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先月、うつ病の原因は何だろうか?シリーズ(?)、とでも言えるような記事をいくつか、したためました。
◆関連記事◆
[再]疾患モデル~うつ病に引き寄せて http://blog.m3.com/tenchanoffice/20080117/1
読者からの回答 http://blog.m3.com/tenchanoffice/20080119/___v
さて、先日の外来でのこと。
反復性うつ病性障害をかかえていらっしゃる男性患者さん、仮にFさんとしましょう。
そのFさんの職場の上司と、人事部の方と、Fさんを含めた同席面接を、求めに応じて設定しました。
Fさんは、復職支援プログラムに沿って、今のところ順調に復職に向け、職場でリハビリ勤務を続けています(^_^)v。
いよいよ、正式に復職となる期日を目の前にして、職場の求めに応じた話し合いでした。
さて、このFさんが、現在、週4日顔を出している職場の同僚の中のお一人のことです。
Fさんが、朝、「オハヨウございます」と職場に顔を出して挨拶すると...このお一人を除いてみなさん、「Fさん、オハヨウございま~す」と挨拶を返してくれます。
ところが...
このお一人だけは、挨拶を仕返してくれません。
Fさんが、正規労働時間より1時間早く帰宅する際、「ではお先に失礼しま~す」と職場の上司・同僚に挨拶をすると...
みなさん、「お疲れさま~」と挨拶を仕返してくださるのですが...
このお一人だけは、「ごきげんよう」って、”独特の”言い回しと表情で、Fさんに挨拶し返すのだそうです。
先日、この件を、Fさんは、職場の上司に相談なさったそうです。
すると、その上司は、さっそく、そのお一人に対して、ヒアリングを兼ねて指導をしてくださったそうです。
ところが、このお一人は、朝の挨拶をしてくれるようになったのだそうですが...「ご機嫌いかがぁ?」と、”独特の”言い回しと表情で、なんだそうです。
実はこのお一人の方は...Fさんが、初めてうつ病にかかって順調に復職し、1年半お仕事を維持されて、ほぼ病前の機能レベルに戻ったのに、再発をしてしまったときのキッカケを作った方なんです。
自ら、身体的な障害を抱えておられ、対人コミュニケーションの様式に、確かに特徴のある方らしいのです。
...この方から受けているFさんの状況は、ハラスメント、と言えそうです。
...こう書いてきますと...Fさんのうつ病の症状が再燃しかかっている原因は職場にある、と言うことができそうです。
あるいは...このお一人の方のいない復職先職場を、職場側が手配できれば、Fさんは、無事復職を果たすことでしょう。
一方で、このFさんが、このお一人の方の慇懃無礼というか、その”独特の”言い回しと表情、挨拶を返すか返さないか...そんなことを気にかけず、やりすごしてしまうことがFさんにできれば、うつ病は再発せずに済むでしょう。
...と書けば...原因はFさんにある、と言うことができそうです。
このお一人のいない復職先を、仮に職場が手配できても、同様の、あるいはまた異なった対人状況で、結局、Fさんはうつ病を再発させてしまうかも知れない、とも言い得るでしょう...。
う~~ん...(>_<)
実際の日常臨床場面で、お一人お一人の患者さんについて、そのかかえておられる原因はどっち? って、頭を悩ますことは、実はたびたびです(^^;。
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過日の記事の後日談です。
◆自治体の保健師さん その3 ⇒ http://blog.m3.com/tenchanoffice/20080125/1
その後、ご本人を交えて...訪問看護師さん、当クリニックの女房役の師長さん、それに天ちゃんの総勢5人で、話し合いを持ちましたぁ。
やはり。
そこには、土地・建物の絡んだ、確かに20年来の長ぁ~い、確執があったのでした。
そもそもの話し、からツラツラと耳を傾け...お聞きしてみると、
どうやら、ご本人のおっしゃっていることの方が、本当らしく、警察署に通報された、そのお相手の方が、どうも質が悪そう(?)に思えてきました(^^;。
ご本人の了解を得て、自治体の保健師さんは...、
「関係部署に事実確認をします」 と固く約束されました。
ご本人も、この保健師さんを気に入ってくれた(?)らしく...満面ニコニコ顔(^_^)vで...
「よろしくお願いしますぅm(__)m」 なぁ~んて、その昔はあんなに易怒的だった方が、丸でウソのよう(^^;。
ところで...つい先日のこと。
自治体の保健師さんから、女房役の師長さんにお電話をいただきました。
この件についてではなく...
その昔、天ちゃんが一時主治医だったこともある(今は別の非常勤医師たちが主治医です(^^;)一家全員が、それぞれに精神疾患を抱えておられるご家族への訪問活動を開始してみるとの相談、と言うか、了解を得る電話でした(^_^)v。
天ちゃん、正直、この自治体の保健師さんを、見くびっていましたm(__)m。
率直に言って...スゴイ!
まぁなんて、適切なアプローチ計画なことでしょう!
...これに教えられて(?)、ご本人、それからお父さまのご了解を得て、ちょっと遠くから通ってきてくれているE君宅を、管轄の自治体の保健師さんに訪問していただくことで、調整をしました(^_^)v。
保健所、保健センターも、統廃合が著しく...数は著減してきています。
保健所、保健センターに勤める保健師さんも、「本来の保健師業務」でない、と言いますか...「書類仕事」に配置転換されたりして、希望を失いかけていたりする知り合いも多くいます(>_<)。
ただでも、「本来の保健師業務」に就けている保健師さんの業務はギッシリ詰まっているのですが...
こういう、住民の(精神)保健を保持・向上させる活動に、幸い喜んで取り組んでくれる地域から通ってくれている、E君です(^_^)v。
...E君の話を聞くにつけ、E君よりもむしろ、弟君の方が、天ちゃんは今、心配だったりしていますので。
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この週末は、ずいぶん以前に予定されていた集まりに、講師ととして呼ばれたのですが...
たまたま、ギョーザ事件、の真っ只中にある人たちを対象にしたものでした。
テーマは、もちろん(?) 職場のメンタルヘルス対策(^^;。
ギョーザ事件、と言うよりも、天ちゃんは(も?)、フード・テロリズムなんだろうと捕らえていますが...
食品検査部の方々は...処理しきれない大量の検品と日夜を違わず(!?)奮闘していらっしゃるそうでした。
阪神淡路大震災、中越沖地震...といった自然災害の直接影響もそうですが、その対応(対策)に追われた人たちからも、メンタル不全者は続々(?)と発生しました。
9・11テロも、イラク戦争も、また然り。
「疲労の科学」(?)シリーズが思いのほか好評でしたが(^_^)v。(参照「関連リンク集」←)
過労死・過労自殺に至った方々も...経済戦争(?)のカジュアルティ(戦死者)っていう捉え方も可能でしょう。
日夜を違わず奮闘、って危ない。
人間は機械ではありませんから...いえ! 機械だっていつかは壊れます。
壊れないようにメンテナンスが必要なんです。
クライシス事態でメンテナンスが必要な目安は...週3日以上、睡眠状態に問題(眠れない、途中で目覚める、朝早く目が覚める、睡眠時間減少など)が見られた場合、です。
そうなった場合、前線を離脱し(離脱させ)睡眠薬を使ってでも、休養と睡眠不足を補うこと。
クライシスの脅威を少しでも軽減する対策も必要ですが...どうやったらその事態を解決できるだろうか? と、問題解決志向で臨むこと、です。
臨床心理士や精神科医チームを前線につけること、も必要ですが...そんなマンパワーは出てきそうにないこの国の現状です((>_<)繰り返しで失礼!m(__)m)。
...ということで(?)年明けから、種々事情が重なって、奮闘しすぎてきた天ちゃん。
この週末で、ちょっとだけ、一区切りできそうで...
この2日は、休養と睡眠確保に留意して過ごした次第で~す(^_^)v。
今夜は...ちょっとばかり「積極的休養」でもしようぉかぁ~なぁ~んて考えています。
(...ので、お昼休みに記事を更新しました(?)(^^;。)
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さて、今日は、先日の外来でのこと。
前々所長時代からの、大変気になっていた患者さんのことです。
都合、11年間、当クリニックに通院されています。
けれども、診断も、患者さんの生活状況も、なぁ~んにも(天っちゃんとしては)ほとんど情報をつかめていない患者さんでした(>_<)。
当ブログをごひいきにしてくださっている読者の皆さんであれば...診断面接をして、平均的な治療をまずするんだろうなってことは、お馴染みになっていることでしょう...(?)。
もちろん、天ちゃんも、これまでに、いろいろと問診をさせていただいて、そういったアセスメントに必要な情報を得ようとしてきました。
でも!
そのたんびに...「検査や問診はいいです!」って強くおっしゃるので...(^^;
手が出せずに(!?)前所長でかつ主治医であった医師の処方をただ引き継いできました。
踏み込もうとすると、怒りで反応が返ってくる...そんな患者さんでした。
処方も、ご自身で、勝手に自己調整なさっていました(>_<)。
あるとき、奥さんが、同行受診され...診断、治療内容について説明をしてほしいと要望されたんですね(@_@;)。
でも...
天ちゃんは正直に...
<診断や治療方針を定めようと提案しても、これまで、ご本人から「不要!」って言われてしまって...>
<また、ちょうど良く...というかちょうど悪く、主治医交代時期に受診が不定期になられていて、主治医交替時の「申し送り」もなされてなくて...>
<天ちゃんとしても、正直、奥様にお答えできるだけの情報を持ち合わせていないのですm(__)m>
...とお伝えしました。
それと、通常の外来では、もうこれ以上、お時間を提供することはできないことも。
...
しばらくした先日、家族面接等にかろうじて確保している1単位に、(1単位とは、午前、午後をそれぞれ1単位と、天ちゃんたちは呼んでいます。)頼りの事務長が、家族面接を組んでくれました。
家族面接に至るまでに、奥様もいろいろとご本人を説得くださったりしたようでしたm(__)m。
...というか、相当、「常識」から外れたこの患者さんと、11年も(結婚後を入れればもう少し長く)付き合ってきたワケで...
<正直頭が下がりますm(__)m>
...って奥さんに正直にお伝えしたら、涙ぐまれていました。
が、ご本人は、奥さんが、なぜここで涙ぐまれたかは、ハテナ? だったようです(^^;。
奥さん同席の下で、診断面接したところ...この患者さんの抱えている精神科病名は、躁うつ病、でした。
それだけでなく...発達障害、一番ピッタリ来るのは、アスペルガー症候群、という二重診断です。
躁うつ病に対する薬物療法をまずは開始し...ご本人には、薬物療法のメリットがまだ実感できないようですが...(^^;
奥様によると、気性が落ち着いてきて、従前よりは二方向性のコミュニケーションがいくらかは成り立つようになってきた、とのことです(^^;。
ご本人はと言えば...コレまでとおり、就職面接を設定し、就労にトライしようとされています(^^;。
<でも、採用はされても、特に対人的な問題から、結局、就労が長続きしないってことを繰り返されてきたのではなかったでしたっけ?>
という、天ちゃんの指摘をスンナリとは、飲み込んではくださいません(^^;。
奥さんの負担は、徐々に軽減させていけそうですが...まだしばらくは、内助の功を続けていただかねばなりますまいm(__)m。
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今週の外来でのこと...。
もう何年も、うつ病の維持療法で通院中の患者さんです。
徐々に服薬を漸減されてきていて...
もうちょっとで、卒業かな?
「この間、少しは体を動かさなきゃって思って、ショッピングモールのデパートに入ったら...」
「冷や汗と、何かこう妙な気持ちになり、気持ち悪くなったんですね」
「コレって、症状でしょうかぁ?」
...いかにも、パニック発作っぽいんですけど...
人が多いのででしょうかぁ~?
何か緊張なさることでもあったのでしょうかぁ~?
睡眠不足とかではなかったでしょうかぁ~?
体の疲れはありませんでしたかぁ~?
などなどと、パニック発作が誘発されそうな状況をつぶさに聞いていったのですが...
「バイクでお店まで行ったんですけど...」
「ここのところ寒くて、厚着をしていったんですが...脱ぐのが面倒くさいので、厚着したまま入店したからかしら...」
<それって、エアコンが効いてて、室温の高いところで厚着をしていれば...要は、生理的反応、です!>
...患者さんと二人して苦笑い(^O^;)。
気温が低いこの時期、外出の際、気温、室温にあわせて服装を工夫してくださいマセ(^O^;)。
PS:子どものカゼをしっかりいただいちゃって...(^O^;
昨日は記事の更新ができませんでした<m(__)m>
読者のみなさまも、どうぞ、心身にご自愛ください。
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今週の外来にいらした患者さんからの報告、です。
躁うつ病をかかえておいでなんですが...
前々回の外来で、頭痛を訴えておられました。
「(天ちゃん)先生、MRIとか検査した方がいいんでしょうかぁ?」
...とご質問をいただき、当クリニックの親病院で頭部CTや脳波を受けていただいてから、相当時日がたっていましたので...
<ついでに脳波も含めて検査していただいたらいかがでしょうか?>
と、勧めていたんですネ。
今週の外来受診時の報告では、検査を実施していただいたけれども異常はなかったとのことでした(ホッ)。
報告というか、ご質問というか...
「先生、”くよくよする波”ってのが脳波で見られるんでしょうかネェ~?」
<...(^^;、どういうことでしょうかぁ...?>
その脳外科の先生が、脳波を判読してくださって、その”くよくよする波”が現れている、ってコメントくださったとのことです。
「いやぁ...多少クヨクヨ思い悩んでいた時期でしたからネェ(^^;」
天ちゃん、つい思わず...
<その脳外科の先生は、頭痛という症状、MRIや脳波の検査結果、所見だけでなく、D子さんという患者さんも診てくださっているんですネェ~♪>
...って、嬉しくなって(?)感心の気持ちを伝えると。
...この脳外科の先生は、以前も...
「私の既往症を見てのことだと思うんですが、バランスの良い食事と、定期的な運動を心がけ、でもやり過ぎないようにしてください、なぁ~んて助言してくださったりなんかしちゃって...(^_^)v」
既往症とは、脳外科を受診するまでに罹ったことのある病気のことで、D子さんの場合、躁うつ病のことです。
まだまだ、精神疾患に対しては、偏見や誤解も多く...患者さん自身の感じ方も悪さしていることもあるでしょうが、患者さんが精神科以外の科を受診されたときに、「嫌な思い」をしたって、報告を受けることがあります。
まして、D子さんのかかりつけの(?)脳外科の先生は、D子さんの生活状況を把握した上での助言だけでなく、躁うつ病まで視野に入れた対応をしてくださったことが見て取れました(^_^)v。
(ちょうどその頃、定期的な運動や週間スケジュール作りが、精神科的には話題になっていた時期でした...ので、D子さんから問診で情報を得た後に、上(↑)のような助言をしてくださったのではないか、と推察しています。)
さすが! この場を借りて、アリガトウございま~す♪m(__)m
全く内容的には同じものでも...精神科医、と言うか天ちゃんが伝えても腑に落ちないのに、内科や脳外科などの医師が言ってくださると、ストンと定着するってことはしばしば(^^;。
ちなみに、”くよくよした波”なんて脳波所見はありません。
うつ状態であることを示す特徴的な脳波所見なんてのもございません。
蛇足ながら...m(__)m。
(何でもかんでも(?)情報公開(開示)、の時代ですが...そんな種明かしなんかはしない方がいいのかも知れません...(?))
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今日のデイケアでのこと。
頼むぞ元気な娘達(?)の一人のスタッフから、こんな質問をいただきました(^_^)v。
「あるご家族から、統合失調症の認知機能障害と陽性症状と陰性症状の関係について教えて欲しいと言われましたぁ...」
...ってことで、聞いてみると。
統合失調症を抱えたお子さんは、陽性症状が強く持続していて、それって認知機能障害ゆえなんだ、と理解したのだけれど、それでいいのでしょうかぁ?
...まとめると、というご質問趣旨だったようです(^^;。
陽性症状 ⇒ http://blog.m3.com/tenchanoffice/20061221/1
陰性症状 ⇒ http://blog.m3.com/tenchanoffice/20070118/1
認知機能障害 ⇒ まとまった記事で紹介していませんでした(^^;
認知機能障害とは...認知機能テストで評価できる障害のことです。
(今日は、ウドン → スパゲッティー → ラーメン → ウドン...みたいな説明でご寛恕を~m(__)m)
統合失調症 → 認知機能障害 → 陽性症状
→ 陰性症状
...ってな具合に、そのご家族は理解されたのでしょう。
天ちゃんから、スタッフに解説したのは...
認知機能障害と陽性症状と陰性症状とは...たとえてみれば、身長と体重とバストの関係みたいなもの、ってことでした(?)。
体格というか体型というか...を、統合失調症の症状と障がい、に対比させて、ってことです。
身長と体重には相関関係がありそう(?)
身長が高ければ...まぁ概して体重も多い...(かな?)
でも、バストは身長が高いからと言って大きいとは言えない。
(体重が多いと大きいかも知れない...?~ちゃんとデータを抑えてないで述べていますm(__)m)
...同様に、認知機能障害と陰性症状とに相関があることは知られています。
それら、認知機能障害と陰性症状とは、社会的適応レベルと相関があることが知られています。
でも、認知機能障害と陽性症状とは、あまり相関がありません。
陽性症状と社会的適応レベルとの相関も、あまりありません。
(つまり、陽性症状が種々持続していても、案外、生活や暮らしが成り立っっちゃう人が多い、と言えます。)
...とまぁこんな説明をして、煙に巻いちゃった(?)かも知れませヌ。
いえ、デイケアのそのスタッフは、理解が深まったようですが...同じようにそのご家族に説明しても、とても理解していただけそうにありません...(^^;
少し前に、疲労を、種々の指標で測定しようとしていることを記事にしました。
疲労の科学補足 ⇒ http://blog.m3.com/tenchanoffice/20080129/7
統合失調症というもの(?)を、認知機能障害、陽性症状、陰性症状で切り取っている(にすぎない)...そんなイメージです(^^;。
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昨日は、他の医師ブロガーさんも話題にしている、バレンタイン。
天ちゃんも、ちょっと早めの、カラ、ちょっと遅めの、とこの数日、チョコをいただいています。
昨日は、女房役の師長さん、デイケアの若手スタッフ(頼むぞ元気な娘たち?(^^;)、それと相棒の心理士さん(?)、全員まとめて一括の...モチロン、ギリ・チョコをいただきました(^^;。
ADで頼りの事務長さんも...(^_^)v。
そう言えば...昨年も今頃、子どもネタで(^^;、ともチョコなぁ~んて記事を書いていました(^^;。
ともチョコ ⇒ http://blog.m3.com/tenchanoffice/20070218/1
さて本題です...(^^;
これも社会的知覚障がい、のウチにはいるのでしょうか...(?)
昨日の昼食、デイケアに顔を出しますと...
「あのぉ~(天ちゃん)先生、ひとついいでしょうかぁ...?」 の、久々のB君、登場です(^^;。
(たとえばhttp://blog.m3.com/tenchanoffice/20070712/1)
<(ヤレヤレ(^^;)...しょうがないなぁ~で何なのよぉ?>
「ギリ・チョコとマジ・チョコってどうやって見分けるんでしょうか?」 と、食器を洗った手を止めて(^^;、B君からご質問いただきました。
(同時並行処理障害は相変わらずだナァ)
...それでしばし、彼がそういう質問をした背景について教えてもらいますと...
中学校3年生のときに、女の子から、バレンタインでチョコをもらった。
あのチョコは、一体全体、マジ・チョコだったのか、ギリ・チョコだったのか...
何もそんな昔のことを、とも思うのですが、彼女のほしいB君にとっては、女心の探求、に昨今取り組んでいるので(^^;、まぁバレンタイン当日にこの話題はOKでしょう(?)。
そばにいたF君に聞いてみました。
(http://blog.m3.com/tenchanoffice/20071015/1)
<F君さぁ...ギリ・チョコとマジ・チョコと、もらったときにどうやったら見分けられる?>
「...外から見たら分からない。」
<...そりゃそうだ(^^;>
<中をあけてみたら...「B君、好きです。」とかいうメッセージが入っていれば、それはマジだろうネェ。>
<ところで、そういうメッセージとかって入れられるんだっけ?> と、目のあった女性メンバーに聞いてみると...
「入れられま~す。」 とのことです。
...で、他の女性メンバーにも「見分け方」を聞いてみました(^^;。
あるメンバーは 「値段でしょう、100円チョコならギリ、3000円ならマジ...」 ってことでしたので、<じゃぁいくらが、ギリとマジを分ける額になるんだろ?> って聞きましたら...
他の女性メンバーも首を捻る次第(^^;。
ところで、B君がその昔、同級生の女の子からもらったチョコは、100円チョコではなかったそうです。
でも、他の男の子にも上げていたこと、他の男の子にあげていたチョコと、B君のチョコとは同じものだったとのこと。
<あぁ、じゃぁ、そりゃぁ、どう考えてもギリ、だねぇ...>
「(天ちゃん)先生、これで、ひっかかっていた疑問がひとつ解決しました。アリガトウございましたぁ~」
...って<アノサァ...> 一同苦笑い(^^;。
ギリ・チョコなのか、マジ・チョコなのか...恐らく瞬時に(?)、どちらなのかを、私たちは判断していますが...その際には、チョコの値段、手作りか否か、メッセージ入りか否か、といったチョコそのもの(?)から得られる情報だけでなく、そのチョコがどんな状況で渡されたか...あるいは内緒で、机の中にコッソリと入っていたのかどうか、とか、直接手渡しならその女の子の表情とか視線や仕草やそぶりとか...といったモロモロの情報から、総合判断して、ギリかマジか、結論しているのだろうと思います。
こういう総合判断ってのは、言い換えれば、モロモロの情報を統合した上での判断、ってことですから、統合失調症をかかえる患者さんにとっては苦手です。
...統合失調症と呼称変更してしばらく経ちますが、案外、うまいネーミングだったナァ~と最近あらためて感心することが多いです(^_^)v。
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かれこれ、もう3週間も前に記事にした、無投薬治療のC君のその後について、ご報告しましょう。
「無投薬治療」 ⇒ http://blog.m3.com/tenchanoffice/20080123/2
初診後、1週間ほどして...お母さんだけでなく、お父さんもご一緒に同行受診してくださいました(^_^)v
天ちゃん:さて、今日はまた、どうして受診してくれたのかな? クスリは要らないって言ってたしぃ...(?)
C君:親に連れて来られたんです...。
天ちゃん:この前受診した後に、クスリを飲むぅ~ってすぐに引き返して来たよねぇ。その気持ちが1週間変わらなかったら、クスリを処方してあげてもいいけどぉ~ってことだったよねぇ?
C君:...そうでしたっけ...(?)
天ちゃん:えっええぇ!? 覚えてないのかぁ! そりゃぁ相当、記憶力が低下しちゃってるねぇ~~(@_@;)
C君:...
天ちゃん:こんなふうに、頭の働きが落ちちゃってるんじゃぁ、今この場で、C君が「クスリを飲みますぅ」って言ってくれてもサァ、しばらくすると忘れちゃうから、ぜぇんぜぇん、C君の判断は当てにならないってことじゃなぁい。
お母さん:(天ちゃん)先生、そうなんですよ、この間は、買い物に行くって言って、どうしても目的地に着かないって電話してきて、「じゃぁその場で待っていなさい、すぐに行くから」って言いましたら「分かった」と言うものですから...でも慌てて行ってみたらそこにはもういない。しばらくしたら「今、○○にいるけど、どうやって××に行ったらいいか分からない」ってまた携帯に...(>_<)
天ちゃん:C君、お母さん、お父さん、こんなんじゃ、C君にクスリを飲むかどうか判断してもらっても、当てにできないってことがハッキリシマシタネ。この際、ご両親にオクスリの管理をお任せすることにして...だってサァ、C君、自分がクスリを飲んだかどうかも分からなくなっちゃうだろ?...だからご両親にクスリの管理を任せることを条件に、おクスリを出してあげるヨ!
C君:...
...と言ったような具合で、1週間ほど、新規抗精神病薬を処方し、今週、3回目の受診をしてくれました。
C君は、自分が、1週間で何回クスリを飲んだのか、答えられませんでした。
ご両親によると、「飲む、飲まない」のやりとりがしばしあったけれども、服薬はパーフェクトだった、とのことでした。
新規抗精神病薬の効果評価期間は、4週間、を「通常」としていますが...効きそうかどうかの「感触」は、1週間~10日間、です。
コレと言った副作用らしき心身状態の兆候はない、とのことでした。
一方、上記のような迷子になることは、服薬前にはたびたびあったものが、服薬後は1度もない。
極端な偏食、少量しか食べなかった状態が、食事量がもどりつつあり、食べなかった(食べられなかった)物が食べられるようになってきた。
日中、読書や、インターネットなどに、ある程度の時間集中できるようになってきた。
...などなどの、かすかな(?)良い兆しも垣間みられるようになってきたとのことでした。
天ちゃん:C君さぁ、では、今日はクスリの量をどうするんだっけ?
C君:...(?)
天ちゃん:前回説明したとおり、量を増やす、だよ。まぁ、今はまだそう思えなくて当たり前だろうけれど、1年後、いや、3年後には、あぁあの時、両親に無理やり受診させられて半強制的にクスリを飲まされたことは有り難かったナァ~なぁ~んて思えるようになるかもヨォ~(!?)
C君の薬物療法は、今のところ、順調な滑り出しのように思えます(^_^)v。
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今日のタイトルは、スタジオ・ジ○リのアニメ映画のタイトルではありません(^^;。
今日の夜間診療でのこと。
もう、かれこれ引越し回数が1桁の後半目、って患者さんの用いた言葉です。
「(天ちゃん)先生、○月×日に、引越しが決まりました。先日、下見を兼ねて、隣近所に(先生のアドバイスに沿って)ご挨拶して回ってきました。」
<...それでどんなカンジ?>
「同じ階の両隣、前、斜め向かいの人は一人暮らしで大丈夫そう...ですが、上の階の人は、カップルで住んでいるらいしくて...」
<また...>
「悪口を言われやしないか、ちょっと心配です。」
<またかいぃ? でも、どんな点からそう思ったのぉ?>
「安いアパートなので、上の階と下の階の仕切り、床が薄く作られているから...」
<床がどんなに薄くても、足音とかは聞こえるかも知れないが、話し声はふつうは聞こえないもんだぜぇ~>
「でも、耳をすませば、聞こえそうです。」
<じゃぁ、耳をすまさないで...聞かないようにしちゃえばいいんじゃない。>
<そうだねぇ...今度こそ、引越しを機に、鈍感耳になろうよぉ!>
「そうできればいいんですが...」
<聞こえるんじゃないかぁ...言われてるんじゃぁないかぁ...って耳をすませば、聞かなくていいものまで聞こえてきちゃうかもヨォ~>
彼は、統合失調症を抱える患者さんです。
自宅 ⇒ アパート ⇒ 自宅 ⇒ アパート ⇒自宅 ⇒ 親戚の家...
といった具合に、これまでは、斜め前か、斜め後ろの戸建住宅の住人か、集合住宅の住人から、悪口を言われることを苦にして、転々と引越しをしてきました。
悪口の内容も、C君の境遇を知れば、C君自身がふがいない、情けないと思っているまさにその状況をついて来るような、批判的な声、です。
○その声の聞こえ方・・・面と向かっては決して言わない
○その声の強弱に関係するC君の要因がある・・・睡眠リズムと睡眠時間に相関あり
○その声の内容・・・一部、C君が明かしさえしなければどう考えても声の主には知ることが論理的に不可能なものがある
などなど...から、<それって、幻声、っていう、「症状」じゃん?>っていう、天ちゃんの論理的な指摘をときどきしてきたのですが...
「(天ちゃん)先生は、また症状って思われるかも知れませんけど、自分には本当に思えるのです。」 って、最近はいつも苦笑いと共に報告してくれます(^^;。
幻声は、時に、薬物療法に抵抗性、つまり、クスリがあまり聞かない場合があります。
ある患者さんは、十数回引越しした挙句、最上階に住むようになったら騒音(雑音)がしなくなって静寂が得られた。
また別の患者さんは、農村地帯で、田んぼの中にポツンとたつ戸建住宅に引っ越して初めて静寂が得られた。
またまた別の患者さんは、「声の主」(と患者さんが思っている)人の方が引越しして出て行ったら、静寂が得られた。
...解決の道は、本当に個性的だったりします。
でも、考えようによっては、誰しも皆、自分が住みやすい環境(住処)を求めているワケで...そういう点では、少しも違ったところはない、とも言えるかも知れません。
ある人は、都会が会っていたり、ある人は田舎が会っていたり、またある人は戸建住宅で、別の人は集合住宅でこそ、心の平穏が得られたり...
(ちなみに、天ちゃんは、自室があまりに整理整頓されていると、落ち着きません...掃除が嫌いなダケナンジャない?なんて言いっこなしですヨォ~~(^^;)
C君のお引越しが、どうか、うまくいきますよ~にm(__)m。
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