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チョコ さんからの大事なコメント欄でのご質問に応えそびれていましたm(__)m。
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http://blog.m3.com/tenchanoffice/20080822/Re___#comments
精神科受診の「適応」か否かということですが...
以前に、入院にも、絶対的なものと相対的なものと、それに積極的なものと消極的なものと、があるなぁ~んて記事を書いたことがありました。
↓ ↓ ↓
http://blog.m3.com/tenchanoffice/20070313/2
それに倣えば(?)、このチョコ さんのご友人の場合は、絶対的な「適応」では、モチロン、ありません。
いくつか検討が必要な点があります。
まず、このご友人の場合...適応障害でらっしゃったのか? うつ病でらっしゃったのか...??
つまり、メンタル不全のレベル...程度がどの程度であったのか。
奥さんとお子さんが実家に戻ってしまったという、並はずれたものや破局的なものではないにせよ、明らかな心理社会的なストレス因子を経験されていますし...
適応障害の場合、そのストレス因子が消えれば(解決すれば)、通常改善し再発もしにくい、と考えられます。
つぎに、再発リスク、についての検討が必要です。
適応障害については、あまり十分なデータ(以下に示すような量的データ)はありませんので、うつ病の場合を例にご紹介しましょう。
DSM-IV-TRのマニュアルによりますと...
うつ病(大うつ病性障害、って訳されていますが)に一度かかかると、少なくとも60%が2回かかる、2回かかるとその70%が3回目にかかる、3回かかったら4回目は90%である。
...というように、再発リスクが、回を重ねるごとに上がることが指摘されています。
逆に、1度うつ病にり患しても、40%以下は再発しない。
2度り患しても、30%以下は再発しない...云々
...といえるワケですが(^^)v。
つぎに、再発状況、についての検討が必要です。
十分にエビデンスが確立されているとは言い切れないですが、再発するときは、前回発症したときと似た場面や状況で再発することが多いことが、指摘されています。
素直に考えれば、ご友人の場合、奥さんとお子さんが実家に帰ってしまう、あるいは離婚状況とでも言いましょうか...
そういう場面や状況が、今後も起き得るかどうか。
これも素直に考えれば、再婚しなければ、似た場面や状況は起き得ないでしょう。
ここで注意が必要なのは、その似た場面や状況の中身が、実は「離婚」ではなく、「大事な人との別れ」ということなのかも知れないという可能性です。
もしもそうならば、再婚しなくても、その似た場面や状況は起きる確率が高いといえるかも知れません...。
さらに、そのご友人が、「今は、落ち込んでいないし、こんなに元気だし」とする状態が、部分寛解なのか完全寛解なのか、です。
○部分寛解・・・うつ病の症状は存在しているが、基準を完全に満たさないか、あるいはうつ病の症状がみられなくなってはいるがまだ2カ月未満である
○完全寛解・・・2か月以上、うつ病のはっきりとした徴候や症状がみられない
部分寛解の状態ですと、再発リスクが高い。
完全寛解の状態ですと、再発リスクは低い。
他にも検討すべき項目はあるでしょうが...
適応障害で、似た場面や状況が当面起きにくく、現在はっきりとした兆候や症状がみられない(完全寛解状態である)ほど、精神科受診の適応ではないでしょうし...
うつ病で、まして今回が初回ではなく、似た場面や状況が今後も起こる可能性が高く、「良くなって元気」と言いながら部分寛解であるほど、精神科受診の適応であると言えるでしょう...
こういった情報を、チャンスがありましたら、ご友人に提供いただいて、ご友人が精神科受診を望まれれば、積極的・相対的「適応」になることでしょう。
蛇足ですが...マンパワー不足の精神科医療ですので、積極的・相対的「適応」の患者さん(?)に喜んで対応してくれる、精神科医療機関は、必ずしも多くはないかも知れません。
その場合、認知行動療法ベースのカウンセリングを提供可能なカウンセリング・ルームやカウンセリング・センターの門を叩いていただく方が賢明かも知れません。
(そういうところも圧倒的に不足していますが(>_<))
ただし、その場合、一般的に自費と言いますか、それぞれのルームやセンターで規定されているカウンセリング料を支払う必要が発生します。
(カウンセリング料は、一般に、健康保険の窓口自己負担額より高いです。)
チョコ さん、どうぞ、ご参考になさってくださいマセm(__)m。
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