< タバコは子どもが吸うもの? | メイン | ニコチン依存症を実感する出来事 >
2007.02.11 14:22 |  診療  |  研究  |  タバコ関係  |  タバコフリー  | 推薦数 : 2

喫煙がストレスを「作り出す」

「タバコを吸うとストレスがとれる」と信じている人が多くおられます。「ニコチン依存症」の人を見ていると、私はそうではないと思います。

  1. タバコを吸うと一時的にストレスがとれたように「感じ」ます。これは、脳内に欠乏したニコチンが、喫煙行為により「補充」されたためです。その感覚が「ストレスがとれた」とか「ホッとする」感覚です。この感覚があるため、喫煙者は「タバコがないとストレスが解消されない」とか、「タバコをやめるとストレス対策ができない」と言われます。

  2. しかし、喫煙をしてニコチンを補充したがため、ニコチンが代謝され、「必ず」ニコチンの欠乏状態がやってきます。「必ず」なのです。

  3. このニコチン欠乏状態は、「脳にとっての大きなストレス」です。だから、次のタバコを吸いたくなって仕方がなくなります。

  4. そして、次のタバコを吸うと「ストレスがとれた気がする」。ニコチン欠乏から一時的に開放されたためです。

  5. でも、ここでも脳にニコチンを補充したため、また次の「ニコチン欠乏状態=ストレス」が約束されることになります

  6. そして、また喫煙。「永遠に続くへのサイクル」です

喫煙は「ストレスを解消」できる「嗜好品」ではありません。ストレスが作られているのです。そして「ニコチン禁断症状」=ストレスから逃げ出すため、喫煙行為を継続させられています。ここが、本や絵画、歌、コーヒー、甘いものとは異なることではないでしょうか。

繰り返しですが、喫煙(ニコチン補充行為)は次のストレスを「作り出す」。この作られたストレスが、次の喫煙欲求をかき立てさせられているのです。

ニコチンは我々の思考をコントロールするおそろしいドラッグではないでしょうか。このドラッグをたくみに利用し、喫煙者から毎日お金をもらい、もうけているタバコ会社は、財務大臣が50%以上の最大株主なのです。

参考資料

  ノバルディス:ニコチネルTTS「患者さん資材紹介」

  タバコとストレス(ニコチン依存ppt)

  タバコ添加物

"blogランキング" 参考になればクリックお願いします

固定リンク