タバコは、タバコ葉を乾燥させて、紙を巻いただけの商品ではありません。

喫煙者に、いかにニコチンをうまく送達するか、そしていかにすばやく効率的にニコチン依存状態にするかを、科学的に吟味し、意図的に作られたものです。
タバコ葉に、薬物を添加するのも、効率的ニコチン送達方法の1つです。EUにおいて、タバコ葉に添加される薬物は600種類あると報告されています。JTは添加物が何かを一切公開していませんので、何を混ぜているのか、一般市民が知るすべはありません。公開しようとしないのはやましいことがあるからだと思われます。
しかし、タバコの煙の分析結果と他国の添加物名から、何を混ぜているのか想像することはできます。
1.アンモニア
アンモニアは、タバコ会社が意図する喫煙者へのニコチン送達の上で重要な薬物で、アンモニアテクノロジーと呼ばれています。一般には、悪臭防止法に基づく特定悪臭物質のひとつで、性状はアルカリ性。このアンモニアをタバコ葉に添加すると、タバコ会社にとってよいことがたくさんあります。
2.アセトアルデヒド
ニコチンの依存性を高めます。簡単にニコチン依存を作り出すための薬物です。
3.ルブリン酸(Levulinic acid)
タバコ会社にとって最も大切なニコチンには、タバコ会社が望まない作用があります。ニコチンが喫煙者に不快なことです。これは本来生体にとっては自然なものですが、タバコ会社はこの作用を望みません。この作用を隠すため、タバコに、有機酸を加え「タバコに好ましい味」を演出しようとします。
(Patent No 4,830,028. Salts provided from nicotine and organic acids as cigarette additives, RJR, May 16 1989)
4.ココア
気管は体に悪いタバコの煙を吸い込めば、気道のけいれんを起こし、体に有害なガスを入れないように反応します。これではタバコ会社はニコチンを肺に送達させることができず困ります。
ココアにはtheobromineが含まれています。これには気管支拡張作用があり、ニコチンをうまく肺に送り届けることができるのです。
5.グリチルリチン
ココアと同じく気管支拡張剤として作用します。
6.ピリジン
ニコチンと同じくピリジン環を持つ有機化合物(アルカロイド)です。ニコチンと同じように脳に作用します。脳神経に抑制的に働く薬物のようです。
これらの約600種類の添加物の1つ1つは、タバコ会社にとって、何らかの意義があります。これらの添加物は「喫煙者に効率的にニコチンを送達し、効率よくニコチン依存症を作る」という思惑があると思われます。
タバコは、単なる嗜好品ではありません。巧妙に仕組まれた薬物であると思われます。何のためにこのようなものを作って売るのか、そこに、タバコ産業という大金に群がる人々の存在を疑います。人々が目指すべきは、タバコに無縁の「無煙世界」ではないか、そのように思います。
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