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閑話休題(^_^;)。
今日は午前中の外来を終え...半年以上前から、2度、日程の調整を行い...やっと実現した講演をしてきました。
ある都道府県立の図書館主催の、健康医療情報講演会、のテーマは...
働くひとのメンタルヘルス、でした。
講演を終え、聞きにきてくださった方々からのご質問にお答えしたのですが...
その合間に、ライブラリアンの女性から、「調べ方案内」の解説がありました。
また、講演会に向けて、「働く人の心の健康」をテーマにした書籍や雑誌記事の、資料リストというのが用意されていて...
1 心の健康とメンタルヘルス対策 16冊と2報
2 労働環境とストレス 33冊と2報
3 働く人のうつ病 24冊と3報
4 働く人の自殺予防 19冊と3報
・・・の4つのテーマごとに、書籍、雑誌とに分けて、都道府県立図書館に所蔵されている資料がリストアップされていました。
さぁ~すがぁ~!(^^)v
・・・の一語に突きました。
ちょっと自慢すると(^_^;)、そのほとんどを、天ちゃんは読んでしまた(・へ・)。
小学生の頃から、もちろん、天ちゃんも、図書館や本屋さんは大~好きでした。
これらのリスト集をながめ...図書館ってくつくづく、情報や文化の発信基地なんだなぁ~と感じました。
それと、そうした情報を扱う、ライブラリアンの方の、専門職としての技量に、ひたすら脱帽(^^)v。
情報の検索の仕方、それと特に情報との付き合い方、についての解説は、手短かでありながら、正鵠を射た適切なものでした(^^)v。
ライブラリアンで司会進行を務めてくださった女性は...このブログの存在も知っておられました(^_^;)。
(頭出して尻隠さず...(?)ですが、匿名性を楽しんでいる面がありますので...(^_^;)m(__)m。)
近年、資料検索依頼や、貸しだし資料として、メンタルヘルス関係はもとより、病気や医療に関するものが大変増えているのだそうです。
・・・ので、今日のようなテーマの講演会が企画されたという次第でもあるそうです。
この国の医療崩壊は甚だしい。
医療が当てにならなければ、これまでよりも、自分自身で自分の健康や病気についての知識を仕入れ、自分自身でそれだけ”武装”せざるを得ない、って状況も反映していることでしょう(?)。
天ちゃんからは...EBMに沿った、医療情報、健康情報を提供しましたが、
お話した内容は、現実の臨床状況の6~8割をカバーするに過ぎないこと。
天ちゃんの担当している患者さんからの視聴後の感想をお聞きするにつけ、良くも悪くも、大変インパクトの大きい内容だったようです(天ちゃんは、視聴していません(^_^;)・・・と話したら、ある患者さんが録画したものを今度ご持参くださるとのこと(^^)v。)
講演の際に付言したのは...
資料リストに掲載されている、書籍も雑誌記事も、いずれも大変”落ち着いた”ものです。
その一方、新聞や雑誌によっては、医療提供側と、その受け手であるみなさん...国民とを、ともすると分断するような...双方の溝を創り広げるような情報も発信されていますが、
本来、医療は、天ちゃんたち医療提供者と、受給者のみなさんとで共に創るものであること。
NHKの番組内容もそうでしょうが...天ちゃんが講演で伝えた情報も、本当は、日常的にそうあって然るべきものですけれども...現実は、その然るべき状況にはなっておらず、下手をすると理想論、理想的な情報ともとれる内容になっていると言わざるを得ない(かも知れない(>_<))。
・・・現実はそうなっているかも知れない。
しかし、その現実を知っておいていただき、みなさんも、医療を共に育てる視点をぜひ落とさないでいただきたい。
・・・そんな趣旨のメッセージでした。
EBMの世界では、これを、エビデンス-プラクティス ギャップ、と呼んでいます(^^)v。
・・・ということを紹介しつつ、お願いしておきました。
しつこいですが...(?)
仮にこのギャップがゼロであったとしても...2~4割の臨床場面や状況を、エビデンスはカバーしてくれません(>_<)。
でも、そこを、患者さんと医療者とで、共に乗り越えていくこと、そこにこそ、医療の醍醐味(?)があると、天ちゃんは思っています。
(シンドサ、とも言えるのですが...(^_^;)。)
PS:目的意識をもった多数のご質問、ありがとうございました<m(__)m>。
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前々回の記事で...次のようなことを書きました。
↓ ↓ ↓
http://blog.m3.com/tenchanoffice/20090225/1
> けれども...これは、不況によるうつの増加を”証明”したことには全然なりませんねぇ~(>_<)
> 2005年→2007年→2008年と、いずれも増加傾向だったということですから。
実は、”わが国の場合”(それといくつかの先進国では)、失業率と自殺率の関連性がとてもつよい(正の相関係数が大きい)、ということは知られています。
(天ちゃん自身も、過去のデータを使って解析してみたこともあり、確認できます(^^)v。)
昨日の記事でも書きましたように...不況にピッタリくる英語がない、とのことでした...。
・・・ので、不況とうつ病発症やうつ病増悪との因果関係について、直接、解明しようとした研究を、(天ちゃんは)見たことがありません...(当然!?(^_^;))。
ただ、上(↑)の失業率と自殺率、と言うように...不況→失業増加(→自殺率増加)、というように、不況とうつ病発症との関係を、間接的に証明したことになる、研究はいくつもあります(^^)v。
たとえば...と言うことで、以下のような図(↓)を、このたび天ちゃんは作成してみました。
データの出典は、Kendler et al, 1998 からで~す。
横軸の1~7の数字は、ある出来事...離婚/別居とか...経済的問題とかが発生した該当月を1、1カ月後を2...という意味です。
縦軸の数字は、相対リスク、と言って...たとえば、経済的問題に遭遇していない人にくらべて、うつ病に、その月にかかってしまうリスクが何倍か、を示しています。
横軸が1のところに、赤で横線を引いておきました。
このラインより上ほど、その月にうつ病を発症するリスクが大きい。
このラインより下ほど、その月にうつ病を発症するリスクが小さい、つまり、うつ病にかかりにくい、ということを意味しています。
不況となれば...国によって、地域によって、あるいは人によって...リストラの憂き目にあったり(失職)、職業上の問題や経済的問題をかかえやすくなるかも知れません。
下手をすれば(?)離婚せざるを得ないほどにまで、影響が及ぶ、ということもあり得るかも知れません(?)。
年越し派遣村の村民にならなければならなくなった人たちは、住居問題という出来事にも、遭遇したわけです。
(国によっては、絶対にあり得ない事態、です...(>_<)。)
加えて、確かに、ある出来事に遭遇して間もない時期に、うつ病を発症しやすいのは当然としても、出来事によってはその悪影響は、半年以上にも及ぶ、ということをこの研究は解明しています。
また、興味深いのは(不謹慎かも知れませんが?)、出来事によって、悪影響の出方が微妙に違っている点です。
アメリカ型の、劇場から退場しつつある「じゅんちゃ~ん♪」改革が推進されてきたわが国ですから、この研究は、わが国に適応可能だろうと、天ちゃんは考えます。
だとすれば、わが国の不況時に発生しやすい出来事によって、確かに、わが国のうつ病を抱える国民が増えるであろう、と推論可能です(>_<)。
「不況によってうつが増える」・・・Q.E.D(?)
裏返せば!
国によって、地域によって、あるいは人によって、この研究のリスクファクターがうつ病発症のリスクにならない(かも知れない)、という点です。
ここを見逃してはならないと、天ちゃんは思います(・へ・)。
(つづく...)
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昨日の記事に関するコメントをさっそくいただきましたm(__)m。
↓ ↓ ↓
http://blog.m3.com/tenchanoffice/20090225/1#comments
> そういえば最近この国の財政はあと10年もたないとか、そんなことばっかり読んで聴いて考えてばっかりいるからだろうかと.....
これは、Paul Carpenter 先生から。
以下(↓)は、チョコ さんのコメントです。
> 身近な友人に、リストラになりそう、とか、仕事がなくて、毎月、10日は強制休暇、とか、リアルな情報も直接、メールとして入ってくるので、その度に、何とも言えない気分になります。
> うつ状態、うつ病の人にとって、どうしても、引きづられてしまうようなこの話題。
> 飲み込まれそうな、この社会の空気。
> その上、「不況うつだねー」と簡単に片付けられてしまうようになるのかなあなど、いらぬ心配で、不安になったりと、考えるだけでも憂鬱になってしまいます。
景気・・・経済用語の「景気」には実体経済の動向のみならず、これに伴った世間一般の社会的心理をも含めてとらえる場合も多く、英語などの他言語には正確に合致する単語はないと考えられている(Wikipedia)。
・・・ですから、Paul Carpenter 先生、チョコ さんにとって、現在状況は、まさに不景気、ですね(^_^;)。
ネット上の、経済記事でも、「この不景気に好調な企業」とか「好調な業種」といったものも、この間、配信されています(^^)v。
そこら辺の「世間」では、好景気、ということになるのでしょう...(?(^^)v)。
どの書籍、と指摘できませんが(^_^;)、”国”が信用ならなければ、お財布の紐を引き締める...社会保障が充実されていれば、将来に対する貯蓄はそれだけ少なくて済むので、お財布の紐がゆるくなる...など、お金を使うのか否か、お金が巡るようになるか否か、多分に心理的な要素が影響している...それもその通りだと思います。
ある(金融)商品に、「信用」が産まれると、その商品に買いが殺到し、値が上がる...値が上がるから、さらに「信用」が”確か”なものになる...「信用」膨張が起きる。
実体以上に、その商品に値がつく。
今は、この逆が起きているという側面もあるのでしょう(?)。
この間、外来の患者さんたちからお聞きする話も、実体経済が悪化している話ばかり、と言ってよいです(>_<)。
でも、今のところ、どなたも、”不景気”によって、直接、病状を悪くされた(と評価できる)方は出ていません(^^)v。
そういう患者さんたちも、当然、直接関わっておられる事業が縮小してきたり...
たとえば、ある患者さんは、ドラム缶リーズ業に従事されていますが、連鎖的にリース注文が減ってきている様子などをお聞きしました。
ドラム缶って、食材を入れたり、自動車の塗料を入れたり...と、天ちゃんがビックリ(@_@;)するような思わぬところで役立っていたりするんだそうです。
...が、かえってそのせいもあり(?)、連鎖的に、昨年10月以降グングン注文が減ってきている、とのことでした(>_<)。
...でも、この患者さんは、今のところ、病状を悪化させていはいません。
これまでの人生経験からでしょうが...
「なんとかなるさ」
・・・という基本的信頼感(ベーシック・トラスト)があるからのようです(^^)v。
また別の事業経営をしている方は...
「(天ちゃん)先生、周りはいずこも同じ。自分だけへこたれていたって仕方ないですから(^^)v。」
・・・とおっしゃられた方もいます。
つまり、み~んな苦しいんだから、仕様がない。
仕様がないことは、それ以上クヨクヨしたって仕方がない。
当面、できる手だてを尽くす。
・・・と言うことだそうです。
(どんな資金繰り上の手を打っているかなど、ご説明くださいましたが...「スイマセン、天ちゃんにはついていけまえん(^_^;)。」でした。)
「最後の最後は、事業をたためばいいんですから(^^)v。」
<...(絶句)。>
「(天ちゃん)先生、子供の頃の貧乏を知っているから、”なんとかなるさ”ってなもんです(^^)v。」
<...(^_^;)>
かかえておられる従業員の方々の生活も、その場合、縮小してもらざるを得ないけれど...経営者としてできることは尽くす、と言い添えておられました(^^)v。
さまざまな情報が目や耳から脳にインプットされます。
Paul Carpenter 先生や、チョコ さんが、コメントしておられるように...うつうつとした気分になりかねない情報ですが...
それにどう意味付け、それをどう処理するか・・・の問題、なのだと思います。
ピンチはチャンス! と、逆に威勢のいい反応をしてらっしゃる経営者もおられます...。
正直、大丈夫かなぁ~...(軽)躁状態じゃぁあるまいなぁ~(^_^;)。
・・・と言うことで、病状評価(アセスメント)してみましたが、全然大丈夫でした(^_^;)。
「(天ちゃん)先生、ウチは、これまでも、不景気のときにのばして来たんですよぉ(^^)v」
・・・とのことでした。
また、ある患者さんは...
「日本の経済成長率の落ち込みが、先進諸国の中で一番っていうじゃぁないですか。・・・と言うことは、この国の経済政策が誤っていたってことでしょう? 今の政治じゃぁダメ。今度こそ政権を変えないと!」
・・・なぁ~んて方も。
また、あるお母さん患者さんは...
「息子たちに、いまこういう状況が起きているのはねぇ~、こんな政策が打たれたからよぉ~とか、社会制度がこうなっているからなんじゃぁない?」
・・・とか語り、ご家族内でディスカッションされているそうです(^^)v。
家庭内では、話が弾みますが...職場では今一らしいです(^_^;)。
<(職場で)浮いてませんかぁ~?(^_^;)>
「浮いてます(^_^;)。周りは、みんなそんなこと考えてない人ばかり(>_<)。まだ、20年くらい前の方が、こういう話もできたような気がします...。」
<浮いても職場で、そういう話をし続けてください(・へ・)。>
「そのつもりです(・へ・)。」
・・・なぁ~んていう女性患者さんも、つい最近の外来を受診くださいました。
今夜は、天ちゃんが日常臨床で触れている、患者さんが、今の経済状態にどう臨み、どう手立てようとされているかの一端を紹介してみましたm(__)m。
(そう言えば...バブル崩壊後に「先生、処方箋より手形切ってくれぇ~」とおっしゃっていたような方は、今のところおられません...天ちゃんとこのクリニックの経営状況と、天ちゃんたちの薄給具合についてインフォメーションが浸透したかのかなぁ~(^_^;))
(当然、続く!(^^)v)
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少し前に、チョコさんから、大変”興味深い”ご質問いただきました(^^)v。
↓ ↓ ↓
http://blog.m3.com/tenchanoffice/20090220/2#comments
> 色々な環境、事情の方がいらっしゃるかと思いますが、この不景気に対するメンタルな面に対して、天ちゃん先生なりのお考えを聞かせて頂ければ幸いです。
過去にも、2つのDepression、なぞという記事を書きましたので、何回かに分けて、このテーマで連載してみようと思い立ちました。(中川大臣の件は...(^_^;))
↓ ↓ ↓
http://blog.m3.com/tenchanoffice/20081030/2
ネットで検索しましたら...AERAに、この”不況うつ”の記事が掲載されたようですねぇ...。
↓ ↓ ↓
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20090223-00000002-aera-soci
記事(↑)によると...
> そんな中で、うつ病など心の病を抱える患者が訴える内容に変化が出始めている。いま特に多いのは「不況うつ」とも呼べそうな次の3つのタイプだ。
> (1)ネガティブ思考
「やってもやっても成果が上がらない」「うまくいかないかもしれない」などと考える。
> (2)引きこもり
「自分は必要とされていない」「誰も助けてくれないだろう」などと自己否定して、自分の殻に閉じこもる。
> (3)燃え尽き
1人当たりの仕事量が増えてオーバーワークになり、体も心もくたびれる。
・・・とのことです(?(^_^;))。
これら3つの「訴える内容」のうち...(1)(2)は、うつ病の患者さんに共通に見られやすい、認知体制、です。
何も、不況とは関係なしで、割合よく見られます。
・・・と言うか、脳を酷使し、脳が疲れたら、そういうモノの見方・とらえ方、感じ方に、一般的になりがちだと思います。
(3)については、1980年代、”失われた10年”を経験する前の時代に、感情労働を求められる対人援助サービス職(保健・医療・福祉・介護・教育・保育etc.)で、”燃え尽き症候群”が多く見られる、として研究がいくつもなされました。
・・・ので、これも、不況時に特徴的な「訴えの内容」である、と単純に言えるとは思えません...。
以下(↓)、記事一部引用の個所以外は...あくまで、臨床現場の印象として、不況によるうつの増加を指摘しています(いるに過ぎません)。
> 職場のうつの推移を示す数値がある。『社内うつ』(講談社)の著書がある小杉正太郎早稲田大学文学部教授は毎年、メーカー従業員らを対象にストレスカウンセリングを行っている。
> 関東地方にある自動車メーカーの工場で働く従業員約8000人を対象とした調査では、2005年度は全体の7・5%がうつ状態だったが、07年度は15・6%に倍増。リーマンショックをまたぐ08年度の調査(調査期間は08年6月~09年1月)では、集計中ながら20%に迫る勢いだという。
> 小杉教授の調査やカウンセリングを受けるのは、製品開発部門の人が多い。大学院卒のいわば「頭脳集団」という意識が高い人も含まれるが、こうしたエリート層にも不況の波はのしかかっている。
これ(↑)は、ある程度実証的なデータと言えます。
けれども...これは、不況によるうつの増加を”証明”したことには全然なりませんねぇ~(>_<)
2005年→2007年→2008年と、いずれも増加傾向だったということですから。
小杉先生達の調査で、「うつ状態」をどんな指標で測定してるか、詳しく知りませんが...
2005年時点で、うつ状態が7.5%という数字ですから、これはうつ病をスクリーニングしているデータでは、まずないでしょう。(数字が大きすぎると思います。)
・・・と難癖つける(?)のは、簡単なことです(^_^;)。
うつ状態は、うつ病の強いリスクファクターですから、うつ状態が不況によって増えたかも知れない、と言えるデータが出てくるかも知れません。
が、2005年→2007年は、通常、不況だったとは認識されていませんので、やはり、この調査年限の範囲で言えば、2005年からうつ状態が増加する何らかの要因があり、その要因による増加以上に、今回の不況が重なったことで、さらにうつ状態にある労働者が増えた、という分析結果が出されることは、あり得る、とは思います。(理屈っぽく、回りくどくてスイマセンm(__)m。)
では、こうした事態(?)に、どう立ち向かうのか?
AERAの記事では...
> こんな不況時代に効く、こころの処方箋はあるのだろうか?
> 前出の大野教授は、こうアドバイスする。
「心が疲れた時には感情的になりやすいのですが、そうした兆候に周りの人はなかなか気づかないもの。例えば、家庭で『そんな言い方はないだろう』『どうせ自分は』などという発言が増えてきたら、まずは耳を傾けてあげるとよいでしょう」
(3月2日号)
・・・(^_^;)。
何か、あまり科学的でない根拠を示して、”不況うつ”~ と煽っておいて...ツカミ、はうまいと思いますが...
対策としては、これは、どうもいただけませんねぇ~(>_<)(と率直に言って思います)。
(つづく...)
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先の週末のこと...
ある都道府県自治体の公立・私立の学校長、副校長、教頭先生を経験された、先生方の会に招かれて、お話してきました。
当ブログでも、教職員のメンタル不全悪化状況について、ご紹介してきました。
↓ ↓ ↓
悪化中 http://blog.m3.com/tenchanoffice/20070411/3
続々 http://blog.m3.com/tenchanoffice/20071025/2
学校にローアンの風を http://blog.m3.com/tenchanoffice/20070726/1
新人教員の自殺 http://blog.m3.com/tenchanoffice/20080301/_m____m1
など・・・(^_^;)
こうした、あまりにひどい、自分の後輩たち、同僚の置かれた状況を見て、元学校管理部の先生方が、立ち上がらざるをえなくなった、ということのようです(^^)v。
つい先日も...ある小学校の先生(で、天ちゃんが主治医)が、外来でお話くださいました...
この時期は、どの学校でも、生徒達の通信簿(...であってたかなぁ~)付けの佳境か、その下書きをするなど、年度末でただでも慌しい時期のはずです。
そこに、3月中のある1週間(?)、全教師に対する管理部面接が組まれるのだそうです。
そこで、個別目標を立てる...成果主義的な勤務評定のための面談が組まれるのだそうです(>_<)。
このクソ慌しい時期に(>_<)。(表現が下品で失礼m(__)m。)
「先生方み~んな、戦々恐々としちゃって...子どものことなんか(そっちのけ)って状況になるんです(>_<)。」
そのとき、こんな元校長・副校長の会に呼ばれているってお話をしたら...この小学校の女性教員先生の顔にやっと笑顔が(^^)v。
「そういう(元)管理部の先生方もおられるんですねぇ~~勇気づけられます(^^)v。」
モチロン、そう勇気づけられた若手の現役先生がいたことも、元校長・副校長先生たちにお伝えしたところ...
「それはいいお話を聞かせていただきました(^^)v。私たちのこんな小さな集まりでも、役に立てれば...」
<とんでもありません、先生方のような集まりができて、何らかの活動をしている、ってそのことだけで、どれだけ現役の先生方が勇気づけられることか!(^^)v>
・・・流行りの言葉で言えば、エンパワーメント、ですね(^_^;)。
(元)先生方によると...名前は出せないけど(^_^;)、とカンパしてくださったりする現役校長先生もおられたとか(^^)v。
逆に...それだけ、ある都道府県教育委員会の”締め付け”がどれだけひどいものか、をうかがい知れるエピソードです。
民間労働者であれば...安全配慮・健康配慮義務は事業者に課されていますが、公立学校教員のそれは教育委員会です。
逆に、教員のメンタル不全増加は、教育委員会の役割やあり方が問われている、ってことを端的に示しています。
都道府県ごとに、教員の長期休業者割合を出せば、都道府県教育委員会の”勤務評定”が可能です...(?)(^_^;)
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政治家と精神疾患?、とでも名づけられる記事を過去にも配信したことがあります。
↓ ↓ ↓
松岡農水相 http://blog.m3.com/tenchanoffice/20070529/2
安倍首相 http://blog.m3.com/tenchanoffice/20070913/___v
それぞれ、この国の自殺予防に活かす、業務起因性精神疾患対策に活かす、とでもいったらよい視点から、記事をアップしました。
さて...今日の記事ですが...
スクリーニングテスト・・・CAGE(鳥かご、と言うより”飲酒の檻”にとらわれて逃れられない...ってカンジ、でしょうか?)
いくつか訳がありますが・・・
C・・・飲酒量を減らさなければならない(Cut down)と感じたことはありますか?
A・・・他人があなたの飲酒を批難するので気にさわったこと(Annoyed)がありますか?
G・・・自分の飲酒について悪いとか申し訳ない(Guilty)と感じたことがありますか?
E・・・神経を落ち着かせたり、二日酔いを治すために、「迎え酒(Eye-opener)」をしたことがありますか?
[判定] 2項目以上に「はい」の場合、問題飲酒者である可能性が高い
(加えて、定期健診で、γ-GTPが三桁以上の場合、アルコール依存症である可能性が極めて高い(ので専門医の受診を)。)
天ちゃんはいつだったか...ずいぶん以前に、涙目で、かつ赤ら顔で記者会見されているのをTVで視聴した際に、確信、していました(^_^;)。
(その時点で、当ブログの記事にしようか、と一瞬頭をかすめましたっけ...。)
・・・けれども、あくまで直接診察させていただいたワケではありませんので...(^_^;)
中川大臣という個別例について、コメントすることは差し控えたいと思います(^_^;)。
さて...
自殺予防の視点で述べれば...アルコール依存症や乱用を含む、精神疾患にかかっていること自体が、自殺リスクを明らかに高めます。
一人当たりアルコール消費量が多い地域(国、自治体など)の自殺率は高い傾向が指摘されています。
自殺をはかる前に、飲酒している場合がよく見られます。
具体的にはあげませんが、著名人で自殺された方々でも、自殺前に飲酒していたことが、報道されていました。
逆に、アルコールで精神を麻痺させないとならないほど、やはり自殺は相当に苦痛である、とでも言えるでしょう。
その一方、業務起因性精神疾患対策という視点では...アルコール依存症は...労働ストレス因子との関連性について、一貫した関連性が得られていません。
(女性で、長時間労働が飲酒量増加の原因となる、という報告などはあります。)
患者調査(厚労省)では、アルコール依存症は横ばい、ないし減少傾向です。
10年以上前の職域における調査では、わが国の場合、職域におけるメンタルヘルス対策と言えば、真っ先に、アルコール依存症が挙げられました。
わが国の職域では、アルコール依存症をかかえる(あるいはその可能性が高いとスクリーニングされる)労働者割合が高い、ことが指摘されていたからです。
そもそも、わが国でも市場拡大の著しい、EAP(Employee Assistance Program)は、アルコール依存症を対象とする労働組合の活動として、北米で始ったと聞いています。
労働ストレス要因とアルコール依存症には、一貫した関連性が得られていない...ということは、労働ストレス要因対策だけでは、アルコール依存症を十分予防できない、ということです(>_<)。
健康教育の中で、酒害について学んでいただいて、お酒との付き合い方を見直していただき、予防効果を期待するというのが、もっともよく実践されている一次予防対策だと思います。
[関連記事]
自殺は予防できる http://blog.m3.com/tenchanoffice/20060510/1
”飲みすぎに注意” http://blog.m3.com/tenchanoffice/20060514/1
リカバリー http://blog.m3.com/tenchanoffice/20060816/1
AAと断酒率 http://blog.m3.com/tenchanoffice/20060817/yoccyan_AA_
失業 http://blog.m3.com/tenchanoffice/20060706/_o_
節度ある適度な飲酒者? http://blog.m3.com/tenchanoffice/20060822/1
(つづく...)
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この間いただいたコメントのいくつかに、まとめてお応えしておこうと思いました。
Paul Carpenter 先生、いつもコメントありがとうございますm(__)m。
↓ ↓ ↓
http://blog.m3.com/tenchanoffice/20090219/1#comments
> こころの病気がある場合とない場合で、おなじような目に遭っても受け取るストレスの大きさ、感じるショックの大きさも変わってくるのではないかということも含めて。
はい(^^)v。
お察しのとおり、こころの病気がある場合、おなじような目に遭っても受け取るストレスの大きさ、感じるショックの大きさは変わってきます。
たとえば...
統合失調症を抱えたある患者さんは、他人が会話していることを、自分に関係づけてとらえがちになったりします。
あそこで話しているのは、自分のことである。
それも自分を馬鹿にしている、などと...
被害関係念慮~被害関係妄想、という精神医学用語で呼ばれる状態です。
念慮 と 妄想の違いは...確信度の違い、と言えばひょいでしょうか。
「・・・あそこで話しているのは自分のことを馬鹿にしている、ような気がする。」・・・念慮
「・・・(同上)馬鹿にしている、それは間違いない。」 そして修正が不可能・・・・妄想
・・・といった具合です。
この場合、他人が会話している、という場面に遭遇しても、何を会話しているか分からなければ(聞こえなければ)、通常は、自分とは関係のないこととして関心を払わないでしょう(?)。
他にも、こちらに視線を全く向けていない、とか...そもそも会話している人たちには自分は一度も会ったことがない、とか...他の情報も加味して、「自分とは関係ない」と処理しているのでしょうが。
うつ病性の悲観的思考パターンに陥ってしまわれている患者さんは、通常であれば”些細な事”とされるようなことではあっても、悲観的に意味付け・解釈してしまいがちです。
同様に...なな さんの場合、Paul Carpenter 先生が指摘されていた...
> 主治医に話したらそっけなく扱われた
モチロン、実際にそっけなく扱われた、のかも知れませんが...特にそう感じやすい、モノの見方・とらえ方、解釈のしやすさ・・・認知体制・・・に、なな さんがあったために、「特に」そう強く感じた、という可能性も、モチロン、あり得るとは思います。
きき さんも、いつもご質問、ありがとうございます(^^)v。
↓ ↓ ↓
http://blog.m3.com/tenchanoffice/20090209/F23.3_Re___#comments
> 天ちゃん先生はF23.2の患者さんの薬はどうされてますか?やはり飲み続けた方がいいのでしょうか?
> 3年後止めてみて異変に気づいたらまた飲むというのは危険な賭けでしょうか?
実は...この間の記事(↓)には、あえて(?)引用しなかった情報が、ICD-10のマニュアルには書かれています、しかも儀当箇所の冒頭に!(^_^;)
↓ ↓ ↓
(1) http://blog.m3.com/tenchanoffice/20090206/F23.2_Re_____1
(2) http://blog.m3.com/tenchanoffice/20090209/F23.3_Re___
急性精神病性障害の分類にとって決定的な指針となるような体系的で臨床的な情報は、まだ得られていないし、それゆえその代用として用いざるをえない限定されたデータや臨床的慣例も、それぞれを明確に定義し、他を区別しうるような概念を提供していない。十分に検討された多軸診断システムは存在しない...
これは診断分類についての解説ですが...要は、よくわかっていない、ってことです...(^_^;)。
PubMedという英文医学文献検索サイトで、過去数年の関連しそうな文献を検索してみましたが...抄録(サマリーのことです)を読む限り、きき さんのご質問に対応しそうな文献は、発見できませんでした(>_<)。
ですから...専門家の意見、臨床経験から、述べることは許されるでしょう。
天ちゃんの云十年の精神科臨床経験でも、急性精神病性障害を経験した患者さんは、数えられるくらいしかいません。
(これは、DSMのマニュアルの「短期精神病性障害」の項でも・・・先進国での臨床場面ではめったにみられない、と明記されています(^_^;)。短期間で、精神病状態から回復してしまうので、精神科医がかかわるチャンスも少ないからだろうといった趣旨の補足説明もあります。)
能書き(?)が長くなりましたが...
たとえば、先日の記事で再発されてしまった患者さんを紹介しましたが...
↓ ↓ ↓
http://blog.m3.com/tenchanoffice/20090209/F23.3_Re___
その患者さんの場合、抗精神病薬を漸減して、統合失調症の場合よりも短期間で、服薬を終了していました。
天ちゃんの場合、このように、急性一過性精神病性障害(ICD-10)あるいは短期精神病性障害(DSM-IV)の場合、再発のサインと思われる症状、が同定でき、ご本人やご家族の理解と実際の対応の姿勢が積極的な場合、服薬は短期間で終了する方向で、治療計画を立ててきました。
ただ、この方針が”正解”なのかどうかは、まったくもって自信がありません。
幸い、再発して再受診された患者さんは今のところ一人だけですが、他の方で再発しても天ちゃんのところを再受診されていないかも知れませんし...(?)
・・・といつになく(?)大変、歯切れが悪いですが...精神医学(に限りませんが)では実は分からないことだらけ、というのも臨床医の実感としてあります(^_^;)。
だからこそ、日進月歩、でもありますけれど...
(まったくの蛇足ですが...この国の医療を含む社会保障費抑制政策は、こうしたまだ解明されていないテーマをていねいに追求する余裕を、私たち(?)から、そぎ落としてもいます。)
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そう言えば、PTSDについて正面から(?)触れた記事は、たぶん、当ブログではなかったと思いましたので(?)、本文で、コメントにお応えしようと思いました(^^)v。
↓ ↓ ↓
http://blog.m3.com/tenchanoffice/20090219/Re_____#comments
> こういう経験もPTSDのひとつなのでしょうか?
> もしそうだとしたら、PTSDとしての対処も必要になるのでしょうか?
> 素人考えで的外れだったらごめんなさい。
いえ...これまで、当ブログで自己開示いただけている範囲では情報不十分で、積極的にPTSDと診断することはできない、と言わざるを得ないと思います。
(なな さんへ、<積極的に情報jを開示してください>という意味では、決してありませんので、悪しからず(念のため)。)
F43.1 外傷後ストレス障害(Post-traumatic stress disorder)by ICD-10
診断ガイドライン
例外的に強い外傷的出来事から6か月以内に起きたという証拠がなければ、一般にはこの診断をくだすべきではない。臨床症状が典型的であり、他にいかなる障害(たとえば不安、強迫性障害、あるいはうつ病エピソード)も同定できなければ、出来事から発症までの遅れが6か月以上であっても、いぜんとして「推定」診断は可能であろう。外傷の証拠に加え、回想、白日無、あるいは夢における出来事の反復的、侵入的な回想あるいは再現がなければならない。顕著な情動的分離、感情の鈍化、および外傷の回想を呼び起こすような刺激の回避がしばしば認められるが、診断にとって本質的ではない。自律神経障害、気分障害、および行動異常はすべえ診断の一助となるが、根本的な重要性はない。
破壊的ストレスの遅発性で慢性的な結果、すなわちストレスの多い体験から数十年経て発症するものは、F62.0(破壊的体験後の持続的変化)に分類すべきである。
・・・以上、医学書院の翻訳書の該当箇所を、ソックリ、引用してみました(^_^;)。
まず、例外的に強い外傷的出来事としては...自然災害または人工災害、激しい事故、他人の変死の目撃、あるいは拷問、テロリズム、強姦あるいは他の犯罪の犠牲になること、が挙げられています。
こうした例示にあるような、あるいはそれらに匹敵するような、例外的に強い外傷的出来事を経験なさっていたのかどうか...詳細は不明です。
次に、そうした出来事から、6か月以内に典型的な症状が発生したのか否か? これも、情報がありません。
また、他の障害を経験されているのか否か? これも、こうしたWeb上の情報、やりとりだけでは情報不十分ということに終わるでしょうし、現時点でもほとんど「診断」するに足る情報はありません。
さらに、典型的な症状...回想はされているようですが、白日夢や夢での反復・再現についての情報はありません。
・・・といった理由から、です。
PTSDは、わが国では、阪神淡路大震災時以降、人口に膾炙したのだと思います。
この診断は、ヒロシマの被爆者を早いうちから研究し『死の内の生命』などを著した、精神医学者 RJリフトンが、ベトナム帰還兵に見られた、特異な神経症-戦争神経症-の補償が得られやすくなるようにと、DSMなどにPTSDの診断が盛り込まれるよう、積極的に働きかけたようです。
RJリフトンは、日本人の死生観や、オウム真理教についての著作を持つなど、日本と極めて関わりの深い精神医学者です。
PTSDには、こうした歴史的経緯があります。
その後、自然災害等の「例外的に強い外傷的出来事」後にまさにこのPTSDが見られることが「発見」された、とでもいえ、新たな視点から注目を集めるようになりました。
なお、PTSDの場合、英国NICEのガイドラインによれば、デブリーフィング(出来事経験後に外傷体験を言語化すること)はルーチンとして実施すべきではなく、EMDRとCBT(認知行動療法)が、心理社会的治療として推奨されるに至っています。
↓ ↓ ↓
http://www.nice.org.uk/Guidance/CG26/NiceGuidance/pdf/English
(英国NICEのガイドラインで英文です<m(__)m>。)
日本EMDR学会HP ⇒ http://emdr.jp/
幼少期に、凄惨な事件に巻き込まれ、中高年期に至るまで、その記憶にまったく蓋をして、「まるでそんな経験はなかったかのような」暮らしを築き...
お子さんたちが、その凄惨な事件を知る(記憶していると思われる)親族が、その患者さんを除いて全員亡くなった時から、うつ病を発症され、天ちゃんが主治医を務めた方を思い出しました。
天ちゃんに話せた分だけ心の重荷は軽くなりましたが、記憶は消せるものでもなく、ずいぶん長らくうつ病を経験されていました。
薬物療法もなかなか効を奏しませんでした。
ですから、なな さんの「話したいこと」を話すことは、言わば、パンドラの箱を開けてしまうことになるかも知れない...
ですから、「なかったかのように」して過ごして、あるいは受診なさった精神科医には最初から話さないと決め込んで、なな さんがそれでも少しでも楽になる医療、たとえばオクスリをもらいに行くだけの関係にする、というのも十分良い(安全な)選択肢だとも思います。
ご参考になさってくださいマセ~
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先日の 共感 の記事コメント欄に、なな さんから、コメントをいただきました。
↓ ↓ ↓
http://blog.m3.com/tenchanoffice/20090214/1#comments
> 受診日に思い切って何とか話そうと思っていたのですが、日にちが近づくにつれ、食事も摂れなくなり、夜もほとんど眠れなくなりました。
> 結局、話すのが怖くなり、診察もキャンセルしてしまいました。やはり話す勇気がでません。
天ちゃんの記事をお読みいただいて...「思い切って話してみよう」と言うお気持ちになられてのですね(^^)v。
でも...「やはり話せない」とも...
「話そう」という気持ちと、「話せない」という気持ちと...両方、相反する気持ちの間で、揺れている...?
あるいは...両方の気持ちが同時に、なな さんの こころ の中に立ち現れる...?
前者の場合を、葛藤(カットウ)と言い...後者の場合を、両価感情、と言います。
・・・と精神医学用語に翻訳したからといって、何も出口は見えてはこないでしょうが...(^_^;)。
そういう、こころの在り方ですから、当然、体にもいろいろと症状が出てくることでしょう。
なな さんの場合、過去にコメントをいただいた範囲で、「話してみた」ときに経験した事態が、大変辛いものだった、と言うことですから、無理もありません。
葛藤や両価感情ともに、それは なな さんのこころの中で起きていることではあるけれども...なな さんの思いを少なくとも受け止めてくれる、なな さんの外の”相手”の存在が当然意識されてのことです。
ですから、その”相手”が、なな さんから、話しても安全である、話した後にまた辛い経験を重ねなくても大丈夫という可能性が十分高い、と思えるまでは、やはりお話しにならないのがよいと思います。
ただ...なな さんの、その”相手”に対する評価が、妥当なのか?
その点は、検証してみる価値があると思います(^^)v。
なな さんが、本当のところ話したいこと、は話さないで...でも、こんなことを話したらその”相手”からまた少しは辛い経験をさせられちゃうかもなぁ~と思える話題を、その”相手”に投げかけて反応を見てみるのです。
肝心なのは、仮に辛い経験をまた重ねてしまうかも知れないにせよ、それが小さい傷で済む程度のテーマにしておく、という点です。
大きく傷ついて仕舞いかねないテーマは、決して自己開示しないこと、です。
小さい傷のテーマか、大きい傷のテーマか、判断に迷うかも知れません。
その時には、小さい傷で済むテーマを思ったときの、なな さんの体の反応をキャッチしてみてください。
たとえば、食欲や睡眠の障害が軽くて済むテーマなのか、違うのか、です。
さほど食欲や睡眠が障害されずに...でも、こんなことを”相手”に話したら、また少しは辛い経験をしちゃうかもなぁ~というテーマが見つかればいいのですが...(^_^;)
そしていよいよ、その小さくて済むテーマを、自己開示したときのご自身の経験の辛さの程度で...
その”相手”は、なな さんが大きなテーマを話しても安全か、それとも危険か、判断することにしてはどうでしょうか?
(もちろん、こういう検証実験を、いくたびか実施した後に、最終的な判断をすることにした方が、より確実です(^^)v。)
どうぞ、ご参考になさってください<m(__)m>。
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先週、目にした記事(↓)、です。
2月13日8時1分配信 産経新聞
昨年1年間に全国の警察が認知したインターネット掲示板などへの自殺予告は、対前年比59件(75人)増の180件(196人)に上ったことが12日、警察庁のまとめで分かった。うち95人は警察が本人を説得し、自殺を思いとどまらせるなどしていた。
インターネット上の自殺予告の統計は今回で3回目。196人のうち、92人については警察が本人を特定し、保護。10人が実際に自殺を図ったが、3人は警察官が救護するなどし一命を取り留めた。7人は間に合わず死亡した。
いたずらなど自殺の意図がなかった人が74人いたほか、20人は書き込み者が判明しなかった。
警察が通報に基づいてプロバイダーに個人情報を照会。自宅を割り出して警察官が駆けつけたところ、薬物を飲んで包丁で自殺を図った書き込み者を発見、救急車で病院へ搬送して救護したほか、集団自殺を呼びかけた書き込み者と誘いに応じた2人の計3人を説得したケースもあった。
予告手段は電子掲示板への書き込みが112件(121人)、電子メールが60件(67人)、チャットが8件(8人)。
警察への通報は、一般人からが92件、サイト管理者からが47件、本人によるものが15件だった。
[コピペ元: http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090213-00000070-san-soci]
ネット上の情報がシグナルとなって...自殺のサインとなって、と言ってよいと思いますが...自殺予防、自殺抑止力に通じ得る、という報道なのでしょう。
文中の数字の関係がどうなっているのか? ちょっと、天ちゃん読み取れずにいますが...(^_^;)。
警察庁のホームページから、該当するデータを現時点でみつけられませんでした(^_^;)。
それにしても、(たぶん)196人中、7人が自殺に至ってしまった、ということでしょうから...やはり、相当ハイ・リスクですね(>_<)。
こういう報道があったことで、ネット上への書き込みがなされなくなることのなきように、と願います。
ところで、サイバーパトロールしている人の話を数年前に聞いたことがありますが...かなり孤独な作業のようです...m(__)m。
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