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過去に、教職員のメンタル不全も悪化していること、教職員のメンタルヘルスをテーマにした小さな研究会が予定されていることを記事にしました。
◆過去記事◆
教職員のメンタル不全も増加中:http://blog.m3.com/tenchanoffice/20070411/3
養護学校教諭はリスクが2倍:http://blog.m3.com/tenchanoffice/20070629/2
上記記事の補足です:http://blog.m3.com/tenchanoffice/20070702/_afcp_1
教職員のメンタル不全学習会:http://blog.m3.com/tenchanoffice/20070809/1
天ちゃんは、その研究会には、事情で参加できなかったのですが...
今年4月に実施された、全国学力調査、の結果が、各マスコミを賑わわせている(?)...
その今夜、上記研究会の概要について、情報を入手する機会がありましたので、一部、ご紹介したいと思いま~す。
(ちこ さん、この記事をご覧になってくださるカナ?)
以下は、現場の教職員代表からの発言です。
教員は、授業以外に多様な仕事をかかえている。たとえば、小学校では、子どもが帰ると、職員会議、学年会議、校務分掌会議、研修推進委員会、児童会の各種委員会活動、研修部会など、子どもと遊ぶ時間もとれないほど会議がある。
確か...OECDのデータだったと思いますが、日本の小学校の先生は、他国と比べて、授業時間数が圧倒的に少ない。
少ないけれども、長時間労働で、多忙である、という特徴が指摘されていて、なるほどその通り! なんですねぇ。
中学校でも、会議の多さは同様のようです。
管理職による、パワーハラスメント(和製英語;=モラル・ハラスメント)も増えている、そうです。
こうした変化は、2002年の学校完全5日制以降、顕著になってきたそうです。
某県の教職員の場合、労基法通りに、時間外勤務手当を試算してみたら、時間外手当(超勤手当)が、年額580億円にもなった(@_@;)。
研究会では...この現場の声を裏付ける、教職員の大規模サンプルを対象にした、調査研究の結果も紹介されていました。
一言でまとめれば、長時間過重労働。
9割が勤務時間中に休憩が取れない。取れたとしても、その3分の2は20分未満。
4人に1人が、睡眠時間6時間未満。
半数が、1日の持ち帰り残業時間が2~3時間。
どこまでが仕事で、どこからかが仕事でないか、学外職務がどこまで仕事なのか? その線引きが難しい。
長時間過重労働で、全国学力調査結果をザッと見ても...正答率など相当高く、PISAの結果でも、日本はよく奮闘している...と思います。
対GDP教育予算割合は、OECD中最下位レベル。
結局、少ない人手で、その人での熱意とボランタリー精神(?)で、この国の教育が支えられている。
天ちゃんたち、医師の状況、医師の労働と大変良く似ている、と感じます。
ストレスの原因では...
8割前後の対象者が、回答していた項目では、「保護者・地域との関係の複雑化」、「児童・生徒の授業態度の変容」でした。
モンスターペアレントとか、モンスターペイシェントとかいう表現を、報道等でも目にするようになりました。この点でも、医師、教師は大変似た状況に置かれているのだと感じます。
それが裏付けられている結果と言えるでしょう。
幸い...天ちゃんが責任を負っている小学校では、今のところこういった話は聞きません。
(http://blog.m3.com/tenchanoffice/20070426/PTA_、http://blog.m3.com/tenchanoffice/20070521/1)
精神科治療技法の中に、集団精神療法とか、社会リハビリテーション、コミュニティーケア...といった、集団・地域を介入対象とするものが確立されています(^_^)v。
細かなことは抜きにすれば、集団や地域の構造化をすることと(ルール作りをすると言ってもいいです)、構成員の支えあい力を高める、そういうアプローチを治療者がする(その責任を果たす)、ってぇのが要点です。
医療も教育も、お金をどれだけかけられるか(もちろん、個人が、デハナク、国が、ですが)が、本質的に重要です。
でもその一方で、上記の要点をあてはめれば...
同時にできること、要は労働基準法・労働安全衛生法(ローアン、ですネ(^_^)v)を現場に徹底させる。
病院管理者、教育委員会(その代理者である学校長)は、その責任を果たす。
さらに、マスコミ、その情報を消費する国民が、サポート力を発揮してほしい。
そう強く願う、天ちゃん、でしたm(__)m。
もちろん! 企業経営者もネ↓↓m(__)m
(いつもの(?)JRの駅の壁に貼られていたポスター(^^;)
◆過去記事◆
学校にローアンの風を:http://blog.m3.com/tenchanoffice/20070726/1
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コメント
コメント一覧
教職員の精神疾患による休職に関しては、地元紙でも最近記事があり、
それによると、40代50代のベテラン教員の罹患率(休職率)が飛び抜けて高い、
また、休職期間は40台で1年以上が最多・・・と長期にわたり、
教育の空洞化が心配されていました。
我が夫も、「パワハラ」と言っていい転勤圧力を受け、
退職を目前にして普通科から職業科に意に反して転勤となりました。
当然モチベーションが下がり、これまでのスキルを全く生かせない仕事に嫌気がさして、
早期退職を望みましたが、家庭の経済状態で思いとどまり、
今はただ、貝のように毎日勤務し、休日は部活指導に行ってます。
残業手当も休日出勤手当てもつかないのに毎日帰宅は9時10時、土日も休みなしです。
夫は鬱になりませんでしたが、同じ状況で反応性鬱病になってもおかしくないですね。
バブル期にウハウハだった民間企業勤務のご主人を持つ奥さんが、
バブル崩壊後、「公務員はいいわね~、首も降格もなくて」と言いましたが、
バブル期にいい目をしたわけでもなく、淡々と積み重ねてきた仕事を奪われて、
何がいいもんかと思います。
私の勤務先の精神科診療所の患者さんで、一番多いのが、自治体職員です。
地方自治体も危機に瀕しています。皮肉なものです。
ハハハ(^^;、ありがとうございます。
> 夫は鬱になりませんでしたが、同じ状況で反応性鬱病になってもおかしくないですね。
ナントそんな境遇に曝されていたのですか(@_@;)
ご主人のコーピングは大したものだったのでしょうネェ。
それと、家族力も...かな?
逆風が吹きまくっているときに、どう本人も、周りも振舞えるか、立ち回れるかですから。
今はただ、貝のように...
ご主人の心中、勝手に想像しています。
教職も、医師と同様、プロフェッショナル、でしょうから...原点に帰るのがいいだろうと思ってもみます。
来年から大学院で臨床心理を学ぶ学生です。
教職員のメンタルヘルス問題,これからもっと取り上げられるでしょうね。
事務処理・モンスターペアレント対策などなど
ますます大変になるだろうな,と感じます。
ただ,40代50代の罹患率が高いとのことは驚きました。
私はこれから若手の罹患率もぐーーんと跳ね上がる気がしてなりません。
大都市圏では近年ものすごい勢いで大量採用されています(特に小学校)。
そうして採用された若い先生方は,ベテランの先生方から「若いんだから・・」の一声で,多くの雑務を押し付けられているという現状があります。
昔の採用氷河期により,30代の教師がいないため,なんでも押し付けられてしまうという説も…
またとあるTV番組にて,有識者とされるタレントさんが,
「精神疾患に罹るような精神的に弱くて無責任な人間の採用するな」
と豪語していました。
悲しい発言ですね。
もう少し,教師の現場の実情を理解してもらえる方法はないのかと考えてしまいます。
乱文失礼致しました。
> またとあるTV番組にて,有識者とされるタレントさんが,
> 「精神疾患に罹るような精神的に弱くて無責任な人間の採用するな」
> と豪語していました。悲しい発言ですね。
そのタレントさんが、無知で無恥なことを、さらけ出しただけなんですけれども。
miolemonさんのコメントを読む限り、マイナスの影響力が大きい発言だったようですね。
こういう発言を野放しにしている、そのTV局と言うべきなのか(?)、マスコミと言うべきなのか...
悪者探しを始めると、抗議しない「大衆」や精神疾患を抱えた患者さんや精神科医にも(!)、責任はあるってことになっちゃうのですが...(^^;、理屈の上では...。
(miolemonさんにも...(?))
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