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昨日の話題に続くテーマで...
1998年に、わが国自殺者数が”急増”し、年間3万人の大台を超え、それが過去連続10年間続いている...
...とまぁ、そういうちょっと大仰な(?)コメントを見たりしたものです(>_<)。
この図(↑)のとおり...確かに、そうですね(^_^;)~全体のものは折れ線グラフで、スケールは右です。
1990年代初頭の「バブル経済」の崩壊後、わが国に経済は「失われた10年」と称されることのある、経済の停滞をくくぎりぬけてきた...
...ということも、少し過去には(?)よく目にするコメントでした。
そして...
その「失われた10年」の間に、企業は、輸出主導型経済から...多国籍企業型経済へと大きな構造転換を果たし...
雇用の側面では、ジョブレス・リカバリーとも称された...その昔、アメリカ型景気回復策をはかった、というのは経済アナリストのコメントです。
1998年当時を翌年に振り返った、労働白書の巻頭言by堺屋太一経企長官の文章から引用しますと...
「1998年度の日本経済は、極めて厳しい不況を経験し、ある時期には危機的な様相さえ」呈していた。「1997年初期を頂点として景気は下降局面に入ったが、景気の拡大が続くと信じて行った財政構造改革」が、「極めて時期の悪いものとなってしまった」。各方面に現れたさまざまなほころびの第一が、金融機関の巨額の不良債権と、金融機関の認識が「至って微温的」だったため、その処理が一向に進まなかったことだった。1998年6月に、政府は、金融監督庁を新設し、厳格な検査・監督に乗り出した。金融機関は自己資本比率の改善を目指して総資本の圧縮のため、貸し出し総額の縮小に努めた。それが、いわゆる貸し渋りを産み、1998年春から秋にいたる期間の日本経済は、「経済の心不全状態」に陥っていたのである。経済の血液である資金を循環させる、いわば心臓が、金融機関だからである。
また、1998年は同時に、3つの神話・・・「土地神話(土地の値段は決して下がらない)」「消費神話(不況になっても消費需要だけは減少することがない)」「完全雇用神話(日本の企業経営は集団主義、全従業員が終身雇用を前提として仲間意識で結ばれているから、大規模な従業員解雇などありえない)」を、喪失した年だったとも分析しています。
つまり、高度経済成長とバブル経済下の社会経済システムと価値観とは、もはや通用しない事態に見舞われた...というワケです(>_<)。
喪失は、うつ病(Depression)のリスクファクターです。
ですから、1998年は、景気後退(Depression)と国民的うつという、2つのデプレッションに見舞われた年だったと言えるでしょう。
さらに、当時の堺屋太一長官が指摘した、春から秋にかけての「経済の心不全」状態の時期に一致して...1998年は通年的に各月の自殺者数が前後年より多かったのですが、この年の春から秋の時期の各月の自殺者数が前後数年の平均より目立って増えていました(>_<)。
このように、経済状態と自殺者数とはリンクする...というのは今や常識(?)かも知れません。
先日、NHKラジオ第一の解説者も、そういうコメントをしていました。
失業率と自殺率との相関が割合高いこともよく知られているでしょう。
ところが!
天ちゃんの知る限り、スウェーデンとドイツは、そういう相関がまったく見られません。
...ということは、やはり、その国、この国の社会システムの在り方、の違いで、失業(率)と自殺(率)とがリンクしやすいかどうかが決められる、という分析も可能でしょう(?)。
他にも、中国では、女性の自殺者数(率)が高く、ほとんどの先進諸国で男性の方が高いのと、真逆の状況も、やはり社会的要因によって、自殺(率)が規定されている側面が相当大きいかも? ってことをうかがわせます。
(都市と農村との格差が大きく、特に地方の女性の、特に若い世代の経済的状況や労働状況がひどいことと大いに関係がありそうと、天ちゃんはにらんでいます。)
ところで...上記、ジョブレス・リカバリーとは、雇用が増えない、雇用を増やさない景気回復のことです。
多国籍企業化すれば、なるほど、国内の雇用は増えないワケです。
このブログの過去記事でも書きましたが...、雇用の側面では、『新時代の「日本的」経営』(旧日経連)といった文書が象徴したように...
労働者を、3階層に区分けする。
長期蓄積能力活用型グループ・・・いわゆる正規雇用者で雇用が保障される
高度専門能力活用型・・・SEさんを筆頭に有期雇用等の非正規雇用を中心とする
雇用柔軟型・・・いわゆるパート・アルバイター
そして、年功序列賃金制度から、成果・業績評価中心の賃金制度へと転換し...雇用を”流動化”・”柔軟化”する...
そんなことが『新時代の「日本的」経営』には書かれていました。
↓ ↓ ↓
http://www.h5.dion.ne.jp/~hpray/siryou/shakaikeizai/nikkeiren21.htm
(このIT時代に、原文がネット上で閲覧できないのは、そういう事情があるのでしょう...?)
(ついでに、某学会のレポートもなぜか!閲覧できなくなっていることに気付きました<m(__)m>←http://blog.m3.com/tenchanoffice/20081024/1)
このレポートの内容に一致して...いわゆる労働法制も、非正規化、雇用の流動化・不安定化を促進するものが整えられてきたわけです(>_<)。
↓ ↓ ↓
労働法制改悪の経過 http://blog.m3.com/tenchanoffice/20071110/1
使い古されて手垢にまみれた(?(^_^;))フレーズ...
「歴史は繰り返す」 とは、決してならないように、私たち一人ひとりが自身の身を守ることはモチロン、身を守りやすくする環境...社会整備にも、できるところからみんなで手だし口出しをして行きましょう...(!?)
蛇足ですが...という天ちゃんのコメントは、社会精神医学の領域に分類されるものでしょう...。
つまり、今日のコメントも、街中の第一線の診療所長のもの、精神科臨床医のスタンスからのコメント、だということ(・へ・)。
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このところ、当クリニックの外来でも、ついどうしても今日の記事タイトルの件(↑)が話題に上ります(>_<)。
...というか、天ちゃんが話題としてふっているケースが多いかも?ですが...(^_^;)
多くの患者さんは、金融商品などとは縁遠い生活ぶりですから...あまり直接的な影響は、今のところこうむっておられません(^^)v。
モチロン(?)、天ちゃんも...(^^)v~(^_^;)?
患者さんの中には、いまだ、天ちゃんが”高給取り”だなんて誤解されている方が、少数派ですがおられます(^_^;)。
<...まぁ、この格好(服装)を見てくださいよ。これがあなたのおっしゃるような高収入に見えますか?(^_^;)>
...とふだんの出で立ちをご覧になっている患者さんたちですから...だいたいこの逆質で納得してくださいます(^_^;)。
(良いのやら...悪いのやら...ですが(^_^;))
実は少し前に、金融商品で大損し、損切り(って言うんでしたっけ?)して先行き不安となった男性の患者さんは...
それが主な原因となって、うつ病を発症され、当クリニックを受診し通院継続されていますが...
「ここまで悪化する前に、処分し終えて、むしろよかったのかも知れませんねぇ...」
<...(^_^;)>
「ま、こう思えるようになったのも、うつ病が良くなったってことでしょうかねぇ?(^^)v」
はい、今は、うつ病もスッカリ良くなられて、徐々に復職されている段階ですから...(^^)v
自営業の患者さんからは、もう少し前から、わが国の経済が後退局面に入ったと報道されるようになったころから...
「銀行の融資が、ずいぶんと厳しくなってきました(>_<)。」
...とお聞きしていました(>_<)。
数か月前のことですが...
「貸し渋り、貸しはがし、の頃のような様相を呈してきました。」
今夜は、夜間診療だったのですが...
睡眠障害で通院してくださっている女性患者さん
「ウチは超多忙!(>_<)」
<この経済状況の中で、すごいですね(^^)v 会社の営業がうまいのでしょうかねぇ~?>
...なぁ~んてのんきな応答をしつつ...(患者さんの顔色が曇ったので(^_^;)) よくよくお聞きしてみると、ある建築資材を製作している会社にお勤めなんですが...単価を落として受注しているから...
社長さんいわく、「ちっとも儲けにならないっ!(>_<)」っていうカラクリなんだそうです(>_<)。
<肩こりが悪化してらっしゃるんじゃぁないですか?>
「モチロン(^_^;)」
伊○○ム関係の男性患者さんは...
「工業用水と家庭用水と使っていたはずですが、工業用水が汚染されていたらいしです...だとすると同じ水源から、××ビール工場も水を引いていたはずだから...大丈夫なんでしょうかねぇ~(?_?)」
<天ちゃんは、その××ビールは飲みませんから(^^)v>
<...って自分のことだけかんがえていちゃぁイケませんネ(^_^;)>
そんななかでも、いかにも生真面目、折り目正しい、反復性うつ病性障害から回復したK君も受診してくれました。
彼のとこは、いわゆる中小零細企業。
ところが、そこの社長さんは、このご時勢なのに...彼がうつ病に罹患しているって報告をしてから、うつ病の啓発本を何冊か買いこんで一生懸命勉強してくださったんだそうです。
その会社では初めての、傷病手当給付金も受給させてくれて...なんせ初めてなので、手続きには総務さん(と言っても社長の奥さんですが(^^)v)が最初は、手こずっていました(^_^;)。
症状回復後、復職後に耐えられるようになるまでのリハビリの期間に、目一杯の1年半を使い...
主治医=天ちゃん の指導を真正面から受け止めてくださって、計画的・段階的に復職プランを遂行させてくださっています。
そんなに多い従業員ではありませんが、社長さん自ら、K君が復職する前に、従業員全員に、彼の職場定着までのプランをシッカリご説明してくださっていて...
先輩オジサン従業員が 「おい、K。もう帰りな!(^^)v」
...とか、朴訥とした野太い声をかけてくれるんだそうです(^^)v。
K君の職務は、どちらかというと肉体系なので...在宅リハビリ期間中は、スポーツ・ジムに通って体を鍛えていました。
そのジム通いは、職場に定着できるまで、ドクター・ストップしています。
今夜確かめところ、カウンセリングもお休みしていたとのことで...
<ところで、仕事との関係でカウンセリングに来れるの?>
「はい...社長に話したら、仕事のことはいいから、ぜひ受けなさいって言われたもんで...(^_^;)」
<う~ん、さすがぁ、K君のところの社長さんだねぇ(^^)v>
「それと、この景気でしょう...例年なら今頃から忙しくなるんですが、むしろ仕事が減っているもんで(>_<)。」
<不幸中の幸いってやつかぁ...K君のことだから、社長さんに恩義を感じて、我武者羅にオーバーワークしちゃいそうだしねぇ~?>
<社長さんのご厚意と配慮にK君が真の意味で応えるとしたら...それは、社長さんとこの職場で、経営がこの厳しいときこそ、うつ病を再発させずに一緒に乗り切って、会社とともに生きのびることだろうねぇ...>
「そうっすかねぇ(・へ・) カウンセリング再開していいっすか?」
<モチロン、K君には体のジムより...そう心のジムの方が今は必要だね。再発しにくいように体質改善をはからないとね(^^)v>
今年のこの時期...風邪ひき患者さんが例年になく多いように感じます。
読者のみなさんも、心身の健康にご留意され、これから来る一層の経済的混乱に向って行きましょう...(もちろん、天ちゃんも...(・へ・))
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今日、ご一緒した原告代理人弁護士さんにお聞きしたところ...
「多い時で月3回...」
もうおひとり、ご一緒した弁護士さんは...
「私がアベレージかどうか分かりませんが...3か月に1回...くらいでしょうか?」
最初のお一人は...
「最近は減って...それでも彼と同じ3か月に1回くらいです(^_^;)...。」
(自ら進んで、最近、パブリック法律事務所に身を投じられましたから...(^^)v)
天ちゃんは...今年、今日が2回目でした(@_@;)。
↓ ↓ ↓
9:1 http://blog.m3.com/tenchanoffice/20080716/1
天ちゃんに続いて...原告である親御さんが、証人尋問を受けました。
普通...裁判所で、証人尋問を受けるなんてことは、一生に1回あるかないか...でしょう(?)。
証人尋問は...原告の代理人の弁護士さんが天ちゃんに対して行う、主尋問...
続いて、被告(今回は国、です(^_^;))の代理人が、天ちゃんに対して行う、反対尋問。
最後に、再び原告代理人による主尋問、という構成です。
今日は、この最後の(2度目の?)主尋問は、「特にありません」ってことで割愛されました(^^)v。
正直...疲れました(>_<)。
ただ...どうやら、今日の被告の代理人は、いわゆる弁護士さんでなく...法務省の方、検事経験者の方、はたまた厚労省の法律に明るい方(?)...といった法律に詳しい、お役人さん≒官僚さん、だったらしいです。
ありがたいことに!(?)
「(天ちゃん)先生は、『判断指針』について、何箇所かでご意見をのべられていますが、どのようにお考えでしょうか?」
...と、今になって冷静に考えてみれば(^_^;)、願ったりかなったりの(?)尋問をしてくださってたんですね(^_^;)。
いくつか述べたのですが...(^_^;)
↓ ↓ ↓
中原利郎先生判決に思う(1) http://blog.m3.com/tenchanoffice/20081024/1
この点(↑)だけは、しっかり述べてきました。
つまり...
> 医学における5年前の知見で、5年後の今に通用するものはあまりない。
だから...
> 現行の『判断指針』は改定(修正)が必要である!
しかし...
ハテナ?『判断指針』 http://blog.m3.com/tenchanoffice/20070402/1
この(↑)シリーズ?で述べたことの20分の1も、証言することができませんでした(>_<)。
こうして帰宅して冷静になってみると...(^_^;)
裁判長さんは...当ブログでも記事に引用したことのある...この判決(↓)を出された裁判官、とのことでした。
↓ ↓ ↓
ハラスメント原告勝訴 http://blog.m3.com/tenchanoffice/20071016/2
(そう言えば...反対尋問の間、たびたびニコニコと笑顔を向けてくださっていました(?)...少ないこれまでの経験でまったく初めて)
ハラスメントとうつ病の因果関係...ひいては、業務起因性であるとの判断なんぞ、現行『判断指針』を素直に読めば、ぜったい出てこないですから。
↓ ↓ ↓
ある文書 http://blog.m3.com/tenchanoffice/20080905/2
続き http://blog.m3.com/tenchanoffice/20080910/1
こんな内部文書で(↑)、現行『判断指針』を捻じ曲げた解釈を行って、あくまで改定(修正)しようとしてないですから(>_<)。
司法判断の方が、よほど、医学の進歩に追い付いてる...そんな証言をすればパーフェクト(?)だったでしょうか(^_^;)。
しまった! しまった! しまった! と帰宅後、以上(↑)に思いいたって、自分の額を思わず3回叩いてしまった、天ちゃんでした(>_<)。
(精神医学の到達をシッカリ採用してくださったことに対するお礼(?)敬意(?)も示したかった!(>_<))
判決は、年度替わりの頃に出されるだろう...原告代理人の予測でした。
そのころまで、このブログが無事(?)続いていれば、結果をご報告したいと思いま~す<m(__)m>。
...にしても、社会的公正(正義)に貢献する「お仕事」とはいえ...今日の休診分が、ひどく経営に痛い!
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続きです。 ← http://blog.m3.com/tenchanoffice/20081024/1
判決を受け、各界からの発言が、相次いだようです...
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小児科医中原利郎さん(当時44歳)の過労自殺をめぐる民事訴訟の控訴審判決で、東京高裁は原告側の訴えをすべて棄却した。この判決を、有識者らはどう受け止めたのだろうか。小児科医、労働問題の専門家、病院団体の代表らに話を聞いた。(尾崎文壽、山田利和、敦賀陽平)
埼玉県済生会栗橋病院の白髪宏司副院長(小児科医)は、「中原先生が、われわれ全国の小児科を憂えて残してくれた遺書の内容を、裁判所が全くくみ取ってくれなかったことに強い憤りを感じる。判決文に、今後の病院経営に注意を喚起するようなコメントが少しぐらいは入るのではないかと期待していたのだが」と厳しく批判した。また、「医療者の心身が健康でなければ、いい医療は提供できない」と述べた。
原告の妻のり子さんには、「多くの勤務小児科医が落胆したことは想像に難くないが、もし上告されるのであれば、全国のほとんどの小児科医が味方になるはず」とエールを送った。
過重労働問題に詳しい札幌市在住の江原朗さん(小児科医)は、自殺した麻酔科医に対する病院側の「安全配慮義務違反」が昨年5月に大阪地裁で認定されたことを指摘した上で、「今回は認められず残念だ」と語った。のり子さんに対しては、「小児科医の過酷な勤務状況を明らかにし、問題提起してくれた」と謝意を表した。また、小児科の現状について、「3、4人の小児科医で二十四時間体制を維持するのは不可能」と指摘した上で、「医師不足が解消されるまでは、10人程度の小児科医を集めた拠点病院をつくるべき」との改善案を示した。
日本病院会の山本修三会長は「どんな結果になろうが、医療界としては大事な問題で、このまま放っておくことはできない」との認識を示した。その上で、「中原医師の死は、医師不足の中で起こったという見方もできる」として、「労働基準法を守るためには、今の医師数では足りない。法を守れるような仕組みと人数を確保しなければならない」と訴えた。また、「政府の経済財政諮問会議に匹敵する『医療改革委員会』をつくり、現場の医師を入れて大枠の議論をすべきだ」と提案した。
「これ以上、働けますか?」「働きすぎの時代」など、労働問題に関する多数の著書がある関西大経済学部の森岡孝二学部長は、「うつ病を発症させるほどの業務の過重性を認めた半面、医師の心身の変調を病院側が予見できなかったとしており、判決には一貫性がない」と指摘した。また、「電通事件」の最高裁判決(2000年3月24日)を例に挙げ、「過去の判決に照らしても納得がいかない。司法の判断は、医療現場の現実を直視していない」と批判した。
[引用元:キャリアブレイン http://news.cabrain.net/article/newsId/18793.html;jsessionid=6B18174DE619B4B35D33825B22CE5558]
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過重労働→うつ病→自殺
この因果関係を”明確に”認めながら、病院(事業所)の安全配慮義務を「予見性がなかった」とした判決は、確かに「一貫性がない」 と、天ちゃんも感じます。
仮に、過重労働があっても、それだけでは「予見性がない」ということなのでしょから...(?)
一人医師個人としては、国民の心身の健康をトコトン守り抜きたいという使命感を有していても...
自分の心身の健康を損なったとしても補償対象になり得ないのであれば、そういう過重労働の放置されている現場は立ち去って、自分の心身の健康と家族とを守ろうとしても、何ら不自然でなく思えてきてしまいます。
過重労働の管理、についても、行われにくくする...行おうとはしなくても許される、そういう判決と言い得るのでしょう...(?)。
長年月、原告が訴訟を維持することがいかに大変か...天ちゃんなりに理解しているつもりです。
しかし! 済生会栗橋病院の副院長が原告にエールを送っているように、天ちゃんも、ここはぜひ、上級審の判断を仰いでいただきたいと思いますm(__)m。
その際、被告立正佼成会付属病院は、潔く敗訴してしまったらいいのではないでしょうか。
そのうえで、これまでにすでに判決が確定し、病院側の責任=安全配慮義務違反があったと示された病院に加え、その女性麻酔科医の勤務していた大阪の病院、そして今回の立正佼成会付属病院すべてが一致協力して、国(厚労省~「歴代」厚労相)を被告とする集団訴訟を起こすことを提案したいと思います(・へ・)。
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病院に和解勧告 http://blog.m3.com/tenchanoffice/20080908/1
天ちゃんは、現所属法人の経営側の一角を担っていたことがあります。(おっと、実は今も、理事なんぞという肩書を有しておりました(^_^;)。)
病院経営者が経営責任を果たそうにも果たしがたい病院経営を取り巻く「環境」に、むしろ責任が大きい、そう感じています。
(今のクリニックの場合も...(>_<)(^_^;))
ですから、その(↑)集団提訴の際には、原告(病院経営者集団)を、喜んで微力ながら応援させていただきたいと思っています(^^)v。
病院経営者が、労基法といった法を守ろうにも守れないほどの、仕組みと人手不足を招いてきた、国(厚労省~「歴代」厚労相)に責任がないはずがありません。
(そういう国の政策を押してきた...学者、マスコミ、経済界...そして国民、の責任は今は脇に置きます...。)
ただし...
来る(? いつ来るのだろう)解散総選挙にあっては、医療を含む社会保障システムを20年以上ずぅ~っと切り崩してきた、政府・政党(最近加わった政党も)に対し、ぜひNON!の判断を突き付けていただきたいと思っています(・へ・)m(__)m。
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その夜、NHKニュースウォッチ9の報道だけは、この天ちゃんも視聴することができました(^^)v。
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http://blog.m3.com/tenchanoffice/20081022/2
結果は...原告敗訴! 大変、残念な結果(↓)でした(T_T)。
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小児科医中原利郎さん(当時44歳)がうつ病によって自殺したのは、最大で月8回に及ぶ当直勤務をこなすなど過重な業務が原因として、遺族らが、勤務先だった病院を運営する立正佼成会の「安全配慮義務違反」などを理由に損害賠償を求めた民事訴訟の控訴審判決が10月22日、東京高裁であった。鈴木健太裁判長は、民事訴訟で東京地裁が否定した「過重な業務とうつ病との因果関係」は認めたものの、「病院側が(中原さんの心身の変調を)具体的に予見することはできなかった」として、原告側の訴えを棄却した。(山田利和・尾崎文壽)
判決は、中原さんが1999年3月に月8回、週当たり2回の割合で当直を担当し、翌4月には、6回の当直のうち、当直を挟んで通常勤務や半日勤務を行う連続勤務が4回あったことを挙げ、「3月と4月の勤務は過重で、著しい身体的心理的負荷を与えたというべき」などとして、中原さんの業務の過重性を認めた。
また、中原さんが勤務していた立正佼成会附属佼成病院(東京都中野区)の小児科の部長が退職したのを受け、中原さんが部長代行になった直後の同年3、4月ごろ、常勤医や日当直担当医の減少という事態に直面したことについて、「部長代行としての職責から、問題解決に腐心し、見過ごすことのできない心理的負荷を受けたというべき」と指摘した。
これらを踏まえ、「主として、99年3月以降の過重な勤務、加えて、常勤医の減少などによって大きな心理的負荷を受け、これらを原因とした睡眠障害または睡眠不足の増悪とも相まって、うつ病を発症したというべき」などとして、過重な業務とうつ病との因果関係を明確に認めた。
一方、「安全配慮義務」については、過労で自殺した社員の遺族が電通の責任を求めて提訴した「電通事件」で、最高裁が2000年3月24日に出した「使用者は、雇用する労働者に従事させる業務を定めて管理するに際し、業務の遂行に伴う疲労や心理的負荷などが過度に蓄積して労働者の心身の健康を損なうことがないように注意する義務を負う」などとした判決を引用。
しかし、中原さんについては、「過重な勤務であっても、病院側が、中原さんの疲労や心理的負荷などを過度に蓄積させて、心身の健康を損なうことを具体的客観的に予見することはできなかった」などとして、病院側の「安全配慮義務違反」には当たらないとする見解を示した。
中原さんの訴訟については、07年3月14日の行政訴訟の判決では、「うつ病は過重な業務によって発症した」と労災認定したが、同29日の民事訴訟の判決では、「うつ病と業務との因果関係が認められない」と、同じ東京地裁が“正反対”の判断を示していた。行政訴訟では、厚生労働省が控訴せず、労災が確定していただけに、高裁が、医師の当直勤務の過重性や病院の「安全配慮義務」について、どのような判断を示すかが注目されていた。
[引用元:キャリアブレイン
http://news.cabrain.net/article/newsId/18778.html]
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うつ病と業務との因果関係を、”明確に”認めた(^^)v。
原告側敗訴の判決ですが...この判決によって、
現行の『判断指針』は改定(修正)が必要である!
この点が明確にされたことを、ここに確認しておきたいと思います。
一審行訴および民訴判決が、同じころに同じ裁判所から出されながら、判断が「正反対」であった事実につき動かされ...
そもそもそういう事態が起こる元になった、こうした裁判が繰り返される原因となった、現行『判断指針』のオカシサ、について昨年、当ブログでも連載しました。
↓ ↓ ↓
ハテナ?『判断指針』 http://blog.m3.com/tenchanoffice/20070402/1
今回の判決によって、現行『判断指針』の改定(修正)が必要であることが、一層、明確になりました。
...と、当時の旧労働省労働基準局補償課みずからが解説しています(^_^;)。(『精神障害等の労災認定「判断指針」の解説』、労働調査会、平成12年)
当ブログの連載中にも指摘した、某学会の、現行『判断指針』は妥当であるとするレポートのオカシサ、も改めて指摘しておきます。
↓ ↓ ↓
http://blog.m3.com/tenchanoffice/20070315/1
http://www.jsomh.org/(この学会のHPの下から2番目に当該レポートがリンクされています。)
(レポートを作成した委員会の委員の名前をお忘れなく...)
そもそも...医師読者の先生方は
医学における5年前の知見で、5年後の今に通用するものはあまりない。
それを、日々、肌で実感されているのではないでしょうか?
蛇足ですが...精神医学だって(^_^;)、この10年で長足の進歩を遂げています。
某学会のレポートには、同じ精神科医として、本当に恥ずかしく、情けなく感じています(>_<)。
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昨日の外来でのこと。
統合失調症を抱える高齢の女性患者さん、Mさんとお呼びしましょう。
あるご病気で視力低下が進んだこともあり、いつも、娘さんに付き添われての受診です。
ご本人との診察を終えたあと、必ず娘さんに、
<何か追加したり補足したりすることはありますか?>
と、お聞きしています。
「朝早く起きることが多いんですが...他の家族はまだ起きていませんから、暇なのか、喧嘩してることが多いんです...(>_<)、日中でも家族全員がそろっているときは少ないんですが、子供(Mさんからすると孫)だけのときなんかも多いみたいです...(>_<)。」
「『この○○人メッ!』 とか...怒ってるんですねぇ(>_<)」
<...(^_^;) Mさん、その男の人は見えるんでしょうか...? それとも、声が聞こえてくるだけなのかなっ?>
(「男の人」って察しが良すぎます?? でも、主治医ですから...(^^)v)
Mさん 「そうなんですよぉ(^-^)、でも、あんまりしつこいものだから、つい、この○○人! って言ってやるんですよぉ(^-^)」
...とのことでした(^_^;)。
<でもMさん、その○○人の男の人の声が聞こえなくなっちゃったら...寂しくなっちゃってどうしていいか分からなくなっちゃうんじゃないですかぁ~?>
Mさん 「イヤですよぉ~ そんなこともありませんけどねぇ...(^_^;)」
「実は夫(Mさんからはお婿さん)から、『お義母さんの症状は別にあたって、いいんじゃない? なくなったら寂しくなっちゃうんじゃぁない?』って言われたんです...」
「母のそういう様子を見ると、あ、またか って嫌になっちゃってたんですが...夫からそう言われて、そういうものかなぁ~って思えてきました(^^)v。」
<(娘さんに) Mさんはそうじゃぁない! っておっしゃるでしょうけどぉ(^_^;)、私たちが言う幻聴っていう症状ですけど(娘さん「はい」)、娘さんがお気づきのように、ご本人が暇をもてあまさないような暮らしの状況をアレンジできれば、幻聴はなくなるかするのでしょうが...その症状のために、特段、日常生活に支障をきたしていないようですし、Mさんがまったく暇をもてあまさないようにすることも大変でしょうから、何も無理して幻聴を消してしまうことはないと思います...>
ついでですが...このMさん。
飲み薬に余りがないか、つまり、怠薬はないかお聞きしてみると...
Mさん 「だって、先生。ご飯にかけてでも飲んでますからぁ。」
Mさんには、粉薬で処方しています。
<粉薬のふりかけ、ですね!(^_^;)>
「...ウフフ...(^_^;)」
<今度、クスリの飲みっぷりの悪い患者さんに、粉薬をふりかけにしてでも飲んでいる患者さんがいるよ! ってことをお話してあげることにしますねぇ~>
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過去に、拙ブログでも取り上げましたが...
奥様の中原のり子さんから、本日、民事訴訟の控訴審の判決言い渡しがあることを、お知らせいただきました。
本日の判決についての配信記事です。
↓ ↓ ↓
https://www.cabrain.net/news/article/newsId/18760.html
https://www.cabrain.net/news/article/newsId/18762.html
夕方5時から、日本テレビ、TBSニュースなどで、報道される予定とのことです。
また、NHKでは9時のニュースで大きく取り上げてくださる予定だそうです。
簡単ですが、まずはお知らせまで~~♪
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天ちゃんが自宅システムトラブルでバタバタしている間にいただいたご質問にお応えしておこうと思います。
↓ ↓ ↓
http://blog.m3.com/tenchanoffice/20080916/Re_____1#comments
ぐーさん、お久しぶりのコメント、ありがとうございましたm(__)m。
せっかちで競争心旺盛なタイプA行動性格と 反対の行動性格パターン、それをタイプB行動性格 と呼びます。
そして、ぐー さん、ご指摘のように、タイプC というのも提唱されていま~す(^^)v。
タイプAの傾向得点をWeb上で算出できるページがあります(^^)v。
↓ ↓ ↓
http://www.d2.dion.ne.jp/~psycho21/sinriryoho/typea_test.html
ページを進めると、タイプAについての詳しい解説と、対策までもが書かれているページを閲覧できます(^^)v。
ちなみに天ちゃんは、ちょっとA、でした(^_^;)。
ついでに...タイプC については、以下のページに詳しいで~す(^_^;)。
↓ ↓ ↓
http://www.geocities.jp/yg_poesie/TypeC_Synd.htm
ポエジーさんという本業はコンサルタントの方が開設されているホームページの一部です。
↓ ↓ ↓
http://poesie.hp.infoseek.co.jp/index.html#SD
今夜は、完全に、他人の褌で相撲をとる...でしたぁ~(^_^;)m(__)m。
PS:依頼原稿の締め切りに追われていて(^_^;)、今夜はライトな内容にて~m(__)m。
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認知行動療法(CBT)を長らく受けてらっしゃる女性患者さんが、今日の外来で報告してくださいました(^^)v。
苦しいことには変わりはありませんが...
主に対人関係上の”ささいな出来事”で嫌~な思いをすることがあると...
それが尾を引いて、
こんな また嫌なことがあるんじゃぁないだろうか...
こんな(悪い)ことを 言われるんじゃぁないだろうか...
いや こんなことをされるんじゃぁないだろうか...
...とまるで”被害妄想”みたいに、悪い方へ~ 悪い方へ~ と考えてしまうのだそうです。
<で、実際にその後に、そんな嫌なことがあったり...悪いことを言われたり、されたりってぇことは...?>
実際にはない んだそうです(^_^;)。
しかし、そう CBTベースのカウンセリングで気づけても...
対処ということになると 「まだまだ...これからですぅ...(^_^;)。」
さらに。
以上のパターンに陥っていることはつかめましたが...
そう陥っている渦中にいるときには、そう気づけなくて、
スノーボールがスノウマンみたいに膨れ上がっちゃってからふと気付いてみると、「またこのパターンに陥っている!(>_<)」
...後で気づくので、対処が難しい とのことでした(^_^;)。
<しかし、いったい全体、そういうモノの見方、とらえ方のクセをどこで染みつけちゃったんでしょうねぇ~?>
...小学校、中学校のころの”いじめ”られ体験に、その根っ子はあったようです(>_<)。
ある身体的な問題があったので...それも拍車をかける一要因だったろうことは想像にかたくありません...。
当時は、対人関係上で嫌~な思いをすると、その後も執拗に、そして実際に、あんなこと言われたり...されたりしていた そうですから。
<集団があれば、人がいるところでは、いじめ-いじめられは、必ずや起こる...嫌なことだけれども、それもまた”現実”でしょう...>
彼女は大きくうなずいてくれました。
<スノーボールの元から断つ方法をぜひ見つけて、その昔の いじめられ体験にも、サヨウナラ”できるといいですねぇ~ 頑張ってください!(^^)v>
は~い、と診察を後にする彼女は、これまでと違って、微笑みの素敵な 彼女になっていました...。
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記事の更新が開いてしまいました<m(__)m>。
過去記事にしましたように...
↓ ↓ ↓
http://blog.m3.com/tenchanoffice/20081004/_T_T_
http://blog.m3.com/tenchanoffice/20081007/2
やはり、新規PC導入による、通信環境のトラブルは、ジワジワとこの天ちゃんに響いています...(>_<)。
どうしてもVPNの接続設定だけがうまく行かず...
その他の接続設定は、まぁ、従前通りというか、PCが2台になりましたので、従前以上に(?)快適なのですが...
「お仕事」上は、9割方が今のままでも済むのですが...
2:8の法則(パレートの法則)からすれば、これでもう充分ともいうべきところ...そこはそれ、天ちゃんなりに残り1割を毎晩追及しているために、疲れて、このブログの記事更新まで手が回っていないという、情けない状況です。
(どうも無線LANのルータが今一つかな? というのが、今夜の到達、です...(?_?))
そうでありながら、毎日2000前後のアクセスをいただいており、心苦しいというか...本当にありがたいで~す♪
つい最近は...
頼りの事務長さんが、
「Vistaをダウングレードして使っている人が多いそうですよぉ~(^^)v」
なぞという、当法人で、こうしたITに詳しい人からの談話なぞを仕入れてきてくれちゃったりして...(^_^;)
もちろん、そうした新規PC導入に伴うドタバタも続いているからですが...
他にはこの間...
過去記事にしたとおり...
↓ ↓ ↓
http://blog.m3.com/tenchanoffice/20081011/_v
http://blog.m3.com/tenchanoffice/20081012/_v1
連休などもありましたが、週末になると、あちらこちらからの講演依頼、依頼原稿の締め切り、論文査読依頼など...本業以外の「お仕事」も立て込んでいます(>_<)。
← そう言えば...東海地方の某県((^_^;))にも1泊して、公立病院に勤務する看護師さんたち70名以上に、職場のメンタルヘルスをテーマにした学習会をもったりもしていました(^_^;)。
写真(←)は、あまりにも賑々しい宿泊先で...ご当地の結婚式場として超有名らしく、なぜか深夜まで若い男女が、周辺にたむろして盛り上がっていてビックリ(@_@;)でした(^_^;)。
写真(←)にしてみると、その雰囲気は、今一つたわらないような...(^_^;)
真ん中左3分の一にある2つの灯りが見えるでしょうか?
火が燃えている、灯り、です。
昨年は、医師不足42位(?)だったそうですが...今年は45位に転落(?)したんだそうです(>_<)。
正に貧すれば鈍す...というよりも窮す(!?)っていう感じだそうでした。
医療現場のメンタルヘルスなんてのんきなこと言ってる場合じゃぁない!
医療政策、医師政策の誤りを「正す」しかない!
...そう痛感して戻ってまいりました。
こうした状況にトドメ(?)を刺したのは...やはり何といっても、医業収益減対策として、先月から外来単位を増やしたこと!
1980年代から、『医療冬の時代』、と言われて、もう20年以上も経ちます。
自分が苦しいのは、自分のせいではない!
自分を苦しくしている環境を産み出しているものなんだ!
...とここに記しておきたい...(?<m(__)m>)今夜の天ちゃんでした...。
(来週には、本来のブログの流れ(?)に戻れますよ~うに(^_^;))
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