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< 遅ればせながら...NHKスペシャル視聴... | メイン | ...(@_@;) >
今日書こうと思う内容は、たびたびこのブログで、手を変え品を変え(?)、すでに、取り上げてきたテーマです(^_^;)。
昨日も...
> (...が、そういう取り組みをしても、現場の経営が、つまり引いては天ちゃん自身を含むスタッフの暮らしが成り立つ、診療報酬体系であってほしい(・へ・)。)
↑ ↑ ↑
http://blog.m3.com/tenchanoffice/20090401/_NHK___
・・・なぞと書きましたしぃ...
それでもまた(!)取り上げようと思い立ったのは、Paul Carpenter 先生のだいぶん以前の以下の、コメント(↓)に触発されてのことです。
↓ ↓ ↓
http://blog.m3.com/tenchanoffice/20090206/F23.2_Re_____1#comments
以下(↓)に、引用させていただきます(一部割愛)。
> 特に精神科の診療報酬は低そうですね。
> 小生は中規模救急病院の放射線科医でCT、MRIなど何億何千万もする医療機器に囲まれて(というかそれがなくては仕事になりません)仕事しています。
> しかし患者さんたちからの要望や、他病院との熾烈な生き残り競争もあり、しょっちゅういろんな機械の買足しソフト更新や買い替えなどをしなければならないので、保守点検も含めると莫大な費用がかかり、多少高めの保険点数がついていても、小生たちが毎日必死で件数をさばいても、結局はたいした純利益にはなりませんが。
> そういった高額医療機器とは基本的に無縁の、こころとこころの対話が主なお仕事でしょうから、詳しくは存じ上げませんが、診療報酬としてはかなりきびしいものであることは容易に想像がつきます。
> その苦しい状況のなかで、天ちゃん先生のような方々が日常の診療にも、カンファレンス、ブログや講演などでのより多くの方との交流にも力を入れられておられることは、同じ医師として頭が下がります。
> 少しでも多くの精神科医はもちろんのこと、日医厚労省官僚政治家など多くの方々がこのブログのことを知り、一度じっくりと読まれることを切に願う次第であります。
> それが経済や社会構造の大転換期にあり、多くの国民が多かれ少なかれこころの問題を抱えているこの国を守る、国民の将来を守るためにいかに大事なことであるかを認識していただきたいと思います。
専門科は違っていますが...同業者からこうしたコメントをいただけるなんて! 本当に勇気づけられましたm(__)m。
Paul Carpenter 先生も、精神科医のご友人やお知り合いがおられるでしょう...(?)。
(Paul Carpenter 先生は、どうやら世代は、天ちゃんと同じくらいの、責任あるお立場の”働き盛り”でいらっしゃるようです...(?)(^^)v)
天ちゃんにも、もちろん、放射線科の医師の友人や知り合いはいます。
はっきり言って、何科を問わず、医業収支は、いずこも大変に厳しい、いえ、厳しくなっている現実があります。
医業収支としたのは、医業経営とすると、経営にはヒト・カネ・モノ・ジョウホウといったいくつもの要素が含まれていますので、カネの部分を強調したいからです。
天ちゃんの仰せつかっているクリニックは、個人開業ではありません。
医療法人立のクリニックです。
ですから、天ちゃんのところのクリニックの医業収支がたとえ赤字でも、法人全体の医業収支が赤字でなければ、最終的には大丈夫(?)です。
しかし、近年、ご多聞にもれず(?)この法人全体の医業収支は悪化し続けています(>_<)。
↓ ↓ ↓
http://blog.m3.com/tenchanoffice/20071027/2
もっとも...医療機関の7割(!)が赤字経営、でしたから...(>_<)。
↓ ↓ ↓
チョコレート http://blog.m3.com/tenchanoffice/20081120/2
天ちゃんとこのクリニックも...いかに件数をさばくか、が大事であった時代もあります。
しかし、これも過去に触れたことですけれど...通院精神療法 改め...在宅・通院精神療法 となってから、いわゆる「5分ルール」が設けられました。
経済的効率(...嫌ですネェ...この言葉)を優先すれば、5分間外来診療が、最もお得(精神科医療機関にとって、です)という時代に、昨年4月からなっています。
精神科クリニックの収入構造は、お察しのとおり(?)、とてもシンプルです(^_^;)。
再診療、在宅・通院精神療法、処方箋発行料(近隣の薬局のお世話になっています(^^)v)、それと時々実施する副作用チェックや診断に必要な諸検査料、文書料など...
それと、併設の精神科デイケアを利用されている患者さんの場合は、精神科デイケア料...
ざっとそんな内容で構成されています。
そして、Paul Carpenter 先生がお察しのとおり、また、このブログをずっと読んできてくださった読者には十分ご承知の(?)複数医師退職に伴って...ある意味そのトバッチリを今一番大きく受けているのが、何を隠そう(?)この天ちゃん...(>_<)
・・・ということで、天ちゃんは、今年に入って、新患を受け入れられなくなっています(>_<)。
新患を診察する場合、初診料、診断のための諸検査料などがセット(?)で算定できますので、ある意味、精神科医療機関にとって(も)”旨味”(...嫌ですネェ、この表現(>_<))があります。
さらに、精神保健指定医という国家資格を有する場合、初診料をちょっとだけ多く診療報酬支払基金等に、医療機関から請求させていただけることになっています。
ところが...上記のような次第(>_<)。
新患の診察を、できるだけ短時間で済ませてしまえば...多少、経済効率的です(^_^;)。
ところが...天ちゃんところでは、新患受け入れに、小一時間を手配しています。
操作的診断基準に沿って診断をするためのインタビュー
操作的診断基準は、薬物療法に対する指針を与えてはくれますが、薬物療法以外の心理社会的治療に対する指針はほとんど与えてくれません(>_<)。
患者さんが抱える精神疾患が、どんな背景や事情や経過で発症してきたのか・・・・原因と考えられる訴要因の同定
発症後、患者さんんにどんなことが起きて、そして患者さんや周囲の人々がどんな対策を講じてきたのか・・・疾患の持続や増悪に寄与する諸要因の同定、および患者さんやその周囲の対処力やパターンのアセスメント(行動分析)
・・・これらに加え、
患者さんとその周囲の人に対して、共に、初期治療計画を立てること
・・・以上の説明と共有と納得をいただくこと(心理教育とインフォームドコンセント)
・・・こうした作業には、どう考えても、通常、平均小一時間を必要とします。
結局...医療の質を一定水準に保とうとすれば、経営収支は大変成り立ち難い診療報酬体系になっています(>_<)。
<...(頼りの)事務長、骨太の骨そしょう症方針、改革なくして成長な~し! の嘘っぱち、化けの皮が完全にとれた、「改悪」前の診療報酬体系に戻したら、ウチの経営収支はどうなるかなぁ~?>
・・・と先日、聞いてみました。
「医者の診療体制にもよりますけどぉ、まず間違いなく、赤字にはならないでしょう...。」
・・・ところで、当法人の医師、看護師の給与平均は、他の医療機関の平均かやや下のクラスの賃金、です(>_<)。
(今日の外来で、時々、このブログにコメントくださる、天ちゃんが主治医をしている患者さんから...先生たちの年収、某医療機関の看護部長、看護副部長クラスの年収かそれに毛が生えたくらいなんですネェ<m(__)m>...退職医師が出たのも、その辺ですか? なぁ~んて逆質されてしまいました(^_^;)。)
そこで...今日のタイトル(↑)。
少なくとも...
「改革」=改悪前に戻せ!(・へ・)
(1980年代から続く「世界一」厳しい医療費抑制政策⇒求められる医療ニーズの高まり vs 医療従事者数の抑制⇒医療事故や医療過誤の発生頻度の上昇、患者自己負担の増加(国の医療費負担の低下)、医療受給満足度の低下etc.
これらを改善するには、モチロン、それだけではダメ、なことは明白ですが...。)
そういう、医療政策を掲げる、掲げている勢力を、読者のみなさんには、ぜひ後押しをしていただきたいと思いますm(__)m。
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コメント
コメント一覧
小生の勤める民間救急病院も赤字を出しながら、職員の血のにじむ努力でぎりぎり生きのびています。
しかしいつ破綻してもおかしくない状況です。
本来の医療に打ち込みにくい状況でこれ以上なにをしろと国は言うのでしょうか。
最近は国家破産した上で、権力者もすべての国民も、医療も経済もすべてゼロの状態からやり直すしかないのではないか、と諦めています。
諦めた上で、毎日をいつものように勤め上げるとそれはそれでさらにストレスがたまりますが。
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