天ちゃん
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Re: Jさんからのご質問~

天ちゃん / 2009.06.29 17:49 / 推薦数 : 2

前回の記事に、J さんからご質問をいただきましたm(__)m。
  ↓         ↓         ↓
http://blog.m3.com/tenchanoffice/20090627/2#comments

> 天ちゃん先生、教えてください。
> 軽躁エピソードと病的でない普通の状態の区切りがわかりません。普通の状態と欝を繰り返すなら反復性鬱病だし、軽躁があれば躁うつ病Ⅱ型ですよね。
> でも、本人は軽躁といわれてもピンとこないし、病識はないと思うのでどういう場合に軽躁と判断されるのですか?

・・・大変大事な、重要な、ご質問ですね(^^)v。

 

関連リンク中[スピンオフ] 躁うつ病関連記事0807からたどっていっていただけますと...

以下の躁うつ病 その2、にたどり着けます。
  ↓         ↓         ↓
http://blog.m3.com/tenchanoffice/20061016/2

ちょっとだけ複雑なんですが...この過去記事(↑)でご紹介したような質問を、ご本人(=患者さん)にして、応えていただきます。

その上で...

<・・・こうした質問のうち、あなたは○と×と□と△を同時に4日以上満たしていた経験がある(今現在経験されている)ということですから...われわれ専門家が設けた国際共通の基準では...軽躁病(エピソード)と判断させていただくことになります...(^_^;)。>

・・・と言ったご説明を、こちらからするのを、としています。

天ちゃんの過去8年間の経験では...ほとんどの患者さんが、納得してくださいます。

・・・ので、”病識がない”というのは...われわれ専門家の説明不足、情報提供不足で起きている...医原性の側面も確かにある、と天ちゃんは思っています。

 

患者さん自ら気づいてくださることも多い点ですが...

<われわれ専門家が設定した基準に従った、軽躁状態を経た後、必ず、うつ病と診断できるほどのうつ状態を経験されてきませんでしたか...?>

「...本当にその通りですねぇ...だから、あれは軽躁状態ってことだったんですね!」

・・・って発見(?)し、腑に落ちた、って納得? 感嘆?? してくださる方が多いです(^^)v。

 

モチロン、少数派ですが...最初は、”病的”状態とは承服しがたくて...(^_^;)

「この程度の状態は、誰にだってあるでしょう...(?)」

・・・と反論(?)される患者さんもいました。

・・・が、経過の中で、軽躁...とまで行かずとも、過活動程度であっても、その後うつ状態を経験する...せざるを得ない、ということを繰り返すうちに...

「...(天ちゃん)先生のご指摘の通りでした...(^_^;)m(__)m。」

・・・って報告? 敗北宣言?? してくださることがほとんどでした。

<・・・ねっ!? われわれ専門家の診断基準も捨てたもんじゃないでしょう...!?(^_^;)>

・・・なぁ~んて...(^^)v。

 

あるいは...

<この程度の誰にだってある状態なんですが...そのあなたがよくご承知の誰かさん。実はあなたと同じ双極性Ⅱ型障害をかかえておられる、ってことなんでしょう...(^_^;)。別に、精神疾患を抱えておられても、みなさんが患者になっているワケではありませんから...(^^)v。>

・・・これで、だいたい苦笑いしてくださいます(^_^;)。

中には...

「...んじゃぁ、○○さんにも教えてあげなくちゃぁ~」

・・・と”おせっかい焼き”をしようとしてくれる患者さんもいました(...それこそ軽躁状態かも知れない? って...?(^_^;))。

 

<天ちゃんとこに「通います」ってことなら、新患枠に予約するように教えてあげてください...。でも、正直、そうやって患者さんが押し寄せてきてくださっても、日本の精神科医は不足してますから、対応仕切れないってぇ現実もお見逃しなく...(>_<)m(__)m。>

さらに...

<精神疾患を抱えていても...暮らしが成り立ち、本人も周囲も別にそれで一向、お困りでなければ...何も患者さんになる必要もない・・・かも知れませんし...(?)>

・・・とも付言することもあります(^^)v。

この()、精神疾患という生物学的診断の一方、暮らしが成り立ち本人も周囲もお困りでないというのは...社会的診断とでも言ってよいでしょう。

3つの診断のうち...生物学的診断社会的診断とを総合判断して、患者さんという医療的・社会的ポジションを取る必要はない、ってまとめることができる例です。

ただし...蛇足ですが...双極性Ⅱ型障害であっても、自殺リスクは十分大きいことが検証されていますので...自殺予防対策の視点からは、やはりできるだけ医療につながっていただき、患者さんポジションに甘んじて(?)いただくとするのが、今日的には模範回答になりそうではあります...(?)(^^)v。

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