天ちゃん
Profile

ブログ内検索

カレンダー

<< 2012/05 >>
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31

新着コメント

新着トラックバック

アーカイブ

トップページ

Doctors Blog

ブログの購読

< [中間報告] 続:解題「ウェブ・ドクター... | メイン | ポニョ...卒業...かな?(^_^)v... >

6月末の北国の学会関連記事です(^O^;。
  ↓      ↓      ↓
お菓子が美味しいワケ http://blog.m3.com/tenchanoffice/20080703/1

1200人の産業医学の専門家 http://blog.m3.com/tenchanoffice/20080709/1


この間、当ブログも、いろいろありまして...(?)

学会関連記事で、どうしても書き残しておきたいと思ったこと、それが今日のタイトル 「1周遅れのトップランナー ニッポン!」です。

これは...天ちゃんの表現では、アリマセン(^^)v。

ILO職員の方々による、この国ニッポンに対する認識、だそうです。

・・・と講演でお話しくださったのは、元旧労働省職員で、その後ILO事務局長補をなさっていた、現某大学教授

実は、この学会では...メイン会場を使ったシンポジウムや講演の中でも、天ちゃんがスピーカーのトップとしてお話させていただくという栄えあるチャンスを与えていただいたんですネ...(^_^)v。

・・・とひとり悦に入りながら...ジンギスカンを突きながら、仲間に話したところ...
  ↓      ↓      ↓
http://blog.m3.com/tenchanoffice/20080627/2

「前日、特別ホールで開催された”総会”がメインで...その後の学会は付け足しみたいなモンですから...」

...と、天ちゃんよりずぅ~っとこの学会では古株の先輩ドクター...。

<...(^_^;)...>


閑話休題(^_^;)。

...で、何が「1周遅れ」かって...!?(^_^;)

国連およびILOを中心とした「国際社会」では、すでに1990年代には...

冷戦構造の崩壊後、民主主義、市場経済への楽観的な期待が高まった反面、顕著になったグローバル経済化による負の側面...

つまり、利益が平等に享受されず、格差が国内外で拡大することが広く認識され、急速に社会問題に重きをおくようになっていた...

1995年に開催された国連開発サミットで、中核的労働基準の推進が合意された頃から、いかにグローバル経済化の負の側面を社会的に減らしていくかが真剣に議論され、対策が打たれるように、すでになっていた...

わが国ニッポン!は、まさにその1995年頃に...いわゆる「新時代の『日本的経営』」(日経連)といった文書に象徴されるように...新自由主義的改革が本格的に着手されだした... 

わが国、ニッポン!は、まさにこの1~2年、やっと今更ながら、労働者保護に向けた議論と対策がとられだしている...

だから、1990年代に、ILO事務局(周辺?)では...

日本を...「1週遅れのトップランナー」と呼んでいたんだそうです(>_<)。

なお、中核的労働基準、とは...

①結社の自由及び団体交渉権の効果的な確認(ILO条約第87号及び98号)
②強制労働の禁止(ILO条約第29号及び第105号)
③児童労働の禁止(ILO条約138号及び182号)
④雇用・職業上の差別撤廃(ILO条約第100号及び111号)

・・・以上の4原則・権利、とのことでした。

[参考] 労働の基本的原則・権利宣言 http://www.ilo.org/public/japanese/region/asro/tokyo/standards/declaration.htm


そして講演の最後の方でおっしゃっていた次のような趣旨の発言に、天ちゃんは強く惹きつけられました。

「かつて日本はもっとも平等な先進国と言われていた...ILOを退職しこうして日本に戻ってみると、ナント! 平等に鈍感な国になってしまったのだろうと正直、驚いた。」

日本は労働形態の多様化が進んでいるが、多様化が差別を増幅しないためにも、平等原則を確立する必要がある...。

それが結びの言葉でした(^_^)v。

あっ、それと、この国ニッポン! は...「税制が不平等を拡大している珍しい国」とも指摘されてました。

...改造内閣が誕生しましたが...国連およびILOを中心とした「国際社会」の価値意識、国際世論に立てば、その命運および評価はもうすでに決まっている、って言えるでしょう(>_<)。

まぁ、メッチャンコ大雑把な表現になりますが...この「天ちゃんブログ」で書き溜めてきた内容は、「国際社会」の流れにただただ沿っていたんだナァ~と、勇気付けられ北国から戻ったのでした(^_^)v。

(...北国も結構暑かったんですが...それにしても暑いフゥ~(>_<))。)

人気ブログランキングへ

固定リンク | コメント (4) | トラックバック (0)

トラックバック

この記事のトラックバック URL

http://blog.m3.com/tenchanoffice/20080804/2/trackback

コメント

コメント一覧

天ちゃん先生
takachan先生がまたブログを再開できるまで、回復されて、うれしく思っています。せんせいのおかげです。ありがとうございました。
それと、北の国では、昔もいまも、特別なお祝いは、ジンギスカンですね。皆で食べるジンギスカンは、とてもおいしかったと思います。ではまた。
written by DAICHAN / 2008.08.05 14:04
大会長の講演といい元ILO事務局長補の大学教授の話といい、すばらしいものだったようですね。
どちらの記事もとても興味をひきました。
(それにしても天ちゃん先生の勉強への情熱と文章はすばらしいです!それと「国際社会の見方」先日の記事の「治療方法」その方面の流れの先端の考え方と同じセンスも含めて尊敬します。)

>この国ニッポン! は...「税制が不平等を拡大している珍しい国」とも指摘されてました。

珍しい国・・・・なんですね。
どんな国(日本よりも生活・文化などのレベルが低い国)でも税金は国民の最低限の生活を守るために使われるものなんですよねぇ。
働きに行けるだけの保障はしてもらえる=運賃は安いとか医療はタダだとか。
日本は生活の苦しい人からも高給取りと同じ額の消費税を取り、大会社の優遇税制はそのままに消費税を上げると言ってるわけで・・・・。ハズカシイ・・・^^;

うる覚えの記憶なのですが
2000年頃イタリアでは国民と資本家と国が一体となって経済の建て直しを行ったとTVで見ました。

企業は国民に収入を分配する。
国民はみんなで仕事を分け合う。そのために一人の仕事量は減ってしまうがゆとりを家族との時間にあてるなどと考える。
国は、収入が減ってしまうために働き始めた女性のために保育所などを整備する。

ん?
それぞれのメリット・デメリットがもっとあった気がしたのですが・・・。覚えが悪くてスミマセン^^;
イタリアはその後どうなったのかご存知ですか?
他に国民皆で建て直しに頑張ってる国ってあるのでしょうか。
イギリスの医療費無料は崩壊するという噂ですが。
written by ぐー / 2008.08.06 21:32
DAICHAN先生、takachan先生をめぐる一連の事態(記事)をレビューした記事をアップしました(↓)。

> 珍しい国・・・・なんですね。

ぐーさん、この講演でのサラリとした指摘は、天ちゃんにとって正に、目から鱗、でした。

> イタリアはその後どうなったのかご存知ですか?

寡聞にして知りません(^_^;)。

ちょうどその頃、トリエステを中心に精神保健福祉システムの視察ツアーに参加したことがありました。
「非営利協同」という性格の事業体が、広域に、精神障害をもつ人々と共に事業を展開していたことに関心しました。
病院のシーツのクリーニングを主体とする会社とか、底抜けに明るい労働者ばかりで...月に1回(?)開催される従業員のピザパーティーが楽しみ、とか...
・・・文化の成熟度の違いを見せつけられた思いをもって帰国しました。
要は、経済優先じゃない社会(国)づくりとでもいったら良いのでしょうか(^^)v。

フランスもドイツも、社会民主主義的政党が政権を握っていた時代に、同様の取り組みがなされたように思います。

一方、社会企業家といった企業家、それを後押しする政府(行政)といった動きもありますし...
スペインでは、コーパラティーバという労働者立の企業が成功をおさめていたりします。

オリンピックの開会式を視聴しながら、家族ともども、全然聞いたことのないような国や地域がたくさん参加しており...「国際社会」は動いている! と勇気づけられました。
written by 天ちゃん / 2008.08.10 12:41
詳しくて分かりやすい説明をありがとうございました。

>「非営利協同」という性格の事業体が、広域に、精神障害をもつ人々と共に事業を展開

>要は、経済優先じゃない社会(国)づくりとでもいったら良いのでしょうか(^^)v。

>フランスもドイツも、社会民主主義的政党が政権を握っていた時代に、同様の取り組み

>一方、社会企業家といった企業家、それを後押しする政府(行政)といった動きもありますし...
スペインでは、コーパラティーバという労働者立の企業が成功をおさめていたりします。

社会保障の充実と経済の両立している国、もしくは社会保障の継続と財政再建の両立の努力をしている国があるのですね。

日本にだって「べてる」っていう大企業(!?)と浦河という小さな地域のすてきなお手本があるのだから
新内閣が早くそこに目をつけて教えを請いに北海道へ行ってほしいです!!(^0^)
written by ぐー / 2008.08.14 02:00

コメントを書く

ニックネーム*
メールアドレス*
URL
内容*
※「利用規約」をお読みのうえ、適切な投稿をお願いします。