2007.03.27 23:12 |  診療  |  研究  |  生活 / くらし  |  タバコフリー  | 推薦数 : 0

肺がんは心配、でもやめられない

喫煙者の半数が危機感を抱きながら、それでも禁煙には消極的

 

こんなニュースがありました。四国新聞(2007年3月21日) からです。
“喫煙者の半数は肺がんになるかもしれないとの危機感を抱きながら、大きな病気にかからなければ、たばこはやめられないなど、禁煙には消極的な人が多いことが医療用品大手のジョンソン・エンド・ジョンソンの調査で分かった。”

“調査によると、喫煙者251人のうち、肺がんについて「怖い病気で、自分もいつかなるかもしれないと思う」と答えた人は46.2%、「怖い病気とは思わないが、自分もいつかなるかもしれないと思う」との回答は4.8%で、合わせて半数を超える人が危機感を抱いている。”

“どうすればたばこをやめられるかとの質問には「大きな病気にかかったら」が54.2%を占め、「何があってもやめられない」も11.2%と、喫煙が肺がんにつながる恐れがあることを理解しながら禁煙できない人が多い現状が浮き彫りになった。”

この調査は一般の喫煙者の心理をよく反映したものと思います。肺がんなるかもしれないと思いながらタバコがやめられない、あるいは、やめようとしない大きな理由は、喫煙者の脳が、ニコチンの欠乏を恐れるからです。

BAT(1967年)「タバコ産業の主なビジネスは、ニコチンを販売することだと考えていいでしょう

フィリップモリス(1984)「なぜ、人々はタバコを吸うのか? リラックスしたいのか、タバコの味を楽しみたいのか。あるいは手持ちぶさたを解消するためか・・・喫煙者がタバコをやめられない何よりも大きな理由は、タバコをやめると不快感に襲われるからである

これはタバコ会社が語った真実です(出典:悪魔のマーケティング←是非買ってみてください)。この言葉と今回の調査に、喫煙すなわちニコチン依存という病気の本質がみえてきます。一般市民とともに、医療関係者が早くそのことに気付く必要があると思います。

←禁煙推進のため1つクリックをお願いします

固定リンク