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天ちゃんのコメントに対し、読者のtomoさんから、コメント欄でご質問いただきました(もうずいぶん前ですけど)。
↓ ↓ ↓
http://blog.m3.com/tenchanoffice/20080425/2#comments
それに触発されて、関連リンクにリンクが貼ってある「躁うつ病のまとめ(1)」中の、薬物療法の改訂バージョンをご提供したいと思います。
↓ ↓ ↓
http://blog.m3.com/tenchanoffice/20061109/1
もう一度、自分で書いた記事を読み返してみて、段々決着(?)のついてきた点とかがありますので(^^)v。

この図ですが...2006年時点の図(↓)と...ビミョ~に(?)異なっています。
↓ ↓ ↓
http://blog.m3.com/tenchanoffice/20061023/1
どこがかって言いますと...(抗うつ薬の追加)っていう風に、両丸カッコをつけて、一番左に回してみました。
(出典は不要かも?)
2006年版では、躁うつ病=双極性障害、の薬物療法について補足解説しました。
↓ ↓ ↓
躁うつ病 その6 http://blog.m3.com/tenchanoffice/20061024/1
そこ(↑)では...要点3つについて触れました。
1.抗うつ薬はできるだけ用いない
2.躁転こそ予防のターゲット
3.抗躁薬は積極的に使用する
↓ ↓ ↓
このうち、1番目を...
1.抗うつ薬は原則用いない
...に変更したいと思います。(2.と3.は変更なし)
根拠は、昨年パブリッシュ(論文として印刷発行)された次の論文(↓)、です。
Sachs GS, et al. Effectiveness of adjunctive antidepressant treatment for bipolar depression. N Engl J Med 2007;356(17):1711-22
(http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/17392295?ordinalpos=69&itool=EntrezSystem2.PEntrez.Pubmed.Pubmed_ResultsPanel.Pubmed_RVDocSum)
この研究では、366人の双極性うつ病の患者さんを、ランダムに2群に分けて、
Aグループ・・・気分感情安定薬+プラセボ
Bグループ・・・気分感情安定薬+2種類の抗うつ薬
で治療した結果を調べたところ...「回復」率が、
Aグループ・・・27.3%
Bグループ・・・23.5%
「統計的に差がある」と言えるほどではありませんでしたが、Aグループの方がむしろ成績が良さそうにも見えます...
もちろん、抗うつ薬が2種類だけですから、他の抗うつ薬にまで広げられないんじゃないの? とか、
その後、種々物議をかもした「話題の!」論文です。
気分感情安定薬は、以前の記事で例示したものを中心に、種々使用されています。
なお、抗うつ薬による躁転(ソウテン)というよりも、抗うつ薬使用中に躁転した場合、それはそもそもの病状である、というとらえ方がされるようになってきていますが...
そういう躁転割合は、AグループとBグループとで同じ、だったと、この論文は報告しています。
こういう医学研究は、多数の患者さんの平均値で比較しているわけですから...
この論文だけで、双極性うつ病に対して絶対に抗うつ薬を使ってはならない、とはならない点に留意が必要です。
(ガイドラインとの付き合い方参照:http://blog.m3.com/tenchanoffice/20061003/1)
そこで...「原則」使用しない、って表現にしました。
(つづく...)
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