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(...つづき(^_^)v)
> このWPとMHの関係について、医学研究はどれくらい知見を集積してきているだろうか?
...ということで、医学文献検索サイトで検索してみました(...と言っても今年の夏に(^^;)。
医中誌Webで、つまり日本語文献では、該当する文献は見つかりませんでした(>_<)。
...検索語を変えて、低収入とか貧困とかってので検索しますと、いくつか研究はあります。
低収入は転倒のリスクが高い、低収入の高齢者ではうつ状態が多いといったものでしたが...。
PubMedで、つまり英語文献を検索してみると、160余りの文献が検索され...
タイトルと抄録を読んだところ、11文献が、知りたいテーマを扱っていました。
...って書き方のお作法(?)は、EBMの常套句、です(^^;。
(一般読者の方には、どうでもいいことかも知れません(?)(^^;)
クロス・セクショナルな...横断研究(一時点での調査研究)が多いのですが...コホート研究(フォローアップ研究、縦断研究)もいくつかありました。
(注:横断研究は、一時点で、WPとMH状態とを測定していますので、どちらが原因でどちらが結果か分からない欠点があります。フォローアップ研究では、先にWPを測定しておいて、一定期間後にMH状態を調査して、先のWPと後のMH状態との関係を分析するので、原因と結果が実は逆?っていうことはクリアーできます。)
11文献をまとめますと...(EBMでは、ここでエビデンス・テーブルってのを示すのが常套手段ですが...(^^;)
WPそれ自体、うつ病やうつ状態の小~中程度の原因であると考えられる。
...ってのが結論です(^^;。
小さい原因・・・たとえば、受動喫煙は肺がんの小さい原因であることが確立されています。
中程度の原因・・・胸部放射線高被爆は乳がんの、多量飲酒は骨粗しょう症の中程度の原因であることが確立されています。
ただし、米国人のデータで、ですけど...
それだけでなく!
低所得、非正規・パート、独身、(低)学歴、喫煙、女性、シングルマザー、ダブル(トリプル)ワーク、オンコールワーク、(悪玉の)労働ストレス要因、それと面白いことに(?)住んでいる地域の収入格差、といったリスクファクターが、WPに重なれば重なるほど、うつ病やうつ状態のリスクが、掛け算方式で高まる...とする医学研究の知見が出されてきています。
また、うつ病やうつ状態は、貧困・無職(失業)の原因ともなる...WPとうつ病・うつ状態は、つまり、ニワトリとタマゴの関係にあることを解明した研究も(一報だけですが)ありました。
要するに、ワーキングプアはメンタル不全と密接に結びついている、というのが医学研究の示唆するところ、とまとめられるでしょう。
(つづく...)
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