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今週の外来に、うつ病で通院していた男性患者さんが、何と1年弱の中断(外来受診を自らしなくなること)状態を経て、久しぶりに来院されました。
もちろん、当クリニックからは、女房役の師長さんから、何度か受診のお誘い電話をかけさせていただいていました。
この患者さんは...建設不況でリストラに遭って失職。
もっていた技能を活かして個人請負業で生計を何とか保っていましたが...
出勤できなくなって、閉じこもっていたのを心配した地域のご友人が、当クリニックの受診を勧めてくださいました。
今の頼りの事務長さんの前の事務長さんが、何かと厳しい(?)生活保護を受給できるように奔走してくれたっていう経過のあった患者さんです。
うつ病発症からけっこう時日が経ってからの受診だったからか、なかなか寛解・回復に至れませんでした。
失職に至ってほどなくして離婚されていたこともあり、一人暮らし状態だったからか、生活リズムの確立がままならず、服薬遵守も今ひとつだったってことも影響していたかも知れません。
十分ご病状が良くなってなかった頃に、遠方に暮らす実弟を自死で失う不幸にも見舞われ...
でも、当時の福祉の担当者は、費用を何とかひねり出し、特例で(?)葬儀に立ち会えるように取り計らってもくださいました(^^)v。
それを機に、田舎のお墓を永代供養できるように処理するなど、「後は自分の葬式費用だけを何とか工面しておきさえすればいい」という状況に身辺を整理され...
身辺整理って「自殺のサイン」のヒトツだったりするので...ちょっと主治医としては心配したのですが(^O^;)。
「天涯孤独になった」のがかえって身軽になったのか(?(^O^;)...徐々に病状も回復に向かいました。
通常であれば、デイケアへの通所を勧めて、体力・気力・仕事力をある程度改善してから、さぁいよいよ社会復帰ってぇのが通常のところ...
「(天ちゃん)先生、仕事見つけた。」
ってことで、そもそもはお客さんとして通っていた、ちょっとエッチーなビデオも取り扱っているビデオ屋さんの店主と懇意になって、自分の病気のことも含めてお話していたところ...
「ウチを手伝ってくんない?」
って誘っていただけたらしく...働くことになったのが、ちょうど1年前。
<生活保護の受給がいらなくなったねぇ(^^)v>
ってことを確認後、ほどなくして中断、とあいなっていたのでした。
仕事は続けているそうです。
「だって、店番だから。」
とのことでした(^^)v。
史上記録的な最高益を上げた、っていうニュースを目にしてまだあまり経っていませんが...市場は後退局面に。
事業を営んでおられる患者さんからも、景気後退局面状況をリアルにお聞きしてます。
生保を脱出したこの患者さんのように、この国で生きて暮らすための最後の砦、社会のセーフティーネット、命の防波堤として、受給者数・額をいかに減らすか、という成果評価デハナイ、本来あるべき人間尊重の生活保護行政として、この患者さんの元担当者さんのように、踏ん張ってほしい。
そう強く願う、天ちゃんでした。
ちなみに...この患者さんが再受診しようと思ったのは、再発予防対策を検討するため、とのことでした(^^)v。
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