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さて、今日は、先日の外来でのこと。
前々所長時代からの、大変気になっていた患者さんのことです。
都合、11年間、当クリニックに通院されています。
けれども、診断も、患者さんの生活状況も、なぁ~んにも(天っちゃんとしては)ほとんど情報をつかめていない患者さんでした(>_<)。
当ブログをごひいきにしてくださっている読者の皆さんであれば...診断面接をして、平均的な治療をまずするんだろうなってことは、お馴染みになっていることでしょう...(?)。
もちろん、天ちゃんも、これまでに、いろいろと問診をさせていただいて、そういったアセスメントに必要な情報を得ようとしてきました。
でも!
そのたんびに...「検査や問診はいいです!」って強くおっしゃるので...(^^;
手が出せずに(!?)前所長でかつ主治医であった医師の処方をただ引き継いできました。
踏み込もうとすると、怒りで反応が返ってくる...そんな患者さんでした。
処方も、ご自身で、勝手に自己調整なさっていました(>_<)。
あるとき、奥さんが、同行受診され...診断、治療内容について説明をしてほしいと要望されたんですね(@_@;)。
でも...
天ちゃんは正直に...
<診断や治療方針を定めようと提案しても、これまで、ご本人から「不要!」って言われてしまって...>
<また、ちょうど良く...というかちょうど悪く、主治医交代時期に受診が不定期になられていて、主治医交替時の「申し送り」もなされてなくて...>
<天ちゃんとしても、正直、奥様にお答えできるだけの情報を持ち合わせていないのですm(__)m>
...とお伝えしました。
それと、通常の外来では、もうこれ以上、お時間を提供することはできないことも。
...
しばらくした先日、家族面接等にかろうじて確保している1単位に、(1単位とは、午前、午後をそれぞれ1単位と、天ちゃんたちは呼んでいます。)頼りの事務長が、家族面接を組んでくれました。
家族面接に至るまでに、奥様もいろいろとご本人を説得くださったりしたようでしたm(__)m。
...というか、相当、「常識」から外れたこの患者さんと、11年も(結婚後を入れればもう少し長く)付き合ってきたワケで...
<正直頭が下がりますm(__)m>
...って奥さんに正直にお伝えしたら、涙ぐまれていました。
が、ご本人は、奥さんが、なぜここで涙ぐまれたかは、ハテナ? だったようです(^^;。
奥さん同席の下で、診断面接したところ...この患者さんの抱えている精神科病名は、躁うつ病、でした。
それだけでなく...発達障害、一番ピッタリ来るのは、アスペルガー症候群、という二重診断です。
躁うつ病に対する薬物療法をまずは開始し...ご本人には、薬物療法のメリットがまだ実感できないようですが...(^^;
奥様によると、気性が落ち着いてきて、従前よりは二方向性のコミュニケーションがいくらかは成り立つようになってきた、とのことです(^^;。
ご本人はと言えば...コレまでとおり、就職面接を設定し、就労にトライしようとされています(^^;。
<でも、採用はされても、特に対人的な問題から、結局、就労が長続きしないってことを繰り返されてきたのではなかったでしたっけ?>
という、天ちゃんの指摘をスンナリとは、飲み込んではくださいません(^^;。
奥さんの負担は、徐々に軽減させていけそうですが...まだしばらくは、内助の功を続けていただかねばなりますまいm(__)m。
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