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2年に1回、診療報酬点数の大幅な改訂が行われることは、読者の皆様も、ご存知のことでしょう。
◆天ちゃんブログ2006から引用開始
今年4月から、実質診療報酬マイナス改定のもとで、この国の医療従事者は働いています。
このブログの最初の方では、診療報酬マイナス改定の記事をいくつか配信しました。
06/05/21 診療報酬マイナス改定のツケ http://blog.m3.com/tenchanoffice/20060521/1
06/05/26 診療報酬マイナス改定の「症状」 http://blog.m3.com/tenchanoffice/20060526/1
06/06/12 診療報酬マイナス改定の結果 http://blog.m3.com/tenchanoffice/20060612/1
どうやって、マイナス改定の悪影響を減らせるかと、頼りの事務長、女房役の師長と、
論議したことが蘇ってきました。
幸い、対前年比収入、+8%の伸び、というのが現在の到達です(^_^)。
でも、忘年会のときにも確認したのですが、外来の天ちゃんは早口になっています。
種々、療養指導させていただくのですが、単位時間当たりの処理量を増やすことで、マイナス改定に
対処せざるを得なかったからです(^^;。
そういう意味では、マイナス改定によって、確実に労働強化が進みました。
同様の事態が、この国の医療機関のいずこでも起きているはず、です。
天ちゃんブログ2006からの引用終わり◆
その結果なのか...昨年は、集団的個別指導にも参加させていただくことになりました。
◆天ちゃんブログ2007からの引用開始
・対予算赤字 http://blog.m3.com/tenchanoffice/20070730/1
--モチロン、シブトク生き抜くつもりですけど...(>_<)
・貧すれば窮すかも? http://blog.m3.com/tenchanoffice/20071019/2
--それでも国民が、患者さんが応援する限り、頑張れる。
・身の振り方 http://blog.m3.com/tenchanoffice/20071027/2
--正直、弱音を吐きたい..
・貝のように引きこもる http://blog.m3.com/tenchanoffice/20071029/1
--ガマン比べと覚悟しています(>_<)。
・社会人の礼儀! http://blog.m3.com/tenchanoffice/20070830/1
--書類書きには、今年も引き続き悩まされました。この数ヶ月、返戻書類が増えたように感じます。患者さんの利益に通じますので、メゲズに書き続けようと決意を新たにしています。
・社保庁!資格はあるの? http://blog.m3.com/tenchanoffice/20070910/2
--集団的個別指導の呼び出し(>_<)。
・その報告 http://blog.m3.com/tenchanoffice/20071122/2
--個別指導部分はナシって!?
天ちゃんブログ2007からの引用終わり◆
さて...この4月以降、適応される診療報酬改訂内容が出揃ってきました。(詳細な運用方法については、3月中旬頃に説明会があるはずです。)
そこで、頼りの事務長さんを先頭に、来年度の当クリニックの経営シミュレーションと予算づくりが始まっています。
今の到達は、率直に言って、マイナス改訂直撃~!です(>_<)。
たとえば...
処方箋発行料。
後発医薬品の使用は、医療費を減らす方向に働くので、過去に新設されたものですが...今回-2点など。
気分感情障害で器質性や症状性気分感情障害でないことを確定するために実施することのある、甲状腺ホルモン検査では、-5点(正確には各項目ごとに)。
薬物療法による肝機能障害などをチェックするために実施することのある血液検査では、-10点など(正確にはどんな項目の組み合わせになるかで微妙に異なる)。
...とちょっとずつちょっとずつ上手に(?)減点されています(>_<)。
(ご承知と思いますが、全国一律で、1点=10円です。)
そして何より!
今回、大打撃なのは...以前にこのブログでも取り上げたことのある、通院精神療法について、です。
5分以下には、この診療報酬を請求できなくなりました!
しかも、30分未満(もちろん5分以上で)の場合、これまでの360点カラ350点に、-10点。
30分以上に対して、現行のままの、360点(±0)が適応されます。
...う~ん、これにはマイッタ(>_<)。
上記に引用した記事中ですでに触れたとおり、すでに実施された、-6%改訂に伴って、患者さんをたくさん診る、つまり、1人当たりの診療時間を減らし(交換する情報量は極力保ち)平均5分の診療にこの数年かけて切り替えてきました。
その結果、これまでの実績に対して、今回の改定を甘めに当てはめても...マイナス1.5%の診療報酬収入となる見込みです。
これは、これまでと同様の働き方に対して、マイナス1.5%以上の減収になるということです。
これも、「形式上」国民のみなさん(含;このブログの読者のみなさん)が選択された道。
...そう甘んじることに慣れた、この数年、です。
(患者さんにも説明してきたこと。)
この「精神科医天ちゃんの研究室」は、まったくのボランティア。天ちゃんの趣味です。
でも、マイナス6%にマイナス1.5%(以上)という事態に対して打てる手は、やはり天ちゃんやクリニックのスタッフの労働強化でしか取りえません。
そのために、当然、何かを削って、対応することが必要なワケで...
天ちゃんのエネルギーと時間の何を削って、マイナス収入を取り戻すことにするのか?
その選択肢の有力候補に、このブログを上げざるを得なくなっています...(>_<)。
4月からの減収対策のためには、もうこの時期から何らかの対応を取る必要があるとも思います。
このブログの記事更新終了の日をいつにしようかぁ~とかなり本気で、思案し始めたところです。
(その場合も、掲載している記事は、削除せず(ブログを閉鎖せず)、放置したままとするか...思案中~です。)
仕事日には1日1記事エントリーを心がけてきましたが、そのペースを落とすというのも選択肢ですが...。
なお、当クリニックについては、以上のとおりですが...
診療報酬改訂で、精神科について、積極面もありますので、いくつか掲載しておきます(公平性のために??)
精神科の24時間対応可能な体制について「入院時医学管理加算」+120点の新設。
精神科の長期在院者の地域移行支援に対して「精神科地域移行支援加算」+200点、「精神科地域移行実施加算」+5点の新設。
その一方で、181日以上入院者の入院医学管理料の減点、がちゃんとセットされていますけど(^^;。
服薬中断等による急性増悪時の、精神科訪問看護指導料(Ⅰ)の増点(+25点)。
精神科合併症治療加算の新設(1日につき200~300点)。
などなど...。
(精神科の退院促進については、某研究班の末席を汚している天ちゃんですので、喜ばしさ半分、ですね...)
なお、診療報酬改訂に関する資料 ⇒ http://www.mhlw.go.jp/shingi/2008/02/s0213-4.html
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