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このテーマでは、もう随分以前にも記事にしたことがありました。
↓ ↓ ↓
http://blog.m3.com/tenchanoffice/20060706/_o_
昨日も、めでたく! 当クリニックの患者さんを卒業された方が...(モチロン、この間、他の方もいらっしゃいましたが)。
この方は女性で...Iさんと呼ぶことにします。
抱えておられた精神疾患は、うつ病。
看護師さんなんですが...当然のことながら、慢性的に...過去20年、特にこの10年、医療機関の経営は厳しい。
人員は、施設ごとに国が決めた基準を、いつもギリギリ満たすだけの配置で...
(ハンドルにアソビがあるように...このアソビをユトリと言い換えてもいいかも知れません...安全のためにはアソビ=ユトリの必要なのは自明なこと...)
でも入院中の患者さんの全体的な重症度が上がることで、そもそも過重労働になってらっしゃいました。
幸い、労働時間管理は厳しく行われていて、Iさんの超過労働時間はほんの少しでしたが。
「年齢的にも、自分の体力的にも、このままでいいのかナァ~と思って...」
立ち去り型サボタージュするワケにいかない家庭的な事情があり...Iさんが思いついたのが、介護支援専門員の資格取得。
その資格をテコにして、働き方を替えようと計画したのでした。
看護師のままですと...交代制勤務から逃れるのは不可能ではありませんが、なかなか難しい。
でも、介護支援専門員として働くのならば、まぁ間違いなく日勤だけで可能でしょう。
Iさんの勤務する病院では、当時、介護支援専門員の資格取得を推奨していた、という事情もありました。
...とまぁ長期的に見れば悪くないアイディアだったのですが、短期的に見ると仕事をしながら資格取得のお勉強をしないといけません(^^;。
睡眠不足を続けるうちに...
天ちゃんとこを受診されたときには、軽症うつ病、と診断される状態でした。
お仕事を続けながらの治療を強く希望され...
1年目の資格試験も、
「受けるだけ受けてみたい」
ということで、見事に、不合格でしたが(^^;
2年目の資格試験では、やや睡眠を削りながら(^^;...再発するまではいかない程度のうつ状態になりはしましたけれど、見事合格~♪(^_^)v
その後しばらくして、異動希望がかなえられ、介護支援専門員として働き出し...その仕事にも慣れ、睡眠を大幅に削るほど奮闘しないことで、うつ病を再発させずに済みそうだ。
というヒケツもつかみ...お仕事をされていましたので、きっちりした認知行動療法を受けることはありませんでしたけれど(要は、通常の精神科外来の精神療法のみで)、
抗うつ薬を漸減し、さらに、服薬なしになっても2ヶ月を超えない間隔で何回か通院していただき...
昨日の外来をもって、卒業!
Iさんにも、卒業証書として、うつ病の診断シートをお渡ししました(^_^)v。
一度うつ病にかかると、2回目のうつ病を経験する割合が50~60%、2度経験すると3度目を経験するのは70%...と漸増していきます(>_<)。
一生のうち一回以上うつ病を経験するのは欧米の場合20%、日本の研究では15%(7人に1人)...天ちゃんとこの患者さんを卒業しても、一度もうつ病にかかったことの無い人に比べたら、3~4倍はまたうつ病を経験するリスクを抱えながら、生きて暮らす...それを忘れてはいけませんヌ(^^;。
どんな病気もそうでしょうが、一度かかったら、二度かからなくて済むヒケツを見つけて治療終了するのが最低限のお作法(?)といったところでしょうか...(?)。
ところで。
日本医師会では、7月2日の定例記者会見として、「勤務医の健康支援に関するプロジェクト委員会」を新設したそうです。
↓ ↓ ↓
http://www.med.or.jp/teireikaiken/
先日の集会のようなものがプレッシャーを与えたことでしょう(?)(^_^)v。
↓ ↓ ↓
http://www5f.biglobe.ne.jp/~nakahara/(リンク先の真ん中ら辺に該当記事)
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コメント
コメント一覧
元看護師として、同業者の回復は嬉しいです。
看護学生や新人時代、それぞれ同期や私も
鬱病になり、酷い状態になったことがありました。
それだけに、回復した同業者の良い知らせは嬉しいです。
子どもを持つようになり、子どもに関わる職の方とお話すると
適切ではない言葉や助言を受けることが多々あり、ネット上でも
同じような思いをされている方が多くいることに着目しました。
今まで身体科にいたので、子どもや精神などの分野は初めてで
専門用語や内容で分からないことはありますが、子どもや親を取り巻く環境、
「子どもをどう支援していくか」「家族をどう支援していくか」など考えるようになりました。
知れば知るほど興味が出て、専門職による専門職のための勉強会にも出席してみました。
育児や病気で、社会から離れてしまい寂しい思いをしましたが、
社会との関わりを持てたことも嬉しく、抱えていた問題も解決しました。
資格取得までは難しいですが、地域レベルで何か出来たらいいなと考えてます。
天ちゃん先生の活動も大変ですが、現場の思いや考えなど
教えて頂けると励みになります。
が、じゅん さんのコメントに触発されて、ブログ本文で記事を更新しました。
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