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前回の記事(↓)の続き、です。
↓ ↓ ↓
http://blog.m3.com/tenchanoffice/20090206/F23.2_Re_____1
きき さんからは、さっそく応答いただいていて...
> ということは普通はF2くらいまでしか診断しないのですかねぇ?
「普通」...というのが...実は、データがありませんので...(^_^;)
あくまで、天ちゃん自身と...他の精神科医療機関から紹介されてくる患者さんの紹介状(診療情報提供書)を目にする範囲で、ですが...
F○○ という、中分類まではさすがにどんな大雑把な診断にせよ、「普通」診断をつけているのではないでしょうか...?
天ちゃんは...モチロン(?)小分類までできるだけ診断を詰めるようにはしています。
ただ...正直、小分類まで、診断を煮詰め切れない患者さんも、正直、案外おられます(^_^;)。
自立支援医療用の医師診断書や、障害年金診断書、自立支援法の障害程度区分判定用の主治医意見書などなど...近年ほど、診断名に、ICD-10のコード(分類番号)を併記するように求められるようになってきています。
しかし、それは、義務とはなっていないはずで...今でも、操作的診断基準に則っていない診断名を記載したとしても、許されるハズ、です...(?)。
> 分裂病の中の病気もしくは似てるけどまた別のものといった感じなのですね。
F20 精神分裂病
F21 分裂病型障害
F22 持続性妄想性障害
F23 急性一過性精神病性障害
・・・というように、前回の記事でもご紹介しました。
F2に所属するグループの中で、F20が最も一般的で重要な障害、F21はF20とおそらく生物学的な要因で関連性が強いのではないかと考えられており、妄想性障害の大部分はたぶんF20とは無関係だろうと考えられています。
妄想性障害は、典型的な症状の持続期間から、F22とF23とに分けることができる。
・・・とF2の序論に記載されています(上記は、天ちゃんなりの要約です。)
ですから、F23は、「分裂病の中の病気」ではありません。
「似てるけどまた別のもの」という理解が正しいと言えます。
> 名前も統合失調症の様な精神障害と書くので似てるけどどうなのかな~って時につけるって感じかなと理解しました。
F23の診断を下す場合...
(1) 急性発症(2週間以内)
(2) 典型的な症候群
(3) 関連する急性ストレス
の3つが診断する際の重要な特徴です。
急性発症ほど、予後が良いというエビデンスがいくつかあります。
典型的な症候群のところが...「多形性」と呼ばれています。急性に変化する多様な症状であったり、典型的な分裂病に見られる症状であったりします。
きき さんのご主人が経験されたとされる...F23.2は、統合失調症(精神分裂病)の診断基準のうち、「1カ月以上の期間」症状が持続するという”持続基準”を満たしていない点で、統合失調症(精神分裂病)と似て非なる病気、です。
> F23は急性で一過性という診断名ということなので予後も本格的な統合失調症よりも少しは良いのかなと期待しています。
F23 急性一過性精神病性障害 に属する精神障害は、通常2,3か月以内、しばしば数週間か数日以内に、完全に回復し、これらの障害に罹患した患者の中で持続的に能力の低下した状態に陥るものはきわめてわずかである、とされています(^^)v。
ただ、残念なことに、早急な回復を望めないわずかな患者を早期に予見することは、現在(ICD-10のマニュアル出版現在)のところ不可能である、とされています(>_<)。
天ちゃんは、F23.2と診断した方で、数年後、F23.2を再発された患者さんをお一人だけですが、経験しています。
・・・ので、そうそうあなどってはいけない(?)ってことかも知れませんが...。
> また主治医に聞いてみたいと思います。ありがとうございました。
ということで、前回の記事で、完了したのかも知れませんが...乗りかかった船(?)で、ICD-10のマニュアルの記載を引用しつつ、解説してみました。
ご参考になれば、幸いですし、もちろん、今度の主治医からも、ご説明を受けられてください(^^)v。
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