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失踪...

天ちゃん / 2009.08.06 21:45 / 推薦数 : 2

失踪は...重要な自殺のリスクファクター、自殺の兆候...サインの一つ、です。

・・・と高橋先生のレクチャーでも、強調して触れらていました(>_<)。
  ↓        ↓        ↓
http://blog.m3.com/tenchanoffice/20090731/_v1

 

天ちゃんが担当した患者さんではありませんが...

男性SEさんで、ご家族のご相談に乗ったことがありますが...

会社の飲み会が終って...上司、先輩、同僚と別れて以降の消息が途絶えている。

・・・その息子さんの財布が、某海岸の砂浜でみつかった...海水浴客に拾われ、それが警察を通じてみつかった。

・・・という事例に接したことがあります。

精神医学的に、息子さんの精神心理状態がどうであったのか、知りたい。

・・・と言うのが、天ちゃんのところにおいでになった理由でした。

もう何年も前の話ですが...いまだ、消息がつかめた、というご連絡をいただいていません(>_<)。

・・・逆に、亡くなられたというご報告も...

「...かように、白か黒かハッキリしないで、いつ帰ってくるかと待つ日々ほど苦しいものはありません...。」

 

天ちゃんが、担当した患者さんでは...反復性うつ病性障害と初診時に暫定診断させていただきましたが...(その後、そう確定診断しましたが。)

某企業の経営陣のお一人である、お兄さんが心配して、天ちゃんのところを同行受診されたケースがあります。

1週間、所在不明で...かなり離れた地方から、突然、ご本人が、お兄さんに電話があり...お兄さんが迎えに行って、連れ戻してきた、って方でした。

1週間の最初の部分と、お尻の部分の記憶はつながっているのですが...

間の記憶がありません。

・・・記憶喪失、でした。

自分が所持していたレシートや、カプセルホテルの領収書から...

「...どうやら ××地方で過ごしていたらしい...(?)。」

・・・てな次第でした(^_^;)。

 

解離性遁走[フーグ] と診断します。

うつ病をはじめとした気分障害に併発しやすいことが知られています。

--家出・放浪・失踪・遁走・病的旅行などは、互いに重なり合い、認識する次元が異なるが、うつ病に際して心身疲労の極のような状態で遁走が見られることや、激越うつ病(急激に発症し抑うつ感よりも不安焦燥が激しく落ちつかないタイプのうつ病)の際に遁走が発現しやすい。-- 矢崎妙子.ヒステリーとうつ病.臨床精神医学9(11):1157-1162,1980.

 

この男性は、失踪前に、相当に過酷な労働実態があり...結局、そこを退職されましたが...

お兄さんが掛け合って、退職金+α を、勝ち取りました。

この方は、その後、天ちゃんのところを中断されて、しばらくしてうつ病を再発、と同時にやはり再度、解離性遁走[フーグ]を併発されました。

(・・・今は、自宅近くの精神科医療機関を利用されています。)

この解離性遁走[フーグ]は、云十年の精神科臨床経験で、他にも数例経験しています。

 

お一人目の方は...もしかすると、”最悪の結果”をすでに踏んでしまわれたのかも知れません...(T_T)。

お二人目の方は...幸い、今は元気に、新しいお仕事についておられるようです(^^)v。

 

ご主人が、麻薬取締法違反容疑で逮捕されるという、ライフイベントは、相当に大きな精神心理的インパクトになったハズです。

天ちゃんは、決して熱狂的なファンではありませんが...今日、この記事で例示したお一人目の方ともども...無事を祈っていますm(__)m。

小学生の子どもを抱えた、ワーキング・マザーと、括ることが許されるならば...

そのこと自体で、どれだけか、シンドイ日々を送っていたか、送らざるを得ない子育て支援環境しかないこの国での日々を暮らしていたかに、(勝手に!)思い馳せることができます。

...そして、昨今の報道が...連鎖しないことも、強く願っています(・へ・)。

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