天ちゃん
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今日も、メッチャ、暑かったですネェ~。

中越沖地震の被災者のみなさんは大丈夫かなぁ~? なんて、ちょっと離れた地で、思いを馳せるしかできない、天ちゃんですm(__)m。
http://blog.m3.com/tenchanoffice/20070717/2

外来では...「おアツウございま~す」が、診察の導入になっている今日この頃(^^;。

この週末...いくつもの媒体で目にしたのが、
「こころの健康(自殺対策)に関する世論調査」(内閣府、平成19年8月)に関する記事で~す。

たとえば...(全文引用しますm(__)m)

自殺の相談窓口、認知度は2、3割 内閣府調査

2007年08月05日13時09分

自殺への関心は高いものの、自殺する人の心理については理解が浅く、相談窓口の存在を知っている人は2、3割――。
政府が初めて実施した「こころの健康(自殺対策)に関する世論調査」で、こんな国民意識が浮かび上がった。警察庁によると、自殺者は06年まで9年連続で3万人を超えており、内閣府は「相談機関の周知を進めていきたい」としている。
調査は個別面接今年5月に20歳以上の3000人を対象に実施し、有効回収数は1728人。それによると、自殺者が年間3万人を超えていることについては、66%が「知っていた」と回答した。
ただ、「自殺を口にする人は本当は自殺をしない」との問いに50%が「そう思う」とし、58%が「自殺は覚悟の上の行為」と答えた。実際はいずれもそうとは限らず、内閣府では「正しい知識が広がっていない」と分析している。
保健所、精神保健福祉センターに設置されている相談窓口についても、「知っていた」との回答が保健所で34%、センターが20%とほとんど知られていなかった。相談体制を整備するうえで重要と考える自殺要因としては「いじめ」が48%、「失業」が34%、「介護」が34%だった
[出所:http://www.asahi.com/national/update/0805/TKY200708040259.html]

...で、この記事の元になった調査報告を入手できないかなぁ~って...
友人に連絡しましたところ。

ナント! 酷暑の中、セキュリティーの厳しい(!?)内閣府に出かけて行って、さっそく天ちゃんに送ってくださいましたぁ~!m(__)m

この場を借りて、いつも、アリガトウ!m(__)m

今、確認しましたら...
ウェブ上で、もう読むことができるようになっていま~す♪
http://www8.cao.go.jp/survey/h19/h19-jisatsu/index.html

実は...10年位前に、天ちゃんたちも、項目の重なる調査(アンケート調査でしたけど(^^;)を実施していました。
(さすが、内閣府の調査! 調査員による面接調査ですから(^^;)

対象は、220人の事務系職員で、天ちゃんたちの調査の回収率は95%(!)でした。
(回収率は、だんぜん、天ちゃんたちの方が良かったですけど...って何で張り合ってんだろ?(^^;)

いくつかご紹介しましょう(^_^)v。
みなさんも、ご自身の知識確認をなさってみては?(^^;

1.自殺を考えている人は死ぬ覚悟が確固としていて、自殺予防は不可能である。
正解は「誤り(×)」で、当時の正答率は92%。
上記記事の、「自殺は覚悟の上の行為」に58%が「そう思う」と答えたとのことなので、8年前のこの事業所の職員の方の方が、正しい知識をもってらっしゃった、と言えるのでしょう。

2.大部分の人は自殺の直前に精神的問題を認めない。
正解は×で、当時の正答率は64%

3.自殺をほのめかす人は実際には自殺しない。
正解は×で、正答率は71%。「ほのめかし」は、自殺のサインそのもの、です。
上記記事の、「自殺を口にする人は本当は自殺をしない」に50%が「そう思う」と答えたそうですから...この8年間で、国民の知識が後退した??

4.自殺の前に事故(交通事故やケガなど)を繰り返す人がいる。
正解は「正しい(○)」で、事故傾性(ジコケイセイ)として知られ、当時の調査の正答率は41%。

5.自殺はある日突然まったく何の前触れもなく起きることがほとんである。
正解は×で、正答率は84%。大抵の場合、自殺のサインが認められます。

...(中略)... 

9.いったん自殺の危険が過ぎたら、二度とそのような行為をくりかえすことはない。
正解は×で、95%。

(中略)

12.自殺の流行現象などない。単なる偶然の一致にすぎない。
正解は×で、77%。

13.自殺した人のほとんどは生前に精神科治療を受けている。
正解は×で、正答率98%

14.突然に死ぬ危険が低い方法で自殺を図った人(例は略)でも、その後、自殺によって生命を失う危険は高い。
正解は○で、正答率68%。
(注:なお、この調査の結果は、某英文誌と精神科以外の医師向けの雑誌に、報告したことがありま~す。)

内閣府も「正しい知識が広がっていない」と分析しているように、天ちゃんたちも、まずは、自殺予防行動や援助を求める行動をとってもらえるようにするためにも、正しい知識の普及が必要!って考えるっていうのが、某論文の結論でした(^^;。

内閣府の今回の調査でも、わが国自殺者数増加に寄与の大きい男性の方が
もしも仮に自分自身の「うつ病のサイン」に気づいたとき、自ら精神科の病院へ相談しに行こうと思うかでは、「思う」と答えた者の割合が少なくなっています。
この、男性が「援助を求める行動」を採る傾向が低い点は、いくつものわが国の精神医学研究で指摘されている点です。

内閣府の世論調査の結果には、ざっと目を通しましたが、みなさんにも知っていただきたい点など、今後、記事にしたいと思います。

なお、報告書の内容を引用した場合は、掲載部分の写しを内閣府大臣官房政府広報室世論調査担当まで送付することになっています。
FAX:03-3580-1186

  • 内閣府の世論調査の結果は、そのまま引用なさるのであれば、自由に引用していただいて構いません。
  • 引用された場合には、大変お手数ですが、引用された部分の写しを、内閣府政府広報室の世論調査担当までご送付ください。
  • お送りいただいた資料によって、どのような場面でどのように世論調査の結果を使って頂いているかを確認し、今後の世論調査の参考にさせていただきます。
    http://www8.cao.go.jp/survey/faq.html#riyou
  • ...とのことですので。
    この頁を打ち出して、近々に、FAX(でいいのかな?)しようおっっと(^^;。

    ...それにしても、正しい知識の普及は、何も、精神科医だけの役割とは思いませんが...
    今回の世論調査の結果を見ても、精神科医1万2千人分の1の責任を強く感じた、天ちゃんでした...。
    (患者さんは増える一方なので、臨床で目いっぱいだったりする、ってのはエクスキューズです(^^;。)

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