天ちゃん
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今日、いつものごとく、デイケアで昼食を取りました。

フト、気づいたことがあります。

天ちゃんが昼食を摂りに行き...天ちゃんが昼食のテーブルに着きますと...
それが、丸でスイッチを押したかのように...

「先生、先生、ひとつ質問があるんですけど、いいですか?」
...と決まって声を掛けてくる(>_<)メンバー(デイケアの利用者さんのこと)がいます。

仮に、B君、って呼びます。

下手に(?(^^;)ここで応えちゃうと...

<アレッ? 今日なに食べたっけ?> 状態になってしまいます(^^;。
(食べ終わって、デイケアを後にするまで、放してもらえません(^^;)

そうなることを心得ていてくださる、女性メンバーさんが、天ちゃんの空間で、手を上下させて...
つまり、天ちゃんB君との間を「切って」くれて...(^^;

「食器を洗わなくっちゃいけないんじゃないのぉ~」
って対応してくださいました(^_^)v。

B君は...渋々(?)デイケアのシンク(流し)に行って、食べた食器を洗い出しました。

...数十秒(!)もすると...
「先生、先生、ひとつ質問があるんですけどぉ...いいですかぁ?」
...他のデイケアのメンバーさんたちみんなで、苦笑い(^^;。

そんなB君を診ていて...冒頭の「気づいたこと」。

天ちゃんに、「先生、先生...」って話しているときには、食器洗いの手が止まっている。

食器を洗っている間は、「先生、先生...」とは、決して話さない。

食後のコーヒーを飲もうとして、コップに注ぐときに、床にちょっとこぼしちゃったB君

メンバーから...
「雑巾で拭かなくっちゃぁあ...」
...と言われ、拭いている間はしゃべらない。

天ちゃん、おもむろに実験してみたくなっちゃいました(^^;。
B君さぁ...云々?>

すると、B君
「あのぉ、それはですねぇ...」

何が実験かって?
B君がしゃべっている間、手は動いているのかどうか?
それを観察すること。
関与しながらの観察、です(^^;。)

予測通り(!(^^;)、しゃべてている間は...雑巾を持つ手が止まっています。

これに味をしめた(?)天ちゃん
さっそく、他のメンバーに訊いてみました。

それで分かったことは...
統合失調症を抱えておられるメンバーは、概して、何かと何かを同時並行して処理することが、
難しい
...ってことでした。

それを指摘したら...

「わたしは、そんなのは簡単。シャッシャカ、シャッシャカ、アレもコレもやっちゃう。」
「主婦なんてみんなそうじゃなぁい...?」

...って、
<そうやってシャッシャカ、シャッシャカ、アレもやんなきゃ、コレもこさななきゃってぇなって...
軽躁状態になっちゃうじゃないですかぁ...>

「そうねぇ、あたしの場合、先生、それがマズかったわけでしたわねぇ...(^^;」

コンピューターでも、同時並行処理作業は、むずかしかったっけナァ...
と妙に、気づかせてもらった、天ちゃんでした。

B君の場合、40秒ほど(?)、あることに注意集中すると...
他に、たとえば天ちゃんに質問すること、に注意が移っちゃうんですネェ。
こういうのを、注意の転導(テンドウ)性の亢進(コウシン)って言います。

今何をしているのか、何をし続けなければならないのか、それを記憶している力。
そういう記憶力のことを、ワーキング・メモリーって言います。
B君は、割合重い、ワーキングメモリーの障がいがあるとも捉えられるでしょう。

注意の転導性の障がい、ワーキングメモリーの障がいは...、
統合失調症中等度認知機能障がい、として知られています。

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