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> 身体表現性障害と診断できても、いわゆる診療ガイドラインはありません...(^_^;)。
・・・と確かに書きましたが...
たとえば...手元にあるのでは、精神科治療学という星和書店から出されている商業雑誌(専門誌)の1995年6月号の十周年記念特大号に...(精神科治療ガイドラインの特集号です)
高木敬三.12.身体表現性障害.精神科治療学1995:10(臨); 170-1
・・・という2頁の、”治療ガイドライン”があります。
(1995年のものですから...すでに旧く、現在ではソックリとは使えないという点にご留意ください。でも、相当役に立つと天ちゃんは思います。)
まずはその内容を紹介しましょう。
全部で五段階です。
第一段階:身体症状を扱う
患者さんの身体的愁訴(身体症状)を積極的に傾聴することと、身体疾患の除外を常に行うことと、十分な説明の上で薬物療法を行うこと
ただし、薬物療法に対する強い恐怖感がみられたり、薬物療法による身体的変化によって新たな症状が形成される場合は投薬は諦めた方がよく...
投薬内容は、抗不安薬を中心に、場合によってマイルドな抗うつ薬を使用するのが一般的、としています。
第二段階:コミュニケーションを扱う
医師-患者間でのコミュニケーションに占める、身体症状を中心にした内容の割合を徐々に少なくしていき...
・・・ということで、医療者側、あるいは医療者側との関係が、身体症状を持続させたり、増悪させたりする...「医原的」要素を扱い...
第三段階:内面を扱う
徐々に、生活レベル、人生相談的なコミュニケーションに発展させ...「淋しさ」「空しさ」といった空虚感を共感的に傾聴する。
第四段階:生き方を扱う
身体症状以外の...元気な部分、健康な部分を伸ばして行くことで治療合意を形成できたら...
生活上の工夫を支持し、症状を消そうとするのではなく、症状とともに生きようと考えられるように支持していく。
第五段階:治療の慢性化を扱う
治療はズルズルと、メリハリに欠けながら続き...でも、ドクターショッピングに歯止めがかかり、医原的な部分の拡大を減らせる。
治療者や薬に頼るところがあるのは致し方のないことで...いかに減薬していくか話し合い、ゲーム的に取り組んでいただき、減薬できれば共に喜び合える...そうこうするうちに、患者さんの改善感が徐々に育まれ...やがて治療終結が見えてくる...。
(つづく...)
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