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本シリーズ(?)の一応、区切りのエントリーは...
タイトルはちょっと大仰ですが...(^^;
事情で、週末は、九州地方に出張でした(フゥ)。
ホテル近くのシネコンで、レイトショー、1200円で若者カップル、グループに混じって(これは...後で気づいたのですが(↓))、鑑賞してきた映画をご紹介したいと思います。
↓ ↓ ↓
映画「西の魔女が死んだ」:http://nishimajo.com/top.html
実は、患者さんに、「いい映画でしたヨォ~」って薦められていました。
所用は予定通りに済み...先週は、臨床現場を結構あけながら...でも寝不足気味で疲れていたので、どうしようか迷ったのですが...(^^;。
入館して着席し、スクリーンを観たら、正にちょうど放映開始、という絶好の(?)タイミングで...(間に合ってよかった!)
不登校になった中学生まい、と元英語教師の祖母(=西の魔女)との触れ合いが、スローな美しい映像と、まるで良質な詩を思わせる短編の積み重ねで...命とは、死とは、愛とはってことを、ジワァ~~と感じさせてくれました。
ラストでは...館内のソコココから、すすり泣きや鼻をしゃくる音や気配が、伝わってきました(^_^)v。
ガチャガチャとうるさい(?)映画が多いような気がする中で、静謐だからこそ、雄弁に伝わってくるものがありました。
(種明かしはご法度ですので、この辺で~~m(__)m)
上映が終わって、エレベーターを待っていて気づいたのですが...オジサンは、天ちゃん一人(@_@;) でした...(^^;
若い女の子(20歳前後?)のグループの一人が、
「癒されたネェ~♪」 って...
読んではいなかった原作を取り寄せたことは言うまでもありません(^_^)v。
...ところで、天ちゃんは(も)オバアチャン子でしたが、そのオバアチャンとの似たエピソードについては...昨日の記事で、ちょっとだけ紹介しました。
↓ ↓ ↓
http://blog.m3.com/tenchanoffice/20080630/2
これって(↑)映画のラストの...ちょっとしたヒント、です...(^^;。
今ある生=意識は、肉体(身体)があっての生=意識。
だから死ぬってことは、魂が肉体から解放されること。
それは、今のまいとは違うものに違いない。
だから死ぬことで...(このメッセージもこの辺に留めておきましょう(^^;。)
そのメッセージの本質は...『14歳からの哲学』(池田晶子)に同じ。
↓ ↓ ↓
http://10chan-kokoro.cocolog-nifty.com/blog/2007/03/post_d4fe.html
オバアチャン=西の魔女、女優さんは、親日家のシャリーマクレーンさんの娘さんってことで話題になったそうですが...天ちゃんは、昨日知りました(^^;。
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各地で、「STOP!自殺」の動きが湧き起こっているようです(^_^)v。
今月に入って...自殺予防に向けた動きについての情報発信が増えているように思います(^_^)v。
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5月18日8時1分配信 産経新聞
3月下旬以降、全国で100件を超えた硫化水素自殺。命を粗末にする(①)人たちが後を絶たないなか、自殺者遺族や自殺未遂の経験者は「1人で悩まないで」と立ち上がった。17日には、家族を亡くした思いを共有しようと、民間団体「全国自死遺族連絡会」が初の集会を開いた。大手検索エンジンでは、自殺方法を調べようと、ネットに関連の言葉を書き込んだ場合、ページの上部に自殺防止に取り組むサイトが掲載される取り組みを始めるなど、“ストップ・自殺”の動きが広がっている。(加田智之、吉原知也)
「息子の苦しみは今でも分からない」。東京都内の自営業、志賀朋子さん(50)の長男、暁介(ぎょうすけ)さんが自宅で首をつった(②)のは平成13年9月。20歳だった。
以前から抗鬱(こううつ)剤の依存症があり、(③)息子の行動に注意しなければならないと分かってはいた。だが、志賀さん自身が家庭や仕事で不安を抱えており、話し合う余裕がなかった。
「親子だといつも顔を合わせるから、相手のことを分かっているつもりになる。でも、実際はコミュニケーションができていないこともある」
暁介さんの自殺は、ショックが強すぎて悲しみも感じなかった。しばらく涙を流して泣くこともできず、現実感のない日々が続いた。当時のことを冷静に振り返ることができるようになった今、暁介さんとしっかり向き合っていたのか悩んでしまう。
その思いは、親を亡くした子供も同じだ。
千葉県八街市の女子大生(19)の父=当時(45)=が自殺したのは平成19年1月。知人の借金の保証人となったことが原因だった。
一緒に海釣りに行くなど仲が良かったが、父は彼女に一言も相談せず命を絶った。父の死を受け入れたのは1周忌の法要後。志賀さんも同様だが、身内の自殺を遺族が受け入れるにはあまりに時間がかかる。
相次ぐ硫化水素自殺のニュースに接する度、女子大生は「誰かに相談したの」と問いたくなる。相談してもらえなかった理由を考えると、残された遺族は無力感で途方に暮れてしまうからだ。
女子大生は今年1月、「天国のお父さんへ」と題した手紙を書いた。父の自殺を止められなかった後悔の言葉が並んでいる。
「本当はお父さんから私に手をさし出してもらいたかったんだよ。一人で悩んでいたって、どんどん暗い闇に引きずり込まれていくだけ。無力な私だけど、私はお父さんの家族なんだから。少しでも力になりたかったんだよ」
[引用元:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080518-00000042-san-soci]
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こういう情報発信をしてくださったことを評価しつつ...より良い記事にするために...
MediaDoctorAustraliaじゃぁありませんが((^^;)、上記記事で、ちょっと気になる表現にアンダーラインを付してみました。
MediaDoctorAustralia ⇒ http://www.mediadoctor.org.au/
上記① ⇒ 自殺する
上記② ⇒ 自殺した
上記③ ⇒ 削除
...ってことで文脈的に伝えるべきものは伝わると思うのですが...読者のみなさんは、どうお感じになられるでしょうか?
特にアンダーライン③の部分は、不要な誤解を産みそうです。
削除しないのであれば、そもそも「抗うつ剤の依存症」って何?
その定義の解説を併載する必要があると思います(・へ・)。
それと...志賀さんのご長男や、女子大生のお父さんと似た状況にある方にとって役立つ相談窓口や関係機関について情報が併載されていれば、なお良くなると思いました。
地域ぐるみの取組みもなされています。
以下(↓)は、今度の硫化水素自殺をめぐる動きとはまったく別に取り組まれたもののようですが...先輩の精神科医から情報提供いただきましたm(__)m。
「杉並区春の自殺予防月間」HP ⇒ http://www2.city.suginami.tokyo.jp/event/event.asp?event=8737
去る5月10日の阿佐ヶ谷駅前でのキャンペーンの模様が、NHKで大きく紹介されたとのことです(^_^)v。
(そういうのは大きくてもいい...かな(^^;。)
実は...昨夜は、例の(?)PTA本部役員の慰労会(つまり、飲み会です~お母さん方(旧)本部役員と校長先生と一献傾けました(^_^)v)だったのですが...
話の流れで、アラ・フォーティーに登場する女性精神科医の話しになり...(当然、天ちゃんの本業の話から...(^^;)
アラ・フォーティー ⇒ http://www.tbs.co.jp/around40/
(番組紹介記事はちゃぁ~んと(?)チェックして読んでいましたが...番組自体は拝見していません(^^;。)
<硫化水素自殺についての報道がみられるけど...?>
...って話を振ったところ...
副会長を務めてくださっていたお母さん
「危険だから、コレとコレをまぜちゃぁいけないのヨォ~って子どもに話しましたよ」
...ってことでした。
<お子さんにそんな指導ができたり、硫化水素自殺をめぐって会話されたのはサァスガ~(^_^)v>
小さいときから折に触れて親子の話題に上らせるってことは、モチロン大事だと思います。
別の文脈で、でしたが...
「中学、高校ってなると、親と口きいてもらえなくなるし。だから今のうちって思ってぇ(親子で会話)」
<中学上がる前からだったりしてぇ...お父さん不潔~とか(?)(^^;>
(爆)
もう一人の副会長さんも...
「ガスによるものだから...実は結構準備が大変だし、知人によるととても”楽にきれいに死ねる”なんて方法じゃないらしいし、自分だけじゃなく周囲にも危険を及ぼす方法だしネェ...(>_<)」
「昔はいた(?)地域にいた面倒見のいいオジサン、オバサンとか減っちゃったしぃ~」
<じゃ(!?)僕らがそのオジサン、オバサンだぁ...(?)(^^;>
別の本部役員さんも...
「安易に取り上げるメディアもいけないんじゃぁないかしらぁ...(?)」
<でも、報道の自由もあるしネェ...>
「でも、人の命に危害になる報道はネェ...」
<サスガァ~ 確かに、自殺抑止力になるような情報提供だってできますモンネ(^_^)v>
...云々...m(__)m。
まっ、今日のところは、できるところから取り組むほぉ~んのささやかな具体例(?)ってことで...(^^;。
PS:やっと地域の役割の一つを減らすことができました...(^_^)v
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字数の関係で、2回に分けて、英国サマリタン協会のメディア・ガイドラインを掲載しています。
引用元は、Akita Journal of Public Health(http://www.med.akita-u.ac.jp/~pbeisei/pdf/Akita%20Journal%20of%20Public%20Health%202(special%20issue).pdf)からです(フリーでダウンロードできますし、著作権は主張していない(?)ようですが、ご使用になる際には最低限引用元を明記されるのが良いと思いますm(__)m)。
(後半)
5.メディアに何ができるか
正確な情報に立脚した慎重な報道は、センセーショナルな報道とは全く意を異にするものである。大切なのは、一般大衆に自殺に関する情報を提供し、自殺についての認識を高めてゆくことである。
その報道を読んだり聞いたり見たりしたときに偶然自殺の危機にあるかもしれない読者/視聴者がその報道にどう反応するかを考えてみることが重要である。この報道によってそういった人々が自殺をする可能性が高まってしまうだろうか。それとも、なんらかの助けを求めようとする可能性が高まるだろうか。
6.使用する用語についての推奨
次のような用語を使用すべきである:
・自殺
・自殺による死亡
・自殺未遂
・自殺既遂
・自殺の危険性がある人物
・自殺防止支援
自殺が複雑な問題であるという一般認識を高める。たとえそれがどんなに苦痛を伴うものであったとしても、たった1つの事件がきっかけで自殺を決心する人はいない。また、社会状況のみを取り上げて自殺について語ることもできない。1人の人間が自殺を決心するに至るまでには様々な要因が関係している。そのため、「深刻な個人的問題が原因で自殺せざるを得なかった」といった趣旨の描写をするべきではない。
専門家の意見を請う。サマリタン協会報道局(The Samaritans Press Office)は、自殺に詳しい著名な専門家を紹介し、また過去の事例に基づいて自殺をどう描写すべきかについてのアドバイスを提供している。
自殺に関する根拠のない通念を払拭する。こういった通念の正当性に疑問を投じることも、自殺に関する一般認識を高めるためのひとつの機会として捉えられる。
自殺のリスク要因を積極的に呈示する。自殺に寄与する要因について、医療専門家による討議を奨励する。
報道のタイミングを検討する。同時期に複数の人々が自殺で死亡した、というニュースは話題性や報道価値が高くなる。しかし「そのわずか数日後に新たな自殺者が・・・」という趣旨の報道は、複数の自殺事件の関連性を示唆するものであることから、特に注意が必要である。実際、自殺は1日当たり17件の頻度で発生しており、そのほとんどが報道されていないのである。
追加的な情報源や相談窓口を具体的に呈示する。記事もしくは番組の最後で適切な相談窓口を紹介することにより、自殺願望を抱えているかもしれない人々に対し、手を差し伸べてくれる人々の存在、そしてプラスの選択をする余地があることを示す。
自殺に関する報道が、自殺未遂者や自殺者の遺族に及ぼすインパクトを考える。自殺未遂者に対するサポートとしてはサマリタン協会についての情報を、そして自殺者の遺族に対するサポートとしてはThe Compassionable FriendsもしくはCruseについての情報を提供すると良いだろう。
自分自身のケアも忘れないこと。自殺の報道は、報道する側にとっても非常に大きな精神的負担を伴うものである。経験を積んだニュースレポーターでも、取り扱った題材と自らの経験との間になんらかの接点が見出されてしまうような場合は特に注意が必要である。そんな場合は、同僚や友人や家族、もしくはサマリタン協会に自らの心境を打ち明けてみると良い。
次のような用語の使用は控えるべきである:
・自殺の成功
・自殺の失敗
・自殺の罪を犯す("commit suicide")(自殺は1961年に犯罪の枠から外されたため、commit(罪を犯す)という用語の使用は控えるべきであり、自らの命を絶つ(take one's life)もしくは自殺による死亡(die by suicide)という表現を用いるとよい)
・自殺犠牲者
・狂言自殺
・自殺に走りやすい人
・自殺の流行を阻止
自殺を簡単な説明で片付けてはならない。自殺に至った経緯は一見明白かもしれないが、たったひとつの要因や事件が原因で自殺という結果が引き起こされることは絶対にない。一時の情動やひとつの劇的な事件を根拠に自殺を語ろうとする報道には問題がある。ニュース特集などを通じ、自殺が起こった背景事由の詳細なる分析を提供すると良い。
自殺の現実を軽んじてはならない。自殺未遂者が即座に健康を回復したような印象を与える報道やパラエタモールの過剰摂取は「肝機能が徐々に失われて死に至る
というかなりの苦痛が伴う自殺手法であるという現実を曖昧にしたうやむやにした報道は危険である。
報道においては、自殺の具体的手法を明示することは控えること。ある人物が一酸化炭素中毒で死亡したという報道そのもにには危険性がなくても、自殺の実行手順や仕組みに関する詳細な報道は、自殺の危険性を持つ人々による後追い行為を誘発しかねない。過剰摂取のために用いられた錠剤の種類と数を明記する際は特に注意が必要である。
自殺を美化したり空想的に描写したりしない。コミュニティー全体が悲しみに暮れる様子に焦点を当てたような報道は、そのコミュニティーが死者の死を悼むというよりは、自殺行為に敬意を表しているような印象を与えかねない。
自殺によってもたらされるプラスの効果を必要以上に強調しない。自殺によって人々に後悔の念を呼び起こさせることができる、あるいは自殺することによって褒めてもらえる、といったような、自殺がなんらかの成果をもたらすような印象を与える報道は危険である。たとえば、子どもの自殺や自殺未遂が結果として別居夫婦の和解につながった、あるいは学校のいじめっ子が公然と非難される結果となった、という主旨のソープオペラや新聞記事は、似たような状況の子どもたちに対し、自殺がひとつの魅力的な選択肢であるという印象を与えかねない。
7.事実の報告に関する指針
上述の一般ガイドラインに加え、自殺の事実を報道するジャーナリストが検討すべき特別な事項がいくつかある。
ニュース報道
自殺の報道や特集には、慎重且つ細心の注意が必要である。報道においては自殺の具体的手法(服用された錠剤の数等)に言及することは控えるべきであり、自殺と関連性のある劇的な写真や映像の使用は可能な限り回避すべである。自殺の経緯を確認もしくは再現する場合は、実際に自殺に用いられた手法の具体的描写は回避し、ロングショットや画面の転換などといった手法を使用するのが望ましい。
相談窓口を通じたサポート
ある特定の番組や記事が視聴者や読者に多大な影響を及ぼすことは少なくない。そのため、相談窓口あるいはその他の形式のサポート提供が望まれる。(サマリタン協会の連絡先は***(略)******)
プラスの効果
自殺や自殺に関わる問題を強調する上でプラスに働いた番組や記事が存在することを忘れてはならない。
8.自殺についての劇的描写
登場人物
自殺行為に影響を及ぼす重要な要因のひとつとして挙げられるのが、登場人物の選び方である。その登場人物に視聴者が自らを重ねてしまったような場合、後追い行為が誘発sれる可能性が高まる。その登場人物が若くて思いやりのある人物であった場合は特にこの傾向が強くなる。自殺のリスクは若年層ほど高く、メディアの影響力も若年層において最も強いと考えられている。
死ぬ方法
服毒や飛び降り自殺などのような単純な自殺方法は、模倣も容易である。介入が困難な自殺手法やその具体的手順(排気管にホースを挿入する など)についての描写は回避すべきである。自殺手段についての具体的説明は内容の如何を問わず危険である。
フォローアップ
登場人物の自殺もしくは自殺未遂の後、本人及び周囲の人々にどういった変化が起こるだろう。自殺を図った登場人物が美化されるような内容、あるいは自殺/自殺未遂によって困難な状況が解決方向に向かうことを示唆するような内容は特に危険である(「こんなことになってしまい、みんなが後悔している」など)。自殺を取り巻く様々な感情がくまなく取り上げられ、その他の登場人物の声に耳が傾けられているだろうか。
放送時間
放送時間や放送日を考える必要がある。クリスマスやバレンタインデーは、自殺の話題に特に敏感になりがちである。また、放送時間に相談窓口やサポートが提供されているかどうかも検討する必要がある。自殺リスクを抱える人にとって、祭日や週末や深夜は相談相手のいない時間帯である可能性が高い。
相談窓口を通じたサポート
相談窓口についての情報を提供する告示の掲載を検討する。サマリタン協会は24時間相談を受け付けている:***(略)***
9.何をすべきか、そしてサポートの存在
自殺の危険を抱えていても、感じ方や反応の仕方は人それぞれである。そのため、ある人物が落ち込んでいるかどうか、あるいは自殺を考えているかどうかを判断するのは非常に難しい。しかし、前述の通り、自殺の危険性を示唆する要因がいくつか存在することも確かである。自殺の心配がある人がいる場合は、専門家や知人に相談するよう本人を説得し、あるいは友人、隣人、家族、教師、一般医、医師、サマリタン協会など、話を聞いてくれそうな信頼の置ける人物に自分の気持ちを打ち明けてみるよう説得してみるとよい。力になれる人が存在するはずである。
サマリタン協会
サマリタン協会は年中無休・24時間体制で自殺の危険を抱える人々に対し、秘密厳守で精神的サポートを提供している。訓練されたボランティアが、批判や説教を交えることなく相談者の話に耳を固めうけるというシステムである。2000年、サマリタン協会は480万件の相談を受けており、これは毎秒7件の相談があったことを意味する。サマリタン協会(***(略)***)へはイギリス国内どこからでも市内通話の料金でコンタクトできる。アイルランド共和国での番号は***(略)***である。サマリタン協会の支部を直接訪問することも可能である(サマリタン協会の支部の住所と電話番号は地方の電話帳に掲載されている。)。Eメールでの相談は***@***で、書面での相談はサマリタン協会, PO Box90 90, Stirling, FK82SAで受け付けている。その他の相談窓口サマリタン協会General Office(******)は、その他の窓口相談についての情報も提供している。
自分自身のケア
自殺願望を持つ人にサポートを提供する人たちは、自分自身のケアも欠かしてはならない。
10.コメント
「ドラマなどでは、自殺の手法に必要以上に固執することは避けるべきである。また、自殺行為/行動を見世物にしたり美化したりするようなドラマや、自殺によってもたらされる正の効果を過剰に強調するようなドラマについては、編集にあたって細心の注意が必要である。ニュース報道において自殺は正当な題材であるとは言え、事実を詳細に報告することが自殺を助長する結果となる場合もある。自殺を美化したり、簡単な説明で片づけたり、遺族の悲しみを逆手に取ったりするような報道は控えるべきである。また特別な事情がない限りは、自殺手法の詳細な説明や図解による例示は回避すべきである。特殊な手法で自殺が図られている場合にはとりわけ注意が必要である。」
BBC Producer's guidline
「第4チャンネルにおける番組支援は、常にサマリタン協会との協力関係を重視してきた。自殺の危機にある視聴者らに最良のサポートを提供するという第4チャンネルの任務を全うすることができたのは、「ブルックサイド(Brookside)」や「特派(Dispatches)」などの多岐に渡る番組制作においてサマリタン協会の専門知識を得ることができた賜物である。」
Kate Norrish, Editor Programme Support, Channel 4
「これらは素晴らしいガイドラインである。メディアとしての責任が果たせているかどうかのチェック機能を果たしながらも、メディアの独創性を損なうことなく、また「視聴者の自分で考える力」を過小評価していない。」
John Yorke, Executive Producer, EastEnders
11.参考文献
(全部で12文献が掲載されている~略~)
注:本ガイドラインの翻訳は中山がサマリタン協会より許諾を得て行った。原文はサマリタン協会(http://www.samaritans.org/)の以下ページより入手可能である。サマリタンは1日24時間を通じて、苦悩や絶望を感じている人、自殺をしそうな人への、感情的なサポートを提供するためのホットライン(電話相談)を行っており、公認慈善事業としてイギリスで登録されている。
本ガイドラインのアドレス:http://www.samaritans.org/media_centre/media_guidelines.aspx
なお、上記URL(↑)では、すでに(!)2005年、2006年版のガイドラインがPDFでアップされていました(さぁ~すがぁ~ですネ(^_^)v)。
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昨日の[スピンオフ!]で頭を整理して(^^;、関連記事として、英国サマリタン協会のメディアガイドラインを紹介したいと思いました。
すでに、昨日の[スピンオフ!]でも、防衛医大の高橋祥友先生の著作等から、メディア・ガイドラインを紹介してました(^_^)v。
マスメディアへの提言 ⇒ http://blog.m3.com/tenchanoffice/20061102/2
ウェブ上でも、メディアが情報提供するから、拍車をかけているんじゃないの!って批判的コメントも多数目にします...
最近は、逆に、良い報道のされかたもチラホラと目にするようにも思っています...(^_^)v
...高橋祥友先生の提言の下敷きになっている、WHOのメディア・ガイドラインは、ライフリンクでは抄訳しか入手できませんし、リンクされているのは英語版です...(^^;
また、「いきる」では、せっかく日本語訳されたのに、横浜市立大学精神医学教室が著作権を宣言しています...(>_<)。
(正直なところ...ハテナ?に思いますけれど...(^^;)
英国サマリタン協会の、メディア・ガイドラインの日本語訳が、フリーで入手できます(!)。
大変長いので...今回と次回の二回に分けて、ご紹介しようと思いますm(__)m。
(英国での自殺予防対策の概要についても、以下のジャーナル(↓)で知ることができます(^_^)v。)
日本と英国で事情の異なる部分もありますが、自殺を巡り読者のみなさんが抑えておいて損はない内容が含まれていると思いま~す(^_^)v。
「私たちは、サマリタン協会(訳注:イギリス版いのちの電話)と密接な連携を図ることにより、「ホリーオークス(Hollyoaks)」や「ブルックサイド(Brookside)」」などのテレビドラマで扱ってきた複雑な問題を、より適切に表現できるようになると考えていた。事実、サマリタン協会は、正確な事実関係の描写に欠かせない知見と指導を提供してくれた。サマリタン協会の協力を得て、私たちは目標を達成し、類似の経験を持つ視聴者に支援を提供することができた。」
Kate Norrish, Editor Programme Support, Channel 4
1.緒言
2.自殺:その事実
3.メディア神話:一般的見解についての概括
4.後追い自殺とメディア報道
5.メディアに何ができるか
6.使用する用語についての推奨
7.事実の報告に関するガイドライン
8.自殺についての劇的描写
9.何をすべきか、そしてサポートの存在
10.コメント
11.参考文献 ⇒略しますので、お知りになりたい読者は上記ジャーナル(↑)でm(__)m。
1.緒言
いかなる自殺も報道に値する事件である。誰かが若くして意図的に自らの命を絶とうと決心したという事実は、人々の関心に値する。
イギリスで毎年6000人もの人々が自殺しているという悲しい現実がある。その多くは報道されていない。しかし、自殺のニュースが大衆に伝わらずとも、ひとりの人間の自殺はその家族や友人、そして会社の同僚にまでも重大な影響を及ぼす。
ジャーナリストにとって、自殺はひとつの難しいジレンマを孕んだ問題である。自殺は一般の人々の関心事であることから、事実を脚色したり遺族の苦しみを逆手に取ったりせずに、自殺の経緯を正確に報道することはレポーターの責任といえる。事実、報道を通じて自殺者の名誉が挽回されるケースがあるように、自殺の報道にはプラスの面もあるのは確かである。しかし、不適切な報道や描写によっていわゆる「後追い自殺(copycat suicides)」が誘発される可能性を示唆する研究が出てきている。
テレビドラマなどにおいても同様の問題が浮上する。登場人物の自殺もしくは自殺未遂は、現実の自殺もしくは自殺未遂の再現の試みである。つまり、テレビドラマを通じ、自殺についての理解が深まり、自殺にまつわる複雑な状況についての認識が高まるという一面がある。その一方で、人気の高い登場人物の死亡、あるいは厄介な登場人物(あるいは厄介な役者)を始末するために自殺というプロットを利用するという典型的な手法が取り返しのつかない結果を生むこともある。
サマリタン協会の元には、ニュース報道やドラマの政策において自殺の問題をどう描写すべきか苦慮するジャーナリストやブロードキャスターから数々の質問が寄せられる。追い詰められた人々の訴えに耳を傾けるという50年に及ぶ経験から、私たちは自殺にまつわる数々の問題についての理解を深めてきた。また、メディアとの連携を通じ、自殺という非常に複雑な問題について多くの理解を深めていきたい。
このガイドラインは、1994年、イギリス初の自殺に関するガイドラインとしてスタートした。第3版が出版された現在では、あらゆるメディアがこのガイドラインを活用している。ガイドラインに掲載されている情報の大半は、イギリス及び海外における学術的研究、さらには自殺の問題に心を動かされたサマリタン協会及びジャーナリストの経験に立脚したものである。
自殺に関連する要因はケースによって様々であることから、このガイドラインは全ての問題に適用可能なものではなく、メディアの行動を規制するものでもない。ジャーナリストの職業上もしくは個人的なジレンマを解消する一助としてこのガイドラインが活用されることを願うものである。Simon Armson, Chife Exective
2.自殺:その事実
・2000年におけるイギリスの自殺件数:5986件。1
・88秒に1人という自殺の頻度。1
・若年層における自殺は698件:毎日2人の若者が自殺している計算になる。1
・1985年以来、若年男性における自sつ件数が倍増している。3
この冊子でいう「自殺」には「負傷の外因死」も含まれる。不詳の外因死に属する死亡の多くは、実際には本人が自らの命を絶ったものである。しかし、自殺という結論を下し、それが記録に残されることによって悲しみに暮れる遺族がさらに苦しむことになることを憂慮した検死官が記録上「不詳の外因死」として処理しているケースが多い。
3.メディア神話:一般的見解についての概括
「自殺について語る人はまず自殺をすることはない。」
・・・自殺願望について語る人々が実際に自殺している。私たちの経験によれば、自らの命を絶とうとする人々の多くは、自殺の数週間前に自殺の意思を明確にする傾向がある。
「本人が自殺しようとしているのだから、それを阻止するのは無理である。」
・・・悩み苦しむ人々に適切な支援と精神面でのサポートを提供できれば、それらの人々が自殺によって死亡する危険性を減らすことは可能である。
「自殺願望を有する人々は死にたいという明確な意思を持っている」
・・・自殺願望を有する人々の多くに、自分が死にたいのか生きたいのか決めかねているケースが多く見受けられる。サマリタン協会に電話相談を寄せる人々の多くは、死にたくないがこのままの状態で生きてゆくのはいやだ、といった趣旨の発言をしている。
「自殺企図(cries for help)の経験のある人は、実際に自殺をすることはない」
・・・一度でも自殺を試みた人は、そうでない人々と比べ、再び行う確率が100倍も高い。自殺によって死亡する人々の4人に1人は過去に自殺企図の経験のある人たちと言える。
「自殺について話し合うことによって、自殺が助長される」
・・・逆に、自分が最も恐れていること、あるいは最も悩んでいることについて考えてみることによって生きることへの道筋がつき、それが生きるか死ぬかの違いにつながることがある。
「真剣に自殺を考えるのは、精神病もしくは臨床的に抑うつ状態の人たちである」
・・・ほとんどの自殺者がなんらかの精神疾患を患っていると判断されるが、より正確な自殺の予測因子としては、抑うつ的感情や絶望感などが挙げられる。ただ、これらについては診断が確立されておらず、また周囲の人々が全く気づかないケースが多い。
「愚かな行動をとった人も、救急医療室で徹底的な胃洗浄を受けてその苦しさを味わえば、二度とそんな馬鹿な真似をすることはないだろう」
・・・自殺リスクのある人は、次の自殺の時にはより痛みが少なく確実な手段を選ぼうと傾向がある。自殺未遂者が本当に意味で回復するためには、親族・友人の対応が重要となってくる。いかなる場合も自殺未遂を軽視してはならない。
「いったん芽生えた自殺願望は永遠に消えることはない」
・・・自殺願望は一時的なものといえる。精神面のサポートを提供することにより。自殺の危機にある人々をその危機的状態から救出することが可能となる。話し合い、耳を傾けることが、生きるか死ぬかの違いを生むことがある。
「自殺によって、本人のみならず、その周囲の人々が苦しみから解放されることがある」
・・・このように自殺の影響を軽視してはならない。愛する者を失うことは悪夢の始まりであり、決して悪夢の終わりを意味するものではない。自殺には、深い喪失感と悲しみ、そして罪悪感が伴う。
4.後追い自殺とメディア報道
ジレンマ
報道においてもテレビドラマにおいても自殺は正当な題材であり、自殺に関する一般の人々の認識を高める上でメディアが果たす役割は大きい。しかし、報道の仕方によっては悪影響を及ぼし得る。場合によっては、メディアがひとつの媒体となって既に弱い立場にある人々の行動に影響を及ぼすことも考えられる。
懸念すべき事項
イギリス、米国及びその他の諸国で発表された近年の研究により5,6,7、メディア報道によって後追い行動が誘発される可能性、あるいは その事実が明らかになってkぃている。若年層はメディアの影響を人一倍強く受ける傾向があり自殺した有名人あるいは魅力的な架空の人物と自分とを重ねあわせるケースなどにおいて自殺のリスクが格段に高まるからである。また、具体的な自殺手法の報道は、自殺願望のある人々に自殺を遂行するのに必要な知識を提供することに等しいため、特に注意が必要である。
実例
「ある生徒の死(Death of a Student)」というドイツのテレビシリーズで、各エピソードの某乙部分に若い男性が鉄道自殺を図る場面が流された。かくして、この連載シリーズが放送されていた期間、青年による鉄道自殺件数は175%もの増加を示した。その間、その他の致命的手法による自殺の件数が減少したわけではなかったため、このテレビシリーズは自殺の手法に影響を与えたばかりでなく、実質的な自殺件数までも引き上げたことになる。
イギリスでは、自殺の手法としては珍しい不凍剤を用いた服毒自殺に関する新聞記事において、レモネードに不凍剤を混入し、液体として服用する過程が詳細に掲載された。その新聞記事が掲載される前は、不凍剤を用いた自殺件数は1ヶ月に2件程度に過ぎなかったが、掲載後の1ヶ月間では月当たり9件にまで急増した。そのうちの1件は、新聞記事に掲載された手法をそっくり真似たものであった。
「救急医療(Casualty)」を取り上げた連載シリーズのひとつに、パラセタモールの過剰摂取を扱ったものがあった。研究によれば、そのエピソードの放送後の1週間で服毒自殺件数は17%も増加し、2週間目では9%の増加が認められた。この番組を視聴した患者の20%がこの番組に触発されて自殺を決意したと述べている。
ポジティブな例
ウィーンの地下鉄における自殺を調査した研究によると、こういった自殺を劇的に報道することが地下鉄における自殺件数増加を誘発していることが示唆されている。1986年では地下鉄での自殺が13件報告されており、1987年では9ヶ月間に自殺件数が9件に達している。これに対し、1983年から1984年にかけて地下鉄で発生した自殺件数はわずか9件を数えるのみである。これを受けて地元のメディアは、自殺に関し劇的且つ扇情的な報道を制限する任意の報告ガイドラインに合意した。このガイドラインの発表後、地下鉄での自殺件数(1989年に4件、1990年に3件)及び自殺未遂件数には共に減少が確認された。
歌手カート・コベインの自殺を受けて実施された研究では、カートの死後、カートの出身地であるシアトルにおける自殺件数うに特に増加は認められなかった。これは、報道においてコベインの類稀なる業績と、意味のない無駄な死に方とが明確に区別されていたことによると考えられている。また、同じ報道の中で自殺のリスク要因を議論し、自殺願望を持つ人々に対して相談窓口を提示したこともまた、自殺件数の増加を防いだ要因のひとつであると考えられる。
結論
既存のエビデンスからも、報道の仕方によっては後追い行為が誘発されかねないことは明確である。その一方で、自殺の問題について慎重かつ明白な説明を提供することにより、自殺問題に関する一般認識を高め、自殺問題に対する偏見を払拭し得ることも確かである。
その他のメンタルヘルス問題の報道と同様、メディアが自殺を真剣に報じること自体に問題があるのではない。ただ、自殺について報道する際には細心の注意が必要であることを忘れてはならない。
(字数の関係で、ここで一旦区切り、続きは次回の記事としますm(__)m。)
後半に飛びます ⇒ http://blog.m3.com/tenchanoffice/20080514/1
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この週末に、こんなイベント(↓)が開催されたようです(^_^)v。
硫化水素自殺を試みてリカバリー(? サバイバル??)した人たち、ってことではないようですが...(^^;
「流行している(?)」硫水自殺者だけが減ってほしいワケではありませんから(・へ・)。
2008/05/10-05:28 「ストップ!硫化水素自殺」=未遂経験者がイベント-ネットで配信・東京 |
生きててよかったと思う瞬間は必ず来る-。各地で相次いでいる硫化水素を使った自殺を食い止めようと、自殺未遂の経験者らが11日、自らの体験談を語るイベント「ストップ!硫化水素自殺」を東京都内で開く。 |
全国で硫化水素を使った自殺が相次いでいるのを受け、引きこもりやうつ、摂食障害などの体験者らでつくるパフォーマンス集団「こわれ者の祭典」が11日、都内の会場で自殺防止のイベント「ストップ! 硫化水素自殺」を開いた。
約100人の観衆を前に、メンバーら20―40代の男女5人がそれぞれの自殺未遂体験を語った。講演者の1人で、服薬やリストカットによる自殺未遂体験のある代表の月乃光司さん(43)は「今日1日だけ生きてみることを繰り返していたら仲間にも会え、生きてて良かったと思えてきた。時間が解決することもあると思って生きてほしい」と呼びかけた。
包丁による自殺未遂経験のある女性(25)は「せっかくここまで生きた自分を自分で守ってあげてほしい」と訴えた。(11日 18:35)
[引用元: http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20080511AT1G1101V11052008.html]
こわれ者の祭典公式HP ⇒ http://koware.moo.jp/
配信元:オールニートニッポン ⇒ http://www.allneetnippon.jp/2008/05/post_56.html
今日の22:00以降配信が始まっています...いつまで配信されるのでしょうか...(?)
まずは、ご紹介まで~~(^_^)/~
PS:タイトルを「リカバリーした人たち」から「サバイバーたち」に変更しました。配信元の名前を修正しました。@08/05/13
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(...つづき)
昨日の祝辞の次の一節(↓)は、この「精神科医天ちゃんの研究室」の左上の天ちゃんの似顔絵を、ファミレスのペーパーナプキンにシャシャッと書いてくれた息子の提案でした。
アイコン入れました http://blog.m3.com/tenchanoffice/20060728/___o_
> すべての苦しみには必ず原因があります。その原因を、家族の人、友だちや先生、身近な方々と探ってみてください。
息子の提案したのは...
> すべての苦しみには必ず原因があります。その原因を、家族の人、友だちや先生、サポーターと探ってみることも必要になってくるでしょう。
...と、文末がちょっと違っていましたが。
手塚治虫の『ブッダ』っていうシリーズ・マンガのどっかから、言い回しををパクっているはずです(^O^;。
詳細は、ここでは控えますが...(^O^;
正に、思春期をひた走っている、息子にも、「苦しみ」と言えそうなことがありました。(まだ、過去形ではないかも知れません(^O^;。)
(職場の、頼りの事務長も、女房役の師長さんも、当時一緒になって(?)心配してくださいましたm(__)m。)
ですから...「すべての苦しみには...」という、「すべて」はちょっと印象がどうかなぁ~?って父親としては思ったのですが...取り上げることにしました。
祝辞の後、いく人かのお母さんから、
「天ちゃんさん、らしい祝辞でしたねぇ~」って、お世辞(?)をいただきました(^O^;。
ところで...『ブッダ』のどれかの巻には...「あなたは木になりなさい」ってのがあるらしく...
> すべての苦しみには必ず原因があります。その原因を、家族の人、友だちや先生、身近な方々と探ってみてください。
の後に...「じゃぁ...『あなたは木になりなさい』って入れるかぁ~?」
とかって(悪い?)冗談を言って...卒業した子どもを含めて腹を抱えて笑ったのが、つい先日のことでした。
...しばらくして...。
「お父さん(天ちゃんのこと)、ちょっと思いついたんだけどさぁ、『あなたは木になりなさい』を発展させて(?)...『〇〇小学校の卒業生として、枝葉を伸ばし茂らせ、大きくなって行って下さい』とかってのはどうぉ?」
...って提案してきましたので...
> ○○小学校の卒業生として、木の幹を太らせ、枝を伸ばし、葉を生い茂らせ、個性豊かな木々に成長することを願いまして
...という下りに、活かされることになりました。
(ちなみに...〇〇小学校の、〇〇は、木をすぐにイメージできる名称なんです。)
...(↓)同じ年頃の子を持つ親として、衷心より、お悔やみ申し上げます(↓)、また、子どもたちの心の健康を守りきれなかった大人の一員として...<m(__)m>
(天ちゃんトコの卒業式では...「門出の言葉」は恙無く(?)みんな言えていました。)
卒業式の後自宅で飛び降り自殺した東京都板橋区立小6年の男児(12)について、同小の校長は26日、卒業式のセレモニーでこの児童が「大好きな学校」というセリフを「大嫌いな」と言い換えていたことを明らかにした。警視庁志村署によると、居間に「死んでおわびする」という趣旨の1行のメモがあったが学校に関する記述はなかったという。
校長らによると、児童は25日午前10時から約2時間行われた卒業式に出席。5年生と卒業生が一緒に行う「門出の言葉」というセレモニーで、全員で学校名を唱和する前の「大好きな学校」というセリフを「大嫌いな」と言い換えたという。そのとき、周囲がざわついたという。
式終了後、校長が児童に対し「なんであんなことをしてしまったの」と尋ねたところ、男児は「緊張して間違ってしまいました」と答えたという。
校長は「普段の行動に問題はなかった。出席も成績も良好。漢字検定も上級クラスを取得していた」と話し「問題は全く無かった」と話した。自ら行事のリーダーに立候補するような積極的なタイプで、悪ふざけをすることはあまりなかったという。【吉永磨美、杉本修作】
[毎日新聞 2008年3月26日:http://mainichi.jp/select/today/news/20080326k0000e040071000c.html]
PS:そういえば...天ちゃんは、中学校のでしたが...卒業アルバムに、「苦即楽でありたい」とかって書いたように記憶しています(^O^;。苦は苦のままであったりすることも多く...(^O^;
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今週の親病院の外来でのこと。
「はい、(天ちゃん)先生!」
<...(?)>
「このシートに、お一人暮らしなさっている患者さんの名前だけでいいので、記入してください。」
昨年暮れ、天ちゃんとこのクリニックで責任を負っていた患者さんが、年間でお一人だけですが、突然死されたってことを、記事で紹介しました(>_<)。
http://blog.m3.com/tenchanoffice/20071229/_2007_
親病院の優しい外来師長さんに事情を聞いてみると...
この年末・年始にかけて、親病院の外来に通院されていた、お一人暮らしの患者さん2名の方が、突然死されていたことが判明したんだそうです(>_<)。
それ以上の、詳しい事情は、お聞きしませんでしたが。
もう随分以前の記事ですが...
今に言う、統合失調症の患者さんの、長期経過(30年予後)について図を紹介したことがありました。
その記事 ⇒ http://blog.m3.com/tenchanoffice/20070216/2
もうゆうに、40年以上前に初回入院された患者さんたちの経過図であることに注意が必要なんですが...
その記事では(意図的に?)触れなかったのですが...
1割程度の患者さんの予後は...実は、自殺や突然死等で亡くなられた、ってものだったんです(>_<)。
昔の精神科薬は、今のものよりも、よほど心臓を初めとした内臓に悪影響していたと考えられる...とか
今ほど地域のサポート力が弱かったと考えられるとか(?)...
薬物療法以外の精神科治療法も、今の方が進んでいる(ハズだ)とか...
また、対象も、統合失調症の患者さんたちに限られている、ってことにもご注意くださいm(__)m。
大雑把に言って...精神疾患にかかっていること自体が自殺リスクを上げることは、常識ですので...
(ちなみに...身体疾患にかかっていること自体も!なんですが...)
そういう意味でも、精神科の病気は(精神科に限りませんが↑)...
命を落とすことのある病気、決してあなどってはいけませヌ(>_<)。
閑話休題(^^;
親病院の精神科外来が、ハイリスク者対策を、さっそく講じ始めた、ってことはエライ!と正直、思います。
...で、天ちゃんが担当している患者さんの約2割が、お一人暮らしをされていました。
予想外に多かったです(^^;。
お一人暮らしなさっている患者さんに、冒頭の2名の患者さんが発生したこと、親病院の外来で、こんな対策を取り出したことなどを伝えながら、与えられたリストにお名前を記入させてもらってみて...
[一人暮らし応援隊(?)]に対するニーズの大きさに、改めて気付かされましたぁ(^^;。
(実は、クリニックの方でも、過去3年の間に、病状悪化されたお一人暮らしの患者さんが複数発生し、訪問系のサービスを利用しても、地域生活支援が相当に大変だったんです。)
(それで、自治体の保健師さんに、そういうお一人暮らしの、特に高齢の患者さんの地域的サポートを高める仕掛けができないものか、双方頭をひねっていたってことが、ありました。)
もちろん、静かにお一人暮らしを続けていたい、余計なことはせんでくれぇ~って患者さんもおられることでしょう。
一律に、[一人暮らし応援隊(?)]を届けるってワケにはいかないでしょう。
また、親病院の外来も、そういう仕掛け?工夫?をイメージしているワケでなく...
まずは、ハイリスク集団の生活状況や社会的背景を、これまでよりも良く把握しよう、ってことが当面の目標とのことです。
翻って、この国の地域のサポート力は...農村ネットワークや「下町」といった風情は今は昔(?)といった、一人ひとりがバラバラで孤立化が進んでいます(^^;。
職場だって、良いか悪いかは抜きにして...いわゆる「日本的経営」は今や崩れ、競争的でバラバラな状況が強まっています。
親病院の始まったばかりの取組みを知って...浮かんできた言葉。
Think Globally, Act Locally
以下の番組では、今日の記事のような視点は、紹介されているでしょうか?(^^;
日時:1.10(木) 20:00- 20:30 (再放送、1.17 13:20-13:50)
チャンネル:NHK教育
番組名:病院から街へ~精神障害者の退院支援~
詳しくは下記をご覧下さい。
http://www.nhk.or.jp/heart-net/fnet/info/0801/80110.html
PS:さっそく...天ちゃんの担当する威勢のいい(?)お一人暮らしのオバサマに、[一人暮らし応援隊(?)]の事務局長なんてどうかぇ~って誘ってみました(^^;。
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昨夜のNHKスペシャル 「ワーキングプア Ⅲ ~解決への道」を視聴しました(^_^)v。
働くもののメンタルヘルス、はこのブログの柱の一つですので...
先進諸国で生まれているワーキングプアは、「新しい貧困」の一形態、です(UNDP)。
それにしても、韓国では、2人に1人が非正規雇用労働者とは!?
せっかく、非正規雇用労働者を保護する法律-2年間雇った場合正規化を義務付ける-によって、法施行前に全員解雇(!)とは...(>_<)。
韓国の長時間労働、男女賃金格差の大きさ、など知ってはいましたが、改めて、すごさに驚きました(@_@;)。
ワーキングプア対策を政策として進めている、リバプール(英国)、ノースカロライナ州(米国)の取組みには、感心しました。
英国の例は...国が社会的企業の設立を推進し、5万5千社の社会的企業と協力して、30万人の訓練生を受け入れてもらって職業訓練を受けられるようにする。
訓練生には、月13万円の助成金が支払われる。
そればかりか、ワーキングプア家庭の子どもたちにも、助成金を出す(成長したら最高100万円の資金が手に入る)、小さいうちから教育支援を行う、といったもので、貧困の連鎖を防ぐというものでした。
予算規模は...ナント15兆円!
一方、米国の例は、グローバリゼーションの影響を受け難い、バイテク企業を誘致し、州立短大で安い学費で、バイテク技術者を養成するという取組み。
財政措置は130億円だったが...1万人の雇用を作り出し、税収が1200億円!(^_^)v
それに比べ...生活保護受給母子世帯に対する、自立支援制度を活用した釧路の例は、年間予算額が900万円(T_T)。
釧路の例の報告 ⇒ http://wwwsoc.nii.ac.jp/sssp/111taikai/nakazono.pdf
(注:PDF形式ファイルです。)
支援員の女性自身が、典型的なワーキングプア = ダブルワーカー-昼間の市役所での仕事の後、塾講師をしなければならない-という笑えない、お寒い限りの状況(>_<)。
日本の30代のホームレス男性は、ホームレス仲間から誘われ、ホームレス支援事業の公園清掃の仕事を請け負う中で、
「人間らしい感情が戻ってきた」 と、カメラの前で男泣きする場面が映しだされました。
(まだ、寝泊りは高速道路の下、ですけれど。)
働くこと、働いて生活が成り立つことは、もちろん、生活の糧を得ることですが...
自分の存在意義、人間としての尊厳の回復(確立)に通じる。
つまり、経済優先社会なのか、人間優先社会なのか。
天ちゃんを含む、この国の国民が、どちらを選ぶのか。
それに尽きるのだと思いました。
そう言えば...母子家庭に対する児童扶養手当減額を決めた、政府・厚労省に対し、母子家庭の母親達の運動が実って、凍結されたってことも報道されていましたっけ(^_^)v。
さらに、民主党は、削減撤廃法案を提出しています(^_^)v。
民主、児童扶養手当の削減撤廃法案を提出 衆院
民主党は5日、母子家庭に支給される児童扶養手当の削減措置を撤回する児童扶養手当法改正案を衆院に提出した。与党は11月、政令改正で実質的に削減を凍結する方針を決めたが、民主党は法改正で削減規定そのものの削除を求める。必要な財源は約160億円という。
母子家庭に対する児童扶養手当は来年4月から、受給期間が5年を超える場合、最大で半減されることになっている。
[引用元:http://www.asahi.com/politics/update/1205/TKY200712050236.html]
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2チャンネラーさんから、先日の記事に対し、コメントをいただきました。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/news/3695/1197557565/
http://blog.m3.com/tenchanoffice/20071110/1
この医師ブログでも関連記事をいくつか掲載してきましたので、ご紹介します。(引用しながら、天ちゃんが一部加工していますm(__)m。)
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このブログの関連記事URLを掲載しておきますm(__)m。
・NHKクローズアップ現代「ワーキングプア」 http://blog.m3.com/tenchanoffice/20070517/_NHK_
・その続~つなぐ線:心の貧困 http://blog.m3.com/tenchanoffice/20070518/1
・競争、格差と精神健康 http://blog.m3.com/tenchanoffice/20070720/1
・ワーキングプア(序) http://blog.m3.com/tenchanoffice/20071001/2
・WPとメンタルヘルス(2) http://blog.m3.com/tenchanoffice/20071013/_MH_
・WPは産み出されたもの http://blog.m3.com/tenchanoffice/20071110/1
・70万アクセスお礼 http://blog.m3.com/tenchanoffice/20071112/70_
--雨宮処凛さんのブログの記事へのコメントなども。
・WPと自衛隊!? http://blog.m3.com/tenchanoffice/20071113/2
・就職氷河期世代のうつとWP(再放送) http://blog.m3.com/tenchanoffice/20071209/2
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当ブログでも、過去に何回か取り上げたことのある記事に関連したニュースが届きました。
今朝の朝刊、Webニュースに掲載された記事を引用しま~す。(全文引用していますm(__)m)
2007年10月15日19時57分
上司から「お前は給料泥棒だ」「目障りだから消えてくれ」などと言われ続けた会社員が自殺した。暴言が自殺の引き金になったかどうかが争われた訴訟の判決で、東京地裁は15日、自殺と暴言との因果関係を認め、会社員の死を労災と認める判断を示した。渡辺弘裁判長は「心理的負荷は、人生でまれに経験する程度に強度だった」と指摘した。被告の国側は「自殺は業務によるものではない」と主張していた。
原告側によると、パワーハラスメント(職権を利用した嫌がらせ)を原因とする自殺を労災と認めた司法判断は初めて。代理人弁護士は「これまで上司の暴言も『指導上の範囲だ』とされ、労災認定から放置されてきたことに一石を投じる判決だ」としている。
03年3月に自殺した医薬品販売会社「日研化学」(現・興和創薬)の男性社員(当時35)の妻が、労災に対する給付金を不支給とした静岡労働基準監督署の処分を取り消すよう求めていた。
判決などによると、男性は静岡県沼津市などで病院への営業などを担当。02年4月に営業成績の改善を図るために赴任した係長が、同年秋ごろから男性に暴言を浴びせたほか、相談に応じないなどのパワーハラスメントを繰り返した。
渡辺裁判長は、係長が「お前は会社を食い物にしている。給料泥棒だ」「存在が目障りだ。お願いだから消えてくれ」「車のガソリン代がもったいない」「どこへ飛ばされようと、おれはお前が仕事をしないやつだと言いふらしたる」などと発言したと認定し、「言葉の内容自体が過度に厳しい」などと指摘。男性が暴言をきっかけにうつ病を発症し、正常な認識や判断力が低下して自殺に及んだと認めて不支給処分を取り消した。
[出典:http://www.asahi.com/national/update/1015/TKY200710150296.html]
天ちゃんの個人的感覚では、この上司のような言動は、まったく信じられません。
一体、部下を何だとおもっているのでしょう?
少なくとも人間とは見ていなかったのでしょう。
いくら何でも、そんな暴言を吐くなんて...(@_@;)
(天ちゃんが、上司に、上記記事中のような暴言を受けたら、天ちゃんもメンタル不全を来たしていたに違いありません。)
でも、裁判官が事実と認定したくらいですから。
その上司がそんな暴言を吐いてしまうほど、被災者の仕事は、つまり、危険・有害労働だった、ということでしょう。
労災補償制度は、無過失責任補償、です。
事業主の責任は問われません。
しかし、ご遺族が労災申請し、労基署 ≒ 国は、労災不支給決定を出したんですね。
そのため、ご遺族 = 原告となって、労災不支給と判断した労基署(国)を被告として訴えた、行政訴訟、それがこの裁判でした。
心理的暴力 ≒ モラル・ハラスメント、とすれば、上記記事中のパワーハラスメント(和製英語、です)は、モラ・ハラのことです。
上記記事中「言われ続けた」から、長期的なハラスメントを受けていたのでしょう。
関連記事(↓)の、「ハラスメントと健康アウトカム」で紹介しましたが、「因果的効果」の指標となるオッズ比は4.8で、うつ病の強い原因、です。
でも、現行の「労災の判断指針」には、セクハラや上司とのトラブルといった項目はありますが、その心理的負荷強度は小さめに見積もられており、精神医学研究の到達に立てば、天ちゃんは改訂が必要だと考えています。
近年、国は、控訴しても勝てる見込みの少ないものは、アッサリ(?)控訴を断念しているらしいです。
...上級裁判所で負け込めば、「判断指針」を改訂せざるを得なくなるからでしょう。
(「判断指針」ハテナ、は関連記事(↓))
こうした裁判に取り組むためのマニュアル、被告(国)側に立つ鑑定医(精神科医)に鑑定書を依頼し作成してもらうときのマニュアルなんかも国側では整備されています。
なお、この事案については、国(労基署)は控訴する可能性が高いようです。
これからの2週間を注視してきたいと思いま~す。
◆関連記事◆
モラ・ハラについて:http://blog.m3.com/tenchanoffice/20060707/1
モラ・ハラ続き:http://blog.m3.com/tenchanoffice/20060708/1
表が見難いので:http://blog.m3.com/tenchanoffice/20060709/_o_
ハラスメントと健康アウトカム:http://blog.m3.com/tenchanoffice/20060710/1
論座9月号:http://blog.m3.com/tenchanoffice/20060813/1
職場いじめの相談増加:http://blog.m3.com/tenchanoffice/20070527/1
養護学校教諭の労働関連自殺:http://blog.m3.com/tenchanoffice/20070704/2
--このケースも、モラ・ハラ、が原因でした。
ハテナ?「判断指針」のまとめ:http://blog.m3.com/tenchanoffice/20070402/1
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