天ちゃん
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聴覚障害のある人たち

天ちゃん / 2008.07.20 13:17 / 推薦数 : 4

昨夜は、某所で(^^;、聴覚障害のある人たちの集まりに招かれてお話してきました。

友だちの友だち(内科医)が、中心的に関わっている集会でした。

いやぁ~ホント 驚きました。

IT技術が駆使されていて。

天ちゃん(だけでなく他の人の発言者もですが)が、話したその発言が間髪をいれず、前のスクリーンに文字情報として映写されます。

PCの前には3人くらいが座っていて、発言を即座に文字情報に入力していきます。

天ちゃんの地元の保健師さんで、手話通訳士でもある女性によると、発言の8割はカバーできるそうです。

ちなみに、彼女は健聴者。

天ちゃんの講演があることを知らされて、参加を薦められたそうです(^_^)v。

彼女によると、速記通訳では、それが 「7割くらいかなぁ~」 ってことでした。

手話通訳者も、すぐそばで、もちろん通訳してくれています。

30分単位くらい(?)で複数で交替して通訳してくださっていました。

そのお友だちのお友だちに、

<IT技術がこうやって役に立っているんですネェ~>

って感想を伝えたら...

天ちゃんの講演中は、電波で、補聴器を使用している人には、その補聴器に声が届くようになっていたんだそうです。

イメージとしては...外国語の講演を聞いているときに近いのでしょう...(?)。

日本の聴覚障害のある人への教育では、必ずしも文字情報を扱えるようになることが重視されていないとのことで...

逆に、携帯メールなど、文字情報を介してのコミュニケーションの改善は、あまり進んでいないそうでした。

聴覚障害のレベルも多様ですから、補聴器に声を飛ばして事足れる人もいれば、それが難しい人もいます。


天ちゃんに続いて講演なさった方は、米国で9年間、聴覚障害のある人に対する心理臨床のトレーニングを受けて帰国された、ご自身も聴覚障害のある女性。

天ちゃんの知る範囲で、米国の心理臨床トレーニングの内容は充実しており、トレーニングを受けた方のレベルは高いです。

今回、彼女の講演を聞いても、それが確かめられました。

集会を主催した会長さんがご質問されたことで知ったのですが、その彼女を活かせる場(職場)が、この日本にはないのだそうです(>_<)。

外資系の金融機関に職を得て働きながら、本来の技術を活かせる職が見つかるのを待っている状況、とのことでした。


天ちゃんが招かれたのは、聴覚障害のある人たちでも、近年うつ病を中心に、精神疾患が増えている。

それはなぜなのか?

単純化すれば、現代社会⇒(悪玉)ストレス⇒精神疾患、という因果関係が成立するのですが...

それをできるだけ、エビデンスに基づいてお話してきました。

フロアーから、聴覚障害のある人の中枢神経(脳)の脆弱性ゆえに増えているのでしょうか?

...という「脆弱性」の亡霊(?)がここでも登場しましたので、

過去10~20年で、聴覚障害のある人の遺伝要因に変化があったことを証明するデータがない限りにおいて、環境要因=現代社会の有り様(激変)ゆえに増えていると理解する以外になく...

聴覚障害のある人の中枢神経(脳)の脆弱性ゆえに増えているとはいえない。

そうお応えしたところ、納得されていました(^_^)v。


お友だちのお友だちからは...

「こうして精神科の患者が増えていてウハウハなのか、そうじゃないのか?」

なぁ~んて、回答をよく知っているハズの...サクラ質問もしてくださったので...

幸いいくつかの科のように減ってはいないけれど、精神科医が微増しかしていないこと、特にこの4月からいかに精神科の医療機関が厳しい経営を迫られているか、過去10年で、あらゆる医療機関がいかに減収になっているか!

そんな窮状(?)を率直に発言しました。

会場のみなさんに共感していただけたようで、かえってこちらが救われた想いがしました(^^;。

(その友だちの友だちからは、彼がやはり中心的に関わっている学術誌に、今の発言を広げた論文を投稿するよう、依頼され引き受けてきました(^^;。)

...このフロアにいる間は、天ちゃんの方こそ、「障害者」である。

そういう思いをいだいていたところ...講演終了後に、主催の会の会長さんから...

「聴覚障害のある者も、健聴者も差がない、同じなんだということがよく分かりました。」

と直接感想を述べていただけたことは、天ちゃんの講演のメッセージが伝わった、と嬉しくなりました。

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地域力

天ちゃん / 2008.07.19 23:10 / 推薦数 : 2

少し前の記事、「卒業2」に、じゅん さんからコメントいただいていましたm(__)m。
  ↓       ↓       ↓
http://blog.m3.com/tenchanoffice/20080704/1#comments

> 専門用語や内容で分からないことはありますが、子どもや親を取り巻く環境、
> 「子どもをどう支援していくか」「家族をどう支援していくか」など考えるようになりました。
> 知れば知るほど興味が出て、専門職による専門職のための勉強会にも出席してみました。

専門職...とは、臨床発達心理士、のことでしょうか...?
  ↓        ↓        ↓
JOCDP臨床発達心理士 http://www.jocdp.jp/

少し前の週末、育成会、ってところで、対話型講演(?)ってのを1時間ほど行いました。

このブログを以前から読んでくださっている読者はご存知でしょうが...
  ↓       ↓       ↓
PTA会長になりました http://blog.m3.com/tenchanoffice/20070426/PTA_
もれなくついてくるオマケ http://blog.m3.com/tenchanoffice/20070521/1
精神科医の祝辞 http://blog.m3.com/tenchanoffice/20080325/2
続き http://blog.m3.com/tenchanoffice/20080326/2
入学式編 http://blog.m3.com/tenchanoffice/20080408/1
その続き http://blog.m3.com/tenchanoffice/20080409/1


育成会っていうのは...

たとえば ⇒ 全日本青少年育成会:http://www.jyda.jp/nihonseisyounen/index.html

だいたい、中学校区ごとに組織されているところが多いようです。
  ↓       ↓        ↓
http://lgportal.city.kakegawa.shizuoka.jp/bunka/gakushu/kenzenikusei.jsp

管轄は、教育委員会...みたいですネ(^^;。

PTA会長だった昨年度には、育成会部員研修会ってのが教育委員会主催で、日曜日に半日かけて開催され...天ちゃんと、副会長さんと参加して、育成会部員証をいただきました(^^;。

青少年の健全育成を目指した組織ってことで...その学生定期大の部員証をいただいた折には...

<こりゃぁ不健全なことがしにくくなっちゃうワナァ~(^^;>

...って副会長さん(女性)と顔を見合わせて苦笑いしたものです(^^;。


・・・閑話休題(^O^;。

講演では...子どもを理解するときの、精神科医の基本的なスタンスというか視点というかについて、まずお話しました。

例の(?(^O^;)、ストレス-脆弱性-対処技能モデル、ってヤツをできるだけ平易に解説しました。
  ↓      ↓       ↓
http://blog.m3.com/tenchanoffice/20070123/_O_

次に、発達図式、について解説しました。
  ↓      ↓       ↓
http://blog.m3.com/tenchanoffice/20080618/1

その上で、ライフステージごと、年齢ごとに、かかりやすい精神疾患の概要についてお話させていただきました。


...という講演の内容の詳細は、また機会があれば~ってことで(^O^;。

疾患モデルの図で言えば...右上の環境整備や調整や社会資源の確保ってところが、地域力、に相当します。

少子高齢社会...子どもの数が減る⇒子をもつ親の数が減っている⇒育成会やPTAといった、地域力、を産み出す具体的組織運営できる「要員」不足...

ホント

いいことないですネェ~~ 悪循環、です(>_<)。

これらに、親の長時間過重労働とかが、いっそう拍車をかけています。

当たり前ですが...誰しも1日24時間しか、時間資源を与えられていません。

その24時間の資源を、どう配分するか、配分できるか、にかかっています。

ここでも、経済優先社会を目指す...骨太の骨そしょう症方針はバッティングしてくるワケです...。

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9対1(@_@)

天ちゃん / 2008.07.16 22:04 / 推薦数 : 3

例年なぜか、この7月となると...恒例~♪(?)ってカンジ...(^_^;)
   ↓      ↓      ↓
http://blog.m3.com/tenchanoffice/20060724/1

今日の午後は診療を休ませていただいて...久し振りで裁判所で、証人尋問を受けてまいりました。

こういうお仕事が...ただでも少ない精神科医に回ってきます。

その元凶は...現行の「判断指針」そのものと、労基署の運用にあるってことは、過去にシリーズにてご紹介しました。
   ↓      ↓      ↓
http://blog.m3.com/tenchanoffice/20070402/1

今年6月に厚労省から報告されたH19年までの労災認定の実績を見ても...
   ↓      ↓      ↓
http://blog.m3.com/tenchanoffice/20080524/2

> しかし、精神障害等全体で3割に満たず、自殺(未遂含)で高々5割、です...。

「氷山の一角」にしてこれですから...労災と認められなかったご本人・遺家族が決定を不服として-かつそれ不服申し立ては、天ちゃんがご相談を受けてきた限りでは、ほとんどが妥当-提訴するってことが増えています。

日本全国的に、こうした事案に関与する(関与させられる)精神科医が増えていることでしょう。

モチロン、国側に立つ精神科医の方が、ご高名で人数的にも圧倒的に多そうですけど...(>_<)

...で、今日のタイトルですが...

原告側代理人は、過労死弁護団のオヤブンって言っていい方でしたが...何とおひとり!(@_@)

天ちゃんは、この代理人(弁護士さん)の要請で、かつ裁判所が証人として受理されて、今日に至ったワケデス。(日本語...変?)

相手=国側の代理人弁護士は、何と9人!(@_@)

(いったい弁護士料はいくらやら? それも税金で...)

そう。

9対1、ってのは...双方の代理人弁護士さんの数。

まして、そのオヤブンと天ちゃんとは、ほとんど手弁当での「活動(?)」です...

(天ちゃんの場合、リーマン・ドクターなので、一向構わないワケデスケド...)

...ということで、先週からこのための準備にエネルギーを割き、睡眠時間も削られがちで、こうして入力していても眠くなってきてしまいました...。

...ということで、今夜はこの辺で~~m(__)m。

たぶん、判決は右倍席の女性裁判官がお書きになるらしく...速くて今年の暮れ頃になるのでしょう...(?)

結果が出たら、また、このブログでご紹介することになるでしょう...(?)

では、オヤスミナサイzzzZZZZ

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1年ぶりの再会:解題・生保脱出

天ちゃん / 2008.07.10 23:59 / 推薦数 : 3

今週の外来に、うつ病で通院していた男性患者さんが、何と1年弱の中断(外来受診を自らしなくなること)状態を経て、久しぶりに来院されました。

もちろん、当クリニックからは、女房役の師長さんから、何度か受診のお誘い電話をかけさせていただいていました。

この患者さんは...建設不況リストラに遭って失職

もっていた技能を活かして個人請負業で生計を何とか保っていましたが...


出勤できなくなって、閉じこもっていたのを心配した地域のご友人が、当クリニックの受診を勧めてくださいました。

今の頼りの事務長さんの前の事務長さんが、何かと厳しい(?)生活保護を受給できるように奔走してくれたっていう経過のあった患者さんです。

うつ病発症からけっこう時日が経ってからの受診だったからか、なかなか寛解回復に至れませんでした。

失職に至ってほどなくして離婚されていたこともあり、一人暮らし状態だったからか、生活リズムの確立がままならず、服薬遵守も今ひとつだったってことも影響していたかも知れません。

十分ご病状が良くなってなかった頃に、遠方に暮らす実弟を自死で失う不幸にも見舞われ...

でも、当時の福祉の担当者は、費用を何とかひねり出し、特例で(?)葬儀に立ち会えるように取り計らってもくださいました(^^)v。

それを機に、田舎のお墓を永代供養できるように処理するなど、「後は自分の葬式費用だけを何とか工面しておきさえすればいい」という状況に身辺を整理され...

身辺整理って「自殺のサイン」のヒトツだったりするので...ちょっと主治医としては心配したのですが(^O^;)。

「天涯孤独になった」のがかえって身軽になったのか(?(^O^;)...徐々に病状も回復に向かいました。

通常であれば、デイケアへの通所を勧めて、体力・気力・仕事力をある程度改善してから、さぁいよいよ社会復帰ってぇのが通常のところ...

「(天ちゃん)先生、仕事見つけた。」

ってことで、そもそもはお客さんとして通っていた、ちょっとエッチーなビデオも取り扱っているビデオ屋さんの店主と懇意になって、自分の病気のことも含めてお話していたところ...

「ウチを手伝ってくんない?」

って誘っていただけたらしく...働くことになったのが、ちょうど1年前。

<生活保護の受給がいらなくなったねぇ(^^)v>

ってことを確認後、ほどなくして中断、とあいなっていたのでした。


仕事は続けているそうです。

「だって、店番だから。」

とのことでした(^^)v。


史上記録的な最高益を上げた、っていうニュースを目にしてまだあまり経っていませんが...市場は後退局面に。

事業を営んでおられる患者さんからも、景気後退局面状況をリアルにお聞きしてます。

生保を脱出したこの患者さんのように、この国で生きて暮らすための最後の砦、社会のセーフティーネット、命の防波堤として、受給者数・額をいかに減らすか、という成果評価デハナイ、本来あるべき人間尊重の生活保護行政として、この患者さんの担当者さんのように、踏ん張ってほしい

そう強く願う、天ちゃんでした。


ちなみに...この患者さんが再受診しようと思ったのは、再発予防対策を検討するため、とのことでした(^^)v。

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参加学会で得た情報・感想、の続報です。

学会のメインシンポジウムは...

「人間らしい労働」と「生活の質」の調和-働き方の新しい制度設計を

...と題して各界からの講演やシンポジストの発言で、4時間あまりにわたって行われました。

今学会長の「企画の背景」説明の講演は、圧巻でした。

このブログでもすでに過去に取り上げてきた、労働者の心身健康破壊の現状、特にメンタルヘルス不調の酷さに焦点が当てられていました。

たとえば...

○長時間労働者割合が先進諸国中最悪であること
  ↓     ↓     ↓
このブログ収載の関連記事http://blog.m3.com/tenchanoffice/20070208/5

○労働者雇用法制の規制緩和がもたらしている側面の大きいこと
  ↓     ↓     ↓
このブログ収載の関連記事http://blog.m3.com/tenchanoffice/20071110/1

○最低賃金設定の根拠はいわゆるお小遣い銭かせぎの「内職」報酬であったこと
  ↓     ↓     ↓
このブログ収載の関連記事http://blog.m3.com/tenchanoffice/20070109/1
--ちなみに、打開の方向として、「同一価値労働同一賃金」に触れておられましたが、天ちゃんの到達も、同じ、です。付言するなら、それで週40時間働いた場合、家庭を営み生きて暮らせる額に設定すべし、です。

○経済成長と社会保障の充実とは両立可能であること
--このマクロな視点は正に、目から鱗、でした(^_^)v。ミクロの視点では...メンタルヘルス対策が生産性向上に通じる(!)とたびたびこのブログでも主張してきましたが。
  ↓      ↓     ↓
たとえばhttp://blog.m3.com/tenchanoffice/20070117/1

・・・2007年、日本の一人当たり名目GDPは、OECD加盟諸国中、遂に18位に後退! 一方、同じく1990年代には低迷を経験したものの今や”復活した北欧”は国際競争力を維持し、デンマークは3位、スウェーデンは4位、フィンランドは8位である。・・・(抄録から)

折りしも...G8サミットが開催中ですが...(この学会は同じ北国で、サミット直前に開催されたというセッティングでした。)

維持できる安定した社会経済の発展を見据え、私たち産業保健の専門家は、これまで何をしてきたのか?

反省すべき点があったのではないか?

そして、これから何をすべきなのか? 政策提言まで視野に入れるべきではないか?

...という大変刺激的な趣旨説明を、淡々となさったのでした(^_^)v。


...中味についてはオイオイご紹介するとして...(^^;

「大変刺激的なメインシンポジウムを提案し、本当に良かったのかと開催するまで不安でしたが...こうしてこのシンポジウムを終えてみて、このメイン会場で、産業医学の専門家1200人と今日のこの内容を共有できたことが、大きな収穫だったと思います。」

大会長のこの結びの言葉を...産業医学の専門家の端くれを自認する、この天ちゃんも、真摯に受け止めてこれから1年、また日々の臨床に立ち向かおうと決意を固めて帰郷したのでした...(・へ・)。

PS:実は...この学会に参加するのは初めてだったのですが(^^;、メンタルヘルスに関して、このブログで縷々情報発信してきた内容は、学会標準でもあったのだ、という確信も得て戻ることができました(^_^)v。

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自殺実態白書2008

天ちゃん / 2008.07.08 19:42 / 推薦数 : 4

このブログの関連リンクにある、NPO法人ライフリンク、のページに、「自殺実態白書2008」へのリンクが貼られるようになりました。
  ↓         ↓         ↓
ライフリンクhttp://www.lifelink.or.jp/hp/top.html
自殺実態白書http://www.lifelink.or.jp/hp/whitepaper.html

1000人を目標に調査は始まり...今回305人分の聴き取り調査結果を解析しています。

天ちゃんも、一通り目を通しました。

読者のみなさんも、ご自身がお住まいの都道府県に、あるいは、お住まいの管轄の警察署名に、注意してご覧になるのもひとつの方法と思います。

天ちゃんのクリニックのある地域を管轄する警察署は、トップ50からは幸いこぼれていましたが、トップ100中にはシッカリ入っていました(>_<)。

これらの結果は...第二章 地域特性(本編)および(資料編)で知ることができます。


マスコミ等の報道では、第1章 自殺の危機経路、の結果に注目したものが目立ちましたが...

4ページの図が、キレイです。

7ページに、現在時点で分かった8ポイントをまとめて掲載しています。

自殺時に重なっていた「危機要因」の平均が4つだった、って点に天ちゃんは注目しました。

自殺予防のためには、「危機要因」を4つにしないように防ぐ、手を打つことが必要ってことを「数字」で示してくれた意義は大きいと思います。

うつ病自体、「危機複合度」が3.9で、本当に自殺の一歩手前の状態といっていい...という医学的因果関係が確立されている知見を裏付ける結果が示されています(^_^)v。

また、「危機の進行度」として三段階を設定し、第一段階であれば自力で、あるいは市民の助けを得て危機を逃れられそうですが...第二段階以降になると専門家の関与が必要になってくる...といったふうに、天ちゃんは読みました。

逆に言えば...第に段階以降では、いかに専門家に早い段階で相談するかが大事...事態を深刻化させないウチに対処するってことが大事、ということですネ。

第三章 社会的背景、では、警察庁のデータと、その他の社会経済的指標との相関研究の結果を分かりやすく解説しています。

極めて個人的な「自殺」という行動が、実は大変社会経済的要因の影響を受けた「社会的な現象」でもある、ということを知っていただけると良いのではないでしょうか。

第四章 自死遺族の実態、では...遺家族が心理的、経済的に大変厳しい状況下にあることを示しています。

やっと自殺対策が始まったところと言えるニッポン、ですが...遺家族の支援は、いまだ、遺族のつどいといったセルフヘルプ的な段階に留まっています。

第一章の20ページで、島悟先生が触れておられるように、まずは「上流で食い止めよ」、そして複合した危機要因を抱えた国民の対応に当たる医療関係者の疲弊した現状を早急に改善する必要が、自殺予防対策の点からも必要である。

同感。

今回の白書)の分析結果から自然に思いつくのは...

自殺者数トップ100の管轄警察署管内で、精神科医・弁護士・保健師・福祉事務所職員・精神保健福祉士・民生委員・自治会連合会長・商工会議所・医師会代表etc.といった構成員で、○○警察署管内自殺対策連絡協議会のようなものを組織し、○○警察署管内の特性を活かした対策を講じること。

予算は...仮に2ヶ月に1回開催するとして、1回につき2時間、会議出席謝金として委員1人当たり2万円と見積もり、計20万円くらいで...(?)、年間120万円。

これが100箇所ですから、1億2千万円程度の予算規模ということになりますが...

いかがなものでしょうか?

そういうのが組織されることになり、天ちゃんに要請がかかれば、モチロン、喜んで積極的に関与したいと思いま~す。


ついでに...関連情報として、平成19年版 自殺対策白書も、全文インターネット上で閲覧することができるようになっています。
  ↓       ↓        ↓
http://www8.cao.go.jp/jisatsutaisaku/whitepaper/index-w.html

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卒業2

天ちゃん / 2008.07.04 22:58 / 推薦数 : 3

このテーマでは、もう随分以前にも記事にしたことがありました。
  ↓      ↓       ↓
http://blog.m3.com/tenchanoffice/20060706/_o_

昨日も、めでたく! 当クリニックの患者さんを卒業された方が...(モチロン、この間、他の方もいらっしゃいましたが)。

この方は女性で...Iさんと呼ぶことにします。

抱えておられた精神疾患は、うつ病

看護師さんなんですが...当然のことながら、慢性的に...過去20年、特にこの10年、医療機関の経営は厳しい

人員は、施設ごとに国が決めた基準を、いつもギリギリ満たすだけの配置で...

(ハンドルにアソビがあるように...このアソビをユトリと言い換えてもいいかも知れません...安全のためにはアソビ=ユトリの必要なのは自明なこと...)

でも入院中の患者さんの全体的な重症度が上がることで、そもそも過重労働になってらっしゃいました。

幸い、労働時間管理は厳しく行われていて、Iさんの超過労働時間はほんの少しでしたが。

「年齢的にも、自分の体力的にも、このままでいいのかナァ~と思って...」

立ち去り型サボタージュするワケにいかない家庭的な事情があり...Iさんが思いついたのが、介護支援専門員の資格取得。

その資格をテコにして、働き方を替えようと計画したのでした。

看護師のままですと...交代制勤務から逃れるのは不可能ではありませんが、なかなか難しい。

でも、介護支援専門員として働くのならば、まぁ間違いなく日勤だけで可能でしょう。

Iさんの勤務する病院では、当時、介護支援専門員の資格取得を推奨していた、という事情もありました。


...とまぁ長期的に見れば悪くないアイディアだったのですが、短期的に見ると仕事をしながら資格取得のお勉強をしないといけません(^^;。

睡眠不足を続けるうちに...

天ちゃんとこを受診されたときには、軽症うつ病、と診断される状態でした。

お仕事を続けながらの治療を強く希望され...

1年目の資格試験も、

「受けるだけ受けてみたい」

ということで、見事に、不合格でしたが(^^;

2年目の資格試験では、やや睡眠を削りながら(^^;...再発するまではいかない程度のうつ状態になりはしましたけれど、見事合格~♪(^_^)v

その後しばらくして、異動希望がかなえられ、介護支援専門員として働き出し...その仕事にも慣れ、睡眠を大幅に削るほど奮闘しないことで、うつ病を再発させずに済みそうだ。

というヒケツもつかみ...お仕事をされていましたので、きっちりした認知行動療法を受けることはありませんでしたけれど(要は、通常の精神科外来の精神療法のみで)、

抗うつ薬を漸減し、さらに、服薬なしになっても2ヶ月を超えない間隔で何回か通院していただき...

昨日の外来をもって、卒業!

Iさんにも、卒業証書として、うつ病の診断シートをお渡ししました(^_^)v。

一度うつ病にかかると、2回目のうつ病を経験する割合が50~60%、2度経験すると3度目を経験するのは70%...と漸増していきます(>_<)。

一生のうち一回以上うつ病を経験するのは欧米の場合20%、日本の研究では15%(7人に1人)...天ちゃんとこの患者さんを卒業しても、一度もうつ病にかかったことの無い人に比べたら、3~4倍はまたうつ病を経験するリスクを抱えながら、生きて暮らす...それを忘れてはいけませんヌ(^^;。

どんな病気もそうでしょうが、一度かかったら、二度かからなくて済むヒケツを見つけて治療終了するのが最低限のお作法(?)といったところでしょうか...(?)。

ところで。

日本医師会では、7月2日の定例記者会見として、「勤務医の健康支援に関するプロジェクト委員会」を新設したそうです。
   ↓      ↓       ↓
http://www.med.or.jp/teireikaiken/

先日の集会のようなものがプレッシャーを与えたことでしょう(?)(^_^)v。
   ↓      ↓       ↓
http://www5f.biglobe.ne.jp/~nakahara/(リンク先の真ん中ら辺に該当記事)

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[スピンオフ] 自殺は予防できる

天ちゃん / 2008.07.02 18:33 / 推薦数 : 3

連載(?)してまいりました、STOP!(硫水)自殺(全体のもネ)シリーズ(?)ですが...

2008年4月22日の記事から数えて...ナント! 2ヶ月間あまりににわたって、関連記事を書いてきました。

やはり、生と死とをめぐるテーマについては、書きたいことが後から後から出てきて、ホント尽きることがないナァ~。

それが、正直な感想です。

読者からのコメントも、継続的に多数、いただくことができました。

それに触発されて書いた記事も多かったですネェ~~m(__)m

...とは言っても(?)

一旦、今回の連載を、今日の時点で、まとめておきたいと思います。

 

すでに、5月12日に、[スピンオフ]していたのですが...一部再掲しつつ、今回の連載記事を、一旦、まとめてお示ししておきます。

(⇒関連リンクにリンクを残しておきます。)


[天ちゃんブログ2006]より:2006/12/28配信

今年はまた、自殺対策基本法が制定されました。
この国の年間自殺者数は、3万人を超え続けています。
そして、一向に減る気配を、今のところ見せていません。
06/05/10 自殺は予防できる http://blog.m3.com/tenchanoffice/20060510/1
06/06/08 自殺者数減らず! http://blog.m3.com/tenchanoffice/20060608/1
06/06/20 自殺対策基本法について http://blog.m3.com/tenchanoffice/20060620/1
06/09/04 自殺予防をテーマにしたトークショー http://blog.m3.com/tenchanoffice/20060904/1
06/09/13 ふ~ん さもありなん http://blog.m3.com/tenchanoffice/20060913/1
--消費者金融の「命が担保」の記事。その後、規制されることが決まりました。↓↓
06/10/24 頭が下がりますm(__)m http://blog.m3.com/tenchanoffice/20061024/2
06/10/19 青少年の「いじめ自殺」報道に思う http://blog.m3.com/tenchanoffice/20061019/1
06/11/02 昨今の自殺に関する報道に思う http://blog.m3.com/tenchanoffice/20061102/1
06/11/02 マスメディアに対する提言 http://blog.m3.com/tenchanoffice/20061102/2
06/11/02 マスメディアを評価する? http://blog.m3.com/tenchanoffice/20061102/3
--仕事納めに当り、頼りの事務長、女房役の師長とも話題になりましたが、幸い、自殺既遂者ゼロで、この年末を迎えることができました。

1万3千人程度しかいない、わが国の精神科医が、自分の担当している患者さんたちから、自殺者を決して出さないという気概を持って、日々の診療に当たっています。

ミクロの視点では、精神科医療従事者が、その対象としている、ハイリスク集団の治療を、真摯に続けることが、ひいては、この国の自殺予防に通じると言えるでしょう。

その一方で、マクロのレベルでの実効性のある対策を、至急講じる必要もあります。

このブログにリンクを貼った、「いきる」によれば、12月21日に、第1回の自殺未遂者・自殺者親族等のケアに関する検討会が開催されたようです。
http://www.ncnp.go.jp/ikiru-hp/061221giji.html

 

[天ちゃんブログ2007]より:2007/12/29配信

●自殺予防対策

・「自殺総合対策」報告書 http://blog.m3.com/tenchanoffice/20070410/1
 --自殺は個人の問題にあらず、社会全体で取り組むべき課題と明言(^_^)v。
・その続報 http://blog.m3.com/tenchanoffice/20070416/1
 --実行性は無視...カモ(?)
・「自殺総合対策大綱」意見募集中~ http://blog.m3.com/tenchanoffice/20070508/3
 --天ちゃんも意見投稿しました(^_^)v。
・その内容 http://blog.m3.com/tenchanoffice/20070508/1
・続々「自殺報道のあり方」 http://blog.m3.com/tenchanoffice/20070528/2
・松岡農水相の自殺を予防に活かす http://blog.m3.com/tenchanoffice/20070529/2
 --もう遠い過去のように...
・「生きやすい社会」を目指して http://blog.m3.com/tenchanoffice/20070724/2
 --「自殺総合対策大綱」のパンフ。
・「自殺対策世論調査」 http://blog.m3.com/tenchanoffice/20070822/2
 --全8エントリーをまとまとめて示しています。必要なところにどうやって健康情報を届けるか、が課題。
・第1回自殺対策シンポ http://blog.m3.com/tenchanoffice/20070905/1
・いったぜんたいどうしたことだろう?? http://blog.m3.com/tenchanoffice/20071207/1
 --減らぬ自殺者! 一精神科臨床医でありながら、この国のあり方まで思考せざるを得ない。

 

[天ちゃんブログ2周年のまとめ]より:2008/04/29配信

◆自殺予防対策関連の記事◆

・08/03/11 自殺未遂者等のケア報告書 http://blog.m3.com/tenchanoffice/20080311/1
--あえて疑義を唱えました(・へ・)。「自殺総合対策大綱」にも飛べます。
・08/04/22 硫化水素自殺関連の第一報 http://blog.m3.com/tenchanoffice/20080422/1
--メンタルヘルス・自殺予防対策はトレンド!なんです。ここにも東芝登場(>_<)。
・08/04/27 ストップ! 硫化水素自殺 http://blog.m3.com/tenchanoffice/20080427/1
--特に自殺の危険が高いのは短い一定の時間(期間)だけです。そこが支えられれば専門的支援に~~! 自殺は予防できるし予防することが正論です(なぜならば...詳しくは今後記事にします(^^;)。
・08/04/23 必修科目未履修問題高校長自殺の公務認定 http://blog.m3.com/tenchanoffice/20080423/1
--審査会は逆転認定!しました。複数の医学専門家って!? ここでも「個体側要因」の亡霊(?)が(@_@;)
・08/04/25 養護学級教諭高裁判決♪ http://blog.m3.com/tenchanoffice/20080425/2
--判決文はまだ入手できていませんが、別の報道によれば「うつ病に関係の深い性格傾向を有していたことを理由に、公務災害の対象としないことが法の趣旨であるとは到底理解できない」と判示されたようです(!)。「個体側要因」の亡霊(?)一部粉砕~カナ?(^_^)v


[STOP!(硫水)自殺(全体もネ)シリーズ]

・08/04/22 硫化水素自殺関連の第一報 http://blog.m3.com/tenchanoffice/20080422/1
--再掲。シリーズ(?)の(1)。メンタルヘルス・自殺予防対策はトレンド!なんです。ここにも東芝登場(>_<)。
・08/04/27 ストップ! 硫化水素自殺 http://blog.m3.com/tenchanoffice/20080427/1
--再掲。シリーズの(2)。特に自殺の危険が高いのは短い一定の時間(期間)だけです。そこが支えられれば専門的支援に~~! 自殺は予防できるし予防することが正論です(なぜならば...詳しくは今後記事にします(^^;)。
・08/05/07 ストップ!硫水自殺(3) http://blog.m3.com/tenchanoffice/20080507/2
--硫水自殺に限らず、(最低)条件には3つ。それぞれでの対策が必要であること。現在の生きづらさ特に若者の生きづらさがキーワードだろうこと。
・08/05/08 Re読者コメント http://blog.m3.com/tenchanoffice/20080508/Re___
--読者コメントに絡んで...心理的孤独と、自殺のリスク評価方法について触れています。
・08/05/10 Re:読者コメント http://blog.m3.com/tenchanoffice/20080510/2
--「シャッターが下ろされている」状況下で、シャッターを少し上げられるかも知れない技術(?)について。
・08/05/11 情報提供~♪ http://blog.m3.com/tenchanoffice/20080511/STOP_
--「こわれ者の祭典」のイベントとその模様の配信先を紹介。

・・・以上()、前回の[スピンオフ(?)]ですでにまとめて掲載していたものの、コピペ、です(^^;。

[スピンオフ(?)]http://blog.m3.com/tenchanoffice/20080512/2)をはさみまして...

・08/05/16 チグハグ http://blog.m3.com/tenchanoffice/20080516/1
--自殺対策推進会議の議事録中の発言なども引用しながら、政策全体のチグハグさなど、述べました。
・08/05/18 落穂拾い http://blog.m3.com/tenchanoffice/20080517/_m____m1
--読者コメントにコメントしながら、「両価感情(アンビバレンス)」について触れました。
・08/05/19 できることから http://blog.m3.com/tenchanoffice/20080519/2
--天ちゃん自身の些細なできることについて紹介しました。併せて、報道記事の「改善点」を指摘しています。
・08/05/20 報道の影響力 http://blog.m3.com/tenchanoffice/20080520/2
--朝日新聞の記事を引用紹介し、メディア・ドクターしてみました(?)。マスコミ関連のエントリーはいつもアクセスが多いです(^_^)。
・08/05/22 湖の杭 http://blog.m3.com/tenchanoffice/20080522/2
--湖の杭のたとえを使って、行動とることを一旦棚上げにしてほしい事情(理由)について、解説しました。
・08/05/23 看護師さん嘆くけれども http://blog.m3.com/tenchanoffice/20080523/2
--一見「正論」に見えて...違う見方もできることがある具体例について患者さんとのやりとりの具体的内容を、紹介しました。
現行の医療制度が、私たちの仕事内容を規定している側面もあること...それを忘れないでいたいですネェ~
・08/05/30 希死念慮とうつ病の意味 http://blog.m3.com/tenchanoffice/20080530/1
--生きていくうえでの大事な意味がある、ことについて述べました。
・08/06/03 自分が可愛そうじゃぁないか  http://blog.m3.com/tenchanoffice/20080603/2
--最後まで自分は自分を見捨てず見方であり続けたい...けれども。
・08/06/09 ”希死念慮”の諸相 http://blog.m3.com/tenchanoffice/20080609/1
--7~8種類はありそう、っていう天ちゃんなりの類型化をご紹介しました。
・08/06/10 他殺(念慮)と自殺(念慮) http://blog.m3.com/tenchanoffice/20080610/1
--アキバ事件に触発されて記事を書きました、両者はコインの表と裏。
・08/06/11 希死念慮の周辺;事故傾性 http://blog.m3.com/tenchanoffice/20080611/1
--事故傾性、って呼ばれている現象(自殺のサインのひとつ)について紹介しました、た~くさんのコメントありがとうございましたm(__)m。
・08/06/04 TVニュース http://blog.m3.com/tenchanoffice/20080604/3
--経済的に追い詰められた挙句の(?)自殺...たった2つの質問で自殺を減らせるかもしれない、ってことを紹介しました...vs これらたった2つの質問すら届けられない社会...(?(>_<))
・08/06/13 Re:読者コメント(1) http://blog.m3.com/tenchanoffice/20080613/Re_____1
--いただいたコメントに触発されて、発達障がいのこと、アキバ事件の犯人と繋がっている自分に気づいたことを書きました。
・08/06/16 Re:読者コメント(2)  http://blog.m3.com/tenchanoffice/20080616/2
--「コンビニ感覚で死が隣にある」「幸せな患者」って読者の表現に魅かれました(^_^)v。事故傾性の連鎖(?)へ対応した経験を紹介。
・08/06/18 Re:読者コメント(3) 愛とガンバラナイ http://blog.m3.com/tenchanoffice/20080618/1
--愛とは許すこと、愛とは排除しないっていうこと。
・08/06/05 H19年自殺者数減らず http://blog.m3.com/tenchanoffice/20080605/2
--発表された、人口動態統計概数(厚労省)から。
・08/06/19 +2.9% トップは山梨 http://blog.m3.com/tenchanoffice/20080619/1
--警察庁の自殺者の概要の速報。「改革なくして 愛と平和の成長な~し!」by天ちゃん(^^;。
・08/06/20 口惜しくて涙を流すしかないときもある http://blog.m3.com/tenchanoffice/20080620/2
--上記(↑)警察庁の統計の詳報。精神科医を含む、我々医師の役割の大きさを再認識(・へ・)。
・08/05/24 H19精神障害等の労災申請 http://blog.m3.com/tenchanoffice/20080524/2
--近年ずっと右肩上がり。労災保険法第1条も引用して、労災認定行政のハテナ?に触れました。
・08/05/27 労災認定のバラつき http://blog.m3.com/tenchanoffice/20080527/1
--厚労省のウェブ上に公開されたデータから、都道府県でメチャクチャばらついている...そのハテナ?について触れました。
・08/05/26 女子アナさんの自殺 http://blog.m3.com/tenchanoffice/20080526/_m____m_1
--「若者の不本意就職適職探し」っていう側面から触れました。その後、何かドロドロしたことになっている...(?)...ようですネ(>_<)、しかもお父様が精神科医だったとか...(?)
・08/05/28 硫水自殺:今般の発生状況 
http://blog.m3.com/tenchanoffice/20080528/STOP_
--第2回自殺対策推進会議で示された資料の紹介と、自殺対策に関する意識調査とを紹介しました。都道府県別の自殺者数の推移、も引用し、特に大都市部での増加がクローズアップ! 6月に公表された警察庁の「概要資料」からも裏付けられています。
・08/05/29 日雇い派遣自主規制の報 http://blog.m3.com/tenchanoffice/20080529/_WP_1
--労働法制を改悪してきた結果ですから、労働法制を改善(真の意味で)すればいいことです、その後、厚労相も確約することに...。
・08/06/17 アキバ事件の効果and/or副作用 http://blog.m3.com/tenchanoffice/20080617/__and_or__
--自殺の連鎖があれば模倣犯(殺意の連鎖)だってある、コインの裏腹!
・08/06/12 凄惨な事件の傍らで http://blog.m3.com/tenchanoffice/20080612/___v
--命のリアル、を身近に実感しました。
・08/06/21 勤務医の労働環境を考えるシンポお知らせ http://blog.m3.com/tenchanoffice/20080621/1
--労働環境改善は、精神疾患、その結果の自殺発生を確実に減らせる(一次予防)。シンポは大成功でした。
・08/06/23 怒!FBM@厚労省 http://blog.m3.com/tenchanoffice/20080623/_FBM_1
--嘘っぱちに基づいた(と思われる)医療政策で、勤務医を含む医師は翻弄されてきた。
・08/06/24 キャノン社員の過労自殺 http://blog.m3.com/tenchanoffice/20080624/___v
--大河の水の一滴、千里の道の一歩になってほしい。これだけのメンタルヘルス不調者続出の原因を作ったのは、そして今もさらに作ろうとしているのは、一体だれか。

・08/06/30 最後は人間だれだって死ぬ http://blog.m3.com/tenchanoffice/20080630/2
--私達は自然の一部、ですから...
・08/07/01 「西の魔女が死んだ」 http://blog.m3.com/tenchanoffice/20080701/1
--「死ぬこと」に対するひとつの回答...と言っても、記事本文中にはヒント、しか書いてませんが...(^^;


今回のシリーズ(?)だけで、関連記事数は36エントリーに上りました。


★再掲:メディア・ガイドライン関係★

WHOのガイドラインもありますが、横浜市立大学が、著作権を主張している関係から、以下の2つを、このブログでは記事としてアップし、閲覧可能になっています。
  ↓     ↓      ↓
WHOメディアガイドライン(PDF) http://www-user.yokohama-cu.ac.jp/~psychiat/WEB_YSPRC/8_reference/a%20resource%20for%20media%20professionals.pdf
・・・このブログの「関連リンク」上から2番目の「いきる」からもたどれます。

①マスメディアに対する提言http://blog.m3.com/tenchanoffice/20061102/2
--高橋祥友先生の著作から、引用させていただいた9項目。

②英国サマリタン協会のメディアガイドライン
<前半> http://blog.m3.com/tenchanoffice/20080513/3
<後半> http://blog.m3.com/tenchanoffice/20080514/1

 

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ちょっとばかり、古いニュース記事()ですが...(^^;

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キヤノン社員の自殺、労災認定 「過労によるうつ病」

 2008年6月13日20時0分

 キヤノンの研究開発職の男性(当時37)が自殺したのは、過労によるうつ病が原因だとして、沼津労働基準監督署が労災認定していたことが13日わかった。遺族の代理人が会見して明らかにした。

 代理人によると、男性は92年に入社。97年から富士裾野リサーチパーク(静岡県)に勤務し、06年9月ごろから長時間労働が深刻化。会社は残業を午後10時までしか認めなかったが、業務が終わらず、自宅に持ち帰り午前2~3時ごろまで仕事をする日も少なくなかった。毎週土日も自宅で1日5~8時間働き、代理人の計算では時間外労働は多い月で200時間を超えた。

 男性は11月末に上司に退職届を出したが受理されず、2日後に×××(注:管理人が削除)自殺した。翌07年3月に遺族が労災申請し、今月6日付で認定されたという。

 キヤノン広報部は「労災認定を厳粛に受け止め、誠意を持って対処していきたい」とのコメントを発表した。

[引用元: http://www.asahi.com/national/update/0613/TKY200806130275.html]

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モチロン、労災申請された遺家族、その代理人、協力医師の奮闘あってこそ、でしょうが...

沼津労基署も、ガンバッタ(!) そう天ちゃんは思いました。

なんせ、相手は...天下の(?)キャノン、さんだから...


かなり古い議事録()ですが...@平成19年12月18日(火)8:10~8:30

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第2回 仕事と生活の調和推進官民トップ会議

・・・・・・・・・・・・・・(中略)・・・・・・・・・・・・・・・・・

御手洗委員
 今回、「憲章」、「行動指針」が作成されたことにより、各主体の役割や取り組む方向性が明確にされ、国民がいきいきと働き、生産性の向上に結びついていく基盤ができたということで非常に歓迎している。「憲章」と「行動指針」に明記されているように、あくまでも推進の中心は企業とそこに働く人々であるので、各企業の自主的な努力や取り組みを後押しする多様な選択肢を確保していくことが非常に重要だと思っている。今回、数値目標も設定されているが、これはあくまでも達成したときの社会の理想的な水準を掲げたものと理解している。国が規制強化をして、必達目標とすることのないようお願いしたい。
 われわれ経団連としても、すでに各会員企業に対して、ノー残業デーなどワーク・ライフ・バランスを実現しやすいような職場環境の整備等々、幾つかの例を挙げながら、各社の自主的な取り組みを呼びかけている。今回、この憲章と行動指針ができたことを契機に、さらに積極的に取り組むよう呼びかけ、各企業のワーク・ライフ・バランス関連施策の実施状況を自主的に公表することによって、基盤の強化と拡大に向けて努力していきたいと思っている。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(後略)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

-------------------------------------------------------------------------


そして以下は、ウェブ上に公開されている、一番最近の関連会議の議事録の一部...@平成20年5月8日(木)

ちょっと長いですが(^^;、紀陸委員の発言部分を以下()にコピペしておきますm(__)m。

-------------------------------------------------------------------------

・・・・・・・・・・・・・・・・・(前略)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

○紀陸委員(社団法人日本経済団体連合会専務理事)
 どうも遅れて申し訳ございません。お手元の資料1-4をごらんいただきたいと思います。この1-4では、まず現行の私どもの取組みとして、4つの領域に分けて記述をさせていただいております。
 まず1番目が、いわゆる会合・講演会。それによる周知・広報という形でございます。冒頭にございますように、今年の1月の私どもの最初の理事会で上川大臣に起こしをいただきまして、政府の取組みの御説明を賜りました。改めて御礼申し上げます。
 こうした理事会のほかに委員会ですとか、この4つ目のところにありますように、私どもは大企業だけでなくて、地方に中堅企業さんの会員が多いものですから、そういうところに1月、2月、この下に記載してございます経労委報告という冊子などを使いながら、いろいろな形で説明に伺っております。
 この2のところにございますが、冊子とかパンフレットというものを作成する柱がこの経営労働政策委員会報告なるものであります。この経労委報告は従来からございますけれども、特に仕事と生活の調和という問題は、この2005年版から私どもは取り上げてきております。ただ、同じ言葉を使っておりますが、内容に少し推移がございまして、2005~2006年の辺りには男女共同参画の推進であるとか、あるいは子育て支援とか、そういうような観点から、この言葉を使っておりました。
 しかし、2007~2008年に至りまして、もう少し話の内容を広げてというか、視点を変えて、働き方の改革、新しい働き方に挑戦するんだというようなことが大事だろうという趣旨でもって、この経労委報告における記述も2007年、2008年と変えてきております。これを基に先ほど申し上げました大企業さん、中小企業さんに向けて、各担当者が細かく説明をさせていただいているということでございます。
 特に今の労使の交渉とか協議の中で、賃金の引き上げという問題だけでなくて、どうやって働く人の満足度を上げていくか。これは企業の生産性向上とも絡む問題ですので、そこが非常に大事だという認識を私どもは持っておりまして、この経労委報告でもやはり柱として、このワーク・ライフ・バランス、働き方の改革という問題を取り上げざるを得なかったというような経緯がございます。
 更にパンフレットをつくって、特に企業の事例を紹介してきているというようなことがございます。やはりイメージがわかないと、どういうふうな取組みをしていいかわからないということがございますので、企業事例の発信は非常に重要かと思っております。
 3番目は、先ほどもちょっと申し上げましたが、私どもは最初、このワーク・ライフ・バランスについて、やはり少子化対策の視点というのは欠かせないという認識がございましたものですから、少子化委員会というものをつくって、ここで何回かに渡って提言を繰り返してきております。
 次のページで、国に向けての協力でございます。厚労省さん、内閣府さんの企画に参画をさせていただいておりますが、特に昨年の家族の日とか家族の週間とか、これのほとんど一般の企業さんにも周知しておらないという状況でございまして、私どもは改めて前回にこういうような新しい仕掛けがあるんだということを周知させていただきました。
 2番目の取組みを進める中で、障壁があると感じていることは何か。これは私どものアンケート調査の結果をここに抜き刷りをさせていただいておりますが、先ほどもお話がございましたように、やはり意識改革が非常に難しい。それはそれぞれの企業や労使によって、このワーク・ライフ・バランスの目標とかねらいがさまざまであり、トップが目標を言っても、受け取る人の方がそれをさまざまに受け取る。それが非常にこのワーク・ライフ・バランスは難しいことだと思われておりまして、この一人ひとりの意識改革を本当にどこまでやっていけるのか
 先ほど申し上げましたように、私どもは働き方の改革と考えておりますので、これは世代や、仕事の内容によっても受け止め方が違ってまいりますので、これをいかに粘り強くやるか。これは企業の中の課題だけではなくて、まさに今は国民運動として、これを推し進めていかなければならないゆえんがこの辺にあるんだろうとも思います。
 2番目が社会基盤の充実が大事だと言っておりますけれども、特にここにございますように、大都市圏で保育サービスの絶対量が不足している。意識の改革の面も大事ですけれども、きちんとしたインフラ整備がないと、やはり意識改革だけで対応できる範囲は限られますので、やはり国としてこの辺をお願いしたいという感じがいたします。
 これは3番目の国自体に対する要望と重なり合う点がございますが、全国画一の対応ではなくて、地域の主体性を尊重して、大都市圏における問題と地方における問題とは、やはり違うだろうというような感じがいたします。それぞれのニーズに応じて対応するということではないか。特に子育ての問題に視点を当てると、そういうことになっていくんだろうと思います。
 2ポツのところでございます。行動指針などにも数値目標がいろいろ出ておりますけれども、先ほど申し上げましたように、企業においてワーク・ライフ・バランスの目標がそれぞれ違ってくる。そうすると、やはりそれぞれの企業の自主性を尊重しないと、本当の意味でワーク・ライフ・バランスが実りある形にならないだろうと感じておりますので、法律とか規則というものを画一的に強化するという形でなくて、自主的な動きを尊重してほしいという希望でございます。
 3番目は、これも繰り返しでございますが、やはりいろんな企業の取組みの事例をたくさん発信する。それはやはり全国各地の労使にとっては、非常に参考になるであろうと思いますので、この発信をお願いしたいということがございます。
 一番下でございます。これは前回申し上げましたけれども、国においてもこういう取組みに努めていただきたいというお願いでございます。
 以上でございます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(後略)・・・・・・・・・・・・・・・・
-------------------------------------------------------------------------


自主性主体性、それらの尊重...ですか。

規則や法律で画一的に強化しても、守らない企業がある一方、関係なくすでに規則や法律の枠内でやれている企業もある...

ならば! 規則や法律で画一的に強化すればいいだけの話であろう...と思うのは、天ちゃんだけ...かな(?)。

 

蛇足ながら...
この()議事要旨は...「仕事と生活の調和連携推進・評価部会」という部会ですが... 構成員名簿 を見ますと...

八代 尚(国際基督教大学教養学部教授)氏 が、頑張っておられます...。
コメント欄でご指摘のとおり、上記URLにも出席委員名が掲載されていますが、八代尚宏委員、の誤りでした。訂正いたします@08/06/27

 


大河の水も一滴から...千里の道も一歩から、と言いますが。

この社員さんの労災認定が、その一滴一歩になるでしょうか?

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PS:久しぶりに(?)某学会で出張します...記事の更新はその間休みますm(__)m。

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もう2ヶ月以上前に、ご案内、していました(^^;。
   ↓       ↓       ↓
http://blog.m3.com/tenchanoffice/20080413/1


今日、実行委員会の山さんから、開催時間の変更について、コメントをいただきました。

開催まで、1週間、です。

ご準備に当たられているみなさま、ご苦労さまで~す♪

多くの読者のみなさんが、ご参加くださることを期待していま~すm(__)m。

★追記@08/06/21 23:56

シンポジウムのホームページが作成されています(^_^)v
     ↓        ↓         ↓
http://sky.geocities.jp/shyuju2008/sym062808.html

問い合わせ先()も明記されたことに伴って、記事内容を改訂しましたm(__)m。

 

勤務医の労働環境を考えるシンポジウム

あなたを診る医師がいなくなる!
~過重労働の医師を病院は守れるのか~

日時:6月28土曜日 13:30~16:20(開場12:40) ←変更になっています!
会場:東京医科歯科大学講堂(5号館4階)
◆交通アクセス・キャンパスマップ ⇒ http://www.tmd.ac.jp/contents2006/map_j.html
(お茶の水駅からは一番奥の、1階に生協食堂とかの入った建物が5号館です。)

医療を取り巻く環境は、今、非常に過酷になっています。マンパワーが足りないなかで、コストも削減され、そのうえで高い質を要求されている医師は疲弊しきっています。このままでは、あなたを診る医師が病院にいなくなってしまう!

疲れ切った医師にいのちを委ねたくない市民と、疲れ切ったまま医療に従事したくない医師と、疲れ切った医師を働かせ続けたくない病院長一緒に、あなたも考えてみませんか勤務医の職場環境改善のために病院にできること、できないこと、すべきこと、すべきでないこととは、どんなことでしょうか?

司 会 田辺 功 氏 朝日新聞編集委員医療記者歴40年、近著に『ドキュメント 医療危機』
進行役 塚田真紀子氏 著書に『研修医はなぜ死んだ?』、共著に『壊れゆく医師たち』

 

シンポジスト(五十音順)

伊関 友伸 氏 城西大経営学部准教授 医療経営アドバイザーとして活躍、近著『まちの病院がなくなる』
岩田 喜美枝 氏 資生堂副社長 元・厚労省雇用均等・児童家庭局長、勤務小児科医の母
前村 大成 氏 元・都立府中病院院長 医師の労働環境問題に取り組んだ経緯あり
松村 理司 氏 洛和会音羽病院院長 勤務医の過重労働軽減と病院の質向上に奮闘中

対象:患者・患者家族 医療関係者 医療系学生 一般希望者(定員300名)

会費:100円(資料代として)

 

問い合わせ先:「小児科医師中原利郎先生の過労死認定を支援する会」事務局

104-0033 東京都中央区新川1-11-6中原ビルTEL090-6133-0090 FAX03-3552-2888

http://www5f.biglobe.ne.jp/~nakahara/

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