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グリム伊藤公雄 さんから、過去の適応障害に関する記事に、コメントをいただいていました。
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http://blog.m3.com/tenchanoffice/20061026/1#comments
> 適応障害といえば雅子様の一件がありましたね。
> 天皇制は廃止すべきだと思います。なぜなら天皇制は日本国憲法のほかの条文と矛盾している点がたくさんあります。天皇が世襲制であることは、平等原理に反しています。
> 天皇は皇居、皇族は元赤坂に住むことが定められており、職業選択の自由、居住および転居の自由が保障されていません。天皇・皇族には選挙権もありません。このような立場の人間が特定の家に代々受け継がれるのはあまりにもかわいそうです。皇族は公人になるか、私人になるかを選ぶ権利もなく、いやおうなしに公人として生きていくことを強いられています。端的にいえば、皇室には人権がなく、天皇制は非人道的な制度です。当然、皇族として生きていれば適応障害にもかかりやすいでしょう。
> 去年ネパールは王制が廃止され、連邦共和制に移行されることが決まりました。日本も共和制に移行すべきではないでしょうか。
> 今年は総選挙を機に国会議員の世襲の是非についての議論が交わされましたが、そんな中で天皇制の存廃を問う議論が盛り上がらなかったことが不思議でなりません。職業選択の自由は、親の同じ職業を選ぶ自由もあり、親とは別の職業を選ぶ自由もあるということで成り立っているはずです。
・・・天皇制そのものについて論じることは...このブログの範疇を超えますm(__)m(^_^;)。
グリム伊藤公雄 さんが述べられているように、「皇族として生きていれば適応障害にもかかりやすい」 かどうかは、データを知らないのですが...(^_^;)、むしろ天ちゃんは...当ブログでも政治家と精神疾患、政治家と自殺などについて記事を掲載してきましたように...
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松岡農水相の自殺を予防に活かす
http://blog.m3.com/tenchanoffice/20070529/2
突然の辞任
http://blog.m3.com/tenchanoffice/20070913/___v
中川大臣の辞職を活かす
http://blog.m3.com/tenchanoffice/20090221/1
中川元財務相急逝の”効果” http://blog.m3.com/tenchanoffice/20091008/2
これらと、まったく、同じ趣旨で...雅子さまの 「適応障害」 も、予防や施策の推進に”活かす”という視点でとりあげたいと思っています。
つまり、第一に、政治家だろうが、皇族だろうが、精神疾患にかかり得る、という事実です。
そのためには、政治家と精神疾患・自殺の記事では、労働関連精神疾患や自殺ととらえ...現行の労働安全衛生の法体系等から...予防対策の視点やその必要性について述べました。
この予防の視点から、制度そのものに関わって、グリム伊藤公雄 さんがコメントくださっているように...現行の天皇制ではなく、共和制なら、精神疾患の発生確率が本当に低下するのであれば...精神医学的にも、天皇制の是非について論じる価値が大いにあると思います。
しかし一方、現行天皇制から共和制に移行する際の”移行ストレス”による影響の大きさ、皇族以外の...国民(?)からの精神疾患発生確率が...どうなるだろうか? ・・・という 「裏」 側も、十分検討しておかなければならないでしょう...。
なお、過去に取り上げた政治家と精神疾患については、現政権誕生までの政治体制(?)の...移行ストレス下にあって発生したものととらえることもできるかも知れません...(?)。
第二に、天ちゃんは...逆に、どんな制度下であろうと、発生確率の高低の違いはありましょうが...必ず一定の割合で、精神疾患は発生してくるものと思っています。
・・・つまり、100%の予防は(理論上も)不可能、です。
(そう大きなコストをかけずに可能な限り、100%に近付くようにしたい、ある程度できる、っていうのが過去記事でした。)
ですから、どんな制度下にあっても、その運用と言いますか、その制度に関わる人対人の対人関係ストレス等のあり方が重要になってくると思います。
詳細は知りませんが...たとえば、雅子さま...と言いますか、皇太子ご家族と、それを取り巻く環境との関係がどうであったのか? ・・・ということです。
逆に、この点が報道で知り得る状況と違っていたら、現行天皇制下で、その皇族に入られた雅子さまの適応障害の発症はなかったかも知れない...と考えます。
第三に、雅子さまのお立場を、公務という視点でとらえられるのではないか? ・・・というものです。
法規定上、あり得るのかどうか...ハテナ? ですが...(^_^;)。
それを置けば...第一点目と同様に...現行労働安全衛生法や規則や指針・通達の視点から...適応障害の予防対策は十分に取れたはずで・・・
・・・また、雅子さまの問題は、私たち働く者の問題・課題として、決して他人ごとではない、っていうことにもなりますネ(^^)v。
モチロン、法規定上あり得ても...公務災害申請されることはないでしょうし...。
公務災害認定率の、民間労働者に比べた、低さといったら・・・(@_@;) ですが...。
第四に、治療の問題です。
報道から知れる限り...治療は難航しているようですね...(?)。
どんなストレス要因と雅子さまどんな個人的要因の間で、不適応が生じているのか...?
報道によれば...主治医は、認知療法の第一人者(?)とのことですから...認知療法では突破し得ない、タフな環境側要因があるのでしょう...(?)
心頭滅すれば火も自ら涼し ⇒ http://www.erinji.jp/
・・・とは行かないですし...いくら”火も自ら涼し”くても、結局は焼き討ちされれば焼き殺されてしまうワケで...(>_<)
本質的な解決はあり得ないワケです(・へ・)。
第五に、日本社会における女性、という視点です。
確かに...グリム伊達公雄 さんがお書きになっているとおりだとしたら、天皇制は、”私たち”の感覚に合わなくなってきている...かも知れません。
グリム伊達公雄 さんのハンネからは...男性と推察できますが...女性読者は、この雅子さま、雅子さまの適応障害、その顛末をどのようにお感じになるでしょうか?
論点を広げて...グリム伊達公雄 さんが呈示されている、天皇制とかかわっても・・・?
天ちゃんは、日本社会における女性の置かれた立場、っていう切り口からも、雅子さまの窮状(!?)が理解できる面があるように思えます。
最後に...
適応障害に関わって...過去記事以降に、天ちゃんが感じていることをご紹介したいと思います。
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「適応障害」について http://blog.m3.com/tenchanoffice/20061026/1
それは...適応障害との診断が安易につけられることがあるのではないか...という印象です。
適応障害と診断する際...あくまで除外診断、です。
しかし、産業医の立場からも...また、臨床精神科医の立場からも...除外診断=他の精神疾患に罹患していないこと、をキッチリと診断作業せずに...適応障害と診断されていると思われる事案に時々遭遇してきました。
診断あって治療あり、ですから...診断が違っていれば治療も相当違ってきます。
なお、天ちゃんの経験では、適応障害とされた患者さんの診断の多くがうつ病か反復性うつ病、そして時に躁うつ病...と診断されるべきことが多かったです。
(ごくまれに、アルコール依存症...あるいは、+アルコール依存症...)
適応障害の診断が維持された方は...本当に少数でした(>_<)。
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