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寛解期後期と対応

天ちゃん / 2007.07.06 18:45 / 推薦数 : 2

昨日の記事を書いていて...統合失調症シリーズ、の続きを書かないと...(@_@;)。

...と言うわけで(^^;、1ヶ月ぶり(!)に続きを書きます(^^;。

◇以前の記事◇
シリーズの以前の中間まとめは...このブログの左欄のリンク集内の...
1周年のまとめの記事 http://blog.m3.com/tenchanoffice/20070428/_m____m1
の中にまとめています(^_^)v。
その後の経過と対応については...
臨界期の治療 http://blog.m3.com/tenchanoffice/20070513/2
臨界期の治療(続) http://blog.m3.com/tenchanoffice/20070523/1
臨界期の治療(続々)  http://blog.m3.com/tenchanoffice/20070524/1
臨界期の治療(4) http://blog.m3.com/tenchanoffice/20070531/1
寛解前記と対応 http://blog.m3.com/tenchanoffice/20070604/2

ちょっと強迫的(?(^^;)ですが...寛解期(回復期)後期と対応について、触れそびれています。

1回の統合失調症エピソード経過図の終わりの部分、に当たります。
全体の経過図http://blog.m3.com/tenchanoffice/20070207/1

寝たり起きたりの生体リズムも整ってきます。
昼間寝ても夜も寝られる...という現象が見られるのは、寛解期前期、ですが...
昼寝は、ほとんど必要なくなってきます。
逆に、昼寝をすると、夜の睡眠の状態が悪くなるようになってきます。
食欲も、だんだん、健康時のものに近い感じになってきます。
統合失調症陽性症状がいくらか残ってしまう患者さんも多いですが...
典型的には、統合失調症の諸症状は、消失した状態。
陽性症状についてhttp://blog.m3.com/tenchanoffice/20061221/1

ユックリ、十分休めた、そろそろ何かしたいナァ~ってカンジが、患者さんのウチから自然に沸いてきます。

入院治療にせよ、在宅で外来通院治療にせよ、仮の座標軸、という生活構造の中で、
暮らして来ていた患者さんですが...

当然、仮の座標軸から、現実のリアルな生活に戻していく時期になります。

発症再発前の、生活課題に焦点の当たってくる時期です。

受検勉強で睡眠時間を削るうちに発症した患者さんなら、当然に受験勉強とか入試が気になってきます。
夫婦関係がギクシャクしたことで再発した患者さんなら、またギクシャクし出したりしやすくなり、
夫婦関係のことが気になってきます。

仮の座標軸の限りにおいては、丸で忘れていたかのような、患者さん個々独自の生活課題が、
再び患者さんの前に、壁として問題として、立ちはだかって来る...そんな時期です。

そういう現実、夢か現(ウツツ)かの現が、急にリアルに見え出す、気になりだす、としたら...
たまったもんじゃありませんヨネ?(>_<)

もちろん、この時期に、一見スッカリ発症再発前の生活課題を、忘れてしまっている
そんな風に見える患者さんもおられます。
その場合も、退院に向け、外泊を繰り返すうちに、結局、段々と、あるいは突然に、
その独自の生活課題に直面してくる、あるいは直面してしまうことになります。

ですから...
患者さん個々独自の生活課題を同定し、共有し、その生活課題は当面、中~長期目標と設定し、
個人面接の中で、患者さんと共に、その生活課題達成までの道筋作りをすることが多いです。
必要があれば、個人面接で策定したプランを、治療チームのスタッフと共有し、
患者さんのアシストを頼みます。

もちろん、統合失調症エピソードを経た末に、
生活課題の達成を諦め、別の課題が浮上してくる患者さんもいます。
別課題に飛びついちゃったように見える患者さんもいます。
でも、これは少数派です(^^;。

ごく稀に、生活課題を見失ってしまって、当面どう生きたらいいか?
生き方探しに入る(?)患者さんも、います。

もう、記事をお読みになって、賢明な読者はお気づきかと思いますが...
寛解期後期の対応は、患者さんひとり一人の顔が違うように、実に多種多様ってカンジ、です。

統合失調症エピソード経過図にも書いたように...
本格的なリハビリテーションを開始する時期です。
徐々に体を動かす、徐々に頭を使う、徐々に発症再発前の暮らしぶりに戻していく...
そういった作業を、一方で進めていく時期、それが寛解期後期、です。

...急に生活課題に直面し戸惑ってしまったり、リハビリテーションの速度も、その患者さんにとって、
適切でないと、一挙に、症状再発してしまうことも、稀ではありません。

本格的に再発するのでなく、統合失調症症状がくすぶったように残っているとき、
症状対処する方法を、患者さんと一緒に探す時期でもあります。

もちろん、服薬自己管理を習慣化する時期ですし、継続治療の必要性、再発予防の必要性など
統合失調症そのものについて、十分な心理教育を同時に実施する時期でもあります。
心理教育についてはたとえば:http://blog.m3.com/tenchanoffice/20070227/3

...ということで、まだまだ「経過と対応」については書きたいことはたくさんありますが、
いわば、統合失調症の治療シリーズ、とでも呼ぶべきこのシリーズ。
今日の記事で、一旦完結、ということにしたいと思います(フゥ(^^;)。

疾患シリーズは、これまで、うつ病躁うつ病を扱い、左のリンク欄にリンクを貼っています。
このシリーズの記事の一覧作成は、近々に~m(__)m。

統合失調症については、精神障がいってなぁ~に(?)で、続けて別シリーズ化の予定~♪

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