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薬物治療について2つ記事をエントリーしました。
↓ ↓ ↓
その1 http://blog.m3.com/tenchanoffice/20080711/_2008_4_1
その2 http://blog.m3.com/tenchanoffice/20080715/_2008_7_
今日の記事は、心理社会的な治療についてバージョンアップしておきたいと思います。
もうすでに過去のシリーズ(1)中でも触れていたものです(^_^)v。
↓ ↓ ↓
http://blog.m3.com/tenchanoffice/20061106/1
つまり、「社会生活リズム療法」です。
実は、天ちゃんが親病院に勤務するようになったときには、もう以下(↓)のような日課表が使われていました。
起床、食事、睡眠時間等を記入することが基本。
そこに、服薬時間のところに△を記入してくださったり...種々色分けしてくださったり...患者さんごとにいろいろ工夫してくださっています。
こちら(↓)は、何年か前に(?)改定された、睡眠・覚醒リズム表、です。
表の下に、「眠りの状態」ってことで、ぐっすり眠った、うとうとしていた、眠らずに床についていた、床についていなかった、という質の面から記載分けしてくださるようになっています。
また、右欄に、気分の状態を、-2~+2に数値化して記入していただくようになっています。
これらは、主に、躁うつ病の患者さん向けに作成されたものですが、もちろん、他の疾患をかかえる患者さんの生活活動状況を把握させていただくためにも、代用しています。
こういった表をお見せすると、最近では、EXCELとか表計算ソフトなどを使って、きれいな表を作ってきてくださる患者さんも増えています。
こうした表を使用し、セルフモニタリングしていただくだけでも、改善の手がかりが見つかる患者さんもいます。
外来受診の際に持参していただいて、ご一緒に、生活リズムを整えたり、リハビリテーションの目標を設定したりする、素材として利用してきました。
こうして...
> 何のことはない、規則正しい生活リズムとメリハリつけた生活の確立!
それを目指していただいています。
別の表現をすれば...、規則正しい生活リズムと淡々と日々暮らすこと、とお伝えすることもあります。
参考ページ:日本うつ病学会双極性障害委員会 http://www.secretariat.ne.jp/jsmd/sokyoku/index.html#01
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昨夜は、某所で(^^;、聴覚障害のある人たちの集まりに招かれてお話してきました。
友だちの友だち(内科医)が、中心的に関わっている集会でした。
いやぁ~ホント 驚きました。
IT技術が駆使されていて。
天ちゃん(だけでなく他の人の発言者もですが)が、話したその発言が間髪をいれず、前のスクリーンに文字情報として映写されます。
PCの前には3人くらいが座っていて、発言を即座に文字情報に入力していきます。
天ちゃんの地元の保健師さんで、手話通訳士でもある女性によると、発言の8割はカバーできるそうです。
ちなみに、彼女は健聴者。
天ちゃんの講演があることを知らされて、参加を薦められたそうです(^_^)v。
彼女によると、速記通訳では、それが 「7割くらいかなぁ~」 ってことでした。
手話通訳者も、すぐそばで、もちろん通訳してくれています。
30分単位くらい(?)で複数で交替して通訳してくださっていました。
そのお友だちのお友だちに、
<IT技術がこうやって役に立っているんですネェ~>
って感想を伝えたら...
天ちゃんの講演中は、電波で、補聴器を使用している人には、その補聴器に声が届くようになっていたんだそうです。
イメージとしては...外国語の講演を聞いているときに近いのでしょう...(?)。
日本の聴覚障害のある人への教育では、必ずしも文字情報を扱えるようになることが重視されていないとのことで...
逆に、携帯メールなど、文字情報を介してのコミュニケーションの改善は、あまり進んでいないそうでした。
聴覚障害のレベルも多様ですから、補聴器に声を飛ばして事足れる人もいれば、それが難しい人もいます。
天ちゃんに続いて講演なさった方は、米国で9年間、聴覚障害のある人に対する心理臨床のトレーニングを受けて帰国された、ご自身も聴覚障害のある女性。
天ちゃんの知る範囲で、米国の心理臨床トレーニングの内容は充実しており、トレーニングを受けた方のレベルは高いです。
今回、彼女の講演を聞いても、それが確かめられました。
集会を主催した会長さんがご質問されたことで知ったのですが、その彼女を活かせる場(職場)が、この日本にはないのだそうです(>_<)。
外資系の金融機関に職を得て働きながら、本来の技術を活かせる職が見つかるのを待っている状況、とのことでした。
天ちゃんが招かれたのは、聴覚障害のある人たちでも、近年うつ病を中心に、精神疾患が増えている。
それはなぜなのか?
単純化すれば、現代社会⇒(悪玉)ストレス⇒精神疾患、という因果関係が成立するのですが...
それをできるだけ、エビデンスに基づいてお話してきました。
フロアーから、聴覚障害のある人の中枢神経(脳)の脆弱性ゆえに増えているのでしょうか?
...という「脆弱性」の亡霊(?)がここでも登場しましたので、
過去10~20年で、聴覚障害のある人の遺伝要因に変化があったことを証明するデータがない限りにおいて、環境要因=現代社会の有り様(激変)ゆえに増えていると理解する以外になく...
聴覚障害のある人の中枢神経(脳)の脆弱性ゆえに増えているとはいえない。
そうお応えしたところ、納得されていました(^_^)v。
お友だちのお友だちからは...
「こうして精神科の患者が増えていてウハウハなのか、そうじゃないのか?」
なぁ~んて、回答をよく知っているハズの...サクラ質問もしてくださったので...
幸いいくつかの科のように減ってはいないけれど、精神科医が微増しかしていないこと、特にこの4月からいかに精神科の医療機関が厳しい経営を迫られているか、過去10年で、あらゆる医療機関がいかに減収になっているか!
そんな窮状(?)を率直に発言しました。
会場のみなさんに共感していただけたようで、かえってこちらが救われた想いがしました(^^;。
(その友だちの友だちからは、彼がやはり中心的に関わっている学術誌に、今の発言を広げた論文を投稿するよう、依頼され引き受けてきました(^^;。)
...このフロアにいる間は、天ちゃんの方こそ、「障害者」である。
そういう思いをいだいていたところ...講演終了後に、主催の会の会長さんから...
「聴覚障害のある者も、健聴者も差がない、同じなんだということがよく分かりました。」
と直接感想を述べていただけたことは、天ちゃんの講演のメッセージが伝わった、と嬉しくなりました。
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