一度吸うとやめられなくなります、吸わないのが一番(Smoking is highly addictive, don't start)
これが世界の常識(タバコパッケージ表示はココ)。人の一生にかかわる喫煙。無責任な勧めのために「あなた」の一生をタバコに捧げ、命を失う必要はありません。
「俺はパス!」、「私は吸わない」、「ヤダ!」、「SAY NO! (real media video clipはココをクリック)」
全く無責任なタバコの勧めには、自信をもってきっぱり断るのが正解です。
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以前このブログで、ニコチン依存症についていろいろな面から考えてみました。
ニコチン依存症に恐ろしさを実感する写真をみました。この女性は、喫煙によりのどの(喉頭)がんになりました。のどの手術を受け、声を失い、お風呂に首までつかることさえもできなくなりました。とてもお気の毒な状態です。
喉頭がんの96%はタバコによります。典型的なタバコ病です。
普通はすぐに禁煙し、二度と煙も吸いたくないと思うでしょう。ところが、この人、タバコがやめられないのです。のどから煙を吸い込んで、のどから吐き出しています。

こんなになってもタバコがやめられない。タバコを吸うことを、このご婦人は自分でコントロールできないのです。タバコ(ニコチン)に吸わされている。
なぜこんなになってしまうのか。それは、タバコが、ニコチン依存に陥りやすくなる薬物が添加された、ニコチン供給装置だからです(ニコチン依存を作るための添加物)。
タバコのために苦しい思いをさせられる、でもやめられない。やめたくてもやめられない。自分ではどうしようもないのです。
ニコチン依存という病気の恐ろしさです。そして、このおそろしい状態は、タバコ会社によって意図的に作り出されている。そして、彼らは社会に向かっては「吸いたい人が吸えばよい」と、もっともらしいことを言う(財務大臣のとぼけた国会タバコ答弁)。
JTなどのタバコ会社も、財務省も、人をだまして、人の体をもてあそんで、そして金儲けをしています。このままでいいのしょうか。
たばこ事業法・日本たばこ産業株式会社法を基礎にしたJT・財務省(日本政府)・タバコ族議員という今のタバコ行政を・制度を見直すべきだと思います。そして、批准したたばこ規制枠組み条約の内容を速やかに履行し、ニコチン依存、タバコの添加物をすべて公開し、それでもタバコを吸いたいと思うか世に問うべきではないかと考えています。
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喫煙者には、咽頭がん、喉頭がん、口腔がんなどのがんが多いことが知られています。喫煙はこれらのがんの80~90%くらいの原因。
タバコを吸っても、タバコの煙はのどや舌の粘膜に直接触れることはありません。なぜなら、粘膜の細胞をだ液が覆っているからです。
じゃぁ、何故がんが起こりやすいのか?。何とタバコを吸うと、このだ液が発がん物質に変わるのだそうです。
研究によると、喫煙者のだ液は、フリーラジカルなど発がん性物質が多く、本来健常人がもっているだ液の中の酸化抑制酵素は減少。このラジカルは、喫煙者のつばの中に本来含まれる金属とタバコの煙の反応生成物である、とのことです。
喫煙者のだ液までも、発がん物質に変えるとは。タバコとは本当に恐ろしいものです。
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出典(1)Salivary analysis in oral cancer patients(Cancer. 109: 54, 2006)
(2)The Dual Role of Saliva in Oral Carcinogenesis(Oncology. 71: 10,2006)
(3)Saliva - a pivotal player in the pathogenesis of oropharyngeal cancer(Brit J Cancer. 91: 111, 2004)
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モーニング娘の加護亜依さんが、喫煙していることを再度曝露され、所属芸能事務所を解雇されました。
今回の加護さんの喫煙問題、単に「本人の反省が足りない」という精神論だけで片付けられるでしょうか。関連記事⇒つんく 加護へ苦言“ルールはルール”
1.未成年者の喫煙の横行
現在、未成年者のかなりの割合がタバコを吸っています。「3人に1人」:高校生3年生女子の喫煙経験率です(未成年者の喫煙率)。中1ですでに5人に1人の喫煙経験があります。
若者がタバコを吸い始める理由は「なんとなく」、「格好をつけるため」、「友人が吸っていた」などです。若者は周りに影響されやすいもの(厚生省編. 喫煙と健康,1992)。
このような社会状況において、加護さんが「なんとなく」タバコを吸い始めたことは、何の不思議もありません。最も悪いのはこのように自然に周囲にタバコがある社会環境なのです。
2.芸能界のタバコ汚染
さらに加護さんの喫煙開始の要因になったのは、何と言っても芸能界そのものです。芸能界はタバコに汚染されています。芸能関係者、テレビスタッフ、プロデューサー、芸能人、もしかするとタバコを吸わない方が珍しいくらいかもしれません(関連⇒有名人の訃報:「禁煙は元気なうちに」)。
若い頃から芸能界に入っていた加護さんに「法律で決められているからタバコを吸うな」と言っても無理。むしろ、吸い始めるのは自然なことです。
周りでニコチン依存になった喫煙者がニコチンを脳に摂取したときの快感を覚えた顔を見せながら、タバコを吸っている。毒饅頭をおいしそうに食べている大人が「毒饅頭は体に悪く、未成年は禁止されているから食べてはだめ」と言っても、若者は食べてみようという気になるものです。これは依存性のある毒饅頭ですが。。。
3.ニコチン依存への道は「簡単」
タバコは一旦吸い始めるとすぐに「依存状態」となり、やめられなくなるように仕組まれています。若い体であれば“簡単に”ニコチン依存となります。加護さんもおそらく“簡単に”ニコチン依存になり、やめようと思ってもやめれない「脳」になったのでしょう。
4.未成年者への本当の喫煙対策
加護さんは「未成年なのにけしからん」という論調で社会的な制裁を受けました。彼女だけが本当に悪い(けしからん!)のでしょうか。私はそうは思いません。本当にとるべきことがあるはずです。
(1)人は(若者は特に)他人の影響を受けやすい。だから、未成年者の喫煙は絶対に許さない社会、若者がいる場所(教育機関、遊技場、加護さんの場合芸能界)をタバコのない(無煙)世界にすることが必要なのです。
(2)財務省やJTは「リスクを知って吸うか吸わないかを判断してもらう」と言います。しかし、タバコの本当のリスク(怖さ)は公開されていません。本当のリスク(怖さ)とは、タバコを吸って病気になる云々以上に、タバコを一旦吸うと「簡単にニコチン依存症になり、やめようとしてもやめられない」こと、そしてニコチン依存を作り出すための薬物が添加されていることです。このことに関する真の情報公開が必要なのです。
(3)加護さんの喫煙が発覚したとき、芸能事務所は何をしたでしょう。おそらくただ「やめろ」といっただけでしょう。「ばれないようにしろ」と言っていたなら、さらに始末が悪い。
本当の対策は、どうすべきだったでしょう。ニコチン依存症という病気ですから、禁煙外来を受診すべきでした。そこで、
なぜタバコを吸い始めたのか、タバコに対してどのように考えているのか、を聞き、
タバコを吸うことの害(あなた自身を傷つける)、受動喫煙の害(周りの大切な人を傷つける)を知り、
なぜやめられなくなっているか(ニコチンという麻薬のような薬物への依存だということ)の説明を受け、
だから今も、将来20歳になってもタバコを吸うべきではないと教えるべきでした
また、加護さんの禁煙にあたっての障害になることを取り除いてあげる(控え室や芸能事務所の禁煙化)
そして、ニコチンパッチを使って完全に一気に禁煙し、その後の定期的なフォローを、(つんくさん?や所属事務所?は)受けさせるべきでした。
社会の間違った対応(ただ怒って反省文を書かせるだけ、タバコは20歳になってからと叱るetc.)は、中・高校生の喫煙が発覚したときも行われます。今回加護さんの事例から、本当に本人のためになる対策について考えてみました。多くの若者から支持され、頑張ってきた加護さんが、タバコ会社の思惑と、誤った社会の対応のために、葬り去られるのは悲しいことだと思います。
参照ホームページ:日本小児保健協会学校保健委員会『学校の無煙化』についての提言
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ある日の診察室での会話です。

私:「(20歳のAさんは)インフルエンザです。インフルエンザ治療にはタミフルという薬があります。今いろいろ問題になっていますが、どうなさいますか。」
Aさんの母:「タミフルはいろいろ言われていて怖いので・・・。」
私:「わかりました。ところで、Aさんは16歳からタバコを吸っているようです。お母さんは知っていましたか?」
母:「タバコの臭いがしていたので、わかっていました。」
私:「タバコとタミフルの副作用はどちらが危険度が大きいか知っていますか?」
母とAさん:「やっぱりタミフルですねっ!」
私:「タミフルを飲んで、大きな副作用がでることが心配なことはわかります。2000~05年で16歳以下の子どもだけでも1160万人がタミフルを内服したそうです。」
私:「それで、今問題になっているケースは多くみて100例程度、さらに1桁多くみても1000例の単位です。頻度として1万~10万人に1人という計算です。」
母とAさん:「は~。」
私:「タバコはどうでしょう。毎日喫煙する人は、日本に約3300万人。この中から毎年11万人が亡くなります。毎年喫煙者300人から1人が亡くなっていることになります。これは、タミフルで重大な副作用がでた頻度の30~300倍も多い数になります。」
母:「えっ?}
私:「タミフルの副作用も心配ですが、タバコの害はもっと大きく恐ろしいのですよ。Aさん、タバコはやめましょう。やめようとするとイライラして、やめられなくなるニコチン依存症になっているかもしれません。ニコチンパッチを使ってやめる方法もありますよ。」
◇◇◇
マスコミも、タミフルのことばかり言わないで、同じ調子で、タバコの害についても言えばよいと思います。
「今日は〇〇で××さんが肺気腫で亡くなりました。タバコが原因と思われます。」、「今日は〇〇で××さんが肺がんで亡くなりました。タバコが原因と思われます。」、「「〇〇県だけで今日1日でタバコ病で亡くなった人は*名上ります。」・・・こんな具合に。。毎日300回くらいニュースがあるはずです(11万人÷365日≒300回)。
テレビ関係者のみなさん、テレビ局は、JTから多額のスポンサー代金をもらっていますから、タバコの話題はご法度ですか?その壁を破るのが本当の意味での「ジャーナリズム」かと思うのですが。。。
私たちの生活の事柄から、タバコのリスクを的確に判断すると、タバコの害の甚大さを理解していただけることと思います。
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