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先週、親病院で、法人内の精神科医が集まる会議が開かれ、天ちゃんも参加してきました。
それに先立って、ミニ・カンファレンスが行われました。
気分障害の下位診断を抱える、3名の外来患者さんについて、若手の女性医師がプレゼンし...
天ちゃんをはじめ、参加した医師が、種々コメントする、っていうスタイルです。
・・・まぁ、どこでもやられているような、カンファレンスだと思います。
ミニ、と言うくらいですから、わずか30分程度の予定時間で、でしたが...。
ちょうどそこで、前回、前々回の記事でまとめた連載内容に”かする”話題が出ましたので...記事にしてみようと思いました。
題して...操作的診断基準とEBM、です。
まず、3人の外来患者さんのかかえる、診断、について議論がありました。
天ちゃんは、モチロン(?)、そもそも操作的診断基準に基づいて診断がなされているのか? 確認しました。
・・・すると、お一人は確実に、操作的診断基準に沿って診断。
お一人は、前医がそうされたようです。(このお一人は、親病院に紹介されて通院されるようになった、ってワケです。)
残りのお一人は...実は、確か...過労による抑うつ状態という診断(??)で、操作的診断基準に沿って診断をしていない。
・・・とのことでした(>_<)。
すでに、当ブログでは、統合失調症、うつ病、躁うつ病、の3疾患の、操作的診断基準(の概要)を記事として掲載しています。
↓ ↓ ↓
陽性症状 http://blog.m3.com/tenchanoffice/20061221/1
陰性症状 http://blog.m3.com/tenchanoffice/20061225/2
さらに詳しくは... http://blog.m3.com/tenchanoffice/20070122/1
うつ病(ベーシック) http://blog.m3.com/tenchanoffice/20061003/1
躁うつ病(ベーシック) http://blog.m3.com/tenchanoffice/20061003/1
上記ページを読んでいただければ...まず、操作的診断があって、治療の組み立てがなされる。
その治療やリハビリテーションの組み立ても、ガイドラインといった形で、それぞれの診断に沿った通常の治療内容が作成されている、ってぇご時世です(^^)v。
モチロン、ガイドラインや、薬物療法のアルゴリズムなど、EBMの手法で作成されたものは、臨床セッティングの6~8割をカバーするに過ぎない。
・・・と言うことは、当ブログですでにたびたび触れてきました。
2~4割は、エビデンスすらない、かも知れない...とも言えますが、6~8割はクック・ブック(=料理本)と揶揄されることも多い、ガイドラインやアルゴリズムでカバーし得る、ワケです。
...諸般の事情で、料理をするチャンスの多い、天ちゃんですが...頼れるのは料理本、であったりします(^_^;)。
料理本の指示どおりに料理を作ってみるわけですが...大抵が、それなりにおいしい料理を作ることができます。
でも、料理本ソックリに調理しても、ごくたまぁ~に失敗することがある。
その都度反省してみると...水を加えちゃならない段階で、加えていたり、オリーブオイルであるべきところをサラダオイルにしていたりと...レシピから外れていることに気付くことが多いですネ(^_^;)。
もちろん、レシピ通りに調理して、ちゃんと食べられる料理が完成するのですが...大味だったり、天ちゃんとこの家族の舌には濃い目になったり...なかなかテーラーメードの、プロの料理人のように、料理の鉄人のようには、いきません(>_<)。
・・・当り前のことですが...(^_^;)。
料理と医療とを同様に考えてもらっちゃぁ、たまりません(>_<)、というご批判もあるかも知れませんm(__)m。
でも...操作的診断基準やEBMって、この料理本との関係にすごく似ていると思うのです。
カニ玉、を作ろうと思っているのに、ニラ玉のページを開いている...シチューを作ろうと思うのに、カレーのページを開いている...
そんな事態が、臨床場面のアチコチで起こってはいないでしょうか...?
・・・そのギャップ? 失敗?? を極力減らしてくれるのが、まずは、操作的診断基準だと、天ちゃんは思っています(^^)v。
いかがでしょうか?
(つづく...)
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(...まとめ、の続き)
後半は、”新型うつ病”から、”非定型うつ病”についての記事が並びました。
○新型うつ病???
”○○うつ(病)”(1) http://blog.m3.com/tenchanoffice/20090311/1
--ここでは、J-CASTニュースという、Web上の記事について、批判的に取り上げました。
”○○うつ(病)”(2) http://blog.m3.com/tenchanoffice/20090312/1
--ICD-10という診断基準に沿って、うつ病、と診断されるときの定義についておさらいし、その視点から”新型うつ病”のいかがわしさ(?)に触れました。
”○○うつ(病)”(3) http://blog.m3.com/tenchanoffice/20090313/2
--「旧型」うつ病であっても、その経過から、J-CASTニュースで取り上げていたような事例の特徴がみられる時期があり得ることについて補足しました。
”○○うつ(病)”(4) http://blog.m3.com/tenchanoffice/20090314/1
--ICD-10では、気分変調症は、気分障害ではあるけれどもうつ病ではないこと、非定型うつ病という診断名は用意されていないことなどに触れました。
”○○うつ(病)”(5) http://blog.m3.com/tenchanoffice/20090316/2
--よく用いられる診断基準の2つ目のDSM-IV-TRから、うつ病と気分変調性障害と非定型の特徴を伴うものの関係についてリストアップしました。
”○○うつ(病)”(6) http://blog.m3.com/tenchanoffice/20090318/2
--J-CASTニュースに見られた、専門用語の混乱、誤用について指摘しました。
”○○うつ(病)”(7) http://blog.m3.com/tenchanoffice/20090319/1
--DSM-IV-TRで用意されている、気分障害のエピソードの特定用語について紹介しました。
・・・要するに、”新型うつ病”というのは、マスコミが産み出した、キャッチコピー(?)と言ったら言い過ぎでしょうか...(?)。
天ちゃんは、医学用語 あるいは 専門的知識は、できるだけそれに沿って、あるいは準じて、ご説明していただくしかないのではないか、と思っています。
逆に、専門家でない方については、そうした医学用語 や 専門知識を学ぶ、理解する努力も必要だとも、思っています。
○非定型うつ病?
非定型うつ病との関係について http://blog.m3.com/tenchanoffice/20090320/1
--気分障害で非定型の特徴を伴うもの ≠ 非定型うつ病、について解説しました。「非定型の特徴の特定用語の基準」についても掲載しています。
落ち穂拾い http://blog.m3.com/tenchanoffice/20090321/2
--これまでの連載記事の補足をいくつか述べています。要するに、新型うつ病はない、ということについて述べました。
非定型うつ症状 http://blog.m3.com/tenchanoffice/20090323/_v1
--天ちゃんの大先輩の、ありんこ 先生からコメントを頂戴して、要するに、非定型うつ病という疾患ではなく、非定型うつ症状という病態・病状としてとらえることが妥当であることについてご紹介しました。
Re: 読者コメントs http://blog.m3.com/tenchanoffice/20090326/Re___
--連載中にいただいた読者コメントにまとめてお応えさせていただいています(連載記事とあまり関係のないコメントにもいただいていますm(__)m。おいおい対応させていただきます。)
・・・SSRIとかSNRIとか、抗うつ薬が分類されることをご存じの読者も多いと思いますが、MAOIという日本ではうつ病に対して適応が承認されている薬が一切ない種類の、抗うつ薬が他国では使用されています。
そのMAOIがよく効きそうっていうまず臨床的事実があって、そこからMAOI反応性のうつ病として、非定型うつ病は一疾患単位であることが、主張されてきた。
・・・そういう歴史的経過があります。
そういう意味では、非定型うつ病、という概念は有益だったこともあると思います。
しかし、現時点では、やはり、DSMにおいて、非定型うつ病 ≠ 気分障害の非定型の特徴を伴うエピソード と位置付けられていることを、シッカリと確認しておくことが必要である。
・・・そう天ちゃんは考えています。
後半は、11エントリー、でした。
前半(↓)の8エントリーと合わせて、全部で19エントリー。
↓ ↓ ↓
http://blog.m3.com/tenchanoffice/20090327/2
久々に、長い連載と、なりました。
専門的な知識を紹介した連載で、「難しい」という読者コメントもいただきました(^_^;)。
・・・が、ひとまず、今回の”○○うつ(病)”の連載を、終了したいと思いますm(__)m。
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何と、1か月にわたって、このテーマで当ブログの記事を掲載してきちゃいましたネ(^_^;)。
ここで一旦、時間順に並べ直して、まとめておきたいと思います。
前半は、”不況うつ”について、でした。
”不況うつ”(1) http://blog.m3.com/tenchanoffice/20090225/1
--AERAという雑誌の記事に対して批判的にコメントしています。天ちゃんの少ない記者さん(?)たちの付き合いの範囲でも、ホント、よく学んでよい記事を書いてくださっている方もいるのですが...。
”不況うつ”(2) http://blog.m3.com/tenchanoffice/20090226/1
--この不況下で、どっこい、しぶとく生き残るのが庶民と言うもの(?)。天ちゃんが担当している患者さんたちの対処ぶりをご紹介しました。
”不況うつ”(3) http://blog.m3.com/tenchanoffice/20090227/2
--不況→起きやすい出来事⇒うつ病、の⇒のところを解明した研究を紹介し、不況でうつ病が増える(リスクが高まる)ことについて解説しました。裏返せば、→の連鎖、⇒の連鎖を断つことができれば、不況でもうつ病は増えない(社会、国)ということです(^^)v。
”不況うつ”(4) http://blog.m3.com/tenchanoffice/20090302/2
--(3)のような環境側の対策の手がかりでなく、認知モデルの図なんぞをご紹介しながら、不況という事態に対する認知的対策の手がかりについて触れました。マーガレット・ミードの孫引きなんかをして、”中核信念”に届けばいいなぁ~とちょっと願いました(?)。
”不況うつ”(5) http://blog.m3.com/tenchanoffice/20090303/1
--いったん、(1)~(4)の記事をまとめ、メンタルな側面の対策についての記事へとつなげています。
”不況うつ”(6) http://blog.m3.com/tenchanoffice/20090305/2
--個人的に可能そうな対策について、概括的に3つの視点を述べています。
”不況うつ”(7) http://blog.m3.com/tenchanoffice/20090307/1
--不況うつに限らず、精神健康を増進させ得る対処法略について紹介しています、ゼロ次予防の視点とも言えます。
”不況うつ”(8) http://blog.m3.com/tenchanoffice/20090309/1
--個人的に可能そうな対策をより具体的にモットー化して7つ、と言っても1つは「しない方が賢明」という対処について述べました。
以上、都合、8エントリーしていました。
”不況うつ”のシリーズ(?)でさらに記事を展開するとすれば、個人的に可能そうな対策、ではなく...政治や経済や経営などを含む環境的な対策ということになるでしょうが...
精神科臨床医の分を出ないとならくなくなりそうですので...
またその気になる機会でもあれば...と言うことで(^_^;)m(__)m。
(後半のまとめ、に続く...)
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(...シリーズ(?)、の続き)
触発されて書こうと思っていたことを、だいたい、書ききったカンジですので、このシリーズ(?)に関係して、この間いただいていたコメント欄へのコメントに、まとめて本文上でお応えしておこうと思いますm(__)m。
○ http://blog.m3.com/tenchanoffice/20090305/2#comments
Paul Carpenter 先生、いつもコメントありがとうございますm(__)m。
> >休養や癒し<
> は本当に大切だと思います。
> 小生は不眠はどうにもならないのですが、ワンコを飼い出して癒されるようになったと思います
ペットは今や(?)人間同様、家族の1員、ですものネェ~
ペットロスは、個人的なストレスフルな出来事の最上位に数えられたりしていますが...
どれだけ大事かを、逆に、示していると思いました。
チョコ さんも、いつもコメントありがとうございますm(__)m。
> 仕事がないこと、収入が減ることは、決して明るい話ではないけど、逆の発想で、違う交友関係ができたり、私も、旦那と一緒にいる時間が増えることを楽しむぐらいの、そしてその事が、自分に対しての癒しにつながるぐらいの気持ちでいたいなあと思いました。
その問題や課題にプラスの面、積極的な面を見つける...という、積極的問題解決型の対処をお取りになれた、という報告ですね(^^)v。
精神的健康度も上がったことでしょう...(?)。
○ http://blog.m3.com/tenchanoffice/20090307/1
miyamogu さん、コメントありがとうございま~す(^^)v。
> 私は単純なうつではなくって統合失調症だからなんともいえないですけど。
該当の本文記事でご紹介した内容は、精神疾患を抱えていない労働者や地域住民や学生などを対象にした研究結果、でした。
厳密に言えば、うつ病や統合失調症をすでに抱えておられる方に、それらの研究結果を適応できるのかは、吟味が必要です。
しかし、精神科の治療現場で、特に認知行動療法やSSTで対応している中身は、結局のところ、積極的問題解決技能と気分転換・癒し技能を高めることである、と言い代え得ると思います。
ですから、該当記事で紹介したことは、精神疾患をすでに抱えておられる人にも適応可能だろうと、天ちゃんは思います。
理屈っぽくてスイマセンm(__)m。
ただし...
> 髪型変えたり買い物したりは私にとって必須、かなり気分違いますよ。
これらの対処方法は、少なくとも天ちゃんが調査した範囲では、精神的健康度を上げない、という結果でしたので、ご留意ください<m(__)m>。
○ http://blog.m3.com/tenchanoffice/20090309/1#comments
チョコ さんへ
> 旦那は、積極的休養によって、生活のバランスを。
> 私は、引き続き、消極的休養による療養が必要だと、しみじみ感じました。
・・・拙ブログの記事内容を、さっそく、身近に応用されていて、一医師ブロガーとして身の引き締まる思いです。
> >以上、AERAの記事よりは、より具体的で効果的な対策となっていれば、幸いですが
> 具体例あり、時事問題あり、最初のモヤモヤが、かなりスッキリしてきました。
> 同じ、状況を乗り切るにも、対策が見えつつ、前を向きながら、考えるのと、いつまで続くか分からない、トンネルのような中で彷徨うのとでは、気分も違うのだなあと思いました。
> 今回、私なりに、多面的に、色々考えることもできて、状況が理解できたように感じます。
・・・そうであれば、本当に、嬉しいで~す(^^)v。
Paul Carpenter 先生へ。
> ちなみにどれも実行できていません....
・・・紺屋の白袴、医者の...ですからぁ...(^_^;)。
kemo さんへ、コメント返しが遅くなり、失礼しました<m(__)m>。
> 慢性疲労症候群、機能性身体症候群と言われて、休職1年以上になるのですが、 (中略)
> わたしの主治医は、寝れるだけ寝ればいいと言いますが、傷病手当金の期限もあるし、焦ります。どうにかしたいです。
> こんなこと天ちゃん先生に聞いていいことか、わかりませんが、もしよかったらアドバイスください。
・・・(>_<)。
該当の記事でご紹介した内容は、何らかの疾患を現在抱えておられない方を、対象とした知見である、ということに留意が必要です。
kemo さんは、慢性疲労症候群という難しい病気を抱えておられたんでしたねぇ...
天ちゃんも臨床経験がそれなりに長くなってきましたが、正直、kemo さんの抱えておられる病気の診療に当たった経験がありません。
...ですので、主治医にご相談いただくのが、最良だと思います。
ただ、一般論として、天ちゃんが診療に当たってきた、さまざまな精神疾患を抱えた方を想定した場合の、睡眠についてのアドバイスとして...
kemo さんのコメントからすると、睡眠不足を続けた期間がおありのようですので...
7.5時間、マイナス、その頃の平均睡眠時間=X時間、として...
7.5時間、プラス、X時間だけの平均睡眠時間の期間を、睡眠不足を続けた期間、かける、最低2倍の期間は、確保されるのが無難だろう、ということは言えるのではないでしょうか。
それで、kemo さんの、自然な眠りのリズムが回復されるとよいのですが...
すでにkemo さんは、それくらいの過眠期間を確保なさったのでしょうか?
○ http://blog.m3.com/tenchanoffice/20060921/1#comments
逃げ得 さんへ
> 私は鬱病を患っていまして、ちょうど今、回復期にあります。
> つい数ヶ月前は寝たきり状態だったのに、訳も分からず急激に元気が出て、躁ではないかとか、素人なりに色々と考えていましたが、 (中略)
> それと、トラックバックさせて頂きました。宜しく御願いします。
トラックバックしていただき、ありがとうございました。
逃げ得 さんのブログを、ちょっとだけ拝見しましたが...やはり、双極性障害の可能性について、主治医と再度よくご検討いただくのが良いのではないかナァ~と思いました。
よろしく、お願いいたします。
ちなみに、ご自身で、(軽)躁病を経験されたのかどうかを”判断”(「診断」ではありません)する手掛かりとして、以下の記事が参考になるやも知れませんので、お時間のあるときにご参照くださいマセ~
↓ ↓ ↓
http://blog.m3.com/tenchanoffice/20061109/1
(特に...http://blog.m3.com/tenchanoffice/20061016/2)
うつ病、あるいは、反復性うつ病なのか、そうではなくて、似て非なる病気である、双極Ⅰ型障害や双極Ⅱ型障害なのか、は大事な鑑別点ですので<m(__)m>。
○ http://blog.m3.com/tenchanoffice/20090319/1#comments
ある男性患者 さんへ。
> えぇ~、お呼びでございましょうか?。(爆)
実に、タイムリーに、コメントありがとうございましたぁ~(^^)v。
いつも(?)期待通りの反応で、さぁ~すがぁ~と感心しています(^^)v。
コメントの一部を、すでに、過去記事で活用させていただきました<m(__)m>。
↓ ↓ ↓
http://blog.m3.com/tenchanoffice/20090321/2
ととととと 先生、コメント、嬉しいかったです(^^)v
> 「うつ病が増えているか」は別として、日本でこれだけ自殺者が増えていることからも、精神疾患を持つ人が増えたり病状が重くなってはいるのでないでしょうか?
> 臨床医としては患者や家族に個人的な対処法をアドバイスするしかないのですが、社会の変化(特に経済格差や不況の影響など)が個人の精神衛生や精神疾患の発症・経過等にどう影響しているかを調べて結果を社会に発信することも必要だと思うし、個人的にも興味があります。
> ただ、不思議なことに「医局精神科」で、「社会精神医学」をやっているところでさえも、そのような研究をしているところが見つからないのですね。
> 公衆衛生学では、研究しているところがありますが、「精神医学」の1つとして認められているようには思えません。
> 何故なんでしょうね?
> 臨床医だけもそろそろ飽きてきたし、そういう研究を指導してもらえるところを探しているのですが・・・
・・・わが意を得たり! っていうのが、初読後の、正直な感想でした(^^)v。
天ちゃんも、「何故な」のか...よく分かりませんが...特に、わが国の精神医学の場合、過去に、イデオロギー的な対立、日本精神神経学会の紛糾...といった歴史があり、その影響を引きずってでもいるのかナァ~、と感じたことがありました。
社会的、あるいは、政治的な関わりの出てくる取り組みが、余計にしにくい、そういう側面があるような気がします。
「そういう研究を指導してもらえるところ」としては...精神科疫学を掲げている、東大の川上教授のところは、選択肢の一つになるのではないでしょうか。
↓ ↓ ↓
http://plaza.umin.ac.jp/heart/archives/060401.shtml
あるいは...天ちゃんと、ご一緒に、リサーチしますか??(^^)v
その節は、コメント欄に...m(__)m、その旨ご連絡ください(^^)v。
(すでにいただいたコメントに付された個人メアド宛で、情報交換することも可能です。)
○ http://blog.m3.com/tenchanoffice/20090304/Re___#comments
その後、なな さんは、いかがでしょうか...?
○ http://blog.m3.com/tenchanoffice/20090321/2#comments
そして、最後に、再び チョコ さんから...
> 専門用語だから、と見て見ぬ振りをしていましたが、今回の連載シリーズにより、私の気になっていた事が、全て、触れられていました。
> 確かに、うつ病は、増えていて、罹患しやすい病気にはなってきているかもしれないけれども、でも、誰もが、簡単にかかることができる病気ではなく、そして、簡単に判断できる病気でもなく、とてもとても奥が深い病気・・・でも、特別扱いはしてほしくない、という、一見、傲慢で我侭にもうつるかもしれない、うつ病患者の心理。
> そのためには、患者側も、ある程度、正確な知識を持ち、流されないように、そして、あまり”病名”には、こだわりすぎないのが大切なことなのかもしれないのかも。。。いうことが、私なりの結論になった気がします。
・・・(^^)v。
ブログでの、大事なお題のネタをいただき、ありがとうございましたm(__)m。
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閑話休題(^^)v。
今日は、親病院で外来だったのですが...
天ちゃんはセコセコ...診療している横で...(>_<)
外来の看護師さんたちは...そう、WBC速報、に気を取られていました(^_^;)。
・・・で、診療後、クリニックに野暮用で寄りましたら...
LAから、原監督!?(↑)が、合間を縫って、駆けつけてきてくださいましたぁ~(!?)。
「今日は、午後から、名刺が飛ぶように出まして(^^)v。」
・・・だった、そうです。
ノリで...すでに以前にいただいていた名刺を、再び、いただいていしまいましたぁ~(^^)v。
ついでに...
<監督ぅ~!? 直筆のサインをぉ~(^^)v>
「えっ、ぇえっ、本当ですかぁ~(@_@;)」
・・・ってことで。
あくまで、ノリ、ですから...m(__)m。
「一度で必ず名前を覚えていただけるんです...(^_^;)。」
お聞きしたところ、まだ原監督が選手として名前が売れていない頃のお生まれだそうですから...名づけの親は、お父さんだそうで...
<お父さんに感謝しなくちゃぁ~ねぇ~(^^)v。>
「はい!」
「...おっと、LAに戻る飛行機に乗り遅れちゃうぅ~~」
・・・と、当クリニックのエリア担当の原さん...お帰りになりました(^^)v。
当ブログ・ネタにいただくことは、了解をとりましたが...会社名他、名前以外の、個人特定情報は控えさせていただきました。
あ、それと、直筆のサインは、名刺の裏に書いていただいたものを、合成して、天ちゃんが画像を作成させていただきました、悪しからず(^^)v。
名刺は、野球大好き青年の、わが息子へのいいお土産に...なったと思う(?(^_^;))。
(ちなみに、Profileのイラスト(↑)を、ファミレスのペパーナプキンにチョチョッと書いてくれた息子。)
PS:さきほどまで、WBC優勝試合を、映像で観ていましたが、イチロー選手、イイトコドリ、でしたね(^^)v。
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天ちゃんの大先輩の、ありんこ 先生から先日の記事に以下のコメント(↓)をいただきましたm(__)m(^^)v。
↓ ↓ ↓
http://blog.m3.com/tenchanoffice/20090320/1#comments
> 私が地方学会に出した結論ですが、
> ①非定型うつ病は独立した疾患単位でなく「非定型うつ症状」とでも呼ぶべきもの、気分障害(そううつ病や適応障害、時には統合失調感情障害を含む)の広いスペクトルの中のある時期に出現し時に消えていく「症状・病態」である。
> ②従って新型うつ病でなく「最近注目されている病態」であり、ある女性(62歳)の言葉を借りると10年以上も前から存在した、とのこと。
> 先日話を聞いた野村総一郎教授も同じことを言っていました。
> それはそれとして、私は逃避型抑うつなど「大うつ病でない」人たちの増加とケアについてもっと考えるべきだろうと思っています。
ありんこ 先生、地方会での演題報告、お疲れさまでした。
その際の諸資料も、頂戴いたし、ありがとうございました<m(__)m>。
<はい!>
天ちゃんも、ありんこ 先生と、同じように考えています(^^)v。
気分障害の、あるエピソードの特徴をあらわす、特定用語のうちの...
非定型の特徴を伴うもの = 非定型うつ症状
・・・ということ、です。
この特定用語を用いるのは...(大)うつ病エピソード = 躁うつ病のうつ病 or (大)うつ病のうつ病((^_^;)) と、
気分変調性症(性障害)のうつ状態 のときだけ、ですから。
ついでに...
非定型の特徴を伴うものの”基準”として、先に(↓)紹介した...
↓ ↓ ↓
http://blog.m3.com/tenchanoffice/20090320/1
特に...
> C. 同じエピソードの間に、メランコリー型の特徴を伴うもの、または緊張病性の特徴を伴うものの基準を満たさない
・・・この基準は大事、だと思っています。
同じうつ状態 or うつ病のときに、他の・・・メランコリー型、緊張病性の特徴を伴うもの の基準を満たす時には、この 非定型の特徴を伴うもの、は「特定しない」という点です。
何でもかんでも非定型としない、というスタンスです。
こうした今回連載したような議論はおいて...
> それはそれとして、私は逃避型抑うつなど「大うつ病でない」人たちの増加とケアについてもっと考えるべきだろうと思っています。
・・・という視点は、精神科臨床に携わる者として、そのとおり! と、天ちゃんも思っています(^^)v。
(ただし、「増加」しているかどうかには、天ちゃんは慎重でありたいと思っています...知る限り、わが国のデータがないので...(>_<)。)
今回の連載に引き寄せて、蛇足ながら付記すれば...そうしたケアの際、「(大)うつ病でない」ことを、その患者さんに、我々臨床医がキチンと伝え説明していく作業を欠いてはならない、とも思います(・へ・)。
誤解とそれが産み出す混乱とは、偏見の培地、ですから・・・。
ありんこ 先生、適切なコメントを、どうもありがとうございました<m(__)m>。
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”不況うつ”という記事が掲載されたとの読者からの指摘に触発されて...”不況うつ”をめぐる記事を続けているうちに...
「新型うつ病」というキーワードが、コメント欄にみられたことに触発されて...”○○うつ(病)”として、思うところを連載しています。
今日は、いくつか、”落ち穂拾い”です...
まずは、天ちゃんの担当する患者さんからも、たまぁ~にいただくご質問です。
「大うつ病というのがあるのなら、中うつ病とか小うつ病とかっていう病名もあるのですか?」
・・・(^_^;)。
もちろんこれは、DSM-IV-TR診断では、という断り書きが要りますけれど...
中うつ病、ってのはありません。
でも、小うつ病、ってのは...今後の研究のためのカテゴリーとして、マニュアルで言えば付録部分で、紹介されています。
DSM-IVの本体部分の、正式なカテゴリーとして含めるには、十分な情報がないと判断された。
けれども、研究者や臨床家に共通の言語として、このカテゴリーを付録で提供し、今後の研究に期待する...その成果によって、DSM-IVの本体部分のカテゴリーに入れるかどうか、今後検討していく、っていう位置づけです。
ついでに...大うつ病と小うつ病...
原語はそれぞれ、Major Depressive Disorder, Minor Depressive Disorder です。
天ちゃんも(?)、この、大うつ病という表現に、初めて出くわした(!?)ときには、正直、かなり違和感がありました(>_<)。
今や全然違和感なし、ですから...慣れ、って恐い!?(^_^;)
大うつ病って、メジャーなうつ病性障害、ということ。
メジャー vs マイナー...まず連想で浮かぶのは、メジャー・リーグ、マイナー・リーグ...「サムライ・ジャパン 第2ラウンド1位通過おめでとうございます(^^)v」...
次に、浮かぶのが...そう言えば最近弾くチャンスがないですけれど...ギター(に限りませんが(^_^;))コードの、メジャーとマイナー...でした。
小うつ病が、今後正式なカテゴリーに採用されることがあると困るかも知れませんが...Major Depressive Disorderは、単に、うつ病という翻訳名で良かったのではないかなぁ~と天ちゃんは思うのです。
メジャーなうつ病、正式なうつ病、典型的なうつ病、定型的なうつ病...とかいう訳語は...(?_?)、う~ん、ビミョー(^_^;)...。
大うつ病と、うつ病の前に大が冠せられたことで、このところ連載してきたような○○うつ(病)というのも出回りやすくなったのではないだろうか...なぞと、フト、思ったことがありましたので(^^)v。
天ちゃんも、時々、翻訳仕事をすることがありますけれど...横文字を縦文字にするだけ、と揶揄する人もいますが、結構骨が折れるし、大事な仕事だと思います...。
マニュアルの翻訳に当たられた先生方も、いろいろと議論されて、最終的に、大うつ病、という訳語に決定されたのでしょうネェ...。
ICD-10では...
> 要するに、気分変調症は、気分(感情)障害だけれどもうつ病ではない、というのがICD-10のポリシー(?)です。
↑ ↑ ↑
http://blog.m3.com/tenchanoffice/20090314/1
・・・と過去記事(↑)で述べました。
同様、DSM-IV-TRでは...
> うつ病性障害
> 大うつ病性障害※
> 単一エピソード
> 反復性
> 気分変調性障害
> ▶該当すれば特定せよ:早発性、晩発性
> ▶特定せよ:非定型(※)の特徴をともなうもの
> 特定不能のうつ病性障害
> ・・・となっています。
↑ ↑ ↑
http://blog.m3.com/tenchanoffice/20090316/2
・・・ということで、
要するに、気分変調性障害は、うつ病性障害だけれどもうつ病ではない、というのがDSM-IV-TRのポリシー(?)です。
・・・というよく似た結論になります(^^)v。
うつ病性障害、ってぇのが、紛らわしいですけれど。
たびたび引用してきた記事ですが...(^_^;)
> 「新型」と呼ばれているのが「気分変調症」「非定型うつ病」に当たるのだという。
> それが数年前からようやく日本でも「DSM」を参考にする医師が増え、患者に伝わることによって、いきなり「新型」が大流行しているかのような錯覚をする人が増えたのではないか
↑ ↑ ↑
http://blog.m3.com/tenchanoffice/20090311/1
・・・という記載部分、ですが...
「新型」と書かれている所は、新型うつ病、という文脈ですから...。
すると、新型うつ病と呼ばれているのが「気分変調症」「非定型うつ病」に当たる・・・ということになります。
しかし!
当ブログですでに解説してきたとおり、ICD-10でもDSM-IV-TRでも、気分変調性障害は、気分障害やうつ病性障害ではあっても、(大)うつ病ではありませんでした。
また、非定型うつ病に至っては、ICD-10でもDSM-IV-TRでも、正式な診断名、診断カテゴリーにはありませんでした。
まして、DSM-IV-TRのマニュアルの解説をちゃんと...と言うか素直に読めば、非定型うつ病は、気分障害の非定型の特徴を伴うものという特異な臨床像を意味していない、と明記されていました。
以上を要するに、新型うつ病はない、というのがICD-10やDSM-IV-TRにしたがった場合の結論である・・・ということになりますネェ~~(^^)v。
そうしてみると...ある男性患者さん、の以下のコメントが、実は大当たり~!なのかも知れません。
↓ ↓ ↓
http://blog.m3.com/tenchanoffice/20090319/1#comments
> 不況うつとか○○うつ(病)と言うのは、“マスゴミ”か作り出した、新たな病気じゃないでしょうか?。(謎)
> 目新しい物や、大袈裟な報道をしないと注目されない。
つまり、広告料収入が入らない…。(笑)
> 疑った見方をすると「新しい病気」を作り出せば、製薬会社から広告料収入が見込めるとか?。(苦笑)
結局のところ...
> また、引っ越しうつ病、マリッジ・ブルー、などなど、世間に”○○うつ(病)”流行れども...あまり踊らされ(?)ないほうが良い、と天ちゃんは感じています(^^)v。
・・・ってところに落ち着けちゃうのが、いいのではないでしょうか。
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(...続き) ← http://blog.m3.com/tenchanoffice/20090319/1
> これをもしも、第5位の数字に反映されない、エピソードの特定用語の分類によって...
> > うつ病は症状や病気になる過程によって「慢性うつ病」「緊張病性うつ病」「メランコリー型うつ病」「非定型うつ病」「産後うつ病」、その他の大きく6つに分類され、
> ・・・とするなら、DSM-IV-TR分類に、”ある程度”正確に従った記載、ということになったのでしょう...(>_<)。
> (ここで、”ある程度”としたことには理由があります。それは次回に~m(__)m。)
・・・と、前回、書きました。
DSM-IV-TR診断にしたがった場合も、実は、非定型うつ病、という診断名は用意されていない、んですネ(@_@;)。
大うつ病性障害、○○、××、非定型の特徴を伴うもの
・・・という診断名は、もちろん、あります。
たびたび引用している、マニュアルの該当箇所から以下に、ちょっと長くなりますが、転載しますm(__)m。
「非定型の特徴を伴うもの」という特定用語は、大うつ病性障害における現在の(または、現在大うつ病エピソードの基準を満たしていない場合、最も新しい)大うつ病エピソード、および双極Ⅰ型障害または双極Ⅱ型障害における現在の(または最も新しい)大うつ病エピソードで、それが気分エピソードの最も新しい病型である場合、または気分変調性障害に適用される。
...日本語として難解ですが(^_^;)、要は、過去記事(↓)でリストアップして(*)をつけたところで「該当すれば特定」して診断名に付記するってことです。
↓ ↓ ↓
(5) http://blog.m3.com/tenchanoffice/20090316/2
天ちゃんが強調したいのは、上記(↑)引用に続く、以下の部分の記載(↓)、です(・へ・)。
”非定型うつ病”には歴史的意義があり(すなわち、より古典的な”内因性”のうつ病像の対比としての非定型)、この用語が暗示するかもしれないまれな、または変わった臨床像を意味するものではない。
原文がどうなっているのか、実は、天ちゃんは把握できていないので...「この用語」が、最初の引用部分の、
「非定型の特徴を伴うもの」という特定用語
・・・を指示しているのか...後の引用部分の、
”非定型うつ病”
・・・を指示しているのか...で、文章の意味が違ってきてしまうのですが...それでも、
「非定型の特徴を伴うもの」 というのと、”非定型うつ病” とはイコールではありません(?)、という意味くらいには読めると思います。
(読者の先生方で、原文に当たれる方からの、ご教示をお願いしたい、と思いますm(__)m。)
要するに...
ある気分障害、非定型の特徴を伴うもの ≠ 非定型うつ病
です。
ですから、DSM-IV-TR診断名には、非定型うつ病、は用意されていない。
・・・マニュアルを素直に読めば、結論は、そうなります(^^)v。
なお、天ちゃんは、上記(↑)の「この用語」=「非定型の特徴を伴うもの」という特定用語、なのだろうと理解しています。
・・・とすれば、この「非定型の特徴をともなうもの」という特徴を有している臨床像は、まれで変わっていることを暗示している...と書かれている、と読め、天ちゃんの日常臨床の経験にマッチしています。
↓ ↓ ↓
http://blog.m3.com/tenchanoffice/20090311/1
> 天ちゃんトコでは...数年前から、こうした記事を目にするたびに、頼りの事務長さんや女房役の師長さんと...
> <こういう”新種”ってウチに来ないのかねぇ~~(^_^;)>
> ・・・なぞとつぶやきあっていました(^_^;)。
[参考] 非定型の特徴の特定用語の基準
○ (*)を付した診断のところで、「▶該当すれば特定せよ」
A. 気分の反応性(現実の、または、可能性のある楽しい出来事に反応して気分が明るくなる)
B. 次の特徴のうち2つ(またはそれ以上)
(1)著名な体重増加または食欲の増加
(2)過眠
(3)鉛様の麻痺(手や足の重い、鉛のような感覚)
(4)長期間における、対人関係の拒絶に敏感であることで(気分障害のエピソードの間だけに限定されるものでない)、著しい社会的または職業的障害を引き起こしている
C. 同じエピソードの間に、メランコリー型の特徴を伴うもの、または緊張病性の特徴を伴うものの基準を満たさない
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(...もう少し、続き、です) ← http://blog.m3.com/tenchanoffice/20090318/2
今日、当ブログをごひいきに(?)してくださっている方から、
「ちょっと難しいですねぇ~」 との批評をいただきました(^_^;)。
「”マスゴミ”がいけないのでしょう」 とも(^_^;)。
このところ、当ブログで解説している内容は、『DSM-IV-TR 精神疾患の診断・統計マニュアル 新訂版』(医学書院、19000円~天ちゃんは個人で購入(>_<))という、誰でもお金させ出せば買って入手できる翻訳書から、です。
こういう成書をちゃんと読めば分かる内容にしか過ぎません。
専門書や専門用語を、できるだけ正しく、かつ、分かりやすくご理解いただくこと...医療については、天ちゃんたち専門家が把握している”正しい”そしてできるだけ”最新”の情報を共有していただくこと。
それが、大事で必要なことだと思っています。
医療者に任せておけない時には、医療受給側が、ある程度ご努力していただかねばならない部分でもある、と思っています(・へ・)。
・・・少なくとも、該当の記事を書いたライターさんは...ヤレヤレ、です...(>_<)。
さて、前々回の記事(↓)中に...(*)を付していたものがありました。
↓ ↓ ↓
http://blog.m3.com/tenchanoffice/20090316/2
この(*)が付いていたのは...
> うつ病性障害
・・・の...
> 大うつ病性障害※
・・・と...
> 気分変調性障害
・・・の...
> ▶特定せよ:非定型(※)の特徴をともなうもの
・・・と...
> 双極性障害
・・・の...
> 双極Ⅰ型障害
・・・の...
> 最も新しいエピソードがうつ病※
・・・と...
> 双極Ⅱ型障害
・・・の...
> ▶特定せよ:(現在のまたは最も新しいエピソード):軽躁病、うつ病※
・・・に、でした(^_^;)。
分かりやすく(?)言い代えますと...(大)うつ病、躁うつ病(のうつ病)、それに、気分変調症に付いていました。
で、この(*)は、何かと言いますと...気分障害に適用されるエピソードの特定用語の一つである...
”非定型の特徴を伴うもの”
・・・です(^_^;)。
特定用語には...
・重症度=軽症、中等症、重症
・精神病性
・寛解
・慢性
・緊張病性の特徴を伴うもの
・メランコリー型の特徴を伴うもの
・非定型の特徴を伴うもの
・産後の発症
・・・というように8種類、あります。
たとえば...今回のエピソードは...
大うつ病性障害、単一エピソード、中等症、メランコリー型の特徴を伴うもの
・・・といった診断表記をする、ということになっています。
そしてたとえば、この場合(↑)、296.22とコードする...ことになっています。
最後の、×××.×2の2が、特定用語の重症度の中等症である、ということを意味しています。
この第5位の数字に反映してコードされのは、重症度、精神病性、寛解までの、特定用語についてです。
たびたび引用していますが...
> うつ病は症状や病気になる過程によって「メランコリー型うつ病」「双極性障害」「気分変調症」「非定型うつ病」の大きく4つに分類され、
これをもしも、第5位の数字に反映されない、エピソードの特定用語の分類によって...
> うつ病は症状や病気になる過程によって「慢性うつ病」「緊張病性うつ病」「メランコリー型うつ病」「非定型うつ病」「産後うつ病」、その他の大きく6つに分類され、
・・・とするなら、DSM-IV-TR分類に、”ある程度”正確に従った記載、ということになったのでしょう...(>_<)。
(ここで、”ある程度”としたことには理由があります。それは次回に~m(__)m。)
しつこいですが...(^_^;)、専門用語の使用法に、大変な混乱がある(!)。
専門家(...のコメントに基づいた記事?)ですら、混乱しているのですから、それを目にする国民?読者??が、うつ病の分類・種類(?)をめぐって混乱してしまうのは、当然至極! ではないでしょうか...(>_<)。
専門家の末席を汚す天ちゃんとしましては...もしも、そういう混乱(や不安や疑問)が産まれてしまっているとしたら、専門家の一人として本当に申し訳ない気持ちになります...(ゴメンナサイ)m(__)m。
(まだ、もうちょっと、続けます...)
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(...ひつこく続き、です(^_^;)) ← http://blog.m3.com/tenchanoffice/20090316/2
前回の記事(↑)中に記載したように...野村先生のコメントに基づいて作成された記事の以下(↓)の記載ですが...
> うつ病は症状や病気になる過程によって「メランコリー型うつ病」「双極性障害」「気分変調症」「非定型うつ病」の大きく4つに分類され、「新型」と呼ばれているのが「気分変調症」「非定型うつ病」に当たるのだという。
いわゆるうつ病(エピソード)と診断される状態があり得るのは...
> 大うつ病性障害※
> 双極Ⅰ型障害
・・の...
> 最も新しいエピソードがうつ病※
・・と...
> 双極Ⅱ型障害
> ▶特定せよ:(現在のまたは最も新しいエピソード):軽躁病、うつ病※
・・・の、合計3つ! しか、実は...ありません(>_<)。
DSM-IV-TRに従った場合にも(^_^;)。
双極Ⅰ型障害とは...躁病と大うつ病(エピソード)とがある気分障害のこと、です。
双極Ⅱ型障害とは...軽躁病と大うつ病(エピソード)とがある気分障害のこと、です。
躁病と軽躁病の違いについては過去記事を~
↓ ↓ ↓
躁うつ病 その2 http://blog.m3.com/tenchanoffice/20061016/2
今、Ⅰ型もⅡ型も、躁うつ病、と呼ばせていただくなら...
いわゆるうつ病(エピソード)と診断される状態があり得るのは、結局、(大)うつ病(性障害)と躁うつ病だけ~っていう、シンプルな(!?)話でした(^_^;)。
冒頭の、そして本シリーズでたびたび引用している、野村先生のコメントを基に作成された、記事部分...
> うつ病は症状や病気になる過程によって「メランコリー型うつ病」「双極性障害」「気分変調症」「非定型うつ病」の大きく4つに分類され、「新型」と呼ばれているのが「気分変調症」「非定型うつ病」に当たるのだという。
この(↑)、出だしの「うつ病は...」を「うつ病性障害は...」としても、DSM-IV-TR分類からみたら、誤り、ですネェ...(>_<)。
これを以下(↓)のように書き換えれば...まぁ、許容範囲だったでしょうか...(?)
> 気分障害は症状や病気になる過程によって「大うつ病」「双極性障害」「気分変調症」「気分循環症」の大きく4つに分類され、
さらに、
> 気分障害は症状や病気になる過程によって「大うつ病」「双極性障害」「気分変調症」「気分循環症」「その他」の大きく5つに分類され、
・・・とすれば、かなり正確な、DSM-IV-TR分類に沿った記載になっただろう、と言えるでしょう(^^)v。
専門家(?)のコメントが、なのか...それを基に書かれた記事が、と言うべきなのか...が、混乱を煽ってしまっている、とでも言える事態...と言わざるを得ない、ですかネェ~(>_<)。
(もう少し、続けますm(__)m)
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