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< 島 悟 先生を語る会 | メイン | ・・・補記 手話通訳者 >
日曜日にも関わらず...(^_^;)
今日の午前中は、過去記事のような講演会が、ご縁で...
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http://blog.m3.com/tenchanoffice/20080720/2

こんな(→)絶景の見える某所で、手話通訳者の方と関係者の方...もちろん聴覚障害のある人たちも...を対象にした講演を行ってまいりました。
終え次第...昼食にとご用意いただいていたお弁当を引っ提げ...新幹線に飛び乗って、このブログでも先日 [告知] させていただいた、アップルビー教授@英国保健省の講演を聞いてまいりました(^_^;)。
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http://blog.m3.com/tenchanoffice/20100128/1
本書(↑)の著者の武内先生の講演を聞くことはできませんでしたが...残念(T_T)。
そもそも遅れる予定よりもさらに遅れて会場の、東大安田講堂に入ったのですが...アップルビー教授の講演は、冒頭から聞くことができました(^^)v。
英国では、ブレア政権になって、医療改革が政策の大きな柱でした。
改革の枠組みは、National Health Service (NHS) Framewaorkとして提示され...優先度の高い領域としてメンタルヘルス(精神保健、と言っても医療を含みます)が認識され...
7つの基準が設定され...
1.精神保健増進
2.プライマリケア
3.アクセス
4.ケアプラン作成
5.入院医療
6.介護者≒家族支援
7.自殺予防
・・・これらのうちの4つについて概要を述べられました。
●精神医療改革では...
コミュニティケアを推進し、220の積極的アウトリーチチーム、335の危機解決/在宅治療チーム、50の早期介入チームを組織する。
人口千人当たりの入院数が4割近く減り...
早期介入によって、従来の標準的治療に比べてコストが3分の1減り...
18歳~65歳の成人のメンタルヘルス支出は5割増えたことで、コンサルタント精神科医数が5割増え、メンタルヘルス看護師数は2割増えた。
(コンサルタント、看護師の待遇が改善したってことですネ(^^)v。)
こうした精神保健・医療サービスに対する当事者の満足度は9割以上が肯定的な評価をしてくれるようになった。
●自殺予防では...
推計値どおりに推移するなら、この改革期間に目標値の20%減を達成できる見込みである。
(天ちゃんの注:3年間のデータの平均をとって評価するので。)
ターゲットにした35歳未満の男性の自殺率は確実に減ったが、35歳以上の男性は横ばいのままである。
入院患者の自殺は、法律で、カーテンレールの撤去または体重で外れるものとしたことで確実に減った。
また、通院の中断などによる患者の自殺率も確実に減った。
●治療の近代化では...
NICEのガイドラインの寄与もあり、非定型抗精神病薬の処方が右肩上がりに増え、定型薬と逆転した。
非定型は、定型に比べて治療効果で上回るとのエビデンスは極めて限定的だが、副作用が少ないことは確実で、患者さんにも受け入れられたのであろう(受容性が高い)。
●入院治療では...
病棟のアメニティが閉鎖病棟ではあるが開放的で明るくカラフルで清潔になった。
・・・とほぼパーフェクトととも言える成果を出すことができた。
英国では、以上の10年計画を一旦終了し...ゴードン・ブラウン首相となって、New Horizen (新たな地平) に着手したところである...(@_@;)。
天ちゃんも、NICEのガイドラインは、日々の臨床の参考にしてきたところですが...
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http://blog.m3.com/tenchanoffice/20090219/1
フロアーからの質問でも、このNICEに関するものが出されました。
日本でも...似た取り組みとして、Mindsがありますが、保健省の下に、しかも独立組織としてエビデンスを更新し続けるNICEの域には到底かないません(>_<)。
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http://minds.jcqhc.or.jp/
まず、調査があって、”科学的”な分析の上で、ヘルス・プランを立て、目標値を掲げて、実直に推進、達成する...(@_@;)。
アップルビー教授のような立場の人そもそもが、わが国の場合当てはまるポジションがありません(^_^;)。
大学教授であり、精神医学の研究者であり、保健省の参与...「でも、政治家ではありません。」 ・・・とのことです。
摂食障害の治療についてのエビデンスがほしい・・・リクワイアメントを出すと...アカデミックなスタッフが情報を収集し分析しインテリジェンスとしてまとめ上げる...
これって、インテリジェンス活動そのもの...シギントの保健版だぁ(@_@;) ・・・ってことに気付きました。
こんな(↑)書籍を読み終えたところだからだったでしょう...(^^)v(^_^;)
007(ダブルオーセヴン)の国だった! ・・・と妙に感心してしまった、刺激的な1日でした(^^)v。
蛇足。
「政治家は愚かな決定もよくするが、賢明な決定をすることもある。」
・・・英国の精神保健・医療改革の一連に関わった立役者に、どうしてこういう改革が可能だったのか? というフロアー質問に対する、アップルビー教授の言葉(^^)v。
さらに蛇足。
会場には...政治家や厚労省の職員も参加されていました(^^)v。
今日が、先進諸国の中で唯一取り残された、わが国の精神保健・医療・福祉の改革の第一歩となってほしい(・へ・)。
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