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< Re: ちこさんへ(^^)v | メイン | 原案は原則「全額公費負担」!(・へ・) >
昨日の外来でのこと。
うつ病とパニック障害を併発された女性の患者さんで...もう1年以上、維持療法に、月1回程度定期通院され...
服薬も漸減(徐々に減らすこと)してきていて...いつ患者さんを卒業だろう(?)...なぁ~んて話していた方でしたが...。
久々に 「調子を崩」 されました(>_<)。
<思い当たることはありますかぁ~?>
「(天ちゃん)先生に指摘されているとおり、ただ一点、睡眠不足だと思います。」
<でも、その睡眠不足がちなのは、ずいぶん以前からご指摘させていただいたことでしたが(?)。>
・・・ということで(^_^;)、彼女によりますと...。
裁判員候補者となる確率が400人に1人程度の自治体に住んでおられるとのことで...
「あたしに通知が来やしないかぁ~」
「法律の知識は皆無だし...」
「通知が来ちゃったらとても、死刑にすべきかどうかなんて裁けないし...」
・・・そう思い悩むことが続き...夜も寝つきが悪くなったりとか...ということで、睡眠不足に少し拍車もかかって、うつ病の症状のいくつかがぶり返したようです。
でも、再発、には及んでいませんでした(ホッ(^_^;))。
パニック発作も起こしていませんでした。
この間、共有していた減薬プランを、ご自身で変更し、いったん減らした分のクスリを元に戻して対応されたとのことでした(^^)v。
<400人に1人ってことは、400人に399人は、当たらないってことですよねぇ?>
「そんな風には考えられなかったんですね...(^_^;)。確かにそうかも知れませんけれど...でもその一人に当たるかも知れないじゃぁないですか...(?)(>_<)」
<...(^_^;) 僕の場合、今時噂の(?)裁判員ですから、ここはひとつ通知が来ないかなぁ~なぁ~んて心待ちにしていたんですが...(^_^;)。>
「(天ちゃん)先生はそうかも知れませんけど...あたしには、とてもとても...」
<でも、僕のように考えたり思ったりする人もいたでしょうから、Bさん(患者さんのこと)は、気に病みすぎているかも? ってことは言えますよねぇ~?>
「そうですね(>_<)。カウンセリングで習った、『気分分散法』とか試みたんですが...ダメでした(^_^;)。」
足し算することで、気に病んで意識を、裁判員制度の方からそらすって方法を、認知行動療法ベースのカウンセリングで修得されていたのですが...
先日、相棒の心理士さんにも、報告して、あらたに「よかったことイメージ」...良かったこと、楽しかったことの記憶をイメージする、って方法を練習することになったとのことでした(^^)v。
まぁ、思わぬところに伏兵(?)が潜んでいるものですねぇ...(>_<)。
天ちゃんは、裁判員制度自体(主旨?)には、賛成か反対か問われれば、賛成派ですが...
このBさんのような方が、負担を感じないような、情報提供や報酬等が用意されたものでないと、と思います。
精神障がいを抱えた人のフィルターを通してみることで、世の中の動きが100点満点で何点か、端的に知れます(^^)v。
ところで、あることに意識が集中してしまって、そこからなかなか離れられない...
まるで、粘着テープがくっついたら...なかなかはがれない、みたいな感じがしませんか?
このBさんのような認知・行動的なクセを、粘着テープにたとえながら、粘着気質って呼ぶことがあります。
・・・なぁ~んてご説明すると、たいがい大きくうなずいてくれて、粘着気質って用語を覚えてくださいます(^^)v。
ついでに...こうしたクセは、うつ病にかかる前からのものだったのか、かかってからの特徴なのか、お聞きしてみたところ...
「病気してからのような気がします...。」
・・・ってことで、粘着気質も、執着性格も、通常は、うつ病の病前性格とされています。
ですから、正しくは、Bさんのクセは...粘着気質とは呼ばないのでしょう。
病後性格、ですね。
下手をすると、「あぁBさんのうつ病発症原因は、気質なんだ」と早合点してしまう精神科医がいても不思議ではありません。
通常の精神科診療では、あまりしないようですが...発症時期の特定をすることは、実は大事である、と天ちゃんは考えています。
なぜなら、予後予測に通じますし、発症や再発状況or要因と似た、状況or要因のもとで、再発しやすことが知られていますから、再発予防という、精神疾患治療で今ホットなテーマに通じるからです(^^)v。
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