天ちゃん
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Doctors Blog

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先日の記事に、チョコ さんから、「5分ルール」について、ご質問がありました。

すでに、同業者の ちこ さんが、回答してくださっていますm(__)m。
  ↓       ↓        ↓
http://blog.m3.com/tenchanoffice/20080727/___v#comments


>  ところで、何かと問題な”5分ルール”
> 精神科は他科とは、また違うんですよね?。
> 実は、私は、主治医の前では、患者らしい患者(?!)”素な自分”でいられるので、
> 診察時間が長くなってしまっています。
> 私としては、とてもありがたく、楽なのですが、他の患者さんより、診察時間が、20~30分ととても長いのです。
> 待ってる患者さん、(といっても2-3人)に申し訳なくて、終ったら、いつも下を向いて・・・。
> 主治医とはこの事について、お話して、OKだよと。
> 毎週で、他の患者さんや、外来事務の人はどう思っているんだろうとついつい気になってしまいます。
> ちなみに、田舎の病院なので、待ち時間もゼロで、のんびりした雰囲気です。
> 私って迷惑な患者なのかなぁ???
> 確か、30分を堺に、点数が微妙に違っているような。。。
> 精神科のルールってどうなってるんだろう???と、
> 前から気になっていまして、できる範囲で教えて頂けたらなあと思ってコメントしてみました。

コレに対し、ちこ さんからの回答...

>  今年四月よりの診療報酬改訂で、精神科診療の本体部分と言える、『通院精神療法』が
> 『通院・在宅精神療法』と名称が変わり、往診時にも算定できることになったのはいいのですが、
> おっしゃるとおり診察の時間によって点数が変わることになりました。
> 3月までは、精神科医が精神療法(診察)を行った場合、時間に関わらず360点(3600円)であった
> のですが、4月からは、5分以内だと算定できなくなり、5分以上30分以内では350点(3500円)、
> 30分以上で従来と同じ360点を算定できることになりました。
> 精神科診療は、その患者さんの状態や状況に応じて、診療時間は一定ではありません。
> また、必ずしも短時間であるからといって、疎かな治療であるとはいえないのです。
> 現実問題として、1日8時間の診療時間として、もし全ての患者さんに30分以上の診療を行って
> いれば、計算上一日16人しか診られないことになります。
> それでは保険診療での経営は成り立ちません
> 結局、ほとんどの患者さんは5分以上30分以内、診療報酬は350点ということに落ち着いています
> はっきり言って減収です。

> それはともかく、チョコさんの診察時間については、先生が必要と考えておられるから、
> 他の人よりも長いのだと思いますよ。
> そのことについてはチョコさんは何も心配なさらなくて大丈夫です。
> 他の患者さんも、必要な時には時間をとって診察してもらってると思いますし、事務職員としても
> そのことで何か思うということはまずないはずです。
> 少なくとも、私は長い短いで患者さんについて何か感じるということはありませんよ。・・・(後略)・・・


ちこ さんの回答はお見事、で...追加・訂正の要らないものです(サァスガァ~(^_^)v)。

この...何かと問題な”5分ルール”を巡る話題をちょこっと補足しようかなぁ~って思いました。


西日本で臨床している先輩の精神科医からお聞きした話をひとつ...。

この、何かと問題な”5分ルール”が始まって間もなくのこと。

患者さんが診察室のイスに座るなり...

「先生、今日は、5分未満で。」

「...(?_?)...」

「5分未満なら、診療報酬に算定されずタダなんヤロ!?」

...その先輩の精神科医は、無言で、目の前の患者さんの述べることをカルテに記載し、処方箋を切って...モチロン5分未満だったので、『通院・在宅』を算定しなかった...とのこと(T_T)。

この5分未満のやりとりに...何か治療的な要素が、果たして含まれていたのでしょうか?

「5分未満」であれば、治療的な営みを行ったとしても、ただでも安い診療報酬制度のもとで、無料!


つぎは...天ちゃんと同じ地方で、総合病院の精神科外来の責任者、兼、副院長をしてらっしゃる、先輩精神科医の話。

<先生のことろでは、例の「5分ルール」のこととか、経営的な面で色々と締め付けはありません?>

「...全然(^_^)v」

<...えっ!? どうして?(?_?)>

「だって、(天ちゃん)先生さぁ...そもそもパイが小さいから。」

「(天ちゃん)先生のところは、クリニックだから、モロ、影響でちゃうだろうけどぉ...ウチの場合、精神科外来の収入なんて、小さいものだから、他に『隠れちゃって』目立たないワケ。」

「だから...減収になっているだろうけれど、全然気にしないで診療してるよぉ~(...天ちゃん先生、お気の毒~)」

<...ハハハ...お羨ましいぃ...(^_^;>

「ところでさぁ...最近、畑を借りて農作業をやってる...。今、竈(カマド)を製作中な~んだ(^_^)v。」

<...グリコのオマケで、二度お羨ましいぃ...>

「...だろ?(^_^)v」


開業医か、勤務医か、クリニックか、病院か...ということで、この何かと問題な”5分ルール”もまた違った顔を見せるようです...(?(^_^;)。

ただ、天ちゃんは、同じ仕事に対する報酬が減ずる、この何かと問題な”5分ルール”は、問題である、とモチロン思っていますが...

チョコさんのような、精神科医療の報酬制度の仕組みについて案ずる患者さん(含:国民)が多数産まれることになった、という意味で、何かと問題な”5分ルール”の貢献は大きかった、と思っています(^_^)v。

ちなみに...天ちゃんところは、全患者さんに、頼りの事務長さんが喉を嗄らして説明を行き渡らせ...「原則みなさん5分ルール」ってことでやっています(^_^;。

小学生でもすぐに理解できることと思いますが...患者さんおひとりにつき、「ちょうど5分」の診療時間が時間当たりの生産性(?)がもっとも高いわけですから。

(一番効率の良い(?)のが、1時間なら12人の診察ってことです。)

<お国は、「精神科医のみなさん、患者さんお一人の診察時間は5分にしてください。収入の減る分は、診察する患者さんの数を増やしてご対応ください」...っておっしゃっているワ~ケよぉ(^_^)v>

・・・と患者さんにお伝えしています(^_^;。(もちろん、実際に、全員一律5分、になっているワケではありませヌ...悪しからず(^_^;)

その一律5分をいかに治療的に組み立てるか、ってことに心を砕き続けているこの4ヶ月...

ちこ さんトコロのように...余り治療的なことを考えてないようにとられると困りますので...蛇足(^_^;。

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