< 自民党の喫煙、対策? | メイン | 喫煙に「意思」はない >

「JT本社を訪問して、タバコ濃度を測定した」という記事を読みました(記事の内容はココをクリック)。

ここにJT的な思考(独善・偽善)がみえてきました。

←禁煙推進のため1つクリックをお願いします  

JT担当部長 「・・・副流煙に関しては、吸わない方とか、お子様とかにとっての迷惑になるものだということでそれとタバコの害というのはまた違う話です。一言で言ってしまうと、副流煙の害が科学的にどうこうということに関しては、私どもも知見を持っていませんし、パッケージに表記する要因になっているのは、全部疫学のデータ、統計学についてのデータなので、数値に関してロジカルにこのくらいだと危険だとか、大丈夫だとかの回答は持ち合わせていません

タバコの煙は、迷惑なものであるが「受動喫煙という健康被害について私は知らない」というのです。これほどのことを言い切れるほど、タバコ会社はえらいのでしょうか。

食品メーカーの製品が、人に有害であることを、部外の学者が指摘しました。もし、そのメーカーの担当者が、「害が科学的にどうこうということに関しては、私どもも知見を持っていませんし、全部疫学のデータ、統計学についてのデータなので、このくらいだと危険だとか、大丈夫だとかの回答は持ち合わせていません」と答えたら、皆さんはどのようにお考えになりますか。

普通こんな会社はつぶれます。害があるといわれたら、普通の会社は、びっくりし、なぜそのようなものを作ったのか自ら反省し、まず商品を回収するのが当然です。

JTの木村宏社長が以下のように述べています。「タバコ、食品、医薬品という健康や生命に直接影響する商品を扱う以上、世界一の水準で企業倫理を守る。品質にこだわり、付加価値の高いものづくりに徹する」(記事はこちら)。すばらしいことを言っていますが、「私たちはタバコを作っています。タバコの煙は迷惑であるとは思いますが、受動喫煙の害については関知しません。」という先の見解です。

しかも、タバコの煙からは毒物(例:アンモニア、シアン化水素、アセトアルデヒド、ホルムアルデヒド、ベンゼン、ニトロソアミン、ヒ素、カドミウム、、ダイオキシン)が検出されています。科学的な検証がなくても、常識的にみて害があって当然ではないでしょうか。

さらに、科学的な検証はすでに確定しています。1つの研究だけではあいまいな部分がありますので、多くのしっかりした研究を複数まとめたメタ解析も行われ、それでもタバコの害(能動喫煙の害受動喫煙の害)が確定しているのです。

「私たちは高い倫理の元活動をしています」と言いながら、タバコに何を混ぜているのか明らかにせず毒の入った商品を売り続け、人々をニコチン依存症にし、毎日タバコを買いに来ざるを得なくし、大金をもうけています。軽いタバコを販売し喫煙者を欺いています(「ライト」タバコの真実:Q&A)。

一方、ごみ拾いや様々な活動への協力をして、社会的な貢献をしていると、胸をはります(マッチポンプ)。

内面の「悪」を知りながら、外面的に善と見せかけることを「偽善」、客観的な研究結果には耳を傾けず、自分ひとりが正しいと主張することを「独善」と言います。

本当に「高い企業倫理」があるのであれば、タバコの煙の成分と添加物の化学物質名の公開くらいは、明日にでもできることではないでしょうか。情報の開示があってはじめて、喫煙者にも喫煙するかどうかの選択ができるというものです。

いつも応援ありがとうございます。

←禁煙推進のため1つクリックをお願いします  

固定リンク