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今日は、3連休の中日。
だからでしょうか?
行きの新幹線は満席のようでした。
(事前にチケットを確保しておいてよかった(^_^;))
天ちゃんは昨日に引き続き、今日は、開業医の先生がたがメインの会員である某団体に招かれてあるシンポジムのシンポジストとして参加してきました(^^)v。
自分のできることから取り組む
...たとえ小さなことからでも。
というのが天ちゃんの持論です。
今日は60名規模の開業医の先生がメイン参加の場で...
身体症状を主訴に来院された患者さんで、精神疾患を患っているかも知れない方にどうやって気づき...
どうやって専門医≒天ちゃんを含む専門医の受診につなげればいいのか...?
とか、産業医として、どうやって経営者にメンタルヘルス対策を意識してもらい、重要性について認識してもらい、メンタルヘルス対策に取り組んでもらって、結果的に職場のメンタル不全をいかに減らしていけば良いか...
そんなことをディスカッションする大変貴重な時間に参加することができました。
新幹線の駅を降り立ったら、写メのような...みちのくyosakoiっていう企画が、駅の真ん前で執り行われていました。
帰りの新幹線は、ところどころ、席があいていました。
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今日の午前中の診療を終え、頼りの事務長さんを横目に、おお慌ててパワーポイント・ファイルを作成した天ちゃんでした(^_^;)。
つい先日、突然、医学生たちの集まりで話してほしいという要請が持ち込まれ...
今日の夕方、某所で、ぽっきり1時間、医学生20名ほどをお相手に...
自殺問題について
...という結構ヘビーなタイトルで、お話させていただきました。
実は...医学生は、他の4年制の学部学生よりも自殺率が高い、”ハイリスク”グループであったりします(>_<)。
↓ ↓ ↓
http://www.igaku-shoin.co.jp/nwsppr/n2004dir/n2601dir/n2601_07.htm#u
そんなことも伝えつつ...
そもそも、こんな企画が実現したのは、わが国の自殺者数・率の多さが、「他人事ではない」と感じたからだったそうです。
天ちゃんの同級生も、一人、自殺でなくしています。
在学中から精神疾患を抱えていたようで、母校の精神医学教室でフォローしてたことを後で知りましたが...
医学部卒業後ほどなくして、亡くなったことを聞きました。
お話したことは、実は、このブログの過去記事のいくつかとも重なっています。
みな熱心に聞き入ってくれ、話し終えた後には、質問も出ました(^^)v。
この企画の発端になった、女子医学生さんも参加してくれていて...最後に感想を求めましたら、
「自殺は個人の問題に限らないこと、社会的な背景が大きく影響していること、自分たちが医師になったときには、リスクファクターを意識し、それを軽減していけるようになりたいと思いました。」
...伝えたかったメッセージが伝わったようで(^^)v
突然持ち込まれた要請でしたが、
<今日は、みなさんのところに来て話した甲斐がありました(^^)v。>
自分のできることから取り組む...っていうことで、医学生さんたちはもちろん、その周囲に自殺予防力として伝染していってくれたら...
そんな願いも込めて、お話してきました。
[関連記事]
自殺は予防できる http://blog.m3.com/tenchanoffice/20080702/1
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今日の朝刊に、対照的で、大変示唆的な記事が掲載されていました(^^)v。
2008年10月8日23時57分
ノーベル物理学賞に決まった南部陽一郎さん、さらに化学賞の下村さん。いずれも米国在住の研究者だ。特に、若くして米国の研究所に移った南部さんは「頭脳流出」の代表例。よりよい研究環境を求めて国境を越える研究者の流れはその後、強まる一方だ。
7日の物理学賞発表について、海外メディアの多くは受賞者を「2人の日本人と1人の米国人」と報じた。生まれ育ちは日本だが米国生活が長く、70年に米国籍を取得した南部さんの扱いが異なるためだ。
「南部さんを日本人とカウントしないわけにはいかないが……」。素粒子物理学などの基礎研究を支援する文部科学省は、内部資料としてノーベル賞の受賞者数を国別に毎年集計している。これまでは受賞者の国籍で数えてきた。
南部さんは注釈付きで日本の受賞者にする方向だが、関係者からは「そもそも国別に数える意味があるのか」という声も聞かれる。「外国人が日本の研究拠点での業績でノーベル賞を受けたら、日本の受賞にカウントするのだろうか」ともらす関係者もいる。
下村さんは日本国籍のままだが、60年に渡米。そこでの研究が、今回の受賞につながった。
政府は最近、魅力的な研究環境を整え、逆に世界から日本に人材を集める「頭脳循環」へと持ち込む姿勢を強める。塩谷文科相は8日、「大いに世界に出ていくと同時に、世界の頭脳が日本に集まる環境作りをぜひやりたい。4人もの受賞は、世界の拠点のひとつになりうる証明と思う」と話した。
文科省は昨年、外国人比率を高める「世界トップレベル研究拠点」を全国に5カ所選出し、事務部門も含めて英語を公用語にした。そのひとつの東京大数物連携宇宙研究機構は、米カリフォルニア大教授だった素粒子論の世界的リーダー、村山斉さん(44)を機構長に引き抜いた。
[引用元: http://www.asahi.com/science/update/1008/TKY200810080230.html]
その一方で...紙面上では、後ろの方(6面)で小さく取り上げられていましたが...
(2008年10月08日)
【ジュネーブ8日共同】ダボス会議で知られるスイスの経済研究機関「世界経済フォーラム」が8日発表した2008年版の「世界競争力報告」によると、日本はオランダに抜かれ、前年の8位から9位に後退した。
米国は4年連続で首位を維持。2位スイス、3位デンマークなど上位10カ国の顔触れはほとんど同じだったが、中堅銀行ノーザン・ロックの一時国有化に伴う金融不安で英国が9位から12位に転落。入れ替わりにカナダがトップテン入りした。
今回の報告は、07年分の統計データと今年4月ごろまでに回収した世界の経営者アンケートに基づいており、最近の一段の世界的金融不安は反映していない。
日本は技術革新力やビジネス環境の面で高い評価を受けたが、膨大な財政赤字を背景に「マクロ経済の安定性」が調査対象の134カ国中、98位に低迷した。
[引用元:http://office.kyodo.co.jp/feature/lehman_brothers/2008/10/post_213.html]
...朝日新聞@6面の記事では、もっと明確に...
...日本は技術の革新性や、科学者・技術者らの人材の能力の高さなどで評価を得た。一方、政府が抱える巨額な負債が129位、政府財政赤字が110位、農業政策にかかる費用が130位で、主に政治が足を引っ張った形だ。政治家の信頼度は45位だった。
確か...長らく1位の評価を得てきた、日本の医療システムの評価も、昨年フランスでしたっけ?? とうとうトップの座を奪われ(?)ました(記憶があいまいですのでm(__)m)。
天ちゃんの子供のころは...「政治家は少なく政治屋ばかり」なぞと吹き込まれていましたので...
じゃぁこの国の政治を真っ当にする政治家になってやろうじゃぁ~ないの! なぁ~んて一瞬、思っていたこともあったことを思い出しました...(^_^;)。
政治から遠いと思っていた医療の世界で働いているワケですが、実は、医療提供体制がどうあるか、それを決めているのはとっても「政治的」であることを、日々、実感しています。
...断っておきますと、日医は必ずしも大多数の医師の意見を代弁している団体とは言えません。日医が代弁するのは主として開業医の意見です。勤務医の意見はほとんど反映されません。
では、勤務医の意見をどうやって政治に反映させるのかというと、今のところその術はないに等しいのです。元来、勤務医は政治に無関心な人が多く、アピールも苦手で、みんあで声を上げたりはしてきませんでした。勤務医のうちの何%かは「開業医予備軍」であるということも、結束を妨げる要因となっています。
そうした事情を国は十分知りながら、診療報酬という決められたパイの中から開業医と勤務医の取り分を決める分割統治を一向にやめようとはしません。医療全体を底上げするためには、パイそのものを大きくしなければいけないのに、あたかも開業医と勤務医をケンカさせる。悪い言い方をすれば「共食い」させるようなことばかりしています。医療の危機がさんざん叫ばれているにもかかわらず、国民の幸せのために、道路をつくるべきか、それとも医療にもっとお金をかけるべきかといった話には、なぜかつながっていかないのです。
そもそも保険点数を変えるという小手先の政策誘導によって医療の方向性を決めること自体が浅ましいというか、もはや限界が見ている手法ではないかと思います。...
(『なぜ聖路加に人が集まるのか』;福井次矢、光文社、2008年9月)
政治からほど遠い、今の天ちゃんにも唯一できること。
それは、来る(いつ来るのだろう?)、衆議院解散総選挙で、「より真っ当な」政治家・政党に、一票を投じることだと、痛感しています(・へ・)。
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「患者の語り」シリーズ(?)を続けます。
じゅんじゅん さんからは、また、なるほどねぇ~っていう、提供者側からも薄々感じていたことを、
より明確に、コメントいただきました。
↓ ↓ ↓
http://blog.m3.com/tenchanoffice/20080927/1#comments
「薄々」って書きました(↑)が...
天ちゃんが、このブログを開設し、こうして早2年半、飽きもせず(?)、日々記事を更新し続けているモチベーションに、大いに関わるコメント、でもありました(^^)v。
↓ ↓ ↓
http://blog.m3.com/tenchanoffice/20070428/_m____m1
--冒頭に、このブログの3つの初心をまとめて述べています。
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天ちゃん様
アドバイスを実行させていただいたおかげで,随分,自分の状態が客観的にとらえられるようになってきました。その分見通しも立ち,不安が軽減しています。 本当にありがとうございます。
ただ,数日前より,調子が悪く,とにかく「しんどい」「横になっていたい」日々が続いています。「波なんだろうなあ」と,今回は,あわてず,ゆっくり休んでみています。お礼と,ちょっと思いついたことを書かせていただきたくて書き込みました。
やはり,いろいろ試してみて,患者は,「うつ病」という病気への認識不足から,必要以上に「不安定」になりやすいと思うのです。
それは,社会において,(特に「医療」において)「うつ病治療のシステム」が,まだ不完全だからではないか?と思えるのです。
これは,社会批判でも,医療現場批判でもなく,つまり,きっと,これから先,天ちゃん先生のように,系統立てて治療するシステムを模索されながら,出来上がっていくものではないかなあ,と思うのです。
「うつ病治療」は発展途上ではないかと思うのです。
私も2つのお医者様にかかり,どちらも,治療に尽力して下さいましたが,「うつ病はどのようにして治るのか」そして「このような時期はこうなりやすい」等,客観的に「うつ病」と付き合う指導はありませんでした。
ですから,なおさら,天ちゃん先生の姿勢,スタンスに賛同させていただくわけです。
でも,患者当人にとっては,「うつ病治療システム」は発展途上・・・ではすみません。実際,「自殺」される方もたくさんおられるわけですから,やはり,少しでもはやく,適切な治療,アドバイス,薬,サポート体制確立を望みます。
「うつ病」は,今やマスコミにも大きく取り上げられる時代となりました。でも,まだまだ,間違った形で一人歩きをしている面もあります。
「客観的事実」をもとに,「着実に治療を進める」取り組みを願います。一人でも多くの方が,大きな視野を持って,「うつ病治療」に取り組んでいただけたらと願います。
天ちゃん先生の「症状モニタリング」も,とても有効だと思います。私も,使わせていただきますね。ありがとうございます。
医療現場を知らない私が,勝手に述べさせていただき,失礼かとは思いましたが,一患者の思いとして受け取って下さい。
[引用元] http://blog.m3.com/tenchanoffice/20080927/1#comments
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[関連記事]
症状モニタリング http://blog.m3.com/tenchanoffice/20080927/1
うつ病関連記事リンク http://blog.m3.com/tenchanoffice/20080705/1
ガイドラインとの付き合い方 http://blog.m3.com/tenchanoffice/20061003/1
EBM<IBM? http://blog.m3.com/tenchanoffice/20070422/EBM_IBM_1
EBM,NBM,IBM? http://blog.m3.com/tenchanoffice/20080925/2
ぼっち さんのEBM解説 http://blog.m3.com/tenchanoffice/20061212/1
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易怒性の読みは、イドセイなのか、エキドセイなのか? ってことを記事にしました。
↓ ↓ ↓
http://blog.m3.com/tenchanoffice/20080919/1
そもそもは...この記事での、Tzz さんのご指摘によるものでした。
↓ ↓ ↓
http://blog.m3.com/tenchanoffice/20080807/1
それに対し、Tzz さんから、詳しいコメント(↓)をいただきました(^^)v。
↓ ↓ ↓
http://blog.m3.com/tenchanoffice/20080807/1#comments
納得いたしました(^^)v。
語源と読み、意味と読み、の点から、易怒性はイドセイ、と読むのが正しいことが理解できました。
Tzz さんのコメントを拝見していて、精神科の研修医になりたての頃の記憶がよみがえってきました。
天ちゃんは、当初、イドセイ、イドテキ、って言ってたのですが...
師匠や先輩医師たちが、エキドセイ、エキドテキ、と言っていたので、秘かに(?(^_^;)「修正」したのでした。
精神医学専門書の索引でイに出るのかエにでるのか...
日本精神神経学会から、用語集がちょっと前に送られてきて確認しようとしたのですが...その用語集自体が、どこかに紛れ込んでしまったってことがあって、Tzz さんに、コメントをお願いしたって経過でした(^_^;)。
今、手元ですぐに調べられるもので...
最新版の『現代臨床精神医学』の索引には、載っていません(^_^;)。
『臨床精神医学講座』の「気分障害」では、怒り、がイのところに掲載されていますが、易怒的や易怒性は、索引には掲載されていません(^_^;)。
...と思って、書斎(?)の書棚の隅に...
送られてきた、『精神神経学用語集 2008』(日本精神神経学会)を発見(?)しました(^_^;)。
...ありましたよ!
イの項目中に、易怒性躁病 gereizte Manie、zomige Manie (D)と...!
...と言うことで、冒頭にURLを引用した記事では、イドセイもエキドセイも両方いいんじゃぁないかな? って書きましたが、今後は、
イドセイ、イドテキ、という具合に、エキではなくイと読むことにしたいと思いま~す♪
Tzz さん、本当に、ありがとうございましたm(__)m。
当ブログ読者のみなさん、天ちゃんの浅学ぶりを、お示しして失礼いたしました。
今後は、易怒性をイドセイ、易怒的をイドテキ、と読むようにしてくださいマセ~m(__)m。
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TOMOさん、お久しぶりで~す♪
「患者の語り」 シリーズ(?)を意識したコメントありがとうございましたm(__)m。
さっそく、ブログ本文に残しておきたいと思いま~す(↓)。
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おひさしぶりのTOMOです。
今思えば最初に症状が出たのは2年位前だと思います。職場に座っているのがつらい、夜何回も目が覚める。挙句お客様の前で仕事ができず、早退してしまう等ありました。病気に関しての知識がないため単なる疲れだろうと思っていました。
ところが、その年の冬に今までになく症状が悪化しさすがの私もこれはどこかおかしいと思い、医療機関を受診しようと思いました。知っている病院や電話帳で見た病院に電話をしたのですが、受診までに1から3ヶ月かかると言われ、すぐに診てもらえる病院がありませんでした。つらくても病院にもいけないのかと思い、さらに症状は悪化していきました。
そうこうしているうちに、年度変わりとなり4月が一番忙しい職場の私は、辛いなど言っておられずひたすら仕事をするばかりでした。
仕事が一段落して夏場はできるだけ有給を使うようにして乗り切ったのですが、11月になって急にまた症状が悪化しました。朝起きても涙が出っ放しで出勤できない。仕事場でも集中できずミスが多くなる。お客さんが何か私の悪口を言っているような気がする。等出てきて、さすがに今回はどうしても病院にかからなければと思っていたところ、自宅から車で5分のところい新しいクリニックが開院しているのに気がつき、そこに電話をしたところ、その日のうちに診て下さいました。それが今の主治医です。これでこのつらさを訴えられると思い、精神科へかかると言うプレッシャーはとっくに飛び越えてただ嬉しかったです。
お薬もいただいたのですが、ところがご存知のとおり薬の効果が出るまでは時間がかかります。その為、やはりつらいので、そのつらさをどうコントロールしていけばいいのかを相談に行ったところ、話を聞いた先生は、即、職場を休みなさい、あなたの治療は働きながらでは無理です、と告げられました。
私としては、不安に思うと同時にもうきつい思いをして働かなくていいのかという安堵感があったのを覚えています。
書ききれませんでしたのでわけました。
それからもう十ヶ月になりますが、なかなか落ちつかず復帰のめどは立っていません。その途中で天ちゃん先生にもご迷惑をお掛けして相談させていただきました。最近は希死念慮も出ていません。ありがとうございます。
主治医の先生とはとても気が合うので、今の病院で気長に治療しようと思っているところです。
これからも参考になる情報をいただきたいので、無理なさらない程度での記事を待ってます。
[引用元] http://blog.m3.com/tenchanoffice/20080927/1#comments
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天ちゃんのところは、今月から、外来単位を1単位増やしました。
さすがに今年度からの診療報酬減収分を、従来の外来数では物理的にカバーできなくなってしまったから、に尽きます。
それで、ちょっとだけ、新患の受け入れ状況が改善しました。
しかし、確かに...先月までは、新患予約の患者さんには、数週から1か月先までお待ちいただくのが当たり前でした(>_<)。
急を要すると予約相談時に判断された患者さんには、精神科医体制が相対的に恵まれている、親病院の受診を勧めてきました...。
精神科診療所、メンタルクリニック数は、増勢にあります。
しかし、開院して、しばらくすると、いずこも患者さんがいっぱい! という状況になってしまうようです...(>_<)。
精神疾患は、心の風邪なぞという、急性疾患ではなく、療養期間が比較的長くかかるという、疾病特性があるゆえ、でもありますが...
極端な医師数抑制政策が採られてきたことがメインの理由であることは、改めて述べるまでもないことでしょう...(?)。
[関連記事]
精神科医数の少なさ http://blog.m3.com/tenchanoffice/20070508/1
http://blog.m3.com/tenchanoffice/20071019/2
”精神科入院特例” http://blog.m3.com/tenchanoffice/20060531/1
患者数の多さ http://blog.m3.com/tenchanoffice/20070115/1
http://blog.m3.com/tenchanoffice/20070411/3
羨ましがってばかりいても http://blog.m3.com/tenchanoffice/20060723/1
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読者患者さんの「語り」データベースも3編を掲載することができました(^^)v。
患者読者さんのコメントを募集しま~す♪m(__)m。
↓ ↓ ↓
http://blog.m3.com/tenchanoffice/20080916/Re_____1#comments
このコメント欄(↑)の記載を、コピペ(↓)しておきま~す(^^)v。
> 発症の頃、精神科医療との出会い、お薬を飲むこと、うつ病急性期の体験...
> 再発予防で心がけていること...などなど、いろいろな切り口で、読者の
> みなさんの「語り」をご提供いただけると幸いです。
> 自殺予防という視点では、どうやって希死念慮と付き合ったか、なども...
> 自己開示し過ぎて、後で、具合の悪くならない程度でお願いいたしますm(__)m。
> コメントを投稿後に、削除したい場合は、その旨コメントくださるように、
> お願いいたします。
さて今夜は、じゅんじゅん さんの「語り」を読んでいて...補足しておきたいと思ったことを記事にします。
↓ ↓ ↓
http://blog.m3.com/tenchanoffice/20080923/2
それは...
> しかし,この時期は「良いのか悪いのか」自分でも認識しにくい「かなり不安定に
> なりやすい時期」であるような気がします。
そうですよね...患者さんご自身で、自分の抱えている精神疾患の症状をモニターできるようになれたらいいですよね(?)。
(注:モニターって、救急病棟とかで、患者さんの胸に3か所導線が貼り付けられていて、ナースステーションで、脈拍等を描きだせる機械が置いてあって、その機会をモニターと呼んだりしています。ある商品のモニターさん募集! って言う時のモニターとも同じです。)
天ちゃんの日常臨床での工夫をご紹介しましょう。
とても単純な作業です(^_^;)。
たとえば、うつ病の場合、うつ病の診断のところでご紹介した、構造化面接の項目を、診察場面でお聞きします。
↓ ↓ ↓
http://blog.m3.com/tenchanoffice/20060912/1
お聞きする項目内容を再掲しておきます。
----------うつ病の症状モニター項目--------------------------------------------
以下、すべて、「この2週間以上」 というのを頭につけてください。
A1 毎日のように、ほとんど1日中ずっと憂うつであったり沈んだ気持ちでいましたか?
A2 ほとんどのことに興味がなくなっていたり、大抵いつもなら楽しめていたことが楽しめなくなっていましたか?
1.毎日のように、食欲が低下、または増加していましたか? または、自分では意識しないうちに、体重が減少、または増加しましたか?
2.毎晩のように、睡眠に問題(たとえば、寝つきが悪い、真夜中に目がさめる、朝早く目覚める、寝すぎてしまうなど)がありましたか?
3.毎日のように、普段に比べて話し方や動作が鈍くなったり、またはいらいらしたり、落ち着きがなくなったり、静かに座っていられなくなりましたか?
4.毎日のように、疲れを感じたり、または気力がないと感じましたか?
5.毎日のように、自分に価値がないと感じたり、または罪の意識を感じたりしましたか?
6.毎日のように、集中したり決断することが難しいと感じましたか?
7.自分を傷つけたり自殺することや、死んでいればよかったと繰り返し考えましたか?
-----------------------------------------------------------------------------
ついでに...(軽)躁病の方の症状モニター項目内容についても再掲しておきます。
↓ ↓ ↓
http://blog.m3.com/tenchanoffice/20061016/2
----------(軽)躁病の症状モニター項目-----------------------------------------
1.今までに、「気分がいい」とか「調子が高い」と感じたことがありますか? または、トラブルに巻き込まれたり、周りの人からいつものあなたではないと言われるほど、活力に満ちて、自信にあふれている期間がありましたか?
2.今までに、口論や、口喧嘩や、殴り合いの喧嘩をしたり、家族以外の人を怒鳴りつけたりするほどに、何日間か続けて怒りっぽかったことがありましたか?
3.他人ができないことができると感じたり、自分が特別重要な人物であると、感じたことはありますか?
4.あまり眠らなくても大丈夫になりましたか?(例:3時間眠っただけでよく休めたと感じる)
5.切れ目なくしゃべりすぎたり、周りの人が分かりづらいほど早口で話しましたか?
6.いくつもの考えが競い合ってわいてくるような感じがありましたか?
7.ちょっとした刺激で注意がそらされるほど、集中できませんでしたか?(これは注意集中はできるけれども、些細な外的刺激や関係ない外的刺激で、簡単に他に注意が向いて、結果的に集中できないカンジです。)
8.周囲の人が心配するほど、活動的となったり、休みなく動き回ったりしましたか?
9.危険や、結果をかえりみないほど、快楽を得るための行動に夢中になりましたか(たとえば、浪費、車を運転する人ならむちゃな運転、性的無分別-異性との付き合いが乱れる-など)?
----------------------------------------------------------------------------
ここでは、うつ病と(軽)躁病の場合だけを例示しましたが、他の精神疾患でも、まったく同じように、症状モニタリングしています。
うつ病と(軽)躁病の両方を実施しても、たったの数分です。
天ちゃんは、こうした症状モニタリングを、たとえばうつ病の急性期の場合には2週間に1度、(軽)躁病の急性期の場合には1週間に1度程度の頻度で実施しています。
その後は、各疾患の病期・病相に応じて、数週間に1度とか、1~2か月に1度とか、反復測定しています。
こうしたワン・パターン(^_^;)の作業を繰り返していますと...当然、患者さんも慣れてくださいます(^^)v。
そうする内に、今度は、モニタリング前に、
<うつ病の症状はいくつ「はい」ってなりそうですかぁ?>
<躁病の症状はいくつ「はい」ってなりそうですかぁ?>
<テストじゃぁありませんから(?)、気軽に過去2週間(1週間、etc.~疾患によって異なります)を振り返って答えてください(^^)v。>
...と、まぁ、そんなカンジに前振りして(教示、と言ったりしますが)から、上記、質問を実施するようにしています。
...そうやって、ステップアップしていきます。
こうすることで、セルフ・モニタリング力をアセスメントできますし...その力を修得していただけるようにしています(^^)v。
こういう次第なので...卒業のときに、各疾患の診断シートが、大事なプレゼントになってくるワケです(^^)v。
↓ ↓ ↓
http://blog.m3.com/tenchanoffice/20060706/_o_
http://blog.m3.com/tenchanoffice/20080704/1
じゅんじゅん さん(に限りませんが(^_^;))、どぉ~ぞ、セルフ・モニタリングなさってみて、その力を養ってみてくださいマセ~♪(@^^)/~~~
蛇足ですが...認知行動療法(CBT)の一つ、とご紹介していいと思いますが、対人関係療法(ITP)なんかでも、こうした症状モニターは必須のステップになっていま~す(^^)v。
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書こうと思った本題を、書くことができそうです(^_^;)。
このテーマでは...過去記事を2つ書いています(^_^;)。
↓ ↓ ↓
自律神経嵐の対応 http://blog.m3.com/tenchanoffice/20080918/1
易怒性つながりで http://blog.m3.com/tenchanoffice/20080919/1
自律神経嵐の時期は、易怒的になりがちである、って記事は以下。
↓ ↓ ↓
http://blog.m3.com/tenchanoffice/20080807/1
そもそもは、この記事(↑)を書いていた頃に、易怒性の目立つ男性患者さん(Oさん、とします)が初診されていました。
前医では、うつ状態を伴う不安障害とかっていう診断の下、薬物治療が行われていました。
天ちゃんの診断面接の結果は、躁うつ病(^_^;)。
易怒性が目立つって...たとえば
パチンコ店の駐車場に車を止めていて、乗って帰ろうと車に戻ろうと歩いていたら、「金出せっ!」って「若いニイチャン」に声をかけられたそうです。
一見して、「これは勝てる!」と思ったそうで...最終的にボコボコにしちゃったんだそうです(>_<)。
ま、カツアゲ、に遭ったわけですが...
「親からも言われたし、冷静になってみると自分もそう思うが、大した額のお金をもっていたわけでなかったから、有り金を渡して穏便に終わらせることもできた」
「ふだんから、イライラしていて、爆発してしまいました。」
...とのことでした。
疾患診断は、躁うつ病でしたが...状態像診断は、うつ病の症状いくつかと躁病の症状いくつかとが併存している...躁うつ混合状態とでも言える状態でした。
ちょうど、以下の記事の図の○のところに相当していました。
↓ ↓ ↓
http://blog.m3.com/tenchanoffice/20061101/1
ずいぶん以前の記事ですが...気分感情安定薬を選択する際の補足的な情報として、脳波検査を実施する、ってことをご紹介したことがあります。
↓ ↓ ↓
http://blog.m3.com/tenchanoffice/20061023/1
その手順にのっとって、Oさんには、親病院で、脳波と頭部CT検査を受けてきていただきました。
Oさんの場合の易怒性は、実は、上記○の時期にだけ見られるものではなく...躁うつ病(と後から振り返って言えたワケですが)の症状が割合改善しているときにでも、怒りっぽいというのがミソ(?)でした。
脳波検査の結果は...予想通り、ある一定の異常パターンを描いていました。
そのパターンにふさわしい(?)気分感情安定薬で、かつ抗テンカン薬を処方することにしました。
血中濃度を測定しながら(注:健康保険を適応できるのは月1回まで(>_<))、有効血中濃度に達するまで漸増し...
たまたま今日の外来を受診してくださいました。
「(天ちゃん)先生、何か、最近怒りっぽくなくなってきました。」
<オクスリが効いたんでしょうねぇ(^^)v>
「しばらくできなかった、彼女ができたから、心安らかになったのかも...(?_?)」
<...(^_^;)>
(彼女との関係が良好なうちに、クスリを減らしてみれば分かるかもだけど...?(^_^;))
(つづく...)
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最近のコメント欄から、「患者の語り」シリーズ(?)を続けて掲載しておきたいと思います。
EBM(根拠に基づいた医療)の発展と時をほぼ同じくして、いわばEBMの発展から必然的に、NBM(語りに基づいた医療)が展開されるようになりました。
医療とは...
EBMが一方の側面であるとするならば、その一方の側面がNBMですから、両者の統合...あるいは融合がなされてこそ、初めて成立するものであるハズですから。
逆に、EBMに精通している医師ほど、NBMを重要視して患者さんと共に医療を展開しているハズです(^^)v。
(これらに、天ちゃんはIBM(直観に基づいた医療)をも加えたいと思います。)
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天ちゃん先生、お久し振りです。自身の体調がイマイチで、読ませていただくだけになっていました。
病前性格についてですが、「神経質因子」ですか・・・是非詳細を知りたいと思います。
現在、仕事は相変わらずきつく、その中でベストを尽くそうと頑張っています。サポートしているうつ病(躁鬱病?)の人は光が見えません。
そして私自身、自律神経症状が出ていて、うつの再発かと不安な毎日です。今のところ気分は落ちてないと自分では思いますが。多彩な身体症状に悩まされています。もっと自分を知りたいと思います。
天ちゃん先生、近況(愚痴?)を記事に取り上げてくださってありがとうございます。通勤の電車の中で携帯で読みながら、じわ~っと涙ぐんでしまいましたぁ。
その後のご報告を少しいたします。水曜日に精神科の主治医から、「メイラックスを飲んでみますか?」と言われ、晩に1ミリを一週間分処方していただきました。
でも、飲むと倦怠感がひどく家事も出来なくなってしまい、これでは何のための処方かわからないと2日飲みましたが自ら断念しました。
木曜日に近所の内科のホームドクターのところへ定期受診(高血圧の管理と、偏頭痛・三叉神経痛・アレルギー性鼻炎を主に、4週間に一度受診しています)し、症状を訴えたところ、「自律神経失調だね。ちこさんは精神科にもかかってるから、そちらの方が私よりいい処方が出来るだろう。精神科で相談してみなさい」とのことでした。
今日、改めて精神科の主治医のところへ行き、(天ちゃん先生のアドバイスも頭に置きながら)、内科で言われたこと、自分としてはどうしたいか・・・を話しました。うつの再発の懸念は捨てきれないものの、抗うつ剤の増量は今の段階では積極的にはしたくない、自律神経調整薬(グランダキシン)を試してみたいこと、ダメだったら改めて考えたい、・・・。
主治医は、うつの再発とは考えていない、ただ、自律神経失調は確かなので、まずグランダキシンを朝晩試してみよう・・・と言われ、現在の抗うつ剤(アモキサン30ミリ/日)に加えて処方していただきました。なお、以前より、緊張性頭痛や肩こりの緩和を目的に、デパス0.5ミリを頓服としてもらっていましたが、最近その服用回数が増えていました。「しんどいとデパス」と、つい頼ってました。
環境調整は、なかなか難しいのが現状です。過労と心労は仕事を辞めない限りなくならないでしょうし、辞める時はある意味自分の中で人を切り捨てる時になり、それは今のところ全く出来ない話です。要因については主治医とも共有できていますが、仕事を続けることについてはノーコメントです。休日はしっかり休むようにと言われています。
そんな感じで、今夜からグランダキシンの服用を始めています。
[コピペ元]
http://blog.m3.com/tenchanoffice/20080916/Re_____1#comments
http://blog.m3.com/tenchanoffice/20080918/1#comments
★追記★08/09/27
グランダキシンを飲み始めて一週間です。最初は眠気がありましたが、慣れてきました。何より、不快な症状が治まっています。発汗や動悸も、一晩寝ても取れない疲労感も、ほぼなくなりました。『対症療法』成功みたいです~。
http://blog.m3.com/tenchanoffice/20080925/2#comments
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[関連記事]
自律神経嵐関連の記事・・・
うつ病シリーズで http://blog.m3.com/tenchanoffice/20060927/1
躁うつ病シリーズで http://blog.m3.com/tenchanoffice/20061101/1
統合失調症シリーズで http://blog.m3.com/tenchanoffice/20070207/1
対応について http://blog.m3.com/tenchanoffice/20080918/1
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さっそく、読者の方々から、コメント欄に「語り」をお寄せいただけました。
今は、夜間外来の隙間を縫って、記事を更新しています(^O^;)。
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「患者の語り」データベース に非常に興味を持ちました。私は医師ですが、医師になりたての頃は小児科医
→おそらくうつ病発症で休職(その時点で精神科受診あり)→小児科で何度か復職失敗し→精神科専攻へ転科→適応障害(うつ状態、自殺未遂あり)→出勤できなくなり引きこもり→ある伝手で友人クリニックの非常勤医(週3勤務)になり現在に至っております。未だに精神科通院は継続しておりますが、(今は不安障害と診断)この頃やっと自分で受け入れて人にも話せる状態になってきたところです。患者の語り会等あれば参加してみたいです。天ちゃん先生のブログでいろいろ勉強させていただいて、自分の健康管理に役立てています。
これからも読ませてもらいます。
じゅんじゅんさんのように、今回は今の自分の状況と健康管理で気をつけている点で書いてみます。
私は今は抗うつ剤1剤と安定剤1剤のみ内服中です。月1回の定期受診継続中です。睡眠は睡眠薬なしで十分取れるようになりました。仕事も週3日勤務で適度な疲れです。家に帰ってからは家族の協力もあり、体調に合わせて家事手伝いをしています。
今は発症前と比べたら活動性は約3-4割で抑えている気がします。一日にすることにしても、メインが1つこなせれば十分と自己評価しています。また疲れた時は仮眠が取れれば、こまめに昼間でも寝ています。後、人と比べないことを心がけています。病気に関しては治すではなく、つき合うというスタンスをとるようにしています。以前、天ちゃん先生が患者さんがある種あきらめた途端、病状がぐんと良くなったという感じはここ最近体験しました。ぼちぼち前に進めれば
いいと思っているところです。
[前半] http://blog.m3.com/tenchanoffice/20080916/Re_____1#comments
[後半] http://blog.m3.com/tenchanoffice/20080923/2#comments
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[関連記事]
治すよりもつきあう http://blog.m3.com/tenchanoffice/20061002/1
http://blog.m3.com/tenchanoffice/20080913/2
過去記事にも記載したことがありますが...体力的な低下に対する対策って、案外、盲点のような気がしています。
ざき さんは、「発症前と比べて活動性は約3-4割」とのこと。
天ちゃんは、体力の一部を測定し、体力と相関のある、握力をおもむろに測定してみたくなる局面です(^^)v。
↓ ↓ ↓
心と体と両方で一人 http://blog.m3.com/tenchanoffice/20060524/1
握力測定結果 http://blog.m3.com/tenchanoffice/20060720/1
--今確認しましたら、文科省御用達性別・年齢階級別握力データのグラフが飛んでいます<m(__)m>。
デイケア編から http://blog.m3.com/tenchanoffice/20070407/2
そうやって査定(アセスメント)して、現状から、どうやって体力を”人並み”に戻していけるかを検討する局面のような気がしました...。
(せっかく、ざき さんが「人と比べない」とお書きくださっているところ...(^O^;)m(。_。)m)
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