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身体表現性障害 まとめ

天ちゃん / 2009.05.19 11:59 / 推薦数 : 2

ちこ さんのご質問に触発され、予想外に、長期連載(?)してしまいました(^^)v。

ここで、一旦、今回書き綴ってきました、身体表現性障害and/or FSS シリーズ(?)をまとめておきたいと思います。

ブログ3周年~の記事で、

 

○身体表現性障害
(1)
 http://blog.m3.com/tenchanoffice/20090415/_Re_____1
--DSM-IV-TRの日本語マニュアル記載の有病率(有病割合)を紹介しました。「意外と多い」 というのが、ちこ さんの感想だったようです(^^)v。

(2) http://blog.m3.com/tenchanoffice/20090424/_Re_____
--EBP のお作法についても触れています。天ちゃんは、都合8ステップでとらえています。専門家によって、また、成書によってこのステップの分け方は異なっていると思います。

(3) ”治療ガイドライン”1995 http://blog.m3.com/tenchanoffice/20090425/2
--EBP では、エビデンス・レベル≒エビデンスとしての強さ、を分けることがあります。この1995年の”治療ガイドライン”は、「専門家の意見」 というレベルですが、確かな実践に裏付けられていて、今でも大変有益だと、天ちゃんは思っています。

(4) FSSについて http://blog.m3.com/tenchanoffice/20090428/_Re_____
--「形成メカニズム」 のを掲載しています。見難いのでメール添付で送ってくださ~い! とお求めのあった読者にはお送りしました(今は締切っていますm(__)m。)
--後の記事で、モディファイした、天ちゃんの臨床実践を紹介しましたが、こののそれぞれについて、ある程度触れ、それぞれについて、手のつけやすいところ、取り組みやすいところから、手を入れさせていただいているのをご理解いただけたことでしょう(?)。

(5) FSSのマネジメント  http://blog.m3.com/tenchanoffice/20090428/2
--レビュー論文の表を、天ちゃんが日本語に置き換えたものを紹介しました。

(6) 身体表現性障害という診断名 http://blog.m3.com/tenchanoffice/20090508/FSS_
--別の英語論文の内容を紹介。身体表現性障害の診療ガイドラインがないことの理由の一端を解説しました。

(7) 身体表現性障害の予後 http://blog.m3.com/tenchanoffice/20090511/1
--ちこ さんのご質問の2点目に対応しました。(データはやや古い点に、ご留意くださいマセm(__)m。)

(8) 似た状態とその対応 http://blog.m3.com/tenchanoffice/20090512/1
--当ブログで、すでに過去に触れていたものを、再編集~♪ ってカンジ...?

(9) 疼痛性障害の患者さん http://blog.m3.com/tenchanoffice/20090513/1
--お二人の患者さんの治療経過のパート1部分をご紹介しています。

(10) 疼痛性障害の患者さん http://blog.m3.com/tenchanoffice/20090514/_10_
--パート2、心理社会的治療あるいはCBT的なアプローチまで。

(11) 疼痛性障害の患者さん http://blog.m3.com/tenchanoffice/20090515/_11_
--生活指導や理学的な治療を重ねつつ、CBT的なアプローチを紹介。「治療する患者」 についても、ちょっとだけ触れました(^^)v。

 

・・・都合、11エントリーとなりました。

お二人の女性患者さんの治療経過をご紹介しましたが...結局、症状をなくすことを目標とするのではなく、仮に症状があっても(持続していても)、障害が軽減され、生活の質が改善すればいいじゃない、ってスタンスへと大きく流れてきているを読み取っていただけたと思います。

その結果、症状も確かに軽減していると評価できそうです。

 

ここでも...

治らなくってもいいやと思えたらかえって治る...
  ↓           ↓          ↓
http://blog.m3.com/tenchanoffice/20061002/1

・・・ってメカニズムが働いていそうです。

(お二人の患者さんは、でも今も、治りさえすれば、ってことのようですが...(^_^;))

治らないけれど、付き合い方を覚えよう!

・・・というのを補足しておいた方が、安全でしょうか...(?)。

(付き合い方≒コーピング(スキル)、です。)

こうした治療のスタンスを、勝てないかも知れないけれど ”決して負けない” 治療...なぁ~んて、天ちゃんは呼ぶこともあります。

・・・負け惜しみですけどぉ...(^_^;)。

 

ついでに...HIV/AIDS、新型インフルエンザ...新種のウィルスが”猛威”を奮い...マスコミが踊ることもありますが...

いかに、共存していくか、という視点で天ちゃんはとらえることにしています(^^)v。

退治できないけれど、何とかしのぐ...

根絶よりも、かかってしまわないように努力する、感染させないように努力する...

でも、不幸にも(?)かかってしまったら...せめて死なないように、何とかうまく付き合えるようにする...

・・・すると”免疫”ができて...より強い(?)人類や社会になれる...かな(?(^_^;))。

・・・そんなスタンスが、脅威...今日の本来の文脈で言えば...身体表現性障害とのスタンス、と言えるかも知れません。

蛇足ですが...今に言う、CBTの(一部)のことを、ずいぶん以前に、ストレス 「免疫」 訓練、と呼んでいた時代もありました...。

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コメント一覧

天ちゃん先生、長~い連載、ありがとうございました。お疲れ様でした(ぺこり)
ご紹介いただいた論文までは読むことができませんが(英語が苦手なもので・・)、記事だけでもとっても勉強になりました。自分のことがわからないのは気持ち悪いものですが、理解できるとそれだけでずいぶん心持ちが違ってきます。

現在の主治医の先生が抗うつ剤の減薬のタイミングを計っていらっしゃって、実はそれが不安の種でした。減らしてひどい痛みが出たらどうしよう・・って。でも、痛みがあってもどう折り合いをつけていくかだ・・とわかった今では、あまり心配なく、先生にお任せしようと思えるようになってます。
痛みがあっても仕事や外出の予定は変えず、淡々と過ごすように心がけています。モニタリングは思うような因果関係が出てこないままですが、気にしないようにしています。疼痛よりも、めまいを伴う頭痛が自分では苦になるのですが、寒い時期に出やすいようなので、これからしばらくは大丈夫じゃないかと思っています。

本当にありがとうございました。「意外と多い」同病の患者さんへの励ましになり力になりますように!
written by ちこ / 2009.05.20 17:16
FSSについての連載、ありがとうございました!

医師にはそう診断されてはいましたが、自力では資料などがほとんど見あたらず、暗中模索していました。
共存していくというのは、担当医師の方向性でもありましたが、なかなか納得が行かずに、どうにかして治して欲しい!という態度がついつい出てしまっていたのですが、結局は症状がありつつも、セルフマネージメントを出来るようにしていき、その範囲の中で自分のしたいことをする、できるようにする…ということなのかなと今は漫然と思っています。
ありがとうございました。
written by kemo / 2009.05.21 22:26

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