天ちゃん
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< ストップ!硫化水素自殺(・へ・)(3) | メイン | STOP!(硫水)自殺(5):Reコメン... >

Re: 読者コメント(1)

天ちゃん / 2008.05.08 22:00 / 推薦数 : 2

昨日の記事に いつもコメントくださる、ちこ さんからコメント()をいただきましたm(__)m。 

> 思いつきみたいですけど・・・。
> 硫化水素自殺には、「私を見て!死んでいく私をちゃんと見て!」というような、
> 激しい自己顕示欲を感じます。異論・批判をいただくかもしれませんが。
> それだけ孤独が深いのか・・・という気がするのです。せめて死ぬ時くらい注目されたい。
> それだけ日頃誰からも顧みられてないと感じているような気がします。
> その切実な孤独が癒されれば、自殺しなくて済むのではないでしょうか。
> 若い人がそういう心理状態で死んでいくことは本当に悲しいです

天ちゃんは、幸い(?)にして、硫化水素で自死された、あるいは、なさろうとした方に今のところ遭遇していません。

ですので、実のところ...硫化水素自殺された方々の心理(精神病理)について語る材料を持ち合わせてはいません(^^;。

10代~30代の若者...と言っても、過去、そして現在担当している患者さんの治療という臨床経験がベースのヒトツということに...

自殺者の多く...ほとんどが、精神科医を受診していない、という調査データもありますので、天ちゃんの臨床経験から言えることが、報道されている若者に必ずしも当てはまらない...

そういう限界を脇に措いて感想を述べます(^^;。

ちこ さんが述べておられるような、「自己顕示欲」の発露じゃぁないかという自殺未遂で済んだ患者さんの診療に当たったことは、モチロン、あります。

「本当に死ぬつもりはなかった」

「お母さん(お父さん、恋人、...)に振り向いてほしかった」

命を無くさずに済んだ患者さんが、事後にそう語った場面に出会ったことがあります。

<でも、アナタが、本当に死ぬつもりはなかったとしても、間違って死んでしまうこともある。>

<今回は本当に死ぬつもりはなかったとしても、結局、将来自殺してしまう確率は高い。>

...そう伝えています(>_<)。

これらの点を裏付けるデータもあります


心理的孤独...それも一過性の...。

日頃誰からも顧みられていないと感じている」という、ちこ さんの慎重な表現には思い当たることがあります。

ご本人のお話(言い分)をお聞きしていると...

<そりゃぁとんでもない親(家族、恋人、上司、...)だわナァ、アナタが死にたくなる気持ちが分かる!

...ってことは多いです(^_^)v。

ところが!

実際にその、親(家族、恋人、上司、...)にお会いしてみると、そのご本人のことを気遣い、心配し、何とか支えたい、力になりたい! って、実は、本当に真剣に(!)思ってくださっている(いた)ってことが判明することも、結構多いです。

周囲からしてみれば、ではどうやったらその思いが、本人に伝わるのか悩んでいたりすることが多い。

その一方で...当のご本人は、「誰からも顧みられていないと感じている」というのも、これまた事実、なんです。

天ちゃんは、こんなときこそ、そしてこんな状況のときでありながら...万が一命を無くしてしまうという結果が起きてしまったときこそ、本当に悲しい、と感じてしまいます(T_T)。

この状況こそ、切実な孤独、と思います(>_<)。

周囲の人(親、家族、恋人、上司...)たちは、そういう()思いを、ではご本人に伝えているかとお聞きしてみると...案外(?)

「...そう言われれば、ハッキリと伝えたことはない...」

<(^^;(^^;>

<伝えなければ伝わらない。どぉ~ぞ、ハッキリ「オマエ(アナタ、キミ)のことを心配している、力になりたい、どうすればいい?」って伝えてあげてください(^_^)v。>

<では、どぉ~ゾ...>

「オマエのことを心配している、力になりたい...。で、お母さんは、どうすればいい?」

「黙ってホッテオイテほしい。」

...そんなやりとりがなされたこともあります(^^;。


モチロン、ここで真に受けて(?)ホッテオイテはいけません(・へ・)。

1.死んだほうがいいとか死んでいればよかったとか考えたか?

2.自分を傷つけたいと思ったか?

3.自殺について考えたか? (昨日の記事中a)

4.自殺の計画をしたことがあったか? (同上b)

5.自殺を試みたことがあったか? (同上c)

以上の1.または2.は「あった」としても、最低1ヶ月間3.4.5.は「なかった」という状態になるまで、ご本人と周囲の人たちと、それこそ真剣に、そうなるにはどうしたら良いか?

毎回の外来で話し合うようにしています。

モチロン、自殺未遂後は、まず入院治療が必要かを、判断しなければなりませんが。

外来で、ってことになった場合、女房役の師長、頼りの事務長、総動員(?)でフォローする。

そう覚悟を決める必要があります。

ところで...自分の担当する患者さんが、自殺未遂、まして自殺既遂されたら...?

...って質問を受けたことがあります。

<そりゃぁ、当然ショックだし、とても悲しい気持ちに襲われ、落ち込みます>

...って答えたら、痛くビックリされていました。

(精神科医≒天ちゃん、だって精神科医である前に、人間ですから...(T_T))

硫化水素ガスを吸引すると、非常に苦しいそうです。

息苦しい状況で生き、文字通り! 最後まで「息苦しい」...そういう中で死のうとしていく...

しかも、有効性はともかく、周囲に迷惑をかけないように、張り紙までしている律儀さ...そういう若者に思いを馳せるにつけ、心が痛みます...m(__)m。

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PS:絶滅危惧種ⅠA類さんのコメントには、また後日m(__)m

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コメント一覧

先日のコメントにすぐお返事くださって、ありがとうございました。
心配させたかったとか気を引きたかったとかいうつもりもなく、ちょっとだけ聞いて欲しくてちょっとだけ書いてしまいました。
でも、きっと肩貸してもらって甘えたかったんだと覆います。(ぐーさん 自立しなさいよ!)
今日の記事で先生たちがいかにご苦労しているかが書かれていて申し訳なさがいっぱいです。
ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。

でも日本のどこかで私を見てくれてる人がいる事。嬉しくて涙がでてとまりません。
天ちゃん先生 ありがとうございました。

(たまたま精神科の予約が入っていたので主治医の先生にもお話できました。「職場が私(主治医)に相談にきてもいいけど、ぐーさんを辞めさせてもいい。なんて言う訳ないでしょぉ。職場に、あきれてます、って言っておいて。これまで一度も連絡もなかったのに!」そう言う言葉をもらいました。私は充分に満足です。頑張れます。)



written by ぐー / 2008.05.10 15:18
天ちゃん先生、思いつきコメントにがっぷり組んでいただいてありがとうございました。

>周囲からしてみれば、ではどうやったらその思いが、本人に伝わるのか悩んでいたりすることが多い。
>その一方で...当のご本人は、「誰からも顧みられていないと感じている」というのも、これまた事実、なんです。

まさに思い当たることがありました(ます?)。以前コメント欄でご相談した件ですが、あの時はこちらから見れば取り付く島がない、シャッターを下ろされてしまったみたいに感じて、心配で心配で苦しいのに、何も言えなくなっていたのです。メールも「うるさくて眠れない」などと返されるともう出来ず、体調はどう?ご飯食べてるの?薬ちゃんと飲んでる?と、訊きたいことは山ほどあっても、胸に仕舞って業務連絡のみしか・・・・・・。
でも、そんな私の態度が、逆に相手にとっては寂しいものだったかもしれません。もう関心がないのだ、業務連絡しかしてくれないのだ・・・と思われていたのかも。

<伝えなければ伝わらない。どぉ~ぞ、ハッキリ「オマエ(アナタ、キミ)のことを心配している、力になりたい、どうすればいい?」って伝えてあげてください(^_^)v。>

まさにこの言葉を、言いたかったんですよー。何故言えなかったのか。そのせいで、命の瀬戸際まで追い詰めてしまいました。シャッターを下ろしてるように見えても、勇気を持って「あなたのことが心配。力になりたい。どうすればいい?」と、今度こそ言います。そのためにこの言葉を心の中で練習しておきます。

その時・・・私は自分のことを拒否されているように感じていて、とても孤独だったのです。支える側の陥る罠に落ちていたのですね。絶対にあなたの命を諦めない、絶対に死なせない、絶対に私が守る・・・と思いながら、一方で、万一の事態をシュミレーションしていました。もう私には何も出来ないかもしれない・・・と打ちひしがれて。支えるって、覚悟も要るけど、技術(?)も必要なんですね。
written by ちこ / 2008.05.10 18:19
ぐー さん、ちこ さん、いつもコメントありがとうございますm(__)m。
コメントを活かして記事を書きました(^_^)v。
written by 天ちゃん / 2008.05.12 18:23

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