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モーニング娘の加護亜依さんが、喫煙していることを再度曝露され、所属芸能事務所を解雇されました。

今回の加護さんの喫煙問題、単に「本人の反省が足りない」という精神論だけで片付けられるでしょうか。関連記事⇒つんく 加護へ苦言“ルールはルール”

1.未成年者の喫煙の横行

現在、未成年者のかなりの割合がタバコを吸っています。「3人に1人」:高校生3年生女子の喫煙経験率です(未成年者の喫煙率)。中1ですでに5人に1人の喫煙経験があります。

若者がタバコを吸い始める理由は「なんとなく」、「格好をつけるため」、「友人が吸っていた」などです。若者は周りに影響されやすいもの厚生省編. 喫煙と健康,1992)。

このような社会状況において、加護さんが「なんとなく」タバコを吸い始めたことは、何の不思議もありません。最も悪いのはこのように自然に周囲にタバコがある社会環境なのです。

2.芸能界のタバコ汚染

さらに加護さんの喫煙開始の要因になったのは、何と言っても芸能界そのものです。芸能界はタバコに汚染されています。芸能関係者、テレビスタッフ、プロデューサー、芸能人、もしかするとタバコを吸わない方が珍しいくらいかもしれません(関連⇒有名人の訃報:「禁煙は元気なうちに」)。

若い頃から芸能界に入っていた加護さんに「法律で決められているからタバコを吸うな」と言っても無理。むしろ、吸い始めるのは自然なことです。

周りでニコチン依存になった喫煙者がニコチンを脳に摂取したときの快感を覚えた顔を見せながら、タバコを吸っている。毒饅頭をおいしそうに食べている大人が「毒饅頭は体に悪く、未成年は禁止されているから食べてはだめ」と言っても、若者は食べてみようという気になるものです。これは依存性のある毒饅頭ですが。。。

3.ニコチン依存への道は「簡単」

タバコは一旦吸い始めるとすぐに「依存状態」となり、やめられなくなるように仕組まれています。若い体であれば“簡単に”ニコチン依存となります。加護さんもおそらく“簡単に”ニコチン依存になり、やめようと思ってもやめれない「脳」になったのでしょう。

4.未成年者への本当の喫煙対策

加護さんは「未成年なのにけしからん」という論調で社会的な制裁を受けました。彼女だけが本当に悪い(けしからん!)のでしょうか。私はそうは思いません。本当にとるべきことがあるはずです。

(1)人は(若者は特に)他人の影響を受けやすい。だから、未成年者の喫煙は絶対に許さない社会、若者がいる場所(教育機関、遊技場、加護さんの場合芸能界)をタバコのない(無煙)世界にすることが必要なのです

(2)財務省やJTは「リスクを知って吸うか吸わないかを判断してもらう」と言います。しかし、タバコの本当のリスク(怖さ)は公開されていません。本当のリスク(怖さ)とは、タバコを吸って病気になる云々以上に、タバコを一旦吸うと「簡単にニコチン依存症になり、やめようとしてもやめられない」こと、そしてニコチン依存を作り出すための薬物が添加されていることです。このことに関する真の情報公開が必要なのです。

(3)加護さんの喫煙が発覚したとき、芸能事務所は何をしたでしょう。おそらくただ「やめろ」といっただけでしょう。「ばれないようにしろ」と言っていたなら、さらに始末が悪い。

本当の対策は、どうすべきだったでしょう。ニコチン依存症という病気ですから、禁煙外来を受診すべきでした。そこで、

  • なぜタバコを吸い始めたのか、タバコに対してどのように考えているのか、を聞き、

  • タバコを吸うことの害(あなた自身を傷つける)、受動喫煙の害(周りの大切な人を傷つける)を知り、

  • なぜやめられなくなっているか(ニコチンという麻薬のような薬物への依存だということ)の説明を受け、

  • だから今も、将来20歳になってもタバコを吸うべきではないと教えるべきでした

  • また、加護さんの禁煙にあたっての障害になることを取り除いてあげる(控え室や芸能事務所の禁煙化)

  • そして、ニコチンパッチを使って完全に一気に禁煙し、その後の定期的なフォローを、(つんくさん?や所属事務所?は)受けさせるべきでした。

社会の間違った対応(ただ怒って反省文を書かせるだけ、タバコは20歳になってからと叱るetc.)は、中・高校生の喫煙が発覚したときも行われます。今回加護さんの事例から、本当に本人のためになる対策について考えてみました。多くの若者から支持され、頑張ってきた加護さんが、タバコ会社の思惑と、誤った社会の対応のために、葬り去られるのは悲しいことだと思います。

参照ホームページ:日本小児保健協会学校保健委員会『学校の無煙化』についての提言
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