天ちゃん
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Doctors Blog

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この週末は、首都圏の某所で、ある研修会を開催してきました。

参加予定者に東北地方の方も幾人かおられましたが...新幹線が動かずキャンセルになった方もおられました。

一方、車でおいでになって、無事(?)参加された方もいらっしゃました。

という状況で...

東北地方の...亡くなられた方、その遺家族の方々にお悔やみ申し上げます。

ケガをやれた方々の平癒をお祈り申し上げます。

避難所等ですごしていらっしゃる方々の健康が損なわれないよう...祈念いたします。
   ↓      ↓       ↓
新潟中越沖地震とMH http://blog.m3.com/tenchanoffice/20070717/2

クライシス http://blog.m3.com/tenchanoffice/20080226/1

参加者の中には、親戚が近い地方に住んでいるということで...電話混雑もあり...どうにかやっと連絡がとれるまでは気が気でない方もおられました。


さて...

読者からタイトルのテーマに関していただいていたコメントの、残りの半分(?)を引用ご紹介しながら、天ちゃんの感想を記事にします。
    ↓      ↓       ↓
http://blog.m3.com/tenchanoffice/20080611/1#comments


ぐー
さんから、いくつかコメントいただいていましたm(__)m。

>  「死のうと思って川に行ったら昨日の雨で濁った水だった。
> こんな汚いトコで死ぬのはヤダなぁと思ってコンビ二で買い物して帰って来た。」っていう書き込みを読んだことがあります。
> あぁ~~~これこれ。ありあり。コンビ二感覚で死が隣にあるんですよね。生活の中にかる~~~く。
> 私の場合は「死のうと思って・・・」ではなくて通りすがりですけど。
> 死のうと思ってから・・・でなくて、目の前に川があるとか駅のホームにいるとか枝振りの良い木があるとか・・・・。
> そこから連想させる場合もあるのかもしれませんね。
> そうだとすると練炭だとか硫化水素を作る薬品だとか、具体的な方法はできるだけ知らないほうが安全ですね。

ぐー さんの、「コンビニ感覚で死が隣にある」って表現。

コメントいただく表現の巧みさに、いつも感心しきり、です(^_^)v。

天ちゃんの場合、医者ってことで、医者になってからはモチロン、人の死がいつもすぐソバにあります

内科救急医をしていたときは、毎日、いくつもの死に出会うってことが、モチロン、日常でした。

だから...? って思っていましたが...生と死はいつも隣合ってソバにある

若い頃は(^^;、人の生と死がいつも隣合って、でしたが...

今は、人のも己のも生と死っていつも隣り合っている、って感覚になりました。

いや(?) むしろ、生と死はいつも隣り合っている...って方がいのちの本来の姿、当たり前のことなんだナァ~って思うようになりました。

生命が大事ならば...当然に、死も同様に、同程度に大事である、ってことですネ。

今更こうして記事に書くほどのことでもなく...メチャクチャ当たり前の真理、とでも言える...かな?

そう思ってみますと、中国四川の大地震でも、秋葉原の事件でも、今度の東北の地震でも、亡くなられた方の死に...思いを馳せる、想像力の翼を広げ、想いは飛んでいくことができているような感覚に襲われます...

また、それぞれの被害者の方々へのボランタリィーな支援金という形として集まる、そうするみなさんが多数おられることからも、それは何も、天ちゃん一人の感覚だけではないんだナァ~って勇気付けられたりもしています。

ぐー さんがコメントくださっているように、天ちゃんも、「具体的な方法はできるだけ知らない方が安全」 だと思っています。

まっ...具体的方法を知っていても、人の自殺の影響を受けずに生きて暮らして行けるって方が本当なんでしょうけれど...(?)

逆に言えば...大事なのは生だけではない、死も同様同程度に大事である、ってことだと思います。

生を排除しないように...死を排除しない。

...そういうスタンス...かな(?)


合わせてぐー さんからは次のようなご質問()をいただいていました。

> 死ぬのではなくて「消えてしまいたい」っていう感覚もこれと同じなのでしょうか。

はい、普通、「消えてしまいたい」っていう感覚も、希死念慮に含む、あるいは希死念慮と同等なものとしてモニターすることにしていますし、他の精神科医の多くもそうしているのではないでしょうか...(?)。


チョコ さんからは...

> うつと10年付き合ってきましたが、今まで、希死念慮という言葉は、私には、全く関係ないと思っていました。
> 逆に、そういう気持ちが分からない・・・という幸せな?患者だったのですが、
> ここ最近、ふと頭に浮かぶのは、その、まさに、無意識の中で死に対して、現実味を感じるというか、生き続ける事の方が考えられない様な錯覚?
> 死を、自ら避けるよりは、巻き添えとか、なら、と願っている自分がどこかに居る?というか。
> 本当に頭の中、自分でもハテナマークだらけなのですが、自分でも説明できない、でも何となく、
> というのが今回のエントリーに共感できてしまった自分がいるので、コメントさせて頂きました。
> この思いが一時的で消えてくれればいいのですが、この思いが深くなると、結構厄介かも・・と自分でも思ってしまいます。

幸せな患者、ってコトバに魅せられてしまいました(^_^)v。

「死に対して現実味を感じる」ってことは、あると思います。

でも...「巻き添え」ってのは...天ちゃんも性に合いませんネ(^^;。

ハテナマークだらけのときは...大げさな表現をすれば、それは研究すべき大事なテーマ、っていう具合に、天ちゃんはとらえるようにしています。

消そう、消そう、とするよりも...しばし探求してみていただくのが良い...かも?

消そう、消そう、とすると、妙にとがってきて、消えるどころか余計あらわになってくるってことは良くあることです(^^;。

ただ、探求を続けてみて...結構ヤバク((^^;)なったら、またコメントください...。


ちこ さんからは、事故傾性に気づいた? 勘付いた?? ときの対処についてご質問ををいただいていました。

> 事故傾性、それがまさに厄介な、というか、本人も無自覚だったりしますし、対処しにくいとつくづく思います。
> そういう感じ(?)に気付いても、いったいどう話しかければよいのか・・・。
> やはり、一般に自殺を考える人に対しての対応にしたがって、「死にたい気持ちなんですか?」「その気持ちを話してくれませんか?」と積極的に(回避せずに恐れずに)話題にすることからでしょうか??
>  仕事上からも、絶対に命を守りたい人がいる無力な一人の人間としても、是非ヒントがあればと切に思います。
> そういう場面に直面すると、サポート側としてはなかなか冷静ではいられないものですし・・・。

天ちゃんの場合ですが...

まず、事故傾性、ってことについてご説明することにしています。
    ↓       ↓      ↓
http://blog.m3.com/tenchanoffice/20080611/1

自分ではそんな意識はないけれども...云々っていう事態を、事故傾性、って呼んで自殺のサインのひとつに入れていたりすることについてご説明します。

その後、<...と言うことなので、ひょっとして「死にたい」とか考える...あるいはフトよぎるなんてことがありませんか? 突拍子もないことだったらゴメンなさい、ですけど...(?)>

...ってお聞きすることにしています。

...思い出しましたが(^^;、

2年くらい前、天ちゃんトコのクリニックの患者さんたちで、こする程度の自損対物事故が起きました。

1週間経つかどうかの頃に、これも自損でしたが、結構大破しちゃうような事故が起きました。

幸い、ドライバー(=患者さん)は無傷、だったのですけれど...

クリニック内で話し合い...こういう事故が2件続いたこと、それと事故傾性ってことを解説してあるビラを、天ちゃんが作成し、頼りの事務長さんに口頭解説をしてもらいながら、そのビラを患者さんに配るってことをしたことがありました。

<そういうことで、自ら死ぬ気はないのに、命を落としてしまうこともありますから、みなさんどうぞくれぐれもしばらくは慎重に暮らしてください。>

...ってな締めくくりのコトバ、だったかと思います(^^;。

モチロン! クリニックのスタッフも、慎重に生活することにしようって呼びかけあいました(^^;。


さんからは...

> 私も欝で絶不調のとき、歩道橋の上から下を通る大型トラックやバスなどをぼんやり眺めたり、電車がホームに入ってくるとき吸い寄せらとれそうな時がありました。
> 決して死のうなんてつゆほどにもおもってませんでしたのに
> 意外に死のうと思って自殺する人のほうが少ないかも。死のうと思って自殺する人のほうが未遂に終わることが多いと思うことがあります。

あまりにうまく(?) さんのコメントと上記の天ちゃんの記事がコラボしちゃっているのに、今気づきました(^^;。

「決して死のうなんてつゆほどにおもっていないのに、命を落とすのは...やですよね...(?)」

「意外に...」の部分は、以前の記事にも書きましたが、実際になくなられてしまった方のホンネを聞くことができないので...天ちゃんにも正直分からないでいます。

それがまた口惜しいです...(!(>_<))

精神医学には、「心理学的剖検」 って手法・・・これを天ちゃんは「死人に口なしの死人を蘇らせる方法」 って呼んだりしています。

決して、オーラの...とか、オカルトチックな話ではありません(^^;。

ちゃんと、精神医学の手法として確立していて、自殺予防に役立てたりされています。


最後はやはり、ぐー さんの次のコメント...

> こんな話、医療に携わる方には腹に据えかねるでしょうね。
> 「患者本人が治さなきゃ・・・でしょ!」って。ごめんなさい。
> だから、こんな泣き言「また退行してる」ってあしらわれそうな気がします。
> 励ましてもらっても頑張れなくて見捨てられそうで怖いです。誰にも言えません。

だってぐー さん!

「紺屋の白袴」「医者の不養生」って言うじゃぁないですか!(^^;

精神科医の間でも...一番変わろうとしない性質(タチ)の悪いのが精神科医、ってのはみ~んな知っている事実です...から...(?(^^;)

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