天ちゃん
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< クスリの効く 易怒性(1) | メイン | 「患者の語り」 TOMO さん >

読者患者さんの「語り」データベースも3編を掲載することができました(^^)v。

患者読者さんのコメントを募集しま~す♪m(__)m。
     ↓        ↓        ↓
 http://blog.m3.com/tenchanoffice/20080916/Re_____1#comments

このコメント欄()の記載を、コピペ()しておきま~す(^^)v。

> 発症の頃、精神科医療との出会い、お薬を飲むこと、うつ病急性期の体験...
> 再発予防で心がけていること...などなど、いろいろな切り口で、読者の
> みなさんの「語り」をご提供いただけると幸いです。
> 自殺予防という視点では、どうやって希死念慮と付き合ったか、なども...
> 自己開示し過ぎて、後で、具合の悪くならない程度でお願いいたしますm(__)m。
> コメントを投稿後に、削除したい場合は、その旨コメントくださるように、
> お願いいたします。

 

さて今夜は、じゅんじゅん さんの「語り」を読んでいて...補足しておきたいと思ったことを記事にします。
     ↓        ↓        ↓
http://blog.m3.com/tenchanoffice/20080923/2

それは...

>  しかし,この時期は「良いのか悪いのか」自分でも認識しにくい「かなり不安定に
> なりやすい時期」であるような気がします。

そうですよね...患者さんご自身で、自分の抱えている精神疾患の症状をモニターできるようになれたらいいですよね(?)。

モニターって、救急病棟とかで、患者さんの胸に3か所導線が貼り付けられていて、ナースステーションで、脈拍等を描きだせる機械が置いてあって、その機会をモニターと呼んだりしています。ある商品のモニターさん募集! って言う時のモニターとも同じです。)

天ちゃんの日常臨床での工夫をご紹介しましょう。

とても単純な作業です(^_^;)。

たとえば、うつ病の場合、うつ病の診断のところでご紹介した、構造化面接の項目を、診察場面でお聞きします。
    ↓        ↓        ↓
http://blog.m3.com/tenchanoffice/20060912/1

お聞きする項目内容を再掲しておきます。

----------うつ病の症状モニター項目--------------------------------------------

以下、すべて、「この2週間以上」 というのを頭につけてください
A1 毎日のように、ほとんど1日中ずっと憂うつであったり沈んだ気持ちでいましたか?
A2 ほとんどのことに興味がなくなっていたり、大抵いつもなら楽しめていたことが楽しめなくなっていましたか?

 1.毎日のように、食欲が低下、または増加していましたか? または、自分では意識しないうちに、体重が減少、または増加しましたか?
2.毎晩のように、睡眠に問題(たとえば、寝つきが悪い、真夜中に目がさめる、朝早く目覚める、寝すぎてしまうなど)がありましたか?
3.毎日のように、普段に比べて話し方や動作が鈍くなったり、またはいらいらしたり、落ち着きがなくなったり、静かに座っていられなくなりましたか?
4.毎日のように、疲れを感じたり、または気力がないと感じましたか?
5.毎日のように、自分に価値がないと感じたり、または罪の意識を感じたりしましたか?
6.毎日のように、集中したり決断することが難しいと感じましたか?
7.自分を傷つけたり自殺することや、死んでいればよかったと繰り返し考えましたか?

-----------------------------------------------------------------------------

ついでに...(軽)躁病の方の症状モニター項目内容についても再掲しておきます。
     ↓       ↓       ↓
http://blog.m3.com/tenchanoffice/20061016/2

----------(軽)躁病の症状モニター項目-----------------------------------------

1.今までに、「気分がいい」とか「調子が高い」と感じたことがありますか? または、トラブルに巻き込まれたり、周りの人からいつものあなたではないと言われるほど、活力に満ちて、自信にあふれている期間がありましたか?
2.今までに、口論や、口喧嘩や、殴り合いの喧嘩をしたり、家族以外の人を怒鳴りつけたりするほどに、何日間か続けて怒りっぽかったことがありましたか?

3.他人ができないことができると感じたり、自分が特別重要な人物であると、感じたことはありますか?
4.あまり眠らなくても大丈夫になりましたか?(例:3時間眠っただけでよく休めたと感じる)
5.切れ目なくしゃべりすぎたり、周りの人が分かりづらいほど早口で話しましたか?
6.いくつもの考えが競い合ってわいてくるような感じがありましたか?
7.ちょっとした刺激で注意がそらされるほど、集中できませんでしたか?(これは注意集中はできるけれども、些細な外的刺激や関係ない外的刺激で、簡単に他に注意が向いて、結果的に集中できないカンジです。)
8.周囲の人が心配するほど、活動的となったり、休みなく動き回ったりしましたか?
9.危険や、結果をかえりみないほど、快楽を得るための行動に夢中になりましたか(たとえば、浪費、車を運転する人ならむちゃな運転、性的無分別-異性との付き合いが乱れる-など)?

----------------------------------------------------------------------------

 

ここでは、うつ病(軽)躁病の場合だけを例示しましたが、他の精神疾患でも、まったく同じように、症状モニタリングしています。

うつ病と(軽)躁病の両方を実施しても、たったの数分です。

天ちゃんは、こうした症状モニタリングを、たとえばうつ病の急性期の場合には2週間に1度、(軽)躁病の急性期の場合には1週間に1度程度の頻度で実施しています。

その後は、各疾患の病期・病相に応じて、数週間に1度とか、1~2か月に1度とか、反復測定しています。

こうしたワン・パターン(^_^;)の作業を繰り返していますと...当然、患者さんも慣れてくださいます(^^)v。

そうする内に、今度は、モニタリング前に、

<うつ病の症状はいくつ「はい」ってなりそうですかぁ?>

<躁病の症状はいくつ「はい」ってなりそうですかぁ?>

<テストじゃぁありませんから(?)、気軽に過去2週間(1週間、etc.~疾患によって異なります)を振り返って答えてください(^^)v。>

...と、まぁ、そんなカンジに前振りして(教示、と言ったりしますが)から、上記、質問を実施するようにしています。

...そうやって、ステップアップしていきます。

こうすることで、セルフ・モニタリング力をアセスメントできますし...その力を修得していただけるようにしています(^^)v。

こういう次第なので...卒業のときに、各疾患の診断シートが、大事なプレゼントになってくるワケです(^^)v。
     ↓         ↓        ↓
http://blog.m3.com/tenchanoffice/20060706/_o_
http://blog.m3.com/tenchanoffice/20080704/1

 

じゅんじゅん さん(に限りませんが(^_^;))、どぉ~ぞ、セルフ・モニタリングなさってみて、その力を養ってみてくださいマセ~♪(@^^)/~~~

蛇足ですが...認知行動療法(CBT)の一つ、とご紹介していいと思いますが、対人関係療法(ITP)なんかでも、こうした症状モニター必須のステップになっていま~す(^^)v。

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天ちゃん様

 アドバイスを実行させていただいたおかげで,随分,自分の状態が客観的にとらえられるようになってきました。その分見通しも立ち,不安が軽減しています。 本当にありがとうございます。
 ただ,数日前より,調子が悪く,とにかく「しんどい」「横になっていたい」日々が続いています。「波なんだろうなあ」と,今回は,あわてず,ゆっくり休んでみています。お礼と,ちょっと思いついたことを書かせていただきたくて書き込みました。

 やはり,いろいろ試してみて,患者は,「うつ病」という病気への認識不足から,必要以上に「不安定」になりやすいと思うのです。
 それは,社会において,(特に「医療」において)「うつ病治療のシステム」が,まだ不完全だからではないか?と思えるのです。
 これは,社会批判でも,医療現場批判でもなく,つまり,きっと,これから先,天ちゃん先生のように,系統立てて治療するシステムを模索されながら,出来上がっていくものではないかなあ,と思うのです。
「うつ病治療」は発展途上ではないかと思うのです。
 私も2つのお医者様にかかり,どちらも,治療に尽力して下さいましたが,「うつ病はどのようにして治るのか」そして「このような時期はこうなりやすい」等,客観的に「うつ病」と付き合う指導はありませんでした。
 ですから,なおさら,天ちゃん先生の姿勢,スタンスに賛同させていただくわけです。


 でも,患者当人にとっては,「うつ病治療システム」は発展途上・・・ではすみません。実際,「自殺」される方もたくさんおられるわけですから,やはり,少しでもはやく,適切な治療,アドバイス,薬,サポート体制確立を望みます。
 「うつ病」は,今やマスコミにも大きく取り上げられる時代となりました。でも,まだまだ,間違った形で一人歩きをしている面もあります。
 客観的事実」をもとに,「着実に治療を進める」
取り組みを願います。一人でも多くの方が,大きな視野を持って,「うつ病治療」に取り組んでいただけたらと願います。
 天ちゃん先生の「症状モニタリング」も,とても有効だと思います。私も,使わせていただきますね。ありがとうございます。

 医療現場を知らない私が,勝手に述べさせていただき,失礼かとは思いましたが,一患者の思いとして受け取って下さい。
written by じゅんじゅん / 2008.09.28 13:29
 おひさしぶりのTOMOです。
 今思えば最初に症状が出たのは2年位前だと思います。職場に座っているのがつらい、夜何回も目が覚める。挙句お客様の前で仕事ができず、早退してしまう等ありました。病気に関しての知識がないため単なる疲れだろうと思っていました。
 ところが、その年の冬に今までになく症状が悪化しさすがの私もこれはどこかおかしいと思い、医療機関を受診しようと思いました。知っている病院や電話帳で見た病院に電話をしたのですが、受診までに1から3ヶ月かかると言われ、すぐに診てもらえる病院がありませんでした。つらくても病院にもいけないのかと思い、さらに症状は悪化していきました。
 そうこうしているうちに、年度変わりとなり4月が一番忙しい職場の私は、辛いなど言っておられずひたすら仕事をするばかりでした
 仕事が一段落して夏場はできるだけ有給を使うようにして乗り切ったのですが、11月になって急にまた症状が悪化しました。朝起きても涙が出っ放しで出勤できない。仕事場でも集中できずミスが多くなる。お客さんが何か私の悪口を言っているような気がする。等出てきて、さすがに今回はどうしても病院にかからなければと思っていたところ、自宅から車で5分のところい新しいクリニックが開院しているのに気がつき、そこに電話をしたところ、その日のうちに診て下さいました。それが今の主治医です。これでこのつらさを訴えられると思い、精神科へかかると言うプレッシャーはとっくに飛び越えてただ嬉しかったです。
 お薬もいただいたのですが、ところがご存知のとおり薬の効果が出るまでは時間がかかります。その為、やはりつらいので、そのつらさをどうコントロールしていけばいいのかを相談に行ったところ、話を聞いた先生は、即、職場を休みなさい、あなたの治療は働きながらでは無理です、と告げられました。私としては、不安に思うと同時にもうきつい思いをして働かなくていいのかという安堵感があったのを覚えています。
 
written by TOMO / 2008.09.28 23:49
 書ききれませんでしたのでわけました。
 それからもう十ヶ月になりますが、なかなか落ちつかず復帰のめどは立っていません。その途中で天ちゃん先生にもご迷惑をお掛けして相談させていただきました。最近は希死念慮も出ていません。ありがとうございます。
 主治医の先生とはとても気が合うので、今の病院で気長に治療しようと思っているところです。
 これからも参考になる情報をいただきたいので、無理なさらない程度での記事を待ってます。
written by TOMO / 2008.09.28 23:52
じゅんじゅん さん、適切なご指摘をいただけたと思いました(^^)v。
別稿でまた改めて取り上げさせていただこうと思います。

TOMOさん、さっそく記事本文(↓)にセーブ(?)しました(^^)vm(__)m。
written by 天ちゃん / 2008.09.29 21:32

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