天ちゃん
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Doctors Blog

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ちこ さんからの、少し前のコメントに対応しておきたいと思いますm(__)m。
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http://blog.m3.com/tenchanoffice/20090331/1#comments

> ご無沙汰しております。今週やっと、県立診療所の初診にこぎつけることになりました。最初の問い合わせから2ヶ月・・長かったです。

> 最近胸痛が出て、内科で抗うつ剤を処方(精神科の処方薬を増量)され、「心的症状である」という示唆を受けました。現在の症状は疼痛性障害に当てはまり、過去には身体性障害に当てはまる症状がありました。

> 身体表現性障害の患者さんは稀でしょうか? あまり良いサイトが見当たらないので、天ちゃん先生がお料理してくださらないかな・・なんて。

 

...料理とかけてコメントされるなぞ、心にくい、ですね...(^^)v。

 

> 身体表現性障害の患者さんは稀でしょうか?

結論(?)からお応えしますと...ちこ さんの予想に反して(?)、実は、身体表現性障害の患者さんは、多いです。 

天ちゃんのところにも、いくにんも、この診断カテゴリーをかかえておられる患者さんが通院なさっています。

 

身体表現性障害(DSM-IV-TR)には...(いつものように、ですが(^_^;))下位診断として以下のようなものがあり、DSM-IV-TRのマニュアルに、主にアメリカ(というより欧米?)の有病率が示されているものがありますので、付記して紹介します。

・・・有病率~ある時点やある期間の調査で、たとえば地域住民100人中その診断に該当する人が何%かで示されます。有病 「割合」 といった方がいいでしょうか...(?)。精神科外来通院患者100人中何人とか、内科医療機関通院中の患者100人中何人とか...。

 

身体化障害・・・女性で0.2~2.0%、男性で0.2%

鑑別不能型身体表現性障害

転換性障害・・・一般人口10万人あたり11~500人、精神科外来診療機関に紹介されてくる外来患者の3%、一般的身体的・外科的入院患者の1~4%

疼痛性障害・・・罹患率不明だが多い; たとえば1年間にハ背痛のために、米国成人の10~15%が仕事能力の低下が生じている(その一部が疼痛性障害だろう)。ペインクリニックや一般病院における精神科対診といった特定の臨床場面では心理的要因と一般身体疾患の両方に関連した疼痛性障害は比較的多いようである。

心気症・・・一般人口の1~5%、家庭医の外来患者における有病率は2~7%と推定されている。

身体醜形障害・・・地域における有病率は知られていない。精神科では、不安障害やうつ病性障害をもつ人の中で5%未満から約40%の範囲、美容整形外科と皮膚科の診療機関で報告されているデータでは6~15%の範囲。

特定不能の身体表現性障害

 

ちこ さんのコメント中に出てきた下位診断茶色で示しました。

DSM-IV-TRでは、大分類が16種類、その一つが身体表現性障害で、その下位診断が7個ある、ということになります。

身体表現性障害と診断できても、いわゆる診療ガイドラインはありません...(^_^;)。

これらの障害を1つの章に集めるのは、病因またはメカニズムを共有していることを想定しているというよりは、むしろ臨床的有用性 (すなわち、身体症状について、不可解な一般身体疾患または物質誘発性の病因を除外したいという欲求) に基づくものである。

・・・と明記されているように、こう対応すれば、6~8割のこの(これらの)障害を抱える患者さんに対応できる、と言うわけには、なかなかいかない...というところでしょう...(^_^;)。

ちこ さんへ。治療的対応など...続編、要ります?? エビデンスに基づくというよりも、天ちゃんの臨床経験、ということになりますけど...(^_^;)。)

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